JPH0592936U - 衝突検知体 - Google Patents

衝突検知体

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JPH0592936U
JPH0592936U JP8630592U JP8630592U JPH0592936U JP H0592936 U JPH0592936 U JP H0592936U JP 8630592 U JP8630592 U JP 8630592U JP 8630592 U JP8630592 U JP 8630592U JP H0592936 U JPH0592936 U JP H0592936U
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JP
Japan
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magnet
collision
housing
container
magnetic
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Application number
JP8630592U
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English (en)
Inventor
靖彦 大谷
Original Assignee
センサー・テクノロジー株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁石を飛翔体の吸引付勢力に使用するタイプ
の衝突センサの近傍に他の磁性金属が存在していても独
立して所定の作動が確保される衝突検知体を提供する。 【構成】 相対向した両端を有するハウジングと、該ハ
ウジングの一端側に配設されたコンタクトと、前記ハウ
ジング内に移動自在に設けられた飛翔子と、該飛翔子を
前記ハウジングの他端側に吸引する磁場を形成する磁石
9とを備え、飛翔子に作用する加速度が磁石の吸引力を
越えると、飛翔子がハウジングの一端側に移動してコン
タクトに接触する衝突センサ1を、容器19内に収納し
た衝突検知体において、前記衝突センサ1は磁石9背面
に密着し磁石9側面まで延在する磁気拘束手段20を介
して前記容器19内に収納されているものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、容器内に衝突センサを収納した衝突検知体に係わり、特に、車の乗 員保護装置であるエアバッグ等のトリガーシステムに用いられる衝突感知に適し た衝突検知体に関する。
【0002】
【従来の技術】
まず、容器内に収納される衝突センサを図3及び図3のX−X断面図である図 4により説明する(特開昭57−813号公報参照)。図3において、2はハウ ジングであり、3のボディと、4のキャップと、5のシリンダとで形成されてい る。また、6,7は一対のコンタクトとしての片持ち弾性片、8は飛翔子として のボール、9は磁場を形成する磁石である。
【0003】 ボディ3は拡大部3aと胴部3bと凹部3cと突出部3dとを有している。拡 大部3aにはキャップ4が嵌入され、カシメ等により固定される。胴部3bには シリンダ5が嵌入され、キャップ4で押し込まれている。突出部3dには磁石9 が嵌入され、固定されている。磁性金属材料のボール8は磁石9によって凹部3 cに吸引付勢されているが、衝突の加速度によってシリンダ5内を矢印aの方向 に移動する。磁石9の磁力線がボール8に伝わるように、ボディ3は樹脂製であ り、シリンダ5は非磁性金属材料製である。
【0004】 キャップ4も樹脂製であり、凹部4aと平面部4bとを有している。キャップ 4の凹部4aとボディ3の凹部3cとはハウジング2の相対向した端部を形成し 、ボール8がシリンダ5に沿って、凹部4a,3c間のハウジング2内を移動自 在となっている。平面部4bにはコンタクト6,7が固定され、凹部4aの両側 に位置している。
【0005】 コンタクト6,7は基板部6a,7aでキャップ4にリベット等で固定され、 角度αの傾斜部6b,7bを経て近接する先端部6c,7cに延在している。図 4のように、基板6aは導線11を経てバッテリ12に接続され、基板7aは導 線13を経て制御ユニット14及びエアバッグ15に直列接続されている。
【0006】 上述した衝突センサ1の作動を図3により説明する。車両の衝突により、減速 加速度が所定のしきい値を越えると、磁石9の吸引付勢力に抗してボール8がシ リンダ5に沿って距離L以上移動する。そして、ボール8がコンタクト6,7の 先端部6c,7cに接触する。すると、図4のように、バッテリー12と制御ユ ニット14を接続する回路が形成されるので、制御ユニット14にバッテリー1 2からの電流が流れ、これに応答して制御ユニット14がエアバック15を膨張 させる。
