JPH0593435A - 給水具の昇降装置 - Google Patents

給水具の昇降装置

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JPH0593435A
JPH0593435A JP3346139A JP34613991A JPH0593435A JP H0593435 A JPH0593435 A JP H0593435A JP 3346139 A JP3346139 A JP 3346139A JP 34613991 A JP34613991 A JP 34613991A JP H0593435 A JPH0593435 A JP H0593435A
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JP
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cylinder
water supply
piston
water
pipe
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JP3346139A
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English (en)
Inventor
Yutaka Nanami
豊 名波
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Asahi Tec Corp
Original Assignee
Asahi Tec Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
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  • Bathtubs, Showers, And Their Attachments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡素な構造で、同時に設置工事も比較的簡単
な給水具の昇降装置を提供すること。 【構成】 洗面台1の天板部2に支持管13を進退可能
に挿通し、前記天板部2の上方に位置する前記支持管の
端部にシャワーヘッド本体11を接続した給水装置にお
いて、前記洗面台1には上下方向に向けてシリンダ22
を装着し、このシリンダ22内に上下方向に進退可能の
ピストン26を設けて、このピストン26に前記支持管
13を接続させるとともに、前記シリンダ22内には水
道管33から水道水を供給し、その水圧で前記ピストン
26を変位させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、洗面台,浴室等に取
り付けられた給水具の昇降装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、シャワーヘッド等の給水具にお
いては、洗面台等の基台上に手動式により昇降可能にし
たものがある。
【0003】かかる給水具の昇降操作を一層簡便なもの
とするために、給水具の昇降を駆動モータ等を用いて行
なわせることが考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、かかる給水
具の昇降操作をモータ等の駆動手段を用いて行なう場合
には、駆動構造の構成に多数の部品を用いることが必要
となり、結果的に大がかりな昇降装置となる。
【0005】また、駆動源としてのモータを駆動するた
めに、商用電源を用いることが必要となるので昇降装置
の設置工事に際して水道工事の他に電気配線等の電気工
事が必須のものとなるので設置工事も煩雑なものとな
る。
【0006】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、簡素な構造で、同時に設置工事も比較的簡
単なものを提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、基台の天板部に給水管を進
退可能に挿通し、前記天板部の上方に位置する前記給水
管の端部に給水具を接続した給水装置において、前記基
台には上下方向に向けてシリンダを装着し、このシリン
ダ内に上下方向に進退可能のピストンを設けてこのピス
トンに前記給水管を接続させるとともに、前記シリンダ
