JPH0593793A - 導管封止装置 - Google Patents

導管封止装置

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JPH0593793A
JPH0593793A JP4041974A JP4197492A JPH0593793A JP H0593793 A JPH0593793 A JP H0593793A JP 4041974 A JP4041974 A JP 4041974A JP 4197492 A JP4197492 A JP 4197492A JP H0593793 A JPH0593793 A JP H0593793A
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JP
Japan
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bracket
opening
conduit
steam generator
plate member
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Withdrawn
Application number
JP4041974A
Other languages
English (en)
Inventor
Luciano Veronesi
ベロネシ ルシアーノ
Robert M Wepfer
マツクネス ウエプフアー ロバート
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CBS Corp
Original Assignee
Westinghouse Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Westinghouse Electric Corp filed Critical Westinghouse Electric Corp
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Withdrawn legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L55/00Devices or appurtenances for use in, or in connection with, pipes or pipe systems
    • F16L55/10Means for stopping flow from or in pipes or hoses
    • F16L55/12Means for stopping flow from or in pipes or hoses by introducing into the pipe a member expandable in situ
    • F16L55/128Means for stopping flow from or in pipes or hoses by introducing into the pipe a member expandable in situ introduced axially into the pipe or hose
    • F16L55/136Means for stopping flow from or in pipes or hoses by introducing into the pipe a member expandable in situ introduced axially into the pipe or hose the closure device being a plug fixed by radially expanding or deforming a split ring, hooks or the like
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F22STEAM GENERATION
    • F22BMETHODS OF STEAM GENERATION; STEAM BOILERS
    • F22B37/00Component parts or details of steam boilers
    • F22B37/02Component parts or details of steam boilers applicable to more than one kind or type of steam boiler
    • F22B37/22Drums; Headers; Accessories therefor
    • F22B37/221Covers for drums, collectors, manholes or the like
    • F22B37/222Nozzle dams introduced through a smaller manway, e.g. foldable
    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21CNUCLEAR REACTORS
    • G21C13/00Pressure vessels; Containment vessels; Containment in general
    • G21C13/02Details
    • G21C13/06Sealing-plugs
    • G21C13/067Sealing-plugs for tubes, e.g. standpipes; Locking devices for plugs
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 蒸気発生器の一次冷却材フロー・ノズルのよ
うな導管を封止する遠隔操作で取付け可能な導管封止装
置を提供する。 【構成】 蒸気発生器は、各フロー・ノズルの内面30
0を含む蒸気発生器の内部への接近を可能にする比較的
小径の人道穴又はマンホールを有し、この開口部の直径
は各フロー・ノズルの内径よりも実質的に小さい。封止
装置は、ノズルの内面300に密着する外面420を備
えたブラケット410を有する。また、ブラケット41
0は、長さ方向に貫通した複数の開口部440及び各開
口部440と連通状態にある横方向に設けられた複数の
スロット425を有する。人道穴を通過するような寸法
形状の複数の一体型プラグ450が、各開口部440を
密封的に塞ぐ。各プラグ450は、ブラケット410に
連結するため、ブラケット410のスロット425に係
合するよう動作できる複数のアーム620を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般に導管を封止する
ための装置に関し、より詳細には原子炉用蒸気発生器の
一次側ノズルを封止するための一体型プラグを備えるノ
ズル・ダムに関する。なお、本発明はウエスチングハウ
ス・エレクトリック・コーポレイションと米国エネルギ
ー省との間で交わされた契約(番号DE−AC03−8
6SF16038)に基づく事業の遂行中に得られたも
のである。米国政府は本出願の権利及びその結果として
の特許権を有する。
【0002】
【従来の説明】技術の現状を説明する前に、まず最初
に、代表的な原子炉用蒸気発生器の構造及び動作原理の
概要を説明することが有益である。この点に関し、代表
的な原子炉用蒸気発生器は一般に、垂直に向いたシェル
