JPH0594433U - 屋上断熱防水材 - Google Patents

屋上断熱防水材

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JPH0594433U
JPH0594433U JP4222392U JP4222392U JPH0594433U JP H0594433 U JPH0594433 U JP H0594433U JP 4222392 U JP4222392 U JP 4222392U JP 4222392 U JP4222392 U JP 4222392U JP H0594433 U JPH0594433 U JP H0594433U
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JP
Japan
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heat insulating
asphalt
roof
waterproof material
organic
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JP4222392U
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English (en)
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賢太郎 酒井
貞仁 鈴木
健二 高橋
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Inoac Corp
Original Assignee
Inoac Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トーチ工法における施工作業が簡単になる屋
上断熱防水材の提供を目的とする。 【構成】 表面にアスファルトシートが火炎により接着
される屋上断熱防水材において、有機質断熱基板12
と、前記有機質断熱基板12の表面に形成されたアスフ
ァルト層14とからなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、屋上断熱防水材に関し、特にはトーチ工法と称されるコンクリー トビルの屋上断熱防水工法に適した屋上断熱防水材に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コンンクリートビルの屋上には、トーチ工法によって断熱性および防水 性が付与される場合が多い。そのトーチ工法は、図5に示すように屋上のコンク リート50表面に発泡ポリスチレンフォームまたは硬質ポリウレタンボードから なる断熱材56を接着し、その断熱材56表面に防炎シート58を接着して、そ の防炎シート58表面に防水用アスファルトシート52をガスバーナー54の火 炎で加熱しながら接着(溶着)積層するものである。
【0003】 しかし、前記のトーチ工法にあっては、断熱材56表面に直接アスファルトシ ート52を火炎により接着すると、断熱材56が燃焼したり、あるいは炭化して アスファルトシート52の接着を妨げ剥離し易くなる。そのため従来にあっては 、アスファルトシート52の火炎接着時、断熱材56表面に前記防炎シート58 を積層して断熱材56の燃焼、炭化を防止せねばならず、施工作業に手間取る問 題および材料価格が上昇する問題がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
そこでこの考案は、前記トーチ工法における施工作業が簡単になる屋上断熱防 水材の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案は、表面にアスファルトシートが火炎により接着される屋上断熱防水 材において、有機質断熱基板と、前記有機質断熱基板の表面に形成されたアスフ ァルト層とからなる屋上断熱防水材に係る。
【0006】
【実施例】
以下添付の図面に従ってこの考案を詳細に説明する。図1はこの考案の一実施 例に係る屋上断熱防水材の断面図、図2はこの考案の他の実施例に係る屋上断熱 防水材の断面図、図3はこの考案のさらに別の実施例に係る屋上断熱防水材の断 面図である。
【0007】 屋上断熱防水材10,20,30は、有機質断熱基板12,22,32と、ア スファルト層14,24,34とからなる。 有機質断熱基板12,22,32は、板状の合成樹脂発泡体11,21,31 とその表面に接着された面材13,23,33とからなる。
【0008】 合成樹脂発泡体11,21,31は、主に断熱性付与のためのものである。こ の合成樹脂発泡体11,21,31は種々の発泡体からなるが、中でも耐熱性に 優れるイソシアヌレートフォーム、硬質ウレタンフォーム、フェノールフォーム 、発泡ポリスチレンフォーム等が好ましい。またそれらの発泡体は、ガラス繊維 等からなる補強材、あるいは充填剤が含まれていてもよい。合成樹脂発泡体11 ,21,31の厚みは,使用する合成樹脂発泡体の材質、硬さ等に応じて最適の 値にされるが、通常20〜40mmの範囲にされる。
【0009】 面材13,23,33は、主として合成樹脂発泡体11,21,31の表面保 護あるいは防水性向上のためのもので、使用する合成樹脂発泡体の材質等によっ ては、不要とされたり、合成樹脂発泡体の片面に設けられたり、あるいは図1な いし図3のように合成樹脂発泡体11,21,31の両面に設けられたり適宜決 定される。ただ、合成樹脂発泡体11,21,31をイソシアヌレートフォーム またはフェノールフォームのように脆い材質にした場合は、特に有用である。面 材13,23,33としては、ガラス繊維ペーパー、セラミックペーパー、紙等 が用いられる。
【0010】 アスファルト層14,24,34は、屋上断熱防水材10,20,30の表面 にトーチ工法によりアスファルトシートを接着する際に、ガスバーナーの火炎か ら有機質断熱基板12,22,32を保護するため、およびアスファルトシート に対する接着性を良好にするため、さらには防水性をより向上させるためのもの である。このアスファルト層14,24,34は、少なくとも図1のようにアス ファルトシート側表面に設けられるが、有機質断熱基板12,22,32の材質 等によっては、図2のように有機質断熱基板22の両面、さらには図3のように 有機質断熱基板32の全周面に設けられることもある。
