JPH0592935U - 衝突センサ - Google Patents

衝突センサ

Info

Publication number
JPH0592935U
JPH0592935U JP8630492U JP8630492U JPH0592935U JP H0592935 U JPH0592935 U JP H0592935U JP 8630492 U JP8630492 U JP 8630492U JP 8630492 U JP8630492 U JP 8630492U JP H0592935 U JPH0592935 U JP H0592935U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contacts
housing
collision sensor
pair
biasing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8630492U
Other languages
English (en)
Inventor
靖彦 大谷
Original Assignee
センサー・テクノロジー株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by センサー・テクノロジー株式会社 filed Critical センサー・テクノロジー株式会社
Priority to JP8630492U priority Critical patent/JPH0592935U/ja
Publication of JPH0592935U publication Critical patent/JPH0592935U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Switches Operated By Changes In Physical Conditions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 衝突検知時間の精度が高く、組立も容易で安
価な衝突センサを提供する。 【構成】 相対向した両端を有するハウジング2と、該
ハウジング2の一端側4cに配設された一対のコンタク
ト6,7と、前記ハウジング2内に移動自在に設けられ
た飛翔子8と、該飛翔子8を前記ハウジング2の他端側
3cに付勢する付勢手段9とを備え、前記飛翔子8に作
用する加速度が前記付勢手段9の付勢力を越えると、飛
翔子8がハウジング2の前記一端側4cに移動して前記
一対のコンタクト6,7に接触する衝突センサにおい
て、前記ハウジング2内に前記コンタクト6,7を所定
位置に保持する保持手段20が設けられたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、衝突センサに係わり、特に、車の乗員保護装置であるエアバッグ等 のトリガーシステムに用いられる衝突感知に適した衝突センサに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の衝突センサとしては、特開昭57−813号公報に開示されるものが 知られている。この衝突センサを、図3及び図3のX−X断面図である図4によ り説明する。図3において、2はハウジングであり、3のボディと、4のキャッ プと、5のシリンダとで形成されている。また、6,7は一対のコンタクトとし ての片持ち弾性片、8は飛翔子としてのボール、9は付勢手段としての磁石であ る。
【0003】 ボディ3は拡大部3aと胴部3bと凹部3cと突出部3dとを有している。拡 大部3aにはキャップ4が嵌入され、カシメ等により固定される。胴部3bには シリンダ5が嵌入され、キャップ4で押し込まれている。突出部3dには磁石9 が嵌入され、固定されている。磁性金属材料のボール8は磁石9によって凹部3 cに吸引付勢されているが、衝突の加速度によってシリンダ5内を矢印aの方向 に移動する。磁石9の磁力線がボール8に伝わるように、ボディ3は樹脂製であ り、シリンダ5は非磁性金属材料製である。
【0004】 キャップ4も樹脂製であり、凹部4aと平面部4bとを有している。キャップ 4の凹部4aとボディ3の凹部3cとはハウジング2の相対向した端部を形成し 、ボール8がシリンダ5に沿って、凹部4a,3c間のハウジング2内を移動自 在となっている。平面部4bにはコンタクト6,7が固定され、凹部4aの両側 に位置している。
【0005】 コンタクト6,7は基板部6a,7aでキャップ4にリベット等で固定され、 角度αの傾斜部6b,7bを経て近接する先端部6c,7cに延在している。図 4のように、基板6aは導線11を経てバッテリ12に接続され、基板7aは導 線13を経て制御部14及びエアバッグ15に直列接続されている。
【0006】 上述した衝突センサ1の作動を図3により説明する。車両の衝突により、減速 加速度が所定のしきい値を越えると、磁石9の吸引付勢力に抗してボール8がシ リンダ5に沿って距離L以上移動する。そして、ボール8がコンタクト6,7の 先端部6c,7cに接触する。すると、図4のように、バッテリー12と制御ユ ニット14を接続する回路が形成されるので、制御ユニット14にバッテリー1 2からの電流が流れ、これに応答して制御ユニット14がエアバック15を膨張 させる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
このように、衝突発生時にボール8がコンタクト6,7の両方の先端部6c, 7cに接触して始めて電流が流れる。したがって、衝突センサの感知精度はボー ル8をコンタクト6,7の両方の先端部6c,7cに同時に接触させることがで きるかどうかにかかっている。
【0008】 しかしながら、コンタクト6,7は比較的薄い銅合金板等を必要に応じて折り 曲げ加工して形成された片持ち弾性片であり、傾斜角度αにばらつきが生じやす く、組立途中の引っかかりなどによって傾斜角度αが変化することがある。その 結果、ボール8と先端部6c,7cまでの距離Lが変化し、衝突検出精度に誤差 を生じるという問題点を生じる。また、先端部6c,7cのいずれか一方がずれ ると、ボール8は一方の先端部にした後、他方の先端部に接触するまでの間、コ ンタクト6,7の反発力でボール8の動きが減速させられるため、衝突を検知す る時間が遅れる。エアバッグシステムでは車両の衝突からエアバッグ膨張まで厳 密に所定時間内に維持される必要があるため、衝突検出精度に誤差を生じたり、 衝突センサの衝突検知が遅れると、所望の乗員保護が達成されなくなる。
【0009】 そこで、コンタクト6,7を精度良く加工することも考えられるが、薄い銅合 金板の折り曲げ加工等のように精度が出にくい形状となっている。そのため、加 工された多数のコンタクト6,7の中から、先端部6c,7cが揃ったものを選 び出して組み立てることになり、組立に手間がかかるという問題点もあった。さ らに、組立段階では先端部6c,7cが揃っていたとしても、何年という時間の 経過と共に、変形する恐れもあり、変形の恐れが少ないコンタクト6,7を得よ うとすると、加工コストが高価になるという問題点もあった。