及びシェル内に配置された複数本の逆U字形細管又は伝
熱管を有する。原子炉の炉心によって加熱された加圧状
態の放射性一次流体(例えば、水)が細管内を流れてい
る間、温度のより低い非放射性の二次流体(即ち、水)
が細管の周りを循環して流れている。蒸気発生器はさら
に、入口プレナム室及び出口プレナム室を画定する下部
プレナムを有している。各逆U字形細管の第1の脚部は
入口プレナム室と流体連通状態にあり、各逆U字形細管
の第2の脚部は出口プレナム室と流体連通状態にある。
一次流体を入口プレナム室に送り込むための一次側入口
ノズルが入口プレナム室と流体連通状態で下部プレナム
に取り付けられている。さらに、一次流体を出口プレナ
ム室から流出させて後述のような態様で蒸気発生器から
流出させるための一次側出口ノズルが出口プレナム室と
流体連通状態で下部プレナムに取り付けられている。ま
た、蒸気発生器は、下部プレナムに設けられていて、入
口及び出口プレナム室に接近させて蒸気発生器内で保守
を実施できるようにするための複数の比較的小径の人道
穴を有する。この典型的な原子炉用蒸気発生器では、各
人道穴の直径は、一次側入口及び出口ノズルの内径より
も実質的に小さい。
【0003】蒸気発生器の運転中、炉心によって加熱さ
れた一次流体は炉心から一次側入口ノズルを通り入口プ
レナム室に流入する。次に、一次流体は各電熱管の第1
の脚部の中に流入し、各細管の第2の脚部から流出し、
次に出口プレナム室に流入し、次いで一次側出口ノズル
から流出する。さらに、一次流体が一次側出口ノズルを
出ると、原子炉炉心に戻されて再び加熱される。一次流
体が細管を通って流れているときに熱は一次流体から二
次流体に伝達され、原子力発電分野で周知の方法で蒸気
が生じることは理解されよう。かかる原子炉用蒸気発生
器は、1978年3月21日にロバート・エー・ヒック
マン(Robert A.Hickman)氏等に付与された「蒸気発生
器スラッジ除去システム(Steam Generator Sludge Rem
oval System)」と題する米国特許第4,079,701
号に詳細に示されている。
【0004】定期的に、燃料交換のため炉心の運転を停
止する必要がある。そのときに、蒸気発生器の保守作業
を行なうことが有利である。たとえば、かかる保守作業
の例としては、劣化の可能性のある蒸気発生器細管の施
栓及び(又は)スリーブ補修、或いは、蒸気発生器の除
染が挙げられる。保守作業の際、原子炉は、一次流体が
蒸気発生器の一次側入口及び出口ノズルの高さ位置より
も低いレベルまで部分的に排出される。しかしながら、
理解されるべきことは、原子炉は絶対に、炉心がむきだ
しになるレベルまでは一次流体が排出されてはならない
ことである。また、原子炉から流体を部分的に排出させ
るこの方式では、伝熱管、入口プレナム室及び出口プレ
ナム室からも一次流体が排出される。一次流体を伝熱
管、入口プレナム室及び出口プレナム室から排出した
後、ノズル・ダムを比較的小径の人道穴に挿入通過さ
せ、一次側の入口ノズル及び出口ノズルに嵌め込んでノ
ズルを塞ぐ。これらのノズル・ダムを一旦定位置に配置
すると、原子炉及び燃料交換キャビティを一次流体で再
充填して燃料交換作業を行うことが可能となるが、その
際、ノズル・ダムにより放射性の一次流体の液位が上昇
して蒸気発生器の下部プレナム内へ流入することは防止
されるので、蒸気発生器の下部プレナム内における保守
作業が邪魔されることは無い。また、ノズル・ダムを一
旦取り付けると、蒸気発生器に化学的な除染作業を施す
ことができるが、この場合にも、一次側の入口及び出口
ノズルはノズル・ダムによって閉鎖されているので、蒸
気発生器の除染中に除去された放射能汚染物質で原子炉
容器が汚染されることは無い。さらに、蒸気発生器の保
守の実施と炉心の燃料交換を、順次実施するのでは無
く、これらを同時に実施することはコストの面で有利で
ある。燃料交換中又は蒸気発生器の保守中は、炉心を作
動停止する必要があるので、確かにコスト面で有利であ
る。当然のことながら、炉心が停止している限り、収益
をもたらす発電は行われない。炉心の停止により毎日、
約200,000ドルの収益減となる。したがって、原
子炉の燃料交換作業と蒸気発生器の保守作業を同時に実
施すれば、炉心の運転停止時間が短くなり、それによ
り、そうしない場合に失われる一日当たり約200,0
00ドルの収益の一部を取り戻すことができる。
【0005】上述のように、人道穴は一般的には一次側
ノズルの内径よりも実質的に小さい。したがって、当該
技術分野では、比較的小径の人道穴を通過するよう折り
曲げることができ、次に、展開して一次側ノズルに嵌め
込むことができる折曲げ可能なノズル・ダムを用いるこ
とが必要であった。かかるノズル・ダムのエラストマー
製シールは、ノズル・ダムの折曲げ及び展開時に応力、
例えば、曲げ応力を受ける。ノズル・ダムの折曲げと展
開を繰り返すと、シールがノズル・ダムの折曲げと展開
の繰り返し時に曲げ応力をうけてから時間の経過により
封止力を失う恐れが高くなる。
【0006】蒸気発生器用ノズル・ダムは公知である。
かかるノズル・ダムの一例が、1987年6月9日に発
行され、本出願人に譲渡された発明の名称が「デュアル
・シール・ノズル・ダム及びそのための位置合せ手段
(Dual Seal Nozzle And Alignment Means Therefor)」
である米国特許第4,671,326号(発明者はジョ
ン・ジェイ・ウイルヘム(John J. Wilhelm et al))に
記載されている。この米国特許は、2つの側部にヒンジ
留めされた中央部分を備えた折曲げ可能な円形のシール
・プレートを含むシール組立体を開示している。シール
・プレートは、ノズル・ダムを比較的小径の蒸気発生器
の人道穴に挿入通過させるような折曲げが可能である。
また、この米国特許によれば、作業員が蒸気発生器内に
居る状態でノズル・ダムを折り曲げて一次側ノズルに通
す。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】かくして、上述の米国
特許はノズル・ダム装置を開示しているが、ノズル・ダ
ム及びプラグの折曲げ及び展開を必要としないで、遠隔
操作で比較的小径の蒸気発生器の人道穴を挿通させるこ
とができるようなノズル・ダムを開示していない。
【0008】本発明の目的は、例えば原子炉用蒸気発生
器の一次側ノズルのような導管を封止するための遠隔操
作で取付け可能な装置を提供することにある。
【0009】
【発明の効果】本発明は、ノズル・ダムを比較的小径の
人道穴に通すためにノズル・ダムの折曲げ又は分解を行
い、次に、作業員が蒸気発生器の放射性環境に入ってノ
ズル・ダムの展開又は組立を行ってノズル・ダムを一次
側ノズル内に取り付けることが必要とされないという利
点がある。
【0010】
【課題を解決するための手段】蒸気目的に鑑みて、本発
明の要旨は、円周方向内面を備えた導管を封止する装置
であって、導管の円周方向内面に係合する円周方向外面
を備えたブラケットを有し、該ブラケットは、これを貫
通して設けられた開口部及び該開口部と連通状態にある
スロットを有し、ブラケットの開口部を密封的に閉塞す
るプラグが該開口部内に設けられ、プラグは、ブラケッ
トに連結されるようブラケットのスロットに係合できる
ことを特徴とする導管封止装置にある。
【0011】より具体的には、原子炉用蒸気発生器の一
次側ノズルを封止する一体型プラグを備えたノズル・ダ
ムが提供されている。好ましい実施例では、ノズル・ダ
