JPH059200Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、壁掛け等室内装飾品として利用でき
るゴルフ用ボールマークの保持具に関するもので
ある。

本考案に技術的背景 本考案に関する従来技術としては特に存在しな
いのであるが、従来の壁掛け等の室内装飾品とし
ては絵画や写真等をパネルにしたり額縁に入れた
装飾用パネルが提案されている。これらの装飾用
パネルは室内の美観を向上させ、かつ、鑑賞用と
しての役目を果たすもので、応接室に飾るものと
して利用されることが多い。

一方、近年ゴルフ人口が著しく増加してきてお
り、それに伴つてゴルフ場も又各地に増えてきて
いる。

そこで本考案は、前記装飾用パネルを単なる室
内の美観を向上させ、かつ、鑑賞用としての役割
を果たすためだけのものではなく、ゴルフアーに
とつて実用上有効に活用することができるように
することを目的とするものである。

目的を達成するための手段 そのため、本考案では、一定地域内に散在する
複数のゴルフ場を各ゴルフ場に至る道順と共にパ
ネル表面に表示してなるゴルフ場案内板を形成
し、該ゴルフ場案内板にはゴルフ場の所在部位毎
に、それぞれのゴルフ場で使用するボールマーク
の脚部を着脱自在に挿入し得る目印用凹部を設
け、各ゴルフ場のボールマークやプレー予定日等
を記入したボールマークをそれぞれ所定の目印用
凹部に挿入保持し得るように構成したことにより
所期の目的を達成するようにしたものである。

作 用 前記ゴルフ場案内板に、プレーを行つたゴルフ
場で使用したボールマークを、当該ゴルフ場の位
置する部位に設けた目印用凹部に差込んでおくこ
とによつてプレーをしたゴルフ場が一見して判
る。また、次回以降に行く予定のゴルフ場の目印
用凹部には、表面にプレーする日付等を記入した
ボールマークを差込んでおくこによりプレーの予
定表ともなる。

実施例 以下、本考案を図示せる実施例に随つて説明す
る。

１はゴルフ場案内板であつて、このゴルフ場案
内板１は一定地域内に散在する複数のゴルフ場を
各ゴルフ場に至る主要な道順と共にパネルａの表
面に表示してなるものである。パネルａの材質は
一定の硬度を有するものであれば、銅、真鍮、ス
テンレス、合成樹脂、アルミ合金等に限らず木製
やかた紙等適宜なものを使用し得る。

本実施例ではパネルａとして銅板を使用し、該
銅板の表面にエンボス加工によつてゴルフ場案内
板１を形成したものである。

尚、本実施例ではゴルフ場案内板１の一例とし
千葉県南部を表したもので説明したが、これに限
るものではなく、他の地区を表したものでよいこ
とは勿論のことであり、又、パネルａの大きさに
よつては、例えば関東地区、関西地区等のブロツ
ク図で表してもよい。

前記ゴルフ場案内板１上のゴルフ場が所在する
部位には、ボールマーク２の脚部３を挿入する目
印用凹部４が設けられている。この目印用凹部４
は透孔でも凹陥状のものでもよい。ボールマーク
２はマーカーとも云い、グリーン上のホール近く
にあるボールが、パツトをするパーテイーの他の
プレーヤーに邪魔にならないように、該ボールを
取り除く際、あとでボール位置がわかるように一
時的にグリーンに刺し込んでおくピン（画鋲）状
のものであつて、一般に合成樹脂製のものが使用
されている。そしてボールマークの頭部の表面に
各ゴルフ場毎にそのゴルフ場をシンボライズした
装飾性の高い独特のデザインや文字が描かれてい
て、各ゴルフ場とも大ききさや形状等略一定のも
のが使用されている。このボールマーク２はゴル
フ場を利用したプレーヤーが記念として自由に手
に入れることができるものである。５はボールマ
ーク２の頭部である。６は各ゴルフ場に至る主要
な道順を示す道路である。図示しなかつたがパネ
ルａの裏面側には壁掛け用に係止具が取付けられ
ている。尚、パネルａに額縁を取付けることによ
り装飾性をさらに高めることができる。上記のよ
うに構成されたゴルフ用ボールマークの保持具は
応接室や居間等の壁掛け或は置物として飾つてお
くものであるが、パネルａの素材として銅板を使
用したことにより、銅板の有する独持の重厚感が
あり、室内の美感を向上させるのは勿論のこと、
記念贈答品としても商品価値を一槽高めることが
できる。

