JPH0593336U

JPH0593336U - 小楊枝の携行用具

Info

Publication number: JPH0593336U
Application number: JP3360992U
Authority: JP
Inventors: 嘉郁松山
Original assignee: マルフト商事株式会社
Priority date: 1992-05-21
Filing date: 1992-05-21
Publication date: 1993-12-21

Abstract

(57)【要約】【目的】小楊枝の衛生的な携行に便利な用具を提供す
る。【構成】有底筒状の容器本体（１）に複数本の小楊枝
（イ）を入れ、キャップ（２）を被せた状態で、当該キ
ャップ（２）に付設したクリップ（４）により、衣服の
ポケット部等に掛け止めて携行可能なものとする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は歯の清掃衛生具としての小楊枝の携行用容器に関する。

【０００２】

【従来の技術と問題点】

主に食後に歯のすき間の挾雑物の除去に用いられる小楊枝は、しばしば外出先とか食事場所以外の小楊枝が備えられていない場所で使用したい場合がある。このような場所での小楊枝の随意使用に供するための小楊枝の携行に適する用具は、未だ提供されていない実情にある。

【０００３】このため従来では、適宜衣服のポケットとか鞄等にばらばらの状態に入れて携行していることが多いが、不衛生であるばかりでなく、尖った先端で手指を突き刺したり、ポケットに孔をあけてしまうというような危険があり、更には取出しにも不便であった。

【０００４】この考案は、このような問題点を解決するべく、少量の小楊枝を収容して便利に携行しうる用具を提供することを目的とする。

【０００５】

【目的を達成するための手段】

上記の目的において、この考案は、複数本の小楊枝を収容しうる容量をもった有底筒状の容器本体と、該容器本体の開口側端部に嵌め合し自在に装着されたキャップと、該キャップに取付けられた係止用クリップとよりなる小楊枝の携行用具を要旨とする。

【０００６】また、この考案に係る小楊枝携行用具は、好ましくは前記容器本体の底部側端部に、筆記具を着脱自在に連設したものとなされる。

【０００７】

【作用】容器本体に数本の小楊枝を収容してキャップを被せ、クリップで衣服のポケット等に係止して携行する。使用時にはキャップを取外して、容器本体から小楊枝を取出す。

【０００８】

【実施例】

図１に示す実施例において、（１）は有底筒状の容器本体であり、金属または合成樹脂により、直径８〜１５mm程度、長さ４０〜６０mmに形成され、内部に数本乃至１０数本程度の小楊枝（イ）を収納しうる容量をもつものとなされている。（２）は当該容器本体（１）開口側端部に被嵌された頂壁付きの筒状のキャップであり、容器本体（１）に嵌め外し自在、かつ嵌め合わせた状態では係合部（３）の係合作用により不本意に容器本体（１）から脱外しないように配慮されている。（４）は上記キャップ（２）の外周面に付設された係止用の弾性クリップであり、衣服のポケット部等に掛け止めて、携行用具（Ａ）の携行を可能とするものである。

【０００９】上記携行用具（Ａ）は、内部に複数本小楊枝（イ）を入れた状態で、クリップ（４）により衣服のポケット部等に掛け止めることにより携行するものであり、小楊枝（イ）の使用時には、用具自体をポケット等から外し、キャップ（２）を除去して内部の小楊枝（イ）を取出すものである。

【００１０】図２に示す他の実施例は、小楊枝携行用具（Ａ）を筆記具（Ｂ）と組合わせて構成したものである。

【００１１】この実施例の場合、容器本体（１）の底部側端部に、周壁を延長する形で所定長さの短筒状の嵌合部（11）が形成されている。そして、この嵌合部（11）に、ボールペンあるいはシャープペン等の任意の筆記具（Ｂ）が、その後端部の対応形状につくられた連設部（５）を、嵌め外し可能に嵌合することにより、携行用具（Ａ）と筆記具（Ｂ）とが連設されている。なお、図示実施例における筆記具（Ｂ）はシャープペンとして示したものであり、（６）はそのペン先部、（７）は後端に装着された消ゴム、（８）は携行用具（Ａ）との係合部を示す。

【００１２】図２に示した上記実施例は、小楊枝の携行用具（Ａ）を任意の筆記具（Ｂ）と組合わせた形で、それと一緒に携行しうる点で有利なものである。筆記具（Ｂ）の使用は、携行用具（Ａ）を連結状態に保ったまま、それを軸部の一部に利用して使用するものとしても良いし、もちろん携行用具（Ａ）から取外して使用するものとしても良い。

【００１３】

【考案の効果】

この考案に係る小楊枝携行用具（Ａ）は、小楊枝（イ）をキャップ付きの容器内に収容した状態で衣服のポケット部等に引掛けて、体裁良く便利に携行しうるのはもとより、衛生的であり、又小楊枝の尖端で指先を損傷したり、衣服を傷つけるというような危惧をすべて解消しうる。

【００１４】また筆記具と組合わせて構成する場合には、筆記具と共に小楊枝の携行が可能となるため、外出時等に携行を忘れることが少なくなると共に、筆記具自体に小楊枝収納機能を付与したものとしてそれ自体の付加価値を向上したものとすることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例の縦断面図である。

【図２】本考案の他の実施例の縦断面図である。

【符号の説明】

Ａ…小楊枝携行用具Ｂ…筆記具１…容器本体２…キャップ４…クリップ

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】複数本の小楊枝を収容しうる容量をもっ
た有底筒状の容器本体と、該容器本体の開口側端部に嵌
め合し自在に装着されたキャップと、該キャップに取付
けられた係止用クリップとよりなる小楊枝の携行用具。
【請求項２】容器本体の底部側端部に、筆記具が連設
されてなる筆記具付き小楊枝の携行用具。