内には水道管から水道水を供給し、その水圧で前記ピス
トンを変位させることを特徴とする。
【0008】
【作用】請求項1記載の発明によれば、水道管からの水
圧でピストンを変位させるので、このピストンの動作に
ともなって給水管が昇降駆動されるものである。
【0009】すなわち、給水具の昇降操作は水道水の水
圧によるピストン・シリンダ機構で行なわれるので、モ
ータ等の駆動手段を用いて行なう場合とは異なり、装置
の構成に要する部品点数が比較的少なく,簡素な構造で
ある。
【0010】また、駆動源としてのモータを用いないの
で、昇降装置の設置工事に際して水道工事の他に商用電
源への電気工事を回避することができ、設置工事も比較
的簡単となる。
【0011】
【実施例】以下、図面に示す実施例によりこの発明を説
明する。
【0012】以下の各実施例は、基台としての洗面台に
給水具としてのシャワーヘッドを昇降可能としたもので
あり、第1および第2実施例は昇降動作の双方を、また
第3〜第5実施例は昇降動作のいずれか一方のみを、水
道水の水圧で駆動することとしたものである。
【0013】まず、図1から図3により第1実施例を説
明する。
【0014】この第1実施例において、洗面台1は天板
部2を有し、その天板部2の中央には下方に凹入する洗
面器部3が形成され、この天板部2の上面2aで前記洗
面器部3の奥側にはシャワーヘッド4が設置されている
(図1)。
【0015】このシャワーヘッド4の設置構造は、図2
のようである。
【0016】すなわち、前記洗面台1の天板部2には、
この天板部2を上下方向に貫通する透孔2bが形成され
ており、この透孔2bにはこれを貫通して概ね筒状に形
成された取付金具5が固定されている。
【0017】この取付金具5は、後述する給水管を上下
方向および回転方向に摺動して支持するものであり、こ
れによりシャワーヘッド4は上下方向位置およびその向
きを調整できるようになっている。
【0018】そして、この取付金具5の内面にはゴム製
のシールリングが設置され、また、この取付金具5の上
下に離間してスリップリング6,7が設置されている。
【0019】シャワーヘッド4は、散水ノズル部11a
を有するシャワーヘッド本体11と、前記散水ノズル部
11aの直近位置まで延在された給水ホース12と、前
記シャワーヘッド本体11の下端部に接続され,前記給
水ホース12の外周に沿って下方に延在する支持管13
とを有する。
【0020】前記給水ホース12は、いわゆる蛇腹ホー
スからなり,適度な可撓性を有し伸縮可能のものであっ
て、この給水ホース12の一端部はシャワーヘッド本体
11内に接続され、他端部は後述するように水道本管の
分岐管端部に接続されている。
【0021】また、前記支持管13は、例えばクロムめ
っきを行なった鋼管からなるもので、前記シャワーヘッ
ド本体11の下端部にその上端部を係合させて固定接続
することにより、可撓性の前記給水ホース12をその外
周面側から剛直に支持して起立状態を維持させるもので
ある。
【0022】なお、給水ホース12は、前記支持管13
の装着された部分においては、この支持管13とともに
本願の給水管の概念を構成するものである。
【0023】そして、前記取付金具5の下方となる天板
部2の下面2cには、昇降装置21が取り付けられてお
り、この昇降装置21は、図1に示すように、シリンダ
22と切換弁23と、所要の管路とで構成されたもので
ある。
【0024】すなわち、この昇降装置21のシリンダ2
2は、次のようなピストン・シリンダ機構を上下方向に
向けて構成するものであって、図3に示すように、外筒
22aと内筒22bとを同心状に配置した2重管として
形成され、これらの外筒22aおよび内筒22bは、例
えばアルミニウム合金あるいはプラスチック等の押し出
し材製のパイプ材により形成されている。
【0025】また、前記外筒22aと内筒22bとの上
下両端部には、これらの外筒22aと内筒22bとの間
をそれぞれ閉塞する上下の端部金具24,25が設置さ
れており、これらの端部金具24,25を設置すること
によって、外筒22aと内筒22bとの間に断面環状と
したシリンダ室が形成されている。
【0026】そして、前記端部金具24,25には、そ
れぞれ上側シリンダ室あるいは下側シリンダ室内に連通
する通水口24a,25aが形成され、後述するように
これらの通水口24a,25aには水道本管から切換弁