ムは、ノズルの内面にぴったりと係合する外面を備える
ブラケットを有する。また、好ましくは、例えば蒸気発
生器の製造中にノズルの内面に先に取り付けられている
ブラケットは、長さ方向に貫通する複数の開口部及び各
開口部と連通している横方向に設けられた複数のスロッ
トを有する。一体型プラグはブラケットの各開口部と関
連し、各開口部を密封自在に塞ぐため関連の各開口部内
にぴったりと嵌め込まれる。
【0012】各プラグは、プラグをブラケットに連結す
るためにブラケットのスロットに係合するよう動作でき
る複数の摺動自在な細長いアームを含む。プラグは、ブ
ラケットの各開口部内に配置されている第1のプレート
を更に有し、第1のプレートは長さ方向の第1のネジ付
きボア及び複数の実質的に滑らかな横方向チャンネルを
有し、各チャンネルは、各プラグの一部である関連のア
ームをぴったりと密封自在に受け入れることができる。
プラグは、ブラケットの頂面に取り付けられると共に第
1のプレートに隣接して同軸状に配置された第2のプレ
ートを更に有する。第2のプレートは、長さ方向に貫通
して設けられた第2のネジ付きボアを有する。第1のプ
レートと第2のプレートを互いに連結するための回転自
在なネジ付きシャフトが第1及び第2のプレートのネジ
付きボアを貫通している。より詳細には、シャフトは、
第1のプレートの第1のネジ付きボアに螺合する第1の
ネジ付き部分と、第2のプレートの第2のネジ付きボア
に螺合する第2のネジ付き部分とを有する。シャフト
は、その第1のネジ付き部分と第2のネジ付き部分との
中間に第3のネジ付き部分を更に有している。第1のプ
レートの第1のボアのネジ山は第2のプレートの第2の
ボアのネジ山よりも「細目(fine) 」であり、従って、
第1のプレートと第2のプレートはシャフトの回転につ
れ動くようになる。すなわち、第1のネジ付き部分及び
第2のネジ付き部分のネジ山の方向は同一であるが、ピ
ッチが異なっており、従って、シャフトの回転につれ第
1のプレート及び第2のプレートは、シャフトの回転方
向に応じて互いに近づくか、或いは一段と離れるように
なる。シャフトの第3のネジ付き部分のネジ山は、後述
の理由により、シャフトの第1のネジ付き部分及び第2
のネジ付き部分のネジ山と反対の方向に設けられてい
る。
【0013】プラグは蝶ナットを有し、この蝶ナット
は、長さ方向に貫通して設けられていて、シャフトの第
3のネジ付き部分に螺合するネジ付きボアを有する。蝶
ナットは、横方向に貫通して設けられていてカム面を定
める所定輪郭の穴を更に有する。摺動自在なアームは各
々、第1のプレートのそれぞれ関連のチャンネル内に摺
動自在に配置されており、各アームは第1の端部及び第
2の端部を有し、第2の端部は、ブラケットの横方向ス
ロットに係合するような寸法に設定されている。蝶ナッ
トの穴によって構成されているカム面の輪郭に摺動自在
に係合する丸カムが、アームの第1の端部に一体的に取
り付けられている。シャフトの回転につれ、蝶ナットは
シャフトに沿って螺合状態で動く。蝶ナットがシャフト
に沿って螺合状態で動くにつれ、蝶ナットのカム面がカ
ムに摺動自在に係合し、かくして、アームはチャンネル
内を摺動する。というのは、カムはアームに取り付けら
れているからである。アームがチャンネル内で摺動する
と、各アームの第2の端部はブラケットの関連のスロッ
トに摺動自在に係合し、プラグをブラケットに連結す
る。
【0014】本明細書は、本発明の保護範囲を記載した
請求項を含んでいるが、本発明の内容は、添付の図面と
関連して以下の説明を読むと一層深く理解されるものと
考えられる。
【0015】
【実施例】原子力発電所は、熱を発生させる原子炉と、
原子炉と熱交換関係にあって蒸気を発生させる蒸気発生
器とを有する。蒸気発生器には、一次側入口ノズル及び
一次側出口ノズルが取り付けられている。時々、蒸気発
生器の保守を行なう必要がある。この保守を安全に且つ
申し分なく行なうためには、まず最初に、蒸気発生器の
一次側入口ノズル及び一次側出口ノズルを密閉すること
が賢明である。ノズル内にはノズル・ダムが設けられて
おり、このノズル・ダムは、蒸気発生器の一次側入口ノ
ズル及び出口ノズルを密閉するための一体型プラグを有
し、従って、保守作業を蒸気発生器内で安全且つ申し分
なく実施できるようになっている。
【0016】本発明の内容を説明する前に、まず最初に
典型的な原子炉及び関連の蒸気発生器の構造及び動作原
理の概略を説明することが有益である。
【0017】この関係で、図1を参照すると、下方部分
20及びその上部に取り付けられたクロージュア・ヘッ
ド30を有する原子炉容器(全体を参照番号10で示
す)が示されている。原子炉容器10の下方部分20
は、熱を発生させるための全体として参照番号40で示
されている炉心を収容している。原子炉容器10は、原
子炉容器包囲体60によって画定される原子炉キャビテ
ィ50内に設けられている。原子炉キャビティ50は、
下方キャビティ部分54から密封的に隔離されている上
方キャビティ部分52に区分されている。さらに、炉心
40は、炉心40によって生じた熱を奪うと共に炉心4
0によって生じた中性子を減速して炉心40内の核燃料
の核分裂過程を促進させる放射性の一次流体(たとえ
ば、脱イオン水)によって包囲されている。加うるに、
クロージュア・ヘッド30は、燃料交換の際、生体遮蔽
となる上方キャビティ部分52を実質的に満たしている
燃料交換プール70(例えば、脱イオン水)によって包
囲されており、したがって炉心40からの核放射線は炉
心40の燃料交換中は減衰するようになっている。当然
のことながら、燃料交換作業の開始前にクロージュア・
ヘッド30を当業者に周知の方法で下方部分20から取
り外して炉心40に接近する。
【0018】引き続き、図1を参照すると、蒸気を発生
させるための全体が参照番号80で示された蒸気発生器
は、原子炉容器10の近くに設置されている。導管また
はパイプ90が原子炉容器10と蒸気発生器80を相互
に連結しているが、この導管90は炉心40を包囲して
いる一次流体と流体連通状態にあり、かかる導管90を
通って一次流体が流れる。一次流体を導管90、炉心4
0及び蒸気発生器80の一次側を通って圧送するための
原子炉冷却材ポンプ100が導管90と流体連通状態で
設けられている。
【0019】再び図1を参照すると、冷却材ポンプ10
0が作動すると、一次流体は原子炉容器10中を循環
し、次に、原子炉容器10から導管90の一部を通って
蒸気発生器80内に流入し、ここで一次流体の熱は以下
に説明するような方法で蒸気の発生のために用いられ
る。次いで、一次流体は蒸気発生器80を出てポンプ1
00を通って流れ、導管90の残りの部分を通って、原
子炉容器10に収容されている炉心に戻る。このよう
に、一次流体は原子炉容器10、蒸気発生器80及び導
管90によって構成される閉鎖ループ内を連続的に循環
して流れる。一次冷却材の流れの道筋が、図1に矢印で
示されている。
【0020】次に図2を参照すると、蒸気発生器80が
示されており、図面の明確化のため幾つかの部品は省略
してある。蒸気発生器80はキャビティ120を画定す
る垂直に向いたシェル110を有する。シェル110は
ドーム(dome)状の上方シェル部分130、上方シェル
部分130に一体的に取り付けられた切頭円錐形の移行
部分140、移行部分140に一体に取り付けられた円
筒形部分150及び円筒形部分150に一体的に取り付
けられたボウル(bowl) 状の下方シェル部分またはチャ
ンネル・ヘッド160を有する。下方シェル部分160