【0010】 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり 、その目的とするところは、コンタクトと飛翔子までの距離Lを所定の値にする と共に、一対のコンタクトの先端のずれをなくし、衝突検知時間の精度が高く、 組立も容易で安価な衝突センサを提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案における衝突センサは、相対向した両端を 有するハウジングと、該ハウジングの一端側に配設された一対のコンタクトと、 前記ハウジング内に移動自在に設けられた飛翔子と、該飛翔子を前記ハウジング の他端側に付勢する付勢手段とを備え、前記飛翔子に作用する加速度が前記付勢 手段の付勢力を越えると、飛翔子がハウジングの前記一端側に移動して前記一対 のコンタクトに接触する衝突センサにおいて、前記ハウジング内に前記コンタク トを所定位置に保持する保持手段が設けられたものである。
【0012】
【作用】
ハウジング内に設けられた保持手段によって容易に飛翔子と一対のコンタクト 迄の距離Lが一定に保たれ、コンタクト先端のずれが生じることもなく、飛翔子 は一対のコンタクトに同時に接触する。
【0013】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照しつつ説明する。図1は本考案の衝突セン サの断面図であり、図2は図1の衝突センサの分解斜視図である。なお、図3及 び図4で説明したものと同じ作動をする部分については、同じ符号を付してその 説明を省略する。
【0014】 図1において、図3と異なる点は、ボディ3内のシリンダ5とキャップ4との 間に保持板20を設けた点である。
【0015】 保持板20は空洞部20aを有しており、この内周面20aの端にコンタクト 6,7の傾斜部6b,7bが当接し、先端部6c,7cの位置が揃うようになっ ている。すなわち、傾斜部6b,7bの傾斜角度αは保持板20の内周面20a で押し込まれることで決まる。したがって、コンタクト6,7単体での自然な傾 斜角度β1,β2は取付傾斜角度αより大きなものであって、β1とβ2の間に 差があっても支障がない。コンタクト6,7が折り曲げられる各部の長さが一定 である限り、保持板20との関係で先端部6c,7cの位置が揃い、ボール8が 同時に接触することが保証される。また、保持板20で先端部6c,7cが決ま るので、コンタクト6,7の折り曲げ部の残留応力の影響で先端部6c,7cの 位置がずれる恐れが全く排除される。
【0016】 この保持板20のリング部20bがキャップ4のインロー部4cに嵌め込まれ ることで、キャップ4と保持板20が一体となる構造であり、キャップ4と保持 板20を精度良く成形しておくと、コンタクト6,7の先端部6c,7cの位置 が一層精度良く決まる。また、保持板20は延長部20cを有し、保持板20が キャップ4に嵌まる円周方向の位置が決まる。
【0017】 つぎに、図2により、衝突センサの組立手順を説明する。キャップ4にコンタ クト6,7を取り付け、キャップ4のインロー部4cに保持板20のリング部2 0bを嵌めて、両者を一体化する。このとき、コンタクト6,7の傾斜部6b, 7bがキャップ4の内周面20aに押し込まれて、先端部6c,7cの位置が決 まる。すなわち、コントクト6,7の自然な傾斜角度βは取付傾斜角度αより大 きくなるように加工されている。そして、キャップ4と保持板20の一体物を図 1のボディ2の中に挿入する。このように、キャップ4に保持板20を嵌めるだ けで、コンタクト6,7の先端部6c,7cの位置が揃い、ボール8が同時に接 触することが保証される。
【0018】
【考案の効果】
本考案の衝突センサは、ハウジング内にコンタクトを所定位置に保持する保持 手段が設けられたものであり、この保持手段によって容易に飛翔子と一対のコン タクト迄の距離Lが一定に保たれ、コンタクト先端部のずれが生じることなく、 飛翔子は一対のコンタクトに所定位置で同時に接触するようにしたので、衝突セ ンサの応答時間の変化とバラツキを少なくし、長年の時間経過におけるコンタク トの変形の影響も全く受けなくなり、高精度の衝突センサとすることができる。 また、一対のコンタクトの位置が保持手段で決まる構造であるので、コンタクト を仕上がり寸法に応じて選別する必要がなくなり組立も簡単にでき、コンタクト 自体も精度良く加工する必要もなくなり安価に製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の衝突センサの断面図である。
【図2】図1の衝突センサの分解斜視図である。
【図3】従来の衝突センサの断面図である。
【図4】図3のX−X断面図である。
【符号の説明】
2 ハウジング 3 ボディ 4 キャップ 5 シリンダ 6,7 コンタクト 8 ボール(飛翔子) 9 磁石(付勢手段) 20 保持板(保持手段)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対向した両端を有するハウジングと、
    該ハウジングの一端側に配設された一対のコンタクト
    と、前記ハウジング内に移動自在に設けられた飛翔子
    と、該飛翔子を前記ハウジングの他端側に付勢する付勢
    手段とを備え、前記飛翔子に作用する加速度が前記付勢
    手段の付勢力を越えると、飛翔子がハウジングの前記一
    端側に移動して前記一対のコンタクトに接触する衝突セ
    ンサにおいて、前記ハウジング内に前記コンタクトを所
    定位置に保持する保持手段が設けられたことを特徴とす
    る衝突センサ。
  2. 【請求項2】 前記一対のコンタクトは片持ち弾性片で
    形成され、前記所定位置は前記飛翔子がこの一対のコン
    タクトに同時に接触する位置である請求項1記載の衝突
    センサ。
JP8630492U 1992-11-19 1992-11-19 衝突センサ Pending JPH0592935U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8630492U JPH0592935U (ja) 1992-11-19 1992-11-19 衝突センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8630492U JPH0592935U (ja) 1992-11-19 1992-11-19 衝突センサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0592935U true JPH0592935U (ja) 1993-12-17