23を経て一定水圧の水道水が供給されるようになって
おり、このシリンダ室内にはその断面形状と合致した環
状のピストン26が内装されている。
【0027】前記内筒22bの内側には内筒22bと同
心に前記支持管13が配置されており、この支持管13
の下端部には、インナーガイド27が固着されている。
【0028】このインナーガイド27は、支持管13の
上下動に際し、支持管13の下端部を内筒22bの内面
に摺接させながら支持管13を鉛直姿勢に保持させるも
のである。
【0029】このインナーガイド27は、断面環状の筒
状に形成されており、その中心側の貫通孔には前記給水
ホース12が挿通されるとともに、このインナーガイド
27の外周側には環状に形成され前記ピストン26側に
吸着するガイド側マグネット27aが装着されている。
【0030】そして、このインナーガイド27の外側と
なる前記シリンダ室内には、前記ガイド側マグネット2
7aにより吸着された前記ピストン26が配置されてい
る。
【0031】このピストン26は前記外筒22aと内筒
22bとの間に形成されたシリンダ室を、このピストン
26の上面と上側の端部金具24との間に形成される上
側シリンダ室31とこのピストン26の下面と下側の端
部金具25との間に形成される下側シリンダ室32との
2室に区画するものである。
【0032】そして、このピストン26の内外周の両面
にはシールリング28が装着され、このピストン26の
内周面側には前記ガイド側マグネット27aに吸着する
ピストン側マグネット26aが装着されている。
【0033】すなわち、このピストン側マグネット26
aは、前記ガイド側マグネット27aの外周面側の極性
と逆極性を内周面側に向けて装着されており、これら両
者のマグネットによって両者の間に大きな吸着力を生じ
るようにしたものである。
【0034】したがって、ピストン26とインナーガイ
ド27とはこれらのピストン側マグネット26aとガイ
ド側マグネット27aとの間の吸着力により、内筒22
bを挟んで互いに連動可能に接続がなされている。
【0035】なお、これらのマグネット26a,27a
の一方のみをマグネット装置とし、他方を磁性材料で形
成させて両者の吸着を行なわせることとしてもよい。
【0036】このように構成されたシリンダ22には、
水道本管の分岐管33から接続金具34aと水圧調整用
絞り弁34bとを経て、切換弁23を介して水道水が供
給される(図1参照)。
【0037】すなわち、水道本管の分岐管33の端部に
は接続金具34aが装着され、水道水はこの接続金具3
4aで前記シャワーヘッド本体11での使用水を導く給
水ホース12と、前記昇降装置21を昇降駆動する駆動
水を切換弁23に導く駆動水管路35とに分配して供給
される。
【0038】そして、駆動水管路35上には、前記水圧
調整用絞り弁34bが設置されており、この水圧調整用
絞り弁34bの操作でこれより下流側となる駆動水管路
35に加わる水圧が自由に調整できるようになってい
る。
【0039】この駆動水管路35の他端に接続された切
換弁23は、図2に示すように4ポート3位置切換弁で
ある。
【0040】この切換弁23の各ポートには、前記駆動
水管路35と排水管路36と前記上側シリンダ室31に
連通する第1管路37と前記下側シリンダ室32に連通
する第2管路38とが接続されている。
【0041】この切換弁23は、次のように機能するも
のである。
【0042】すなわち、図2に示す左位置においては、
前記駆動水管路35が第1管路37に接続され、第2管
路38が排水管路36に接続される。この状態において
は、水道水は駆動水管路35から第1管路37を経て上
側シリンダ室31に供給され、同時に下側シリンダ室3
2は第2管路38および排水管路36を経て洗面器部3
の排水管に連通しているので、ピストン26は水圧によ
り下降動作を行なう。
【0043】これに連れて、インナーガイド27も下降
動作を行なうので、給水管としての支持管13は下降す
る。
【0044】また、切換弁23の右位置においては、前
記駆動水管路35が第2管路38に接続され、第1管路
37が排水管路36に接続されるので、ピストン26は
上昇動作を行い、これにより支持管13はインナーガイ
ド27を介して上昇動作を行なう。
【0045】なお、駆動水管路35上に設置された前記
水圧調整用絞り弁34bを調整操作することにより、ピ