を貫通して複数の比較的小径の人道穴170(図面では
2つしか示さず)が以下の理由で形成されている。当然
のことながら、人道穴170は蒸気発生器80の運転中
は適当な人道穴カバー(図示せず)によって密封的に覆
うことができる。
【0021】引き続き図2を参照すると、放射性の一次
流体を流通させる複数本の垂直に向いた逆U字形の蒸気
発生器細管又は伝熱管(以下、単に「管」という場合も
ある)180がキャビティ120内に設けられており、
複数の細管180は管束190を形成している。さら
に、図2に示すように、各U字形細管180は、一体形
成のU字形曲がり管部分210によって相互に連結され
た一対の垂直の管脚部分200を有している。加うる
に、各管脚部分200は一次流体を通過させる管開口端
部220を有する。下方シェル部分160の近くのキャ
ビティ120内には水平な管板230が配置されてお
り、この管板230は、各管開口端部220を受け入れ
てこれを垂直方向に支持する複数の孔240を備え、管
端部220は例えば溶接によって管板230に適当に取
り付けられている。
【0022】再び図2を参照すると、下方シェル部分1
60内には、下方シェル部分160を入口プレナム室2
60と出口プレナム室270に区分するための垂直方向
の仕切り板250が設けられている。人道穴170を介
して入口プレナム室260及び出口プレナム室270に
入って蒸気発生器80内で保守作業を実施できることは
理解されよう。かかる保守において、劣化した管180
の施栓及び(又は)スリーブ補修を行うか、或いは、蒸
気発生器80の除染を行う。下方シェル部分160に
は、入口プレナム室260と出口プレナム室270にそ
れぞれ流体連通している一次側入口ノズル280と一次
側出口ノズル290が一体的に取り付けられている。ノ
ズル280,290はそれぞれ、環状の垂下した肩29
5を周囲に構成する円周方向内面300を備えている
(図5参照)。図2に示すように、シェル210との間
に環状ダウンカマー(downcomer)領域320を画定する
円筒形ラッパ・シート又は側板310が、管板230の
上方でキャビティ120内に且つシェル110と管束1
90との間に設けられている。側板310は底端部が開
口し、頂端部が部分的に閉鎖している。すなわち、側板
310の頂端部を貫通して、その頂端部に蒸気−水混合
物を通過させる穴(図示せず)が形成されている。蒸気
−水混合物を液状の水と比較的乾燥した飽和蒸気に分離
するための全体を参照番号330で示す湿分分離器組立
体が側板310の上方に取り付けられている。湿分分離
器組立体330はまた、その底部に設けられていて、側
板310の内部から蒸気−水混合物を受け入れる穴(図
示せず)と、頂部に設けられていて、湿分分離器組立体
330を上方に流通する乾燥した飽和蒸気を通過させる
穴(図示せず)とを有する。加うるに、乾燥した飽和蒸
気が蒸気−水混合物から分離されて湿分分離器組立体3
30から上方に通過した後、乾燥した飽和蒸気を通過さ
せる主蒸気ラインノズル340が上方シェル部分130
の上部に一体的に取り付けられている。
【0023】図2に示すように、非放射性の給水(即
ち、二次流体)を、給水ノズル350と流体連通状態に
あるドーナツ(トロイダル)形の給水リング360内へ
送り込む給水ノズル350が上方シェル部分130に一
体的に取り付けられている。給水リング360は側板3
10の上部を包囲しており、給水リング360からの給
水を下方へ通過させて環状ガウンカマー領域320内へ
送り込む複数のノズル370が給水リング360に取り
付けられている。側板310の内方には、複数の水平方
向に間隔を置いて配置された管支持板380(4つしか
図示せず)が設けられており、かかる管支持板は、各細
管180を受け入れて横方向に支持するための穴390
を有している。各支持板380は非放射性の二次流体を
上方に通過させる複数の穴も有している。一次ノズル2
80,290と、入口プレナム室260、細管180の
内部及び出口プレナム室270は一緒になって蒸気発生
器80の一次側を構成していることが理解されよう。さ
らに、管板230の上部に位置し且つ管180の外部に
位置するキャビティ120の部分が蒸気発生器80の二
次側を構成していることも理解されよう。
【0024】蒸気発生器80の運転中、炉心40によっ
て加熱された一次流体は蒸気発生器80の一次側を通っ
て流れる。この点において、一次流体は炉心40から導
管90及び入口ノズル280(導管90に連結されてい
る)を通って入口プレナム室260内へ流入する。次
に、一次流体は入口プレナム室260と流体連通状態に
ある開口管端部220を通り、管180を通り、他方の
開口管端部220から出て出口プレナム室270内へ移
動し、ここで一次流体は出口ノズル290を通って蒸気
発生器80から出て導管90を経て炉心40に戻され
る。一次流体が蒸気発生器80の一次側を通って流れて
いるときには二次流体は蒸気発生器80の二次側を通っ
て流れている。すなわち、一次流体が管180を通って
流れている間、それと同時に、給水(即ち、二次流体)
は、給水ノズル350を通って蒸気発生器80に流入
し、ノズル370を通って流れ、次いで、ダウンカマー
領域320を下方へ流れ、ついには管板230に当た
る。次に、給水は上方に向きを変えて管束190の周り
に至る。一次流体は、管180を通って流れていると
き、その熱を管束190を包囲している二次流体の給水
に与える。管束190の周りの二次流体の一部は蒸気−
水混合物となり、かかる蒸気−水混合物は上方に流れて
湿分分離器組立体330に至る。かかる湿分分離器組立
体330は蒸気−水混合物を液状の水と比較的乾いた飽
和蒸気に分離する。液状の水は下方に流れて管束190
(即ち、複数の細管180)に戻り、これに対して乾燥
した飽和蒸気は引き続き上方に流れて蒸気発生器80か
ら出る。乾燥した飽和蒸気は主蒸気ラインノズル340
を通って蒸気発生器80から出て、原子力発電分野では
周知の方法で発電を行うためのタービン−発電機(図示
せず)に移送される。かかる蒸気発生器は、1978年
3月21日に発行され、ロバート・エー・ヒックマン
(Robert A. Hickman)氏等に付与された「蒸気発生器ス
ラッジ除去システム(Steam Generator Sludge Removal
System) 」と題する米国特許第4,079,701号に
記載されており、かかる米国特許の開示内容を本明細書
の一部を形成するものとしてここに引用する。
【0025】図2、図3、図4及び図5を参照すると、
全体を参照番号400で示したノズル・ダムが一次側入
口ノズル280内に設けられており、ノズル・ダム40
0は機能上、一次側入口ノズル280を密閉して、保守
を入口プレナム室260から安全且つ適当に実施できる
ようにする。当然のことながら、ノズル・ダム400は
出口ノズル290を閉鎖するために一次側出口ノズル2
90内に設けて保守を出口プレナム室270の側から安
全且つ適当に位置できるようにしても良い。しかしなが
ら、簡明化のために、本発明の説明を主として一次側入
口ノズル280を閉鎖するものにつき行なう。さらに、
ノズル・ダム400を所望ならば導管90を密封的に閉
鎖するために導管90内に設けても良いことが理解され
よう。後述の理由により、ノズル・ダム400は蒸気発
生器の保守作業の際、入口ノズル260を適当に閉鎖す
ることが重要である。燃料交換プール70の高さ位置は
通常は燃料交換中入口ノズル280の高さ位置よりも上