Family

ID=13883103

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8630492U Pending JPH0592935U (ja) 1992-11-19 1992-11-19 衝突センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0592935U (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5540909U (ja) * 1978-09-11 1980-03-15
JPS57813A (en) * 1980-04-29 1982-01-05 Breed Corp Sensor
JPS6174633A (ja) * 1984-09-20 1986-04-16 Amusetsuku:Kk 粉粒体への液体添加方法及びその装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5540909U (ja) * 1978-09-11 1980-03-15
JPS57813A (en) * 1980-04-29 1982-01-05 Breed Corp Sensor
JPS6174633A (ja) * 1984-09-20 1986-04-16 Amusetsuku:Kk 粉粒体への液体添加方法及びその装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2055776C (en) Impact sensor for vehicle safety restraint system
US5485041A (en) Impact sensor for vehicle safety restraint system
JP2009540280A (ja) マイクロメカニカル加速度センサ
JPS60202308A (ja) アナログ変位センサ
JPH0592935U (ja) 衝突センサ
CA2052025A1 (en) Velocity change sensor with improved spring bias
SE513092C2 (sv) Accelerometer för avkänning av hastighetsändringar
US4857680A (en) Acceleration sensor
JPH0416333Y2 (ja)
JPH071280B2 (ja) 衝撃センサー
JP2009016167A (ja) モーションスイッチ
JPWO2005088318A1 (ja) 加速度センサ及び加速度センサ付きタイヤ情報送信装置
JP2628515B2 (ja) 衝突センサ
SE513091C2 (sv) Accelerometer för avkänning av hastighetsförändringar hos ett fordon
JPH0674970A (ja) 加速度センサ
JPS6139949Y2 (ja)
JPH09503336A (ja) 横方向に支持されるビーム接点を有するセンサ
US6610940B2 (en) Mechanical acceleration sensor
KR20070059356A (ko) 충돌감지센서
KR100387825B1 (ko) 에어백 충돌 감지센서
JP3476622B2 (ja) 加速度スイッチ及びその組立方法
JPH0592936U (ja) 衝突検知体
US20040055360A1 (en) Device for reducing wear of ink strips in a position sensor
JP3003768U (ja) 接触検出器
JPH0718204U (ja) 静電容量式変位計