また、プレーを行つたゴルフ場で使用したボー
ルマーク２を当該ゴルフ場の所在部位に設けた目
印用凹部４に差し込んでおくことにより、プレー
をしたゴルフ場が一見して判り客との話題として
恰好の題材となるばかりでなく、後日の記念とし
て、常時目に触れる状態でそれぞれに案内板１上
の所定の目印用凹部４に差し込み状態で保管して
おくことができるので、散逸やしまい忘れ（置き
場所の失念）を未然に防止できる。ボールマーク
２は第２図に示すように、比較的長い脚部３を有
するピン状のもので、通常の状態（横向きに置い
た状態）では座りが悪く転動し易い不安定なもの
で、置き場所に苦労するものであるが、脚部３を
目印用凹部４に差し込むことにより、各ゴルフ場
独特のデザインや文字が描かれている頭部５表面
を常に前面に向けた状態の安定姿勢で保持してお
くことができるものである。

さらに、ボールマーク２にプレーをする予定日
等を記入して当該ゴルフ場の目印用凹部４に差し
込んでおくことにより、予定表としても利用する
ことができる。

考案の効果 以上述べたように本考案のゴルフ用ボールマー
ク保持具は、一定地域内に散在する複数のゴルフ
場を各ゴルフ場に至道順と共にパネル表面に表示
してなるゴルフ場案内板を形成し、該ゴルフ場案
内板にはゴルフ場の所在部位毎に、それぞれのゴ
ルフ場で使用するボールマークの脚部を着脱自在
に挿入し得る目印用凹部を設け、各ゴルフ場のボ
ールマークやプレー予定日等を記入したボールマ
ークをそれぞれ所定の目印用凹部に挿入保持し得
るように構成したから、応接室等に飾つておくこ
とにより、室内の美感を向上させ、かつ鑑賞用と
しての役目を果たすことは勿論のこと、プレーを
行つた各ゴルフ場で使用したそれぞれのボールマ
ークを、当該ゴルフ場の位置する部位に設けられ
た目印用凹部に差し込んでおくことにより、記念
として、各ゴルフ場ごとに独特のデザインや文字
が描かれているボールマークの頭部表面を常に前
面に向けた安定姿勢を保持した状態で板上にまと
めて保管しておくことができるので、ボールマー
クの置き場所に苦慮することなく、しかも、散逸
やしまい忘れ（置き場所の失念）を未然に防止で
きるうえ、プレーしたゴルフ場が一見して判り、
後日の記念とすることができると共に、ゴルフフ
アーにとつて、ゴルフ用ボールマークの保持具を
見ながら仲間同士ゴルフ談義に花を咲かせること
ができる。又、ボールマークにプレーをする予定
日等を記入することにより、該ゴルフマツプを予
定表忘備録としても利用することができる等実用
上有効に活用することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係るゴルフ用ボールマークの
保持具の使用状態を示す正面図、第２図はボール
マークの拡大斜視図、第３図は縦断側面図であ
る。 １はゴルフ場案内板、ａはパネル、２はボール
マーク、３は脚部、４は目印用凹部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 一定地域内に散在する複数のゴルフ場を各ゴル
   フ場に至る道順と共にパネル表面に表示してなる
   ゴルフ場案内板を形成し、該ゴルフ場案内板には
   ゴルフ場の所在部位毎に、それぞれのゴルフ場で
   使用するボールマークの脚部を着脱自在に挿入し
   得る目印用凹部を設け、各ゴルフ場のボールマー
   クやプレイ予定日等を記入したボールマークをそ
   れぞれ所定の目印用凹部に挿入保持し得るように
   構成したことを特徴とするゴルフ用ボールマーク
   の保持具。