方にあるので、もし一次ノズル280が閉鎖されていな
ければ、導管90内の一次流体は流体力学的ヘッドを受
けて入口ノズル280を通過して入口プレナム室260
内に流入する。入口プレナム室260内へ一次流体が流
入すると、入口プレナム室260内で実施中の保守作業
が邪魔されることになる。したがって、本発明によれ
ば、燃料交換作業中及び蒸気発生器80の点検整備中、
ノズル・ダム400により、一次流体が入口プレナム室
260に流入しないようにしている。
【0026】図6、図7、図8及び図9を参照すると、
ノズル・ダム400は入口ノズル280を密閉的に閉鎖
するため入口ノズル280内に位置した状態で示されて
いる。この点において、ノズル・ダム400は、入口ノ
ズル280の内面によって画定される肩295に取り付
けられた全体として円筒形のブラケット410を有す
る。ブラケット410は、入口ノズル280の円周方向
内面300にぴったりと係合する円周方向外面420を
有する。ブラケット410は、例えばその周りに延びる
一又は二以上の溶接物430によって内面300に恒久
的に密封状態で取り付けるのが良い。ブラケット410
はまた、以下に述べる理由により各開口部440と流体
連通状態にある複数の横方向スロット425を有する。
ブラケット410はさらに、各開口部440内に設けら
れていて各開口部440を密封的に施栓または閉鎖する
ための手段をぴったりと受け入れるような寸法の複数の
全体として三角形または全体として弧状の開口部440
を有し、施栓手段は、これをブラケット410に連結す
るためのブラケット410のスロット425に係合する
よう動作できる。本発明の好ましい実施例では、施栓手
段は、各開口部440内に嵌め込まれて各弧状開口部4
40を密封的に施栓する全体を参照番号450で示す全
体として弧状の一体型プラグであり、プラグ450は、
以下に述べるような態様でブラケット410のスロット
425に係合し各プラグ450がブラケット410に連
結されるよう動作できる。
【0027】図7、図8及び図9で最も良く分かるよう
に、各プラグ450は、各弧状開口部440内に嵌め込
まれた全体として三角形または全体として弧状の第1の
プレート460を有する。第1のプレート460は、キ
ャビティ465及びドレン穴467を備えるのが良い。
ドレン穴467により流体はキャビティ465に流入し
てこれから出る。第1のプレート460は、以下に一層
詳しく説明する理由により、長さ方向に貫通した全体と
して円筒形の第1のネジ付きボア470を有する。第1
のプレート460はまた、第1のプレート460に強度
を与えると共に第1のプレート460の重量を減少させ
るための複数の長さ方向に延びる全体として三角形また
は全体として弧状の穴475を有するのが良い。さら
に、第1のプレート460は、以下に説明する理由によ
り、横方向に貫通して形成された複数の実質的に滑らか
なチャンネル480を有する。各開口部440を密封的
且つ合致した状態で被覆する全体として三角形または全
体として弧状の第2のプレート490が、第1のプレー
ト460に隣接して同軸状に且つブラケット410の上
部に(即ち、ブラケット410の頂面)に取り付けられ
ている。第2のプレート490は、以下に説明する理由
により長さ方向に貫通した全体として円筒形の第2のネ
ジ付きボア500を有する。もしプレート460が第2
のプレート490から間隔をおいて位置するようにして
あれば、第1のプレート460と第2のプレート490
は協同してこれらの間にスペース510を画定すること
ができる。
【0028】さらに、図7、図8及び図9で分かるよう
に、外方端部及び内方端部を備える細長い回転自在なネ
ジ付きシャフト520が、第1のネジ付きボア470及
び第2のネジ付きボア500にねじ込まれている。説明
上、「遠方端部」という用語は管板230により近いシ
ャフト520の端部をいい、「内方端部」という用語
は、管板230から最も遠くに位置するシャフト520
の端部をいうものとする。また、シャフト520の遠方
端部には、シャフト520を回転させるためのハンドル
530が例えば止めネジ535によって取り付けられて
いる。ネジ付きシャフト520は、シャフト520の内
方端部の近くに位置していて、第1のボア470に螺合
する第1のネジ付き部分540及びシャフト520の遠
方端部の近くに位置していて、第2のボア500に螺合
する第2のネジ付き部分550を有している。第1のネ
ジ付き部分540のネジ山及び第2のネジ付き部分55
0のネジ山の向きは同一方向であるが、以下の理由によ
り異なるピッチを有している。すなわち、もし第1のネ
ジ付き部分540のネジ山が所定ピッチの「右」ネジで
あれば、第2のネジ付き部分550のネジ山は異なる所
定のピッチのものであるが、これ又「右」ネジである。
逆に、第1のネジ付き部分540のネジ山が所定ピッチ
の「左」ネジであれば、第2のネジ付き部分550のネ
ジ山は異なる所定ピッチのものであるが、これ又「左」
ネジである。シャフト520が第1のボア470及び第
2のボア500に螺合すると、第1のプレート460と
第2のプレート490はそれによりネジ連結状態になる
ことが理解されよう。シャフト540はまた、以下に説
明する理由により、第1のネジ付き部分540と第2の
ネジ付き部分550の中間に位置する第3のネジ付き部
分560を有する。第3のネジ付き部分560のネジ山
は、以下により詳しく説明する理由により第1のネジ付
き部分540のネジ山及び第2のネジ付き部分550の
ネジ山とは方向が逆になっている。すなわち、第1のネ
ジ付き部分540及び第2のネジ付き部分550のネジ
山が「右」ネジの場合、第3のネジ付き部分560のネ
ジ山は「左」ネジである。逆に、第1のネジ付き部分5
40及び第2のネジ付き部分550のネジ山が「左」ネ
ジの場合、第3のネジ付き部分560のネジ山は「右」
ネジである。
【0029】引き続き、図7、図8及び図9を参照する
と、アクチュエータ、たとえば全体としてウイング状の
部材または蝶ナット570がシャフト520上に配置さ
れていてシャフト520の第3のネジ付き部分560と
螺合している。かくして、蝶ナット570は第1のプレ
ート460と第2のプレート490の間に位置していて
これらと同軸状に整列している。蝶ナット570は、長
さ方向中央を貫通していて、シャフト520の第3のネ
ジ付き部分560に螺合するネジ付きボア580を有す
る。また、蝶ナット570に一体に取り付けられていて
且つこれから外方上方に延びる複数の全体としてウイン
グ状の延長部またはウイング590が設けられており、
各ウイング590は、下部面610を形成する所定輪郭
の全体として弧状の横方向穴600を有している。好ま
しい実施例では、各蝶ナット570は4つの互いに垂直
に延びるウイング590を有し、各ウイング590は下
部面610を形成する穴600を有している。各ウイン
グ590はまた、以下により詳細に説明する理由により
貫通した穴660を有する一対の一体平行なウイング歯
590a,590bを有する。
【0030】もう一度図7、図8及び図9を参照する
と、全体として円筒形の細長いアーム620が実質的に
滑らかな各チャンネル480内に摺動自在に設けられて
いる。かくして、各アーム620は、その関連のウイン
グ590に対して実質的に垂直に向いている。各アーム
620は、ウイング510に隣接して位置する第1の端
部630及びブラケット410に隣接して位置する第2
の端部610を有する。第1の端部630は、ウイング