ストン26に作用する水圧が変化するので、前記支持管
13の昇降速度を適宜調整することが可能である。
【0046】切換弁23の中立位置においては、駆動水
管路35および排水管路36は閉止されており、前記シ
リンダ22への給排水は行なわれない。しかし、第1管
路37と第2管路38とが切換弁23を介して連通状態
となる。
【0047】そのため、この状態においては使用者がシ
ャワーヘッド本体11等をもって給水管を手動で上下に
押圧すると、インナーガイド27の変位に伴って、ピス
トン26両側の水圧が不均等となり、上下のシリンダ室
31,32内の水圧差に応じて両室内の水が移動し、そ
の結果ピストン26が昇降変位することとなる。
【0048】これは、この状態においてはシャワーヘッ
ド本体11の昇降を手動で行えることを意味するもので
ある。
【0049】このような機能を有する切換弁23の操作
をボタンスイッチ41の操作で簡単に行えるように、こ
の実施例では前記切換弁23として電磁弁を用いてお
り、この電磁弁の駆動電源としては、市販の乾電池42
が用いられている。
【0050】したがって、この実施例の昇降装置におい
ては、その操作がボタン操作で簡単に行えるものであり
ながら、商用電源への電気工事を必要としない。
【0051】なお、前記電磁弁の電源として、水流によ
り羽根車を回転駆動することにより小さな電力を発電す
る発電ユニットを前記接続金具34a内等に設置して、
この電力を利用することとしてもよい。
【0052】以上説明したように、この第1実施例の昇
降装置21は、シャワーヘッド4の上昇および下降の双
方が駆動力によりなされるものでありながら、その駆動
装置としてモータ等を用いないので商用電源への電気工
事が不要であり、設置工事は水道工事のみで行なうこと
ができ、設置工事が簡素化される。
【0053】また、装置21としてモータやギヤ,ねじ
軸等の高価な機械部品を用いないので、コストが安価で
あり、部品点数も僅かであるので装置をコンパクトなも
のとすることができる。なお、これらの利点は後述の各
実施例においても同様である。
【0054】さらに、この第1実施例においては、支持
管13にインナーガイド27を設け、このインナーガイ
ド27と環状のピストン26とを内筒22bを挟んで吸
着させることとしたため、ピストン26にピストンロッ
ドを設置することを省略して支持管13を直接昇降させ
ることができ、装置21の高さ寸法を短くすることがで
きるので洗面台1の小さな下部空間への装着が行いやす
い利点がある。
【0055】そのうえ、この実施例の切換弁23におい
て、駆動水管路35と排水管路36とを閉塞した状態
で、第1管路37と第2管路38とを連通させることに
より、上側シリンダ室31と下側シリンダ室32とを連
通させたから、シャワーヘッド本体11等を手動で昇降
動作させることができる利点もある。
【0056】次に、図4により本願発明の第2実施例を
説明するが、この第2実施例は前記実施例とは昇降装置
21を構成するシリンダおよびピストンの構造のみが相
違し、図1に示すその他の構成は同様である。
【0057】以下においては、この相違点についてのみ
説明を行い、共通部分についての説明は繰り返さない。
【0058】すなわち、この第2実施例においては一重
の円筒状のシリンダ51が天板下面2cに、上下に向け
て設置されており、このシリンダ51の中心軸上に支持
管13が配置されている。
【0059】そして、この支持管13の下端部には、前
記シリンダ51の内面に摺接するピストン52が装着さ
れており、前記シリンダ51の内側で前記ピストン52
の上面と上側の端部金具24との間には第1のベローズ
53が、また前記ピストン52の下面と下側の端部金具
25との間には第2のベローズ54がそれぞれ液密に装
着されている。
【0060】これにより、前記シリンダ51と第1のベ
ローズ53との間に上側シリンダ室31が形成され、前
記シリンダ51と第2のベローズ54との間に下側シリ
ンダ室32が形成されており、これらのシリンダ室3
1,32への通水口24a,25aが形成されているこ
とは前記実施例と同様である。
【0061】このような構造としても、前記実施例と同
様に上側シリンダ室31に水道水を供給すると、第1ベ
ローズ53が伸張することにより上側シリンダ室31が
拡大され,同時に第2ベローズ54が短縮することによ
り下側シリンダ室32が縮小されることによりピストン
