JPH0591536A - 色信号記録回路及び色信号記録再生装置 - Google Patents

色信号記録回路及び色信号記録再生装置

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JPH0591536A
JPH0591536A JP3353779A JP35377991A JPH0591536A JP H0591536 A JPH0591536 A JP H0591536A JP 3353779 A JP3353779 A JP 3353779A JP 35377991 A JP35377991 A JP 35377991A JP H0591536 A JPH0591536 A JP H0591536A
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carrier color
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Toshitaka Senuma
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 信号記録時の搬送色信号が小レベルであった
場合に、信号再生時における再生搬送色信号のS/N比
が劣化するのを防止できる色信号記録回路を提供する。 【構成】 記録すべき搬送色信号中のバースト信号のレ
ベルを一定にするACC増幅回路2から出力される搬送
色信号の最大値をピークホールド回路20により検出
し、上記搬送色信号を増幅する電圧制御増幅回路40に
上記最大値に応じた制御信号をローパスフィルタ30を
介して供給する。上記電圧制御増幅回路40は、上記制
御信号により利得が制御され、小レベルから中レベルの
搬送色信号を大利得で増幅し、中レベルから大レベルの
搬送色信号を小利得で増幅する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえばNTSC方式
のカラーテレビジョン信号を記録および再生する記録再
生装置に関し、特に再生搬送波色信号のS/N比を改善
するものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、画像情報の記録および再生を
行う記録再生装置として、たとえば回転磁気ヘッドを備
えたヘリカルスキャン方式のビデオテープレコーダ(V
TR)が使用されている。ところで、一般家庭で用いら
れる民生用のビデオテープレコーダは大別すると、いわ
ゆる据置型とポータブル型の2種類に分けられる。前者
は主に屋内で放送番組の録画に用いることを目的とした
ものであり、通常チューナが内蔵されている。また、後
者は主に屋外でビデオカメラによる撮影に用いることを
目的としたものであり、通常チューナが内蔵されていな
いが、別体のチューナを接続することにより放送番組の
録画に用いることもできる。
【0003】このような民生用のビデオテープレコーダ
で放送番組の録画を行う場合において、チューナからの
映像中間周波信号を検波して得られた映像信号は、通
常、輝度信号と搬送色信号に分類される。そして、輝度
信号に対しては周波数変調(FM)等の処理が、搬送色
信号に対しては低域への周波数変換等の処理がそれぞれ
施された後、両者が合成されこの信号が磁気ヘッドを介
して磁気テープ上に記録されるようになっている。
【0004】また再生時には、記録時とは反対に磁気テ
ープ上に記録された信号が磁気ヘッドにより再生され、
輝度信号の成分と搬送色信号の成分に分離される。そし
て、輝度信号の成分に対しては復調等の処理が、搬送色
信号の成分に対しては高域への周波数変換等の処理がそ
れぞれ施された後、両者が合成され再生映像信号が得ら
れるようになっている。〔発明が解決しようとする問題
点〕
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、実際に放送
局から送信されるテレビジョン信号に含まれる映像信号
中の搬送色信号は、大レベルとなることはかなり稀であ
り、一般的には小レベルであることが多い。このため、
たとえば、上述したような民生用のビデオテープレコー
ダで放送番組の録画を行った場合、特に、搬送色信号が
小レベルである時には、再生時における再生搬送色信号
のS/N比が劣化してしまい、視覚的にも画質の劣化が
かなり目立ってしまう。
【0006】このような再生搬送色信号のS/N比を改
善するためには、磁気ヘッドに供給される信号の電流値
すなわち記録電流を増やすのが最も効果的である。しか
し、搬送色信号が大レベルになった時のことを考慮し、