歯590a,590bの間に位置するような寸法に設定
されており、従って第1の端部630をウイング590
にしっかりと取り付けることができるようになってい
る。ウイングは590a,590bの下部面610に摺
動自在に係合する丸い円筒形カム650はアーム620
の第1の端部630に一体的に取り付けられると共にこ
れを貫通して横方向に延びている。かくして、カム65
0はウイング歯590a,590bのそれぞれの穴60
0を横方向に貫通している。ブラケット410のスロッ
ト425にぴったりと係合する延長部分660(これは
フィンガー形状であるのが良い)がアーム620の第2
の端部640に一体的に取り付けられており、従って、
プラグ450は、延長部分がスロット425に係合する
とブラケット410に連結することができるようにな
る。さらに、低摩擦滑り面を提供する全体として円筒形
の耐摩耗性スリーブまたはブッシュ670が各アーム6
20をぴったりと包囲した状態で第1のプレート460
とアーム620の間に位置するのが良く、その目的は、
アーム620が最小の摩擦でブッシュ670内を容易に
摺動することにある。
【0031】流体不浸透性のシール680が第2のプレ
ート490に一体的に且つその周りに延びるよう設けら
れている。シール680は、第2のプレート490とブ
ラケット410の間にシールを形成するようこれらの間
に位置していて、ブラケット410の開口部440は適
切にこれによって封止されている。シール680は、各
放射線によって生ずる劣化に対する抵抗性のある型式の
エラストマー製ゴムであるのが良く、したがって、シー
ル680は蒸気発生器80の放射線環境中で繰り返し用
いられてもその封止能力を喪失することはないであろ
う。この目的のため、シール680はエチレン−プロピ
レン−ジエン−モノマー(EPDM)であるのが良い。
かくして、プレート460/490、シャフト520、
アクチュエータ570、アーム620、ブッシュ670
及びシール680は一緒になって実質的に一体型プラグ
450を形成していることが理解されよう。
【0032】図7、図8及び図10を参照すると、開口
部440とガス連通状態にあって、上方キャビティ部分
52が水で満たされると、上方キャビティ部分52内の
流体力学的ヘッドがガスを開口部440から押し出す際
に、開口部440からの取り込まれた放射性ガス(たと
えば、放射性空気)を抜くためのガス抜き弁690を第
2のプレート490の外面に取り付けるのが良い。ガス
抜き弁690を閉じると、開口部440は封止され、ガ
ス抜き弁を開くと開口部440は封止されなくなること
が理解されよう。ガス抜き弁690を、ガスを開口部4
40から排出するためのガス真空ポンプ700に一時的
に連結するのがよいことが理解されよう。加うるに、第
2のプレート490及び周囲のシャフト520内でその
遠方端部の近くに設けられていて、開口部440の密封
作用を高めるための円形シール710を設けるのが良
い。
【0033】図10の部分図(A)で最も良く示すよう
に、プラグ450はブラケット410により連結した状
態で示されている。この点に関して、アーム620は以
下に説明する作動態様でチャンネル480内で摺動する
ようになっており、したがって延長部分660はスロッ
ト425に摺動自在に係合してプラグ450をブラケッ
ト410に連結するようになっている。
【0034】図10の部分図(B)は、第1のプレート
460及び第2のプレート490に係合する複数の細長
い全体として円筒形の回転防止用位置決めピン715
は、第1のプレート460に取り付けられこれから外方
に延びて第2のプレート490に形成されている関連の
ボアに嵌合するのが良い。止めピン715は重要な機能
を果たしている。この点において、止めピン715は第
1のプレート460と第2のプレート490の正確な整
列関係を維持し第1のプレート460がシャフト520
の回転時に第2のプレート490に対して回転しないよ
うになっている(これと逆の場合もいえる)。このよう
にして、延長部分660はスロット425に容易に摺動
自在に係合するようスロット425と整列状態を保つで
あろう。
【0035】次に、図11、図12及び図13を参照す
ると、ノズル・ダム400の変形例が示されている。変
形例としてのノズル・ダム400は、蝶ナット570に
代えて、シャフト520とアーム620を互いに連結す
る全体として参照番号720で示すリンク組立体または
リンク機構が用いられていること以外の点においては、
好ましい実施例のノズル・ダム400と実質的には同じ
である。リンク機構720は、シャフト520とアーム
620を互いに連結していて、アーム620をチャンネ
ル480内で摺動させる複数の全体として円筒形のリン
ク、たとえば第1のリンク730a及び第2のリンク7
30bを有する。この点において、第1のリンク730
aは、シャフト520の遠方端部と内方端部との中間で
一端部がシャフト520に取り付けられている。第1の
リンク730aの他端は、第1のリンク・ピン733に
よって第2のリンク730bの一方の一端部に枢着され
ている。第2のリンク730bの他端部は第2のリンク
・ピン736によってアーム620の第1の端部630
に枢着されている。第1のリンク730aと第2のリン
ク730bのなす角度は、すぐ後で説明するような態様
でアーム629をチャンネル480内で適当に移動させ
るため、約110°以上になっている。シャフト520
を回転させると、第1のリンク730aは各々、第2の
リンク730bを第2のリンク・ピン736の周りに枢
動させるため各第1のリンク・ピン733の周りに枢動
し、したがってアーム629はその関連のチャンネル4
80内で摺動して延長部分660をスロット425に嵌
入させる。
【0036】図14及び図15は本発明のもう一つの変
形例を示している。この第2の変形例では、一次側入口
ノズル280の封止を行なう全体として楔形のシール7
40が第1のプレート460と第2のプレート490の
間に位置している。第1のプレート460及び第2のプ
レート490を互いに密接させると、楔形シール740
は図15で最も良く示すようにブラケット410を圧縮
してこれに密着することになる。さらに、本発明のこの
第2の変形例では、シャフト520の第3のネジ付き部
分560は、シャフト520の第3のネジ付き部分56
0のネジ山はもはや存在しないような設計変更が行われ
ている。この点に関し、シャフト520に一体的に取り
付けられた環状カラー750が蝶ナット570に形成さ
れた溝760内に嵌め込まれている。かくして、蝶ナッ
ト570は、シャフト520がネジ付きボア470,5
00を通って下方へ(或いは、上方へ)ネジ係合状態で
移動すると、カラー750が溝760に嵌まり込んでい
るので下方へ(或いは、上方へ)並進するであろう。
【0037】好ましくは、原子炉の炉心40の燃料交換
の際に蒸気発生器80の保守が行われる。この点に関
し、炉心40を燃料交換前に運転停止し、クロージュア
・ヘッド30を原子炉容器10の下方部分20の上から
取り外して炉心40に接近できるようにする。燃料交換
プール70の高さ位置を、一次側入口ノズル280及び
一次側出口ノズル290よりも下方のレベルに下げる。
しかしながら、当該技術分野で周知のように安全性確保
のため、燃料交換プール70の高さ位置は、原子炉炉心
40をむき出しにするレベルまでは下げない。燃料交換
プール70の高さ位置を下降させてノズル280,29
0よりも下のレベルにした後、プラグ450を後述の方