52が下降し支持管13も下降する。
【0062】また逆に下側シリンダ室32に水道水を供
給するとピストン52が上昇して支持管13が上昇す
る。
【0063】さらに、この第2実施例においても、その
切換弁23を操作して、駆動水管路35と排水管路36
とを閉塞した状態とし、かつ第1管路37と第2管路3
8とを連通させて上側シリンダ室31と下側シリンダ室
32とを連通させることにより、シャワーヘッド本体1
1等を手動で昇降動作させることができる。
【0064】この第2実施例において、第1,および第
2のベローズ53,54を用いることによりシリンダ5
1の内側に伸縮可能の上下シリンダ室31,32を形成
できるので、支持管13をピストンロッドとして利用す
ることができ、装置21の高さ方向寸法を短く構成する
ことができ、洗面台1の小さな下部空間への装着が行い
やすい利点がある。
【0065】以上説明した,第1および第2実施例は、
給水具であるシャワーヘッド4の上昇および下降をとも
に水道水の水圧で駆動することとしたものであるが、以
下に上昇動作のみを水道水の水圧により行なうこととし
た第3実施例を図5および図6により説明する。
【0066】図5に示す洗面台10は、前記実施例の洗
面台1と概ね同様に構成されているので、前記実施例と
同様の部分については、前記実施例と同一の参照番号を
付与してその説明を省略し、主に前記実施例と相違する
点について以下に説明を行なう。
【0067】すなわち、この第3実施例の洗面台10に
設けられた昇降装置61は、シリンダ62と切換弁63
とを有するもので、これらのシリンダ62および切換弁
63は図6に示すように前記第1実施例のシリンダ22
および切換弁23と異なるものである。
【0068】シリンダ62は、その軸心部分に垂直に立
設された固定管62aを有し、シリンダ62の内部で前
記固定管62aにはめ合わされたピストン64が上下に
摺動自在に装着されている。
【0069】そして、このシリンダ62の下側の端部金
具25には通水口25aが形成され、前記シリンダ62
内でピストン64の下方の空間はシリンダ室65として
形成されている。一方、前記シリンダ62内でピストン
64の上方側の空間はシリンダ室としては構成されてお
らず、図中62bは通気孔を示す。
【0070】前記ピストン64の上面には、前記固定管
62aの外周側を囲み,筒状の支持管64aが一体的に
形成されており、この支持管64aの内部はコイルスプ
リング66の装着空間となっている。
【0071】この空間において、コイルスプリング66
は前記ピストン64の上面64bと前記固定管62aの
上端に形成されたフランジ部62cとの間に渡って圧縮
ばねとして介装されている。
【0072】したがって、このコイルスプリング66は
ピストン64に下方への復帰習性を付与するものであ
る。
【0073】このように構成されたシリンダ62のシリ
ンダ室65への水道水の供給は、前記した第1実施例と
概ね同様に行なわれるが、切換弁63の機能およびこの
切換弁63と前記シリンダ室65との間が単一の通水管
路67で連通するように構成されている点が異なってい
る。
【0074】この実施例の切換弁63は、図6に示すよ
うに、3ポート3位置切換弁であって電磁弁からなるも
のであり、次のように機能する。
【0075】すなわち、図6に示す左位置においては、
前記駆動水管路35が通水管路67に接続され、排水管
路36は閉塞状態となる。この状態においては、水道水
は駆動水管路35から通水管路67を経てシリンダ室6
5に供給されるので、ピストン64は水圧によりコイル
スプリング66の弾発力に抗して上昇駆動される。
【0076】したがって、シャワーヘッド4は支持管6
4aの上昇に連れて上昇駆動される。
【0077】また、切換弁63の右位置においては、前
記駆動水管路35が閉塞状態となり、通水管路67が排
水管路36に接続されるので、ピストン64はコイルス
プリング66の弾発力で下降駆動され、シャワーヘッド
4はこれにより下降する。
【0078】切換弁63の中立位置においては、通水管
路67と駆動水管路35および排水管路36がすべて閉
塞状態となる。
【0079】通水管路67が閉塞状態となることによ
り、シリンダ室65内の水は密閉状態に維持されるの
で、ピストン64は上昇および下降動作のいずれも不能
の状態となり、シャワーヘッド4はその位置で固定状態
となる。