【0007】 ところで、このような衝突センサ1は、そのまま車体等に取り付けられるので はなく、耐衝撃性(衝撃を検知する前に衝突検知体が破損しないこと)や耐環境 性(長年車体等に取りつけられたまま放置される間に錆等が発生しないこと)の 観点から、図5に示すように、衝突センサ1を鉄板製の丈夫な容器16内に収容 し、周囲を砂や樹脂による充填剤17で固めた衝突検知体の状態にして取り付け られる構造となっていた。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
従来の技術で述べた衝突検知体においては、容器16が鉄板製であると、結果 的に、磁石9の磁力線は容器16より漏れることがなくなり、車体等の他の鉄板 によって磁石9の磁場が影響を受けにくくなる。しかしながら、成形性やコスト の観点から、容器16に非磁性体のアルミや樹脂が用いられる場合があり、この 場合、磁石9の磁力線が車体等の他の鉄板の影響を受けて分岐し、ボールに対す る磁場が弱められ、変化するという問題点があった。また、図4のバッテリー1 2と制御ユニット14との間の衝突センサ1は一個ではなく、直列又は並列に2 個以上が接続される必要性も生じるようになった。この場合、衝突センサ1を2 個以上近接配置して同じ容器内に収納することが考えられるが、衝突センサ1の 磁石が互いに干渉し、各衝突センサ1の精度に悪影響を及ぼすという問題点もあ った。
【0009】 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり 、その目的とするところは、磁石を飛翔体の吸引付勢力に使用するタイプの衝突 センサの近傍に他の磁性金属が存在していても独立して所定の作動が確保される 衝突検知体を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案における衝突検知体は、相対向した両端を 有するハウジングと、該ハウジングの一端側に配設されたコンタクトと、前記ハ ンジング内に移動自在に設けられた飛翔子と、該飛翔子を前記ハウジングの他端 側に吸引する磁場を形成する磁石とを備え、飛翔子に作用する加速度が磁石の吸 引力を越えると、飛翔子がハウジングの一端側に移動してコンタクトに接触する 衝突センサを、容器内に収納した衝突検知体において、前記衝突センサは磁石背 面に密着し磁石側面まで延在する磁気拘束手段を介して前記容器内に収納されて いるものである。
【0011】
【作用】
磁石背面に密着し磁石側面まで延在する磁気拘束手段は、磁場をハウジングを 囲むように集中させて一定のレベルに保ち、近傍に他の磁性金属による影響を排 除する。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照しつつ説明する。図1は本考案の衝突検知 体の分解斜視図である。
【0013】 図1において、1、1′は衝突センサ、19は容器、20は磁気拘束手段とし てのシールド板、21は位置決め用のT形ポジショナである。すなわち、一つの 容器19に2個の衝突センサ1、1′が収容され、シールド板20で衝突センサ 1,1′の磁石9,9′の互いの干渉が排除された衝突検知体を示している。
【0014】 シールド板20は鉄板製であり、磁石9の背面に密着する背面部20aと磁石 9の側面まで延在する両側面部20b,20bとからなっている。また、背面部 20aの中央に孔20cが設けられ、図2の突出部3dが入り、磁石9とシール ド板20の両方が突出部3dに固定される。
【0015】 このシールド板20の背面部20a更に側面部20bを伝って磁石9の磁力線 がボディ3内に至り、磁力線が強化される。また、側面部20bを磁力線が通り 隔離されることで、近接配置された2個の衝突センサ1,1′の磁石9,9′の 互いの干渉が排除される。
【0016】 T形ポジショナ21は容器19内に所定位置に収まる形状をしており、シール ド板20,20′の位置決めのための肩部21aと突出片21bを有している。 また、シールド板20,20′には切り欠き20dが設けられ、この切り欠き2 0dが肩部21aに嵌まり、突出片21bを抱き抱えるようにして位置決めされ 、距離L以外のガタが無くなる。
【0017】 このような構造の衝突検知体の組立に際しては、先ず、容器19内にT形ポジ ショナ21を挿入する。次いで、シールド板20、20′に固着された衝突セン サ1、1′をT形ポジショナ21と容器19の間に挿入する。そして、配線22 のゴムシール23を容器19の開放穴19aに挿入した後、所定の充填剤を充満 させる。