ダイナミックレンジを確保するためには、上記記録電流
を常に増加させておくことはできないという問題点があ
った。
【0007】そこで、本発明は上述した従来の問題点に
鑑みて提案されたものであり、信号記録時の搬送色信号
が小レベルであった場合に、信号再生時における再生搬
送色信号のS/N比が劣化するのを防止できるような色
信号記録回路及び色信号記録再生装置を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る色信号記録
回路は、上述した目的を達成するために、記録すべき搬
送色信号中のバースト信号を検波して該バースト信号の
レベルに応じた利得で上記再生搬送色信号を増幅し、上
記バースト信号のレベルを一定にする搬送色信号レベル
制御手段と、該搬送色信号レベル制御手段から出力され
る搬送色信号の最大値を検出し、該最大値に応じた制御
信号を出力する最大値検出手段と、該最大値検出手段か
ら上記制御信号が供給される時定数手段と、上記最大値
検出手段から上記時定数手段を介して供給される上記制
御信号に応じて利得が制御され、上記搬送色信号レベル
制御手段から供給される搬送色信号を増幅する利得制御
増幅手段とを備え、上記利得制御増幅手段により、小レ
ベルから中レベルの搬送色信号を大利得で増幅し、中レ
ベルから大レベルの搬送色信号を小利得で増幅するよう
にしたことを特徴とするものである。
【0009】また、本発明に係る色信号記録再生装置
は、記録すべき搬送色信号中のバースト信号を検波して
該バースト信号のレベルに応じた利得で上記再生搬送色
信号を増幅し、上記バースト信号のレベルを一定にする
搬送色信号レベル制御手段と、該搬送色信号レベル制御
手段から出力される搬送色信号の最大値を検出し、該最
大値に応じた制御信号を出力する最大値検出手段と、該
最大値検出手段から上記制御信号が供給される時定数手
段と、上記搬送色信号レベル制御手段から搬送色信号が
供給されるとともに、上記最大値検出手段から上記時定
数手段を介して供給される上記制御信号に応じて利得が
制御され、小レベルから中レベルの搬送色信号を大利得
で増幅し、中レベルから大レベルの搬送色信号を小利得
で増幅する利得制御増幅手段と、該利得制御増幅手段か
ら供給される搬送色信号を別信号処理された輝度信号と
ともに記録媒体に記録する記録手段と、該記録手段によ
り記録された信号を記録媒体から再生する再生手段と、
該再生手段による再生信号から分離された再生搬送色信
号中のバースト信号のレベルに応じた利得で上記再生搬
送色信号を増幅し、上記バースト信号のレベルを一定に
する再生搬送色信号レベル制御手段とを備え、上記時定
数手段により上記利得制御増幅手段の応答速度を上記再
生搬送色信号レベル制御手段の応答速度内に制限するよ
うにしたことを特徴とするものである。
【0010】
【作用】本発明に係る色信号記録回路では、記録すべき
搬送色信号中のバースト信号のレベルを一定にする搬送
色信号レベル制御手段から出力される搬送色信号の最大
値を最大値検出手段により検出し、上記搬送色信号を増
幅する利得制御増幅手段に上記最大値に応じた制御信号
を時定数手段を介して供給し、上記制御信号により上記
利得制御増幅手段の利得を制御する。上記利得制御増幅
手段は、小レベルから中レベルの搬送色信号を大利得で
増幅し、中レベルから大レベルの搬送色信号を小利得で
増幅する。
【0011】また、本発明に係る色信号記録再生装置で
は、記録すべき搬送色信号中のバースト信号のレベルを
一定にする搬送色信号レベル制御手段から出力される搬
送色信号の最大値を最大値検出手段により検出し、上記
搬送色信号を増幅する利得制御増幅手段に上記最大値に
応じた制御信号を時定数手段を介して供給し、上記制御
信号により上記利得制御増幅手段の利得を制御する。記
録手段は、上記該利得制御増幅手段から供給される搬送
色信号を別信号処理された輝度信号とともに記録媒体に
記録する。また、上記記録手段により記録された信号を
再生手段により記録媒体から再生し、再生搬送色信号レ
ベル制御手段により再生搬送色信号中のバースト信号の
レベルに応じた利得で上記再生搬送色信号を増幅し、上
記バースト信号のレベルを一定にする。そして、上記時
定数手段は、上記利得制御増幅手段の応答速度を上記再
生搬送色信号レベル制御手段の応答速度内に制限する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら詳細に説明する。なお、本実施例は、本発明を
ヘリカルスキャン方式のビデオテープレコーダに適用し
たものである。
【0013】図1は本実施例のビデオテープレコーダに