【0080】このようにシリンダ室65内の水を密閉状
態としてシャワーヘッド4の位置を固定するので、ピス
トン64のストローク中の任意の位置でシャワーヘッド
4を自由に固定状態とすることができる。
【0081】以上説明した第3実施例においては、シャ
ワーヘッド4の上昇駆動を水道水の水圧で行い、下降駆
動は復帰手段としてのコイルスプリング66の弾発力で
行なうこととしたものであるが、コイルスプリング66
を支持管64内に配置してあるので、コイルスプリング
66が水道水中に浸らず,コイルスプリング66の腐食
の発生は抑制されている。
【0082】また、この実施例の復帰手段としては、コ
イルスプリングの他、可撓性材料であるゴムや密封空気
により空気ばね等の公知の技術を用いることとしてもよ
い。
【0083】次に、図7に示す第4実施例を説明する。
【0084】この第4実施例においては、その洗面台1
0の構成は、前記第3実施例と概ね同様であり、昇降装
置61を構成するシリンダ71等のみが異なるものとな
っている。
【0085】したがって、以下においては、前記実施例
と同様の部分については、前記実施例と同一の参照番号
を付与してその説明を省略し、主に前記実施例と相違す
る点について以下に説明を行なう。
【0086】すなわち、この第4実施例のシリンダ71
には、ピストン64が上下に摺動自在に内装されてお
り、このシリンダ71の上側の端部金具24には通水口
24aが形成され前記ピストン64との間にシリンダ室
72が形成されている。
【0087】一方、シリンダ71内のピストン64の下
方空間はコイルスプリング73の装着空間とされてお
り、前記ピストン64と前記シリンダ71の下側の端部
金具25との間に復帰手段であるコイルスプリング73
が圧縮ばねとして介装されている。
【0088】そのため、前記ピストン64はコイルスプ
リング73により、上方への復帰習性が付与されてい
る。
【0089】そして、前記通水口24aには切換弁63
から延びる通水管路67が接続されており、シリンダ室
72に水道水が供給されることにより、前記ピストン6
4はコイルスプリング73の弾発力に抗して下降するよ
うになっている。
【0090】したがって、この第4実施例の切換弁63
は、次のように機能する。
【0091】図7に示す左位置においては、前記駆動水
管路35が通水管路67に接続され、排水管路36は閉
塞状態となる。この状態においては、水道水は駆動水管
路35から通水管路67を経てシリンダ室72に供給さ
れるので、ピストン64は水圧によりコイルスプリング
73の弾発力に抗して下降駆動され、シャワーヘッド4
は前記ピストン64に固定された支持管64aに連れて
下降する。
【0092】また、切換弁63の右位置においては、前
記駆動水管路35が閉塞状態となり、通水管路67が排
水管路36に接続されるので、ピストン64はコイルス
プリング73の弾発力で上昇駆動され、シャワーヘッド
4はこれにより上昇する。
【0093】切換弁63の中立位置においては、通水管
路67と駆動水管路35および排水管路36がすべて閉
塞状態となり、シャワーヘッド4はその位置で固定状態
となる。
【0094】以上説明した第4実施例は、図7から明か
なように、きわめて少数の部品点数で構成されたもので
ある。
【0095】そして、この第4実施例において、シャワ
ーヘッド4の下降駆動を水道水の水圧で行い、上昇駆動
は復帰手段としてのコイルスプリング72の弾発力で行
なうこととしたものであるが、前記第3実施例と同様の
公知の弾発手段を用いてもよい。
【0096】さらに、前記コイルスプリング73の設置
を省略し、前記切換弁63を右位置としてシャワーヘッ
ド4を手によって引き上げることとすれば、シャワーヘ
ッド4の下降駆動のみを水道水の水圧で行い,上昇操作
のみを手動により行なうものとすることができる。
【0097】次に、図8に示す第5実施例を説明する。
【0098】この第5実施例は、シャワーヘッド4の上
昇駆動を水道水の水圧で行なうこととし、シャワーヘッ
ド4の下降駆動を手動により行なうこととしたものであ
る。
【0099】そして、前記第4実施例とは、シリンダ室
の位置およびコイルスプリング73が設置されない点の
みが異なり、その他は同様となっている。
【0100】したがって、以下においては、前記実施例
と同様の部分については、前記実施例と同一の参照番号
を付与してその説明を省略し、主に前記実施例と相違す