法でブラケット410の開口部440内に取り付ける
(なお、このブラケット410は好ましくは、一次側入
口ノズル280及び/または出口ノズル290内に先に
恒久的に取り付けられたものである)。この点に関し、
ブラケット410はたとえば蒸気発生器80の製造中に
溶接物430によって内面300に前もって恒久的に取
り付けられ、ブラケット410は図18及び図10で最
も良く示すように一次側入口ノズル280の肩295に
当接するようになっている。当然のことながら、肩29
5を一次側入口ノズル280内に設ける必要はないとい
うことは理解されよう。その目的は、ブラケット410
を一次側入口ノズル280内に適当に設けることにあ
る。この場合、たとえ肩295が設けられていなくて
も、ブラケット410を一次側入口ノズル280の内面
300に溶接するのが良い。
【0038】好適には、ロボット装置(図示せず)をプ
ラグ450の一方に連結する。ロボット装置はプラグ4
50を人道穴170を通ってブラケット410の開口部
440のうち一方の中に挿入し、開口部440を施栓す
る。ロボット装置はプラグ450を人道穴170を通過
させることができる。というのは、プラグ450の最も
大きな外径は、人道穴170の直径よりも小さいからで
ある。例示として挙げれば、代表的な蒸気発生器では、
プラグ450の最も大きな外形寸法は約355.6mm
(14.0インチ)であり、人道穴170の直径は約4
06.4mm(16.0インチ)である。さらに、一次
側の入口または出口ノズルの直径は約660.4mm
(26.0インチ)〜812.8mm(32.0イン
チ)であるのがよい。ロボット装置はプラグ450を開
口部440内へ挿入して、第2のプレート490をブラ
ケット410の上方に取り付ける。その時点で延長部分
660がスロット425に隣接して位置することになろ
う。このようにして延長部分660をスロット425に
隣接して位置させると、その結果、延長部分660がス
ロット425と整列状態になる。
【0039】次に、ロボット装置を操作してハンドル5
30を適当に回転させてシャフト520が回転するよう
にする。シャフト520を回転させて、シャフト520
の第1のネジ付き部分540が第1のプレート460の
第1のネジ付きボア470に螺合し、またシャフト52
0の第2のネジ付き部分550が第2のプレート490
の第2のネジ付きボア500に螺合するようにする。シ
ャフト520を回転させると、ネジの作用でシャフト5
20は第1のボア470及び第2のボア500内を前進
して第1のプレート460及び第2のプレート490は
互いに近接する。その理由は、第1のボア470及び第
2のボア500のネジ山は向きが同一(即ち、右ネジか
左ネジかのいずれか)であるが、ピッチは異なるからで
ある。このように、シャフト520が第1のボア470
及び第2のボア500を通って前進すると、蝶ナット5
70はシャフト520の第3のネジ付き部分560に沿
って進むことになる。その理由は、第3のネジ付き部分
560のネジ山と蝶ナット570のボア580のネジ山
は第1のネジ付き部分540及び第2のネジ付き部分5
50のネジ山の方向とは逆であるからである。蝶ナット
570が第3のネジ付き部分560に沿ってネジ係合状
態で進むと、カム面610はカム650に摺動自在に係
合してカム650がカム面610を画定する穴600の
外径に沿って摺動してこれを辿るようになる。カム面6
10がカム650に沿って摺動すると、アーム620は
ブッシュ670(チャンネル480内に位置している)
摺動することになる。その理由はカム650はアーム6
20の第1の端部630に取り付けられているからであ
る。アーム620はブッシュ670内で摺動すると、ア
ーム620の延長部分660はスロット425に摺動自
在に係合してプラグ450をブラケット410に連結す
る。その理由は、延長部分660はスロット425と整
列状態にあるからである。ハンドル530を回すことに
よってシャフト520をさらに回転させると、第2のプ
レート490はブラケット410の外面をさらに押して
シール680をさらに圧縮し、これをブラケット410
と摩擦係合状態にし、したがって開口部440はこれに
よって適当に封止されるようになる。
【0040】放射性のガス(たとえば、放射性の空気)
を開口部440内に封じ込めることができる。その理由
は、上方キャビティ部分52及び導管90が燃料交換中
に水で満たされると気泡がノズル・ダム400の前、或
いはその近傍で生じるからである。したがって、開口部
440を封止した後、ガス抜き弁690を開放して、ガ
ス抜き弁690に連結されている真空ポンプ700を作
動させて放射性ガスを開口部440から排出する。放射
性ガスが開口部440内に存在している場合、開口部4
40の排気を行うのが望ましい。その理由は、開口部4
40の排気により放射性ガスが次に行なう蒸気発生器8
0の人手による点検整備中に入口プレナム室260内に
追い込まれる恐れが少なくなるからである。この点に関
し、開口部440内のガスと置き換わる水は、次に行な
う蒸気発生器の保守作業中に下方シェル部分160内に
居る点検整備員のための放射線遮蔽手段にもなる。さら
に、開口部440は実質的に燃料交換中は放射性の一次
流体で再び満たされる。その理由は、燃料交換プール7
0はその時点においては再び満たされ、かくして燃料交
換プール70の高さ位置は上昇するからである。すなわ
ち、燃料交換プール70の高さ位置が上昇すると、開口
部440内の一次流体のレベルも上昇する。その理由
は、導管90内の流体力学的ヘッドが増大し、それによ
り開口部440内に捕捉されているガスがシール660
を越えてにじみ出て入口プレナム室260内へ追い込ま
れる恐れが増大するからである。それゆえ、開口部44
0からガスを排気すると、かかるガスがシール680を
越えて入口プレナム室260内へ入る恐れは小さくな
る。かくして、ガス抜き弁690を開放して開口部40
0内に存在する可能性のある放射性ガスを開口部400
から抜く。開口部400からガスを適当に抜いた後、ガ
ス抜き弁690を閉じる。ガス抜き弁60を閉じると開
口部440は封止され、蒸気発生器80内での保守が炉
心40の燃料交換中に安全に行なうことができるように
なる。
【0041】原子炉の炉心40の燃料交換をすると共に
蒸気発生器80の点検整備をした後、燃料交換プール7
0の高さ位置を再び下降させて、各プラグ450を各開
口部440への取付け手順と実質的に逆の手順で、各開
口部440から遠隔操作で取り外す。しかしながら、プ
ラグ450をそれぞれ関連のある開口部440から取り
外す前に、ガス抜き弁690を再び開いて入口プレナム
室260からの空気を開口部440に流入させ、プラグ
450の一層容易な取り外しが可能になるようにする必
要がある。即ち、導管90及び開口部440内の水はプ
ラグ450を横切って横方向に負の圧力勾配を生じさ
せ、それによりプラグ450の取り外しを不可能にす
る。空気を開口部440に導入した後、次に、プラグ4
50を人道穴170を通って蒸気発生器から取り外す。
本発明の好ましい実施例では、例えば蒸気発生器80の
製造の際に一次側入口ノズル280の内面300に先に
恒久的に取り付けられているブラケット410は、ブラ
ケット410及び蒸気発生器80からのプラグ450の
取外し後でも、蒸気発生器80内に残るであろう。蒸気
発生器80を再び作動状態にすると、ブラケット410
の開口部440により一次流体は一次側入口ノズル28
0を通って流れる一次流体の流路を実質的に変更させる