おける信号記録時の搬送色信号の処理系を示すブロック
図である。たとえば、図示しないチューナからの映像中
間周波信号を検波して得られた映像信号は、輝度信号と
搬送色信号に分離され、この搬送色信号SRAが信号入力
端子1すなわちACC(自動色信号制御)増幅回路2に
供給される。上記搬送色信号SRAの搬送波である色副搬
送波は、ここでは3.58MHzとする。上記ACC増幅
回路2から出力された信号SRBはバーストエンファシス
回路3に送られるとともに、バーストゲート回路4およ
び端子11を介してピークホールド回路20に送られ
る。上記バーストゲート回路4では、供給された信号S
RBに含まれるバースト信号bのみが取り出され、この信
号が3.58MHzの連続波としてACC検波回路5で検
波される。そして、上記バースト信号bのレベルに比例
した直流電圧が上記ACC検波回路5から上記ACC増
幅回路2に送られ該ACC増幅回路2の利得が変化され
る。すなわち、上記ACC増幅回路2,バーストゲート
回路4,およびACC検波回路5で構成されるループに
よっていわゆるフィードバック制御がなされ、上記AC
C増幅回路2から出力される信号SRBに含まれるバース
ト信号bのレベルが常に一定となるように搬送色信号S
RAが該ACC増幅回路2により増幅されるようになって
いる。
【0014】一方、上記信号SRBは上記バーストエンフ
ァシス回路3により該信号SRBに含まれるバースト信号
bのみが所定量増幅され、周波数変換回路6に送られ
る。この周波数変換回路6では、たとえば図示しないA
FC回路から送られた4.27MHzの変換搬送波が平衡
変調され、この信号と上記バーストエンファシス回路3
からの3.58MHzの信号との差信号(688kHz)が
ローパスフィルタ7に送られる。すなわち、上記バース
トエンファシス回路3からの信号の搬送周波数が上記周
波数変換回路6により3.58MHzから688kHzに低
域変換され、上記ローパスフィルタ7を介して低域搬送
色信号SRCが得られることになる。この低域搬送色信号
RCは端子12を介して電圧制御増幅回路40に送られ
る。
【0015】上記ピークホールド回路20に送られた信
号SRBは、該ピークホールド回路20によりピーク値が
保持され(いわゆるピーク検波)、該信号SRBのレベル
に比例した直流電圧とされる。そして、この電圧がロー
パスフィルタ30を介して上記電圧制御増幅回路40に
送られ該電圧制御増幅回路40の利得が変化される。す
なわち、上記ピークホールド回路20,ローパスフィル
タ30,および電圧制御増幅回路40によって、いわゆ
るフィードフォワード制御がなされ、上記ACC増幅回
路2からの信号SRBのレベルに応じた利得で低域搬送色
信号SRCが増幅されるようになっている。上記電圧制御
増幅回路40で増幅された低域搬送色信号SRCは、リミ
ッタ回路50を介して信号出力端子13から信号SRD
して出力される。ここで、上記ローパスフィルタ30は
後述する信号再生時の再生搬送色信号の処理系における
ACCのフィードバックループが十分に追従して応答で
きるように応答速度を制限するためのものであり、上記
リミッタ回路50は信号のレベルが小レベルから大レベ
ルに変化した場合に、過大電流が流れないように振幅制
限を行うためのものである。
【0016】このように、本実施例における信号記録時
の搬送色信号の処理系は、従来の処理系に、上記ピーク
ホールド回路20,ローパスフィルタ30,電圧制御増
幅回路40,およびリミッタ回路50からなり、大小信
号のレベルの幅すなわちダイナミックレンジの圧縮動作
を行う圧縮回路10を追加した構成となっている。そし
て、この処理系は、たとえば図2に実線で示すように、
入力信号(搬送色信号)SRAが小レベル〜中レベル程度
の場合には大利得で増幅し、該信号SRAが中レベル〜大
レベル程度の場合には小利得で増幅するような略円弧状
の入出力特性を有しており、ダイナミックレンジが圧縮
されるようになっている。
【0017】上記圧縮回路10からの出力信号SRDは、
図示しない記録増幅回路等を通って、周波数変調等の処
理が施された輝度信号と合成された後、磁気ヘッドに供
給され記録動作が行われる。
【0018】ところで、上記圧縮回路10の具体的な回
路構成は、たとえば図3に示すようになっている。すな
わち、上記ピークホールド回路20はトランジスタ2
1,コンデンサ22,抵抗23から成っており、ローパ
スフィルタ30は抵抗31,コンデンサ32から成って
おり、上記電圧制御増幅回路40は電界効果トランジス
タ41,トランジスタ42,可変抵抗43等から成って
おり、上記リミッタ回路50は各ダイオード51,5