る点について以下に説明を行なう。
【0101】すなわち、この第5実施例のシリンダ81
には、ピストン64が上下に摺動自在に内装されてお
り、このシリンダ81の下側の端部金具25には通水口
25aが形成され前記ピストン64との間にシリンダ室
82が形成されている。
【0102】したがって、このシリンダ室82に切換弁
63を経て水道水が供給されると、ピストン64は上昇
駆動され、シャワーヘッド4は上昇する。
【0103】一方、シリンダ81内のピストン64の上
方は単なる空間とされており、前記ピストン64の昇降
にともなう空気抵抗の低減を図るため、シリンダ81の
上部に通気孔83が形成されている。
【0104】前記切換弁63の操作で、この第5実施例
は次のように機能する。
【0105】図8に示す左位置においては、前記駆動水
管路35が通水管路67に接続され、排水管路36は閉
塞状態となる。この状態においては、水道水は駆動水管
路35から通水管路67を経てシリンダ室82に供給さ
れるので、ピストン64は水圧により上昇駆動され、シ
ャワーヘッド4は支持管64aに連れて上昇する。
【0106】なお、この実施例において支持管64a
は、ピストン64の下方にそのストロークより長く延在
して設置されている。
【0107】また、ピストン64の上側に存在する空気
は前記通気孔83を経てシリンダ81の外部に排出され
る。
【0108】切換弁63の右位置においては、前記駆動
水管路35が閉塞状態となり、通水管路67が排水管路
36に接続されるので、手動でシャワーヘッド4を押し
下げれば前記シリンダ室83内の水は排出され、これに
より下降する。
【0109】この際、前記ピストン64の上方の空間内
には前記通気孔83を経て外部から空気が吸入され、空
気抵抗が軽減される。
【0110】切換弁63の中立位置においては、通水管
路67と駆動水管路35および排水管路36がすべて閉
塞状態となり、シャワーヘッド4はその位置で固定状態
となる。
【0111】以上説明したいずれの実施例においても、
前記のように、シャワーヘッド4の昇降駆動の双方また
は一方を水道水の水圧で行っているので、商用電源への
電気工事が不要であり設置工事が簡単であり、構造も簡
素でコストも安価となる。
【0112】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、水道管からの水圧でピストンを変位させる
ので、このピストンの動作にともなって給水管が昇降駆
動されるものである。
【0113】すなわち、給水具の昇降操作は水道水の水
圧によるピストン・シリンダ機構で行なわれるので、モ
ータ等の駆動手段を用いて行なう場合とは異なり、装置
の構成に要する部品点数が比較的少なく,簡素な構造で
ある。
【0114】また、駆動源としてのモータを用いないの
で、昇降装置の設置工事に際して水道工事の他に商用電
源への電気工事を回避することができ、設置工事も比較
的簡単となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の昇降装置の全体概略図である。
【図2】第1実施例の昇降装置の要部断面図である。
【図3】図2のA−A線に沿う断面図である。
【図4】第2実施例の昇降装置の要部断面図である。
【図5】第3実施例の昇降装置の全体概略図である。
【図6】第3実施例の昇降装置の要部断面図である。
【図7】第4実施例の昇降装置の要部断面図である。
【図8】第5実施例の昇降装置の要部断面図である。
【符号の説明】
1,10 洗面台(基台) 2 天板部 4 シャワーヘッド 11 シャワーヘッド本体 12 給水ホース 13,64a 支持管 21,61 昇降装置 22,51,62,71,81 シリンダ 22a 外筒 22b 内筒 23,63 切換弁 26,52,64 ピストン 26a ピストン側マグネット 27a ガイド側マグネット 31 上側シリンダ室 32 下側シリンダ室 33 分岐管(水道管) 36 排水管路 53 第1のベローズ 54 第2のベローズ 65,72,82 シリンダ室 66 コイルスプリング(復帰手段)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台の天板部に給水管を進退可能に挿通
    し、前記天板部の上方に位置する前記給水管の端部に給