態様で開口部440を通って流れることができるであろ
う。
【0042】各プラグ450が一体構成になっているの
で、プラグ450を比較的小径の人道穴170を通過さ
せるためにプラグ450を折り曲げたり分解する必要は
ないことは理解されよう。さらに、プラグ450が一体
構成なので、プラグ450を一次側入口ノズル280内
に配置するためにプラグ450をもとに戻したり再組み
立てするよう保守作業員を蒸気発生器80内に配置する
必要はない。
【0043】本発明を詳細に図示説明したが、図示説明
した本発明は図示の細部には限定されない。その理由
は、本発明の精神及びその均等範囲から逸脱しないで本
発明の種々の設計変更をなし得るからである。例えば、
開口部440の形状はなんら弧状である必要はなく、開
口部440の形状は任意適当なもの、例えば円形であっ
ても良い。本発明の別の設計変更例としては、もし開口
部440からのガス抜きが望ましくない場合には、ガス
抜き弁690及び関連の真空ポンプ700を不要にして
も良い。
【0044】さらに、本発明を原子炉用蒸気発生器の一
次側ノズルを封止するための一体型プラグを備えたノズ
ル・ダムに対する調査の際に用いるものとして考えたけ
れども、本発明は他の用途、例えば類似の形状の導管の
内部を封止するのに利用しても良いことが理解されよ
う。
【0045】したがって、本明細書において開示したの
は、原子炉用蒸気発生器の一次側ノズルを封止するため
の一体型プラグを備えたノズル・ダムである。
【図面の簡単な説明】
【図1】蒸気発生器に連結された原子炉を示す図であ
る。
【図2】蒸気発生器の部分縦断面図であり、明確化のた
めいくつかの部分を省略しており、蒸気発生器が一次側
入口ノズル及び蒸気発生器の下部プレナムと流体連通状
態にある一次側出口ノズルを備えてある図である。
【図3】一次側入口ノズル内に取り付けられた本発明の
ノズル・ダムを示す蒸気発生器の下方プレナムの各断面
部分図である。
【図4】ノズル・ダムの平面図である。
【図5】ノズル・ダムの側面図である。
【図6】ノズル・ダムの一部であるブラケットの平面図
である。
【図7】ノズル・ダムの部分水平断面図である。
【図8】第1のプレート、第1のプレートに連結された
第2のプレート及び第1のプレート及び第2のプレート
を包囲するブラケットを示すノズル・ダムの縦断面図で
ある。
【図9】ノズル・ダムの一部の部分水平断面部分図であ
る。
【図10】部分図(A)は、第1及び第2のプレートを
ブラケットに連結した後の状態のノズル・ダムの縦断面
図、部分図(B)は第1のプレート及び第2のプレート
に係合する複数の本の止めピンを示すノズル・ダムの縦
断面図である。
【図11】ノズル・ダムの変形例の部分水平断面図であ
る。
【図12】第1のプレート及び第2のプレートをブラケ
ットに連結する前の状態のノズル・ダムの変形例の縦断
面図である。
【図13】第1のプレート及び第2のプレートをブラケ
ットに連結した後の状態のノズル・ダムの変形例の縦断
面図である。
【図14】第1のプレート及び第2のプレートをブラケ
ットではなくてノズルに連結する前のノズル・ダムのも
う1つの変形例の縦断面図である。
【図15】第1のプレート及び第2のプレートをブラケ
ットではなくてノズルに連結した後のノズル・ダムのも
う1つの変形例の縦断面図である。
【符号の説明】
10 原子炉容器 40 炉心 50 原子炉キャビティ 70 燃料交換プール 80 蒸気発生器 280,290 一次冷却材ノズル 300 ノズルの内面 410 ブラケット 440 開口部 425 スロット 450 一体型プラグ 460,490 プレート部材 480 チャンネル 500 ネジ付きボア 520 ネジ付きシャフト 570 蝶ナット 650 カム 690 ガス抜き弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロバート マツクネス ウエプフアー アメリカ合衆国 ペンシルベニア州 エキ スポート アール デイー ナンバー3 ボツクス 60エー

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円周方向内面を備えた導管を封止する装
    置であって、導管の円周方向内面に係合する円周方向外
    面を備えたブラケットを有し、該ブラケットは、これを
    貫通して設けられた開口部及び該開口部と連通状態にあ
    るスロットを有し、ブラケットの開口部を密封的に閉塞
    するプラグが該開口部内に設けられ、プラグは、ブラケ
    ットに連結されるようブラケットのスロットに係合でき
    ることを特徴とする導管封止装置。
  2. 【請求項2】 プラグは、ブラケットの開口部内に配置
    されていて、第1のネジ付きボア及びチャンネルを備え
    た第1のプレート部材と、ブラケットに取り付けられる
    と共に第1のプレート部材に隣接して同軸状に配置され
    ていて、ブラケットの開口部を密封自在に覆う、第2の
    ネジ付きボアが設けられた第2のプレート部材と、第1
    のプレート部材の第1のネジ付きボア及び第2のプレー
    ト部材の第2のネジ付きボアに螺合していて、第1のプ
    レート部材を第2のプレート部材に連結するネジ付きシ
    ャフトとを有することを特徴とする請求項1の導管封止
    装置。
  3. 【請求項3】 プラグは、シャフトに連結されたアクチ
    ュエータ及びアクチュエータに連結されると共に第1の
    プレート部材のチャンネルを摺動自在に貫通しているア
    ームを更に有し、該アームは、ブラケットのスロットに
    係合するような寸法の端部を有することを特徴とする請
    求項2の導管封止装置。
  4. 【請求項4】 アクチュエータは、カム面を備えたナッ
    ト部材であることを特徴とする請求項3の導管封止装
    置。
  5. 【請求項5】 アームには、ナット部材のカム面に摺動
    自在に係合するカムが取り付けられていることを特徴と
    する請求項4の導管封止装置。
  6. 【請求項6】 第2のプレート部材とブラケットの間に
    は、これらの間に封止手段を形成するシールが設けられ
    ていることを特徴とする請求項5の導管封止装置。
  7. 【請求項7】 第1のプレート部材のチャンネル内には
    ブッシュが設けられ、該ブッシュは、アームに低摩擦滑
    り面を与えるようアームを包囲していることを特徴とす
    る請求項6の導管封止装置。
  8. 【請求項8】 ブラケットの開口部と連通状態に設けら
    れていて、開口部からガスを抜くためのガス抜きを有
    し、該ガス抜きは、ガスを抜くよう開いたり、開口部を
    封止するよう閉じることができることを特徴とする請求
    項7の導管封止装置。
  9. 【請求項9】 アクチュエータはリンク組立体であるこ
    とを特徴とする請求項3の導管封止装置。
  10. 【請求項10】 第1のプレート部材と第2のプレート
    部材を相対的な整列状態に維持するための回転防止用止
    めピンが、第1のプレート部材及び第2のプレート部材
    に係合していることを特徴とする請求項3の導管封止装
    置。
JP4041974A 1991-02-01 1992-01-31 導管封止装置 Withdrawn JPH0593793A (ja)

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