2,コンデンサ53から成っている。そして、信号SRC
がエミッタ接地された上記トランジスタ42のベースに
供給されるとともに、信号SRBがエミッタフォロワの上
記トランジスタ21のベースに供給される。そうする
と、信号SRBのレベルに応じて上記トランジスタ42の
利得が変化され、信号SRCは該トランジスタ42で増幅
され上記リミッタ回路50を介して結局ダイナミックレ
ンジが圧縮された形で信号SRDとして上記信号出力端子
13から出力されるようになっている。
【0019】次に、本実施例のビデオテープレコーダに
おける信号再生時の再生搬送色信号の処理系について図
4を参照しながら説明する。磁気ヘッドにより再生され
た信号は再生輝度信号と再生低域搬送色信号に分離され
るが、この再生低域搬送色信号SPAが信号入力端子61
すなわちローパスフィルタ62に供給される。このロー
パスフィルタ62から出力された信号はACC増幅回路
63に送られ増幅された後、周波数変換回路64に送ら
れ搬送周波数が688kHzから3.58MHzに変換され
る。変換された信号はバーストディエンファシス回路6
5にて該信号に含まれるバースト信号bのみが所定量減
衰され、再生搬送色信号SPBとして信号出力端子66か
ら出力される。また、この信号SPBはバーストゲート回
路67にも供給されており、該バーストゲート回路67
で信号SPBに含まれるバースト信号bのみが取り出され
る。そして、このバースト信号bが3.58MHzの連続
波としてACC検波回路68で検波され、該バースト信
号bのレベルに比例した直流電圧が上記ACC増幅回路
63に送られ該ACC増幅回路63の利得が変化され
る。すなわち、ここで前述したACCのフィードバック
ループが構成され、上記バーストディエンファシス回路
65から出力される再生搬送色信号SPBに含まれるバー
スト信号bのレベルが常に一定となるように、上記ロー
パスフィルタ62を介して供給される再生低域搬送色信
号SPAが上記ACC増幅回路63により増幅される。結
局、特別な伸長回路を用いずに、この処理系により前述
した上記圧縮回路10の圧縮動作に対応する伸長処理を
行うことができる。
【0020】上記バーストディエンファシス回路65か
ら出力された再生搬送色信号SPBは、図示しない映像増
幅回路等を通った後、復調等の処理が施された再生輝度
信号と合成され再生映像信号が得られる。
【0021】次に、本実施例のビデオテープレコーダの
動作について具体的に説明する。なお、バースト信号は
搬送色信号に含まれているが、ここでは便宜上、搬送色
信号をバースト信号bと色信号cとに分けて説明する。
【0022】信号記録時において、たとえば、上記信号
入力端子1に図5のAに示すような最大レベルの搬送色
信号SRAが供給されたとする。この場合には、上記AC
C増幅回路2から出力される信号SRBも最大レベルとな
り、上記電圧制御増幅回路40の利得はたとえば0dB
となる。よって、上記圧縮回路10による圧縮動作は行
われず上記信号出力端子13から出力される信号S
RDは、図5のBに示すように、上記バーストエンファシ
ス回路3によりバースト信号bのみが所定量強調された
ものとなる。
【0023】そして、信号再生時において、上記図5の
Bに示した信号SRDと相似形の再生低域搬送色信号SPA
が上記信号入力端子61に供給されると、上記信号出力
端子66から出力される再生搬送色信号SPBは、図5の
Cに示すように、上記ACC増幅回路63により信号全
体が増幅されるとともに、上記バーストディエンファシ
ス回路65によりバースト信号bのみが所定量減衰され
たものとなる。
【0024】また、信号記録時において、上記信号入力
端子1に図6のAに示すような小レベルの搬送色信号S
RAが供給されたとすると、上記ACC増幅回路2から出
力される信号SRBのレベルに応じて上記電圧制御増幅回
路40の利得が所定値に設定される。よって、上記信号
出力端子13から出力される信号SRDは、たとえば図6
のBに示すように、上記バーストエンファシス回路3に
よりバースト信号bのみが所定量強調されるとともに、
上記圧縮回路10により信号全体が増幅されたものとな
り、圧縮動作が行われる。
【0025】そして、信号再生時において、上記図6の
Bに示した信号SRDと相似形の再生低域搬送色信号SPA
が上記信号入力端子61に供給されると、上記信号出力
端子66から出力される再生搬送色信号SPBは、図6の
Cに示すように、上記ACC増幅回路63により信号全
体が増幅されるとともに、上記バーストディエンファシ
ス回路65でバースト信号bのみが所定量減衰されたも