    水具を接続した給水装置において、 前記基台には上下方向に向けてシリンダを装着し、この
    シリンダ内に上下方向に進退可能のピストンを設けてこ
    のピストンに前記給水管を接続させるとともに、前記シ
    リンダ内には水道管から水道水を供給し、その水圧で前
    記ピストンを変位させることを特徴とする給水具の昇降
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の給水具の昇降装置におい
    て、前記シリンダ内に前記ピストンで区画された上側シ
    リンダ室と下側シリンダ室とを形成し、前記シリンダ内
    への水道水の供給は切換弁を介して前記両シリンダ室の
    うちのいずれか一方を水道管に連通させるとともに他方
    のシリンダ室を排水路に連通させて行なうこととし、前
    記切換弁により、前記両シリンダ室の連通先を水道管側
    と排水路側との間での切り換えを可能としたことを特徴
    とする給水具の昇降装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の給水具の昇降装置におい
    て、前記シリンダを外筒と内筒とを同心状に配置した2
    重管で構成し、前記内筒の内側に前記給水管を配置する
    とともに前記外筒と内筒との間に前記ピストンを配置
    し、これらの給水管とピストンとの間に互いに吸着する
    マグネット装置を介在させたことを特徴とする給水具の
    昇降装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の給水具の昇降装置におい
    て、前記シリンダの内側に、このシリンダの上端部と前
    記ピストンの上面との間を接続する第1のベローズと前
    記シリンダの下端部と前記ピストンの下面との間を接続
    する第2のベローズとを設け、前記第1のベローズと前
    記シリンダとの間に前記上側シリンダ室を形成するとと
    もに、前記第2のベローズと前記シリンダとの間に前記
    下側シリンダ室を形成したことを特徴とする給水具の昇
    降装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の給水具の昇降装置におい
    て、前記シリンダの一端と前記ピストンとの間に単一の
    シリンダ室を形成し、このシリンダ室を水道管と排水路
    とのいずれかに連通可能とする切換弁を設けたことを特
    徴とする給水具の昇降装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の給水具の昇降装置におい
    て、前記ピストンをシリンダの前記一端側に変位させる
    復帰手段を設けたことを特徴とする給水具の昇降装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の給水具の昇降装置におい
    て、前記シリンダの内部にコイルスプリングを配置し
    て、前記復帰手段を構成したことを特徴とする給水具の
    昇降装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の給水具の昇降装置におい
    て、前記シリンダの軸心部に固定管を立設するととも
    に、前記ピストンを前記固定管に摺動可能に嵌め合わせ
    るとともに前記ピストンの上端面には前記シリンダの内
    部で前記固定管の周囲を囲む筒部を形成し、前記固定管
    と筒部との間にコイルスプリングを配置したことを特徴
    とする給水具の昇降装置。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれかに記載した
    給水具の昇降装置において、前記給水具をシャワーヘッ
    ドとしたことを特徴とする給水具の昇降装置。
JP3346139A 1991-08-06 1991-12-27 給水具の昇降装置 Pending JPH0593435A (ja)

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JP3-196425 1991-08-06
JP19642591 1991-08-06

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