JPH0592232U - 搬送コンベア上の搬送物品検知装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 搬送物品の左右方向位置が許容範囲にないか
（又は搬送物品の左右方向幅が許容範囲以上か）を知る
発信器・受信器の位置を、搬送コンベアによって搬送さ
れる搬送物品の左右方向の大きさに対応して、簡単に変
更出来るようにするものである。 【構成】 搬送コンベア１の途中の左右側方において、
上下方向に所定間隔をあけるようにして、上下一対のス
ライド７、９が左右位置変更自在に設けられ、これら上
下一対のスライド７、９の一方に、光・電波・音波等の
信号を発信する発信器１１が設けられ、同他方に発信器
１１からの信号を受信する受信器１２が設けられてい
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は搬送コンベア上の搬送物品検知装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来この種搬送コンベア上の搬送物品検知装置として以下の如きものは知られ ている。即ち、搬送コンベアの途中に、それによって搬送される搬送物品と衝突 ・干渉しないようにして、門型のフレームが設けられ、この門型のフレームの左 右の支柱に張出し片が搬送物品と衝突・干渉しないようにして、設けられ、これ ら左右の張出し片の上部に、光・電波・音波等の信号を上に向けて発信する発信 器が固定され、これら発信器からの信号を受信する受信器が門型のフレームの水 平バーに固定されたものは知られている。 上記構成によって、搬送物品によって発信器からの信号が遮断されると、受信 器が信号を受信しなくなるので、そのことをもって、搬送物品の左右方向位置が 許容範囲にないか（又は搬送物品の左右方向幅が許容範囲以上か）を知ることが 出来るようになされている。

【０００３】

【従来技術の欠点】

前記従来の搬送物品検知装置には以下の如き欠点があった。即ち、発信器・受 信器が固定されたものであったため、搬送物品の左右方向の大きさが変わる度に 、発信器・受信器の固定取付位置を変更しなければならず、その手間が面倒であ るという欠点があった。

【０００４】

【考案の目的】

この考案は上記欠点を解消するためになされたものである。

【０００５】

【実施例】

以下にこの考案を図面に示す実施例に基づいて説明する。なお、この明細書に おいて、前とは第１図右側を、後とは同図左側をいい、左とは第１図紙面裏側を 、右とは同表側をいう。 ローラー駆動コンベアからなる搬送コンベア１の途中を跨ぐようにして、パレ ットＰ及びそれに段積された多数の荷物Ｎ（以下、搬送物品Ｗという。）と衝突 ・干渉しないようにして、門型のフレーム４が床面に設けられている。 前記門型のフレーム４の左右の支柱４ａに張出し片６が搬送コンベア１の基枠 ２と衝突・干渉しないようにして、搬送コンベア１の搬送面より下方に位置する ようにして、設けられ、これら左右の張出し片６に、スライド７が左右動自在に 設けられ、これらスライド７は流体圧シリンダ８等によって所望位置に移動しそ の位置で停止可能となされている。これらスライド７と対となるようにして、フ レーム４の水平バー４ｂにスライド９が左右動自在に設けられ、これらスライド ９は流体圧シリンダ１０等によって所望位置に移動しその位置で停止可能となさ れている。前記相互に対となるスライド７又はスライド９の一方に、光・電波・ 音波等の信号を他方に向けて発信する発信器１１が固定され、同他方に、発信器 １１からの信号を受信する受信器１２が固定されている。 なお、相互に対となるスライド７又はスライド９の一方に、光・電波・音波等 の信号を発信する発信器及びその信号を受信する受信器を有する検知器を設け、 同他方に反射板を設けるようにしてもよい。

【０００６】 前記フレーム４の支柱４ａにスライド１４が上下動動自在に設けられ、これら スライド１４は流体圧シリンダ１５等によって所望位置に移動しその位置で停止 可能となされている。前記スライド１４の一方に、光・電波・音波等の信号を他 方に向けて発信する発信器１６が固定され、同他方に、発信器１６からの信号を 受信する受信器１７が固定されている。 なお、スライド１４の一方に、光・電波・音波等の信号を発信する発信器及び その信号を受信する受信器を有する検知器を設け、同他方に反射板を設けるよう にしてもよい。

【０００７】

【実施例の作用】 次に実施例装置の作用を説明する。 まず、スライド７、スライド９及びスライド１４の位置を搬送物品Ｗに対応し た位置に調節する。 その後、搬送物品Ｗを搬送コンベア１によって搬送すれば、搬送物品Ｗがフレ ーム４の間を通過する間に、搬送物品Ｗによって発信器１１からの信号が遮断さ れると、受信器１２が信号を受信しなくなるので、そのことをもって、搬送物品 Ｗの左右方向位置が許容範囲にないか（又は搬送物品Ｗの左右方向幅が許容範囲 以上か）を知ることが出来る。また、搬送物品Ｗによって発信器１６からの信号 が遮断されると、受信器１７が信号を受信しなくなるので、そのことをもって、 搬送物品Ｗが許容高さ以上であることを知ることが出来る。

【０００８】

【考案の効果】

この考案は、前記した如き構成によって以下の如き効果を奏するものである。 搬送コンベアの途中の左右側方において、上下方向に所定間隔をあけるように して、上下一対のスライドが左右位置変更自在に設けられ、これら上下一対のス ライドの一方に、光・電波・音波等の信号を発信する発信器が設けられ、同他方 に発信器からの信号を受信する受信器が設けられているので、搬送物品の左右方 向の大きさに対応して、発信器・受信器の位置を簡単に変更出来て、便利である 。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の実施例を示す一部破砕側面図であ
る。

【図２】図１のＩＩ−ＩＩ線断面図である。

【符号の説明】

１ 搬送コンベア ７ スライド ９ スライド １１ 発信器 １２ 受信器

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【手続補正書】

【提出日】平成５年７月２８日

【手続補正１】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】全図

【補正方法】変更

【補正内容】

【図１】

【図２】

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 搬送コンベアの途中の左右側方におい
   て、上下方向に所定間隔をあけるようにして、上下一対
   のスライドが左右位置変更自在に設けられ、これら上下
   一対のスライドの一方に、光・電波・音波等の信号を発
   信する発信器が設けられ、同他方に発信器からの信号を
   受信する受信器が設けられている搬送コンベア上の搬送
   物品検知装置。
2. 【請求項２】 搬送コンベアの途中の左右側方におい
   て、上下方向に所定間隔をあけるようにして、上下一対
   のスライドが左右位置変更自在に設けられ、これら上下
   一対のスライドの一方に、光・電波・音波等の信号を発
   信する発信器及びその信号を受信する受信器を有する検
   知器が設けられ、同他端に反射板が設けられている搬送
   コンベア上の搬送物品検知装置。