【0018】 次に、図2により本考案の他の衝突検知体を説明する。図2において、1は衝 突センサ、30は容器、31は位置決め板兼用のシールド板である。すなわち、 一つの容器30に1個の衝突センサ1が収納され、板31で容器30内で位置決 めされると共に、磁石9に対する外部磁性体の影響を防止するようにしたもので あり、容器30はプラスチック等の非磁性材料でもよい。板31は背面部31a と両側面部31bと下部延長部31cとを有しており、下部延長部31cで容器 30内の位置が決まり、両側面部31bを2点鎖線のように磁石9を覆うように 延長することでシールド兼用となる。なお、衝突センサ1の突出部3dが板31 の孔31dに入って固定される。また、配線22のゴムシール23は、容器30 の開放穴30aに挿入される。
【0019】
【考案の効果】
本考案における衝突検知体は、衝突センサを磁石背面に密着し磁石側面まで延 在する磁気拘束手段を介して容器内に収納するものであり、磁気拘束手段よって 磁場をハウジングを囲むように集中させて一定のレベルに保ち、近傍に他の磁性 金属による影響を排除するので、衝突センサの精度が所定のものであることを保 証することができる。したがって、容器の材質に制限を受けることがなくなり、 種々の材質のものが選択的に使用可能となる。また、特に衝突センサを2個以上 近接配置する場合には、磁石同士の干渉を排除し、一つの容器に収めた小型化が 達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の衝突検知体の分解斜視図である。
【図2】本考案の他の衝突検知体の分解斜視図である。
【図3】衝突センサの断面図である。
【図4】図3のX−X断面図である。
【図5】従来の衝突検知体の断面図である。
【符号の説明】
2 ハウジング 3 ボディ 4 キャップ 5 シリンダ 6,7 コンタクト 8 ボール(飛翔子) 9 磁石 20 シールド板(磁気拘束手段)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対向した両端を有するハウジングと、
    該ハウジングの一端側に配設されたコンタクトと、前記
    ハンジング内に移動自在に設けられた飛翔子と、該飛翔
    子を前記ハウジングの他端側に吸引する磁場を形成する
    磁石とを備え、飛翔子に作用する加速度が磁石の吸引力
    を越えると、飛翔子がハウジングの一端側に移動してコ
    ンタクトに接触する衝突センサを、容器内に収納した衝
    突検知体において、前記衝突センサは磁石背面に密着し
    磁石側面まで延在する磁気拘束手段を介して前記容器内
    に収納されていることを特徴とする衝突検知体。
  2. 【請求項2】 前記容器内には2以上の衝突センサが収
    納され、各衝突センサは前記磁気拘束手段を介して収納
    されている請求項1記載の衝突検知体。
JP8630592U 1992-11-19 1992-11-19 衝突検知体 Pending JPH0592936U (ja)

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JP8630592U JPH0592936U (ja) 1992-11-19 1992-11-19 衝突検知体

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JPH0592936U true JPH0592936U (ja) 1993-12-17

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JP8630592U Pending JPH0592936U (ja) 1992-11-19 1992-11-19 衝突検知体

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015521969A (ja) * 2012-07-06 2015-08-03 フオルクスヴアーゲン アクチエンゲゼルシヤフトVolkswagenAG 車両用歩行者保護システム

Citations (3)

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JPS527214A (en) * 1975-06-03 1977-01-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd Magnetic tape device
JPS57813A (en) * 1980-04-29 1982-01-05 Breed Corp Sensor
JPS6350904A (ja) * 1986-08-19 1988-03-03 Mitsubishi Electric Corp 複合ヘツド装置

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