のとなる。この時、色信号cのレベルは上記圧縮回路1
0により記録時に上昇されていたことにより、必要なレ
ベルを得るための上記ACC増幅回路63の利得は小さ
くて済むため、定在しているノイズは大きく増幅されな
い。よって、出力される再生搬送色信号SPBのS/N比
は良好であり、従来のように劣化することはない。
【0026】このように、本実施例のビデオテープレコ
ーダでは、信号記録時において、上記周波数変換回路6
によって低域変換された搬送色信号SRAすなわち低域搬
送色信号SRCは、変換前の信号SRBのレベルに応じた利
得で上記圧縮回路10内の上記電圧制御増幅回路40に
より増幅されダイナミックレンジが圧縮される。これに
より、特に、搬送色信号SRAが小レベル〜中レベル程度
の場合には、磁気ヘッドに供給される記録電流は従来と
比べ増加される。また、信号再生時において、再生低域
搬送色信号SPAは該信号SPAに含まれるバースト信号b
のレベルに基づく利得で上記ACC増幅回路63により
増幅されダイナミックレンジが伸長されるとともに、上
記周波数変換回路64により元の周波数に変換される。
【0027】すなわち、ダイナミックレンジの圧縮・伸
長動作を行うことにより、信号再生時に上記信号出力端
子66から出力される再生搬送色信号SPBのS/N比を
改善することができる。これは、信号記録時に上記信号
入力端子1に供給される搬送色信号SRAが小レベルであ
る場合に特に有効である。
【0028】また、上記圧縮動作は、図3に示した如き
比較的簡単な構成の上記圧縮回路10で容易に実現する
ことができるし、上記伸長動作は特別な伸長回路を設け
ることなく、従来の処理系で行うことができ、利点は非
常に大きい。
【0029】
【発明の効果】上述した実施例の説明から明らかなよう
に、本発明に係る色信号記録回路では、記録すべき搬送
色信号中のバースト信号のレベルを一定にする搬送色信
号レベル制御手段から出力される搬送色信号の最大値を
最大値検出手段により検出し、上記搬送色信号を増幅す
る利得制御増幅手段に上記最大値に応じた制御信号を時
定数手段を介して供給し、上記制御信号により上記利得
制御増幅手段の利得を制御する。そして、上記利得制御
増幅手段は、小レベルから中レベルの搬送色信号を大利
得で増幅し、中レベルから大レベルの搬送色信号を小利
得で増幅するので、搬送色信号のダイナミックレンジを
圧縮することができる。
【0030】また、本発明に係る色信号記録回路では、
搬送色信号レベル制御手段から供給される搬送色信号の
周波数を周波数変換手段により低域に変換し、その低域
変換搬送色信号を利得制御増幅手段により増幅する。そ
して、上記利得制御増幅手段は、上記搬送色信号の最大
値を検出する最大値検出手段から時定数手段を介して供
給される制御信号に応じて利得が制御され、小レベルか
ら中レベルの低域変換搬送色信号を大利得で増幅し、中
レベルから大レベルの低域変換搬送色信号を小利得で増
幅するので、低域変換搬送色信号のダイナミックレンジ
を圧縮することができる。
【0031】さらに、本発明に係る色信号記録再生装置
では、記録すべき搬送色信号中のバースト信号のレベル
を一定にする搬送色信号レベル制御手段から出力される
搬送色信号の最大値を最大値検出手段により検出し、上
記搬送色信号を増幅する利得制御増幅手段に上記最大値
に応じた制御信号を時定数手段を介して供給し、上記制
御信号により上記利得制御増幅手段の利得を制御する。
そして、記録手段は、上記該利得制御増幅手段から供給
される搬送色信号を別信号処理された輝度信号とともに
記録媒体に記録するので、記録系において、搬送色信号
のダイナミックレンジを圧縮することができる。また、
上記記録手段により記録された信号を再生手段により記
録媒体から再生し、再生搬送色信号レベル制御手段によ
り再生搬送色信号中のバースト信号のレベルに応じた利
得で上記再生搬送色信号を増幅し、上記バースト信号の
レベルを一定にするので、再生搬送色信号のダイナミッ
クレンジを伸長することができる。従って、記録電流
は、供給される搬送色信号のレベルに応じて増加され、
特に該搬送色信号が小レベルであった場合の再生搬送色
信号のS/N比が劣化するのを防止することができる。
しかも、上記時定数手段は、上記利得制御増幅手段の応
答速度を上記再生搬送色信号レベル制御手段の応答速度
内に制限するので、再生系における再生搬送色信号のダ
イナミックレンジを伸長処理を確実に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された一実施例のビデオテープレ
コーダにおける信号記録時の搬送色信号の処理系を示す
