JPH059152Y2 - - Google Patents

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JPH059152Y2
JPH059152Y2 JP1986189464U JP18946486U JPH059152Y2 JP H059152 Y2 JPH059152 Y2 JP H059152Y2 JP 1986189464 U JP1986189464 U JP 1986189464U JP 18946486 U JP18946486 U JP 18946486U JP H059152 Y2 JPH059152 Y2 JP H059152Y2
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JP
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belt
resin
corrugator
thickness
corrugator belt
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  • Machines For Manufacturing Corrugated Board In Mechanical Paper-Making Processes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本考案は、段ボールシートを製造するコルゲー
ターマシンに使用するコルゲーターベルトに関す
るものである。 (従来の技術) グルーマシンで接着剤を塗布された片面段ボー
ル紙とライナー紙とを加圧接着し、段ボールシー
トを製造するため、第4図に示すようにヒーテイ
ングパート1とクーリングパート2からなるコル
ゲーターマシンのダブルフエーサー部3には、段
ボールシートの搬送手段として厚手の織物を無端
状に接合してなるコルゲーターベルト4が配置さ
れている。接着剤を塗布された片面段ボール紙5
とライナー紙6とは、コルゲーターベルト4によ
つて圧接された状態でダブルフエーサー部3に供
給され、熱板7による加熱とコルゲーターベルト
4とウエートロール8との加圧密着によつて、乾
燥・接着され、所定の厚みを有する段ボールシー
ト9に形成される。この段ボールシートはクーリ
ングパート2を通過した後、カツターに搬送さ
れ、所定の寸法に裁断された製品として取り出さ
れる。 コルゲーターベルトに要求される特性は段ボー
ルシートに対する密着性を保つためと、ウエート
ロールから伝わる加圧力をシートに均等に伝達す
るための適度の重量、剛性と厚み、熱に対する耐
久性等々である。 これらの要件を満たし得るコルゲーターベルト
4として第1図、第2図に例示するような多層織
綿ベルトが多用されている。 (考案が解決しようとする問題点) しかしながら上記のコルゲーターベルトは、普
通10〜15か月の長期間にわたつて使用されるの
で、初期の状態を終わりまで維持するのは困難で
あり、使用するにつれて全体的(全幅的)にベル
トの厚みの減少が発生して来る。通常、ベルト
は、両耳部の厚みが減少し、段ボールシートの耳
部の貼り合わせ不良が発生するに及んでベルトの
寿命としている場合が殆どである。これは、貼り
合わせる段ボールシート幅が一定せず、耳部は直
接熱板との摩擦及び熱の影響を受け、ベルトの構
成繊維の劣化が中央部より早まり繊維が飛散する
からである。 ベルトの中央部と耳部との厚みの許容差は、マ
シンの形式及び貼り合わせシートの種類で明確で
はないが、きびしい条件下では0.4mmでシート耳
部の貼り合わせ不良発生となる。 (問題点を解決するための手段) 上述したコルゲーターベルトの耳部の劣化に対
処するため、本考案は、多層織のコルゲーターベ
ルトの長手方向両耳部分に樹脂による補強を行つ
たベルトを要旨とするものである。第1図及び第
2図は多層織のコルゲーターベルトの長手方向耳
部分の長手方向に沿つた縦断面図を示すもので、
ベルトは太番手の綿糸を用いて6層〜7層に織り
上げられ品種によつては芯糸が挿通されている。 本考案は、接着性、耐熱性、浸透性及び塗布性
に優れた樹脂をベルトの接紙面側すなわち第1、
第2図Pから塗布し、ベルトの全厚みのうち緯糸
2〜3本に相当する厚みAまで浸透するように加
工する。 樹脂としてはアクリル酸エステル系樹脂、ポリ
ウレタン系樹脂、柔軟エポキシ系樹脂、ポリアミ
ド系樹脂等を使用することができる。ベルト4に
塗布する幅はベルトの両耳部分13,13の10cm
〜50cm(片側寸法)位である。これは、ベルト4
の全幅(160cm〜250cm)や段ボールシートの幅
(最低70〜80cmで倍幅貼り合わせもあり)によつ
て適宜に選択する。樹脂塗布は一般的な塗布方法
の他、ロールブラシによつても可能であり、塗布
後、水分又は溶剤を蒸発させる。 樹脂の浸透厚みがあまり深くなるとベルトの剛
性が大きくなりすぎて走行性に問題が起こり、ま
たクラツクの発生が懸念される。反対に表面にの
みフイルム状に塗布した場合は使用途中でのウエ
ートロールの振動と叩打によつて硬化した樹脂が
早期に剥離落下して補強効果がなくなり、一時的
に耳部のみ厚みが大きくなり好ましくない。この
状態で使用を続けると、前述の補強を施さないベ
ルトと同様の欠点がある。 本考案の樹脂加工はベルト製造工場において
も、また、使用現場においても適用することが可
能である。 (実施例) 第1図に示す組織のコルゲーターベルト(当社
品番TC−710)の幅225cm、長さ36mのもの、例
えば全長の半分にポリゾール樹脂(昭和高分子
K.K.製アクリル酸エステルエマルジヨンの商標)
の濃度40%をベルトに対し0.6L/m2の割合でベル
トの各両側40cmの幅に塗布、乾燥して加工部とし
た。浸透度は緯糸2本までの深さであつた。な
お、全長の残りの半分には樹脂加工を施さず未加
工部とした。 このベルトを第4図に示すようなコルゲーター
マシンで6か月稼働させた後のベルト両耳部の未
加工部と加工部の寸法(厚み)を測定した所以下
のようであつた。 なお、駆動側は第4図において奥側(駆動装置
が配置された側)の耳部分であり、操作側は手前
側(操作スイツチの配置された側)の耳部分であ
ることを示している。
【表】 ベルトは使用経過に伴つて全幅的に厚みの減少
が見られるが、表から分るように樹脂加工した加
工部の減少は、樹脂加工を施さない未加工部に比
べて微量であつた。 (考案の効果) 以上の例示説明から理解できるように本考案の
樹脂加工をしたコルゲーターベルトは熱板の苛酷
な熱とウエートロールの振動による叩打作用を受
ける耳部の強度を向上させることが可能となつ
た。すなわち、本考案はベルト本来の機能を低下
することなく、ベルトの構成糸を補強し、糸相互
の交絡を強固に接着して、綿繊維が劣化して飛散
し、ベルトの厚みが減少することを防止し、ベル
トの寿命を3〜4か月延長することが可能となつ
た。 また、使用途中においてベルトの部分的な損耗
によつておこる段ボールシートの耳部の貼り合わ
せ不良を解消するこができた。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本考案のコルゲーターベルト
の縦断面図である。第3図は本考案のコルゲータ
ーベルトの平面図である。第4図はコルゲーター
マシンで、第5図はマシン要部の横断面図であ
る。 4……コルゲーターベルト、5,6,9……段
ボールシート、7……熱板、P……接紙面、W…
…ベルトの全幅、13……樹脂塗布幅、A……塗
布厚さ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) スパン糸よりなる経糸、緯糸及び接結糸から
    織製された