【0011】 前記アスファルト層14,24,34は、アスファルト単体あるいはアスファ ルト混合物からなる。アスファルトの例として、ストレートアスファルト、酸化 アスファルト(ブロンアスファルト等)、それらの混合物、またはそれらにタル ク、炭酸カルシウム、酸化カルシウム、硫酸バリウム等の無機充填剤、ゴム類、 樹脂類、ワックス類等の接着力増強剤、柔軟剤、溶融粘度調整剤等の作業性改良 剤を適宜加えたものを挙げる。
【0012】 前記アスファルト層14,24,34の形成は、加熱溶融したアスファルト液 を有機質断熱基板12,22,32表面に塗布し、冷却することにより容易に行 うことができる。前記溶融アスファルト液の塗布は、有機質断熱基板12,22 ,32を直接アスファルト液に漬ける浸漬法により、あるい前記溶融アスファル ト液に一部漬かって回転するロール間に有機質断熱基板を通過させるロールコー ト法等により行うことができる。また、アスファルトを水によりエマルジョン化 し、あるいは溶剤により低粘度化した後有機質断熱基板表面に塗布し、その後乾 燥させることによって形成してもよい。アスファルトの塗布量は、有機質断熱基 板12,22,32の材質、厚み等により異なるが通常300〜900g/m2 の範囲が好ましい。
【0013】 このようにしてなる屋上断熱防水材10,20,30は、図4のようにビルの 屋上のコンクリート50表面に接着され、その屋上断熱防水材10,20,30 表面に直接アスファルトシート52がガスバーナー54の火炎により接着積層さ れる。なお、片面のみにアスファルト層14を有する屋上断熱防水材10にあっ ては、アスファルト層14がアスファルトシート52側となるようにして施工さ れる。
【0014】 次に、この考案の屋上断熱防水材について調べたトーチ工法時の防炎性および 接着性の結果を示す。 用いた屋上断熱防水材は、片面のみにアスファルト層を有する前記図1に示し た構成からなる。合成樹脂発泡体11は厚み20mmのイソシアヌレートフォーム 、面材13はガラス繊維ペーパーからなる。またアスファルト層14は、ストレ ートアスファルト30重量部、ブロンアスファルト30重量部、炭酸カルシウム 40重量部からなる150℃のアスファルト混合液を、ロールコータ法により有 機質断熱基板12表面に塗布量を変化させて塗布し、冷却して形成したものであ る。
【0015】 防炎性の評価は、図4と同様にしてアスファルトシート52をガスバーナー5 4の火炎により屋上断熱防水材表面に接着し、その際に屋上断熱防水材が着火す るか否かを目視で確認することにより行った。また接着性の評価は、前記防炎性 の評価時にアスファルトシート52に浮き上がり、接着不良が有るか無いかを目 視で確認することにより行った。なお比較例として、アスファルトの塗布量が0 g/m2 のものについても同様の評価を行った。
【0016】 結果は次表に示す通りである。表中〇印は良好、△印はやや良好、×印は不良 を示す。表から明らかなように、この考案の実施例に係る屋上断熱防水材は良好 な防炎性と接着性を示した。
【0017】
【考案の効果】
以上図示し説明したように、この考案に係る屋上断熱防水材は、トーチ工法に よる施工時に優れた耐熱性とアスファルトシートに対する優れた接着性を示す。 そのため、この考案に係る断熱防水材を用いてコンクリートビルの屋上にトーチ 工法を施す際、アスファルトシートをガスバーナーの火炎により直接断熱防水材 の表面に接着積層でき、余分な防炎シートを屋上断熱防水材表面に敷設する必要 がない。したがってこの考案によれば、施工作業を簡単にできるとともに、材料 価格を低減できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例に係る屋上断熱防水材の断
面図である。
【図2】この考案の別の実施例に係る屋上断熱防水材の
断面図である。
【図3】この考案の更に別の実施例に係る屋上断熱防水
材の断面図である。
【図4】この考案に係る屋上断熱防水材を用いてトーチ
工法を行う際の断面図である。
【図5】従来の断熱材を用いてトーチ工法を行う際の断
面図である。
【符号の説明】
10 この考案の一実施例に係る屋上断熱防水材 11 合成樹脂発泡体 12 有機質断熱基板 13 面材 14 アスファルト層 20 この考案の別の実施例に係る屋上断熱防水材 30 この考案の更に別の実施例に係る屋上断熱防水材 52 アスファルトシート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 高橋 健二 愛知県安城市今池町3ー1ー36株式会社イ ノアックコーポレション安城事業所内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面にアスファルトシートが火炎により
    接着積層される屋上断熱防水材において、有機質断熱基
    板と、前記有機質断熱基板の表面に形成されたアスファ
    ルト層とからなることを特徴とする屋上断熱防水材。
  2. 【請求項2】 請求項1において、有機質断熱基板が、
    合成樹脂発泡体と該合成樹脂発泡体の少なくとも片面に
    貼着された面材とからなる屋上断熱防水材。
JP4222392U 1992-05-26 1992-05-26 屋上断熱防水材 Pending JPH0594433U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008127910A (ja) * 2006-11-22 2008-06-05 Kaneka Corp 断熱防水構造及び断熱防水工法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55161150A (en) * 1979-06-01 1980-12-15 Tajima Roofing Co Heattinsulating asphalt waterproof board laying method thereof
JPS63308143A (ja) * 1987-06-09 1988-12-15 鐘淵化学工業株式会社 断熱防水施工方法
JPH05133053A (ja) * 1991-11-12 1993-05-28 Asahi Chem Ind Co Ltd トーチ工法用断熱パネル

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