ブロック図である。
【図2】図1に示した処理系の入出力特性を示す特性図
である。
【図3】図1に示した処理系における圧縮回路の具体的
な回路構成を示す回路図である。
【図4】上記実施例のビデオテープレコーダにおける信
号再生時の再生搬送色信号の処理系を示すブロック図で
ある。
【図5】信号記録時の各処理系の動作を説明するための
搬送色信号を模式的に示す各波形図である。
【図6】信号再生時の各処理系の動作を説明するための
搬送色信号を模式的に示す各波形図である。
【符号の説明】
2・・・ACC増幅回路 5・・・ACC検波回路 6・・・周波数変換回路 10・・・圧縮回路 20・・・ピークホールド回路 30・・・ローパスフィルタ 40・・・電圧制御増幅回路 63・・・ACC増幅回路 64・・・周波数変換回路 65・・・バーストディエンファシス回路 68・・・ACC検波回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録すべき搬送色信号中のバースト信号
    を検波して該バースト信号のレベルに応じた利得で上記
    再生搬送色信号を増幅し、上記バースト信号のレベルを
    一定にする搬送色信号レベル制御手段と、 該搬送色信号レベル制御手段から出力される搬送色信号
    の最大値を検出し、該最大値に応じた制御信号を出力す
    る最大値検出手段と、 該最大値検出手段から上記制御信号が供給される時定数
    手段と、 上記最大値検出手段から上記時定数手段を介して供給さ
    れる上記制御信号に応じて利得が制御され、上記搬送色
    信号レベル制御手段から供給される搬送色信号を増幅す
    る利得制御増幅手段とを備え、 上記利得制御増幅手段により、小レベルから中レベルの
    搬送色信号を大利得で増幅し、中レベルから大レベルの
    搬送色信号を小利得で増幅するようにしたことを特徴と
    する色信号記録回路。
  2. 【請求項2】 前記搬送色信号レベル制御手段から供給
    される搬送色信号の周波数を低域に変換する周波数変換
    手段を前記利得制御増幅手段の前段に設け、 上記利得制御増幅手段により、小レベルから中レベルの
    低域変換搬送色信号を大利得で増幅し、中レベルから大
    レベルの低域変換搬送色信号を小利得で増幅するように
    したことを特徴とする請求項1記載の色信号記録回路。
  3. 【請求項3】 記録すべき搬送色信号中のバースト信号
    を検波して該バースト信号のレベルに応じた利得で上記
    再生搬送色信号を増幅し、上記バースト信号のレベルを
    一定にする搬送色信号レベル制御手段と、 該搬送色信号レベル制御手段から出力される搬送色信号
    の最大値を検出し、該最大値に応じた制御信号を出力す
    る最大値検出手段と、 該最大値検出手段から上記制御信号が供給される時定数
    手段と、 上記搬送色信号レベル制御手段から搬送色信号が供給さ
    れるとともに、上記最大値検出手段から上記時定数手段
    を介して供給される上記制御信号に応じて利得が制御さ
    れ、小レベルから中レベルの搬送色信号を大利得で増幅
    し、中レベルから大レベルの搬送色信号を小利得で増幅
    する利得制御増幅手段と、 該利得制御増幅手段から供給される搬送色信号を別信号
    処理された輝度信号とともに記録媒体に記録する記録手
    段と、 該記録手段により記録された信号を記録媒体から再生す
    る再生手段と、 該再生手段による再生信号から分離された再生搬送色信
    号中のバースト信号のレベルに応じた利得で上記再生搬
    送色信号を増幅し、上記バースト信号のレベルを一定に
    する再生搬送色信号レベル制御手段とを備え、 上記時定数手段により上記利得制御増幅手段の応答速度
    を上記再生搬送色信号レベル制御手段の応答速度内に制
    限するようにしたことを特徴とする色信号記録再生装
    置。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS525220A (en) * 1975-07-02 1977-01-14 Hitachi Ltd Color signal level auto-controller
JPS5999591U (ja) * 1982-12-23 1984-07-05 株式会社東芝 ビデオテ−プレコ−ダ用自動カラ−レベル制御回路

Patent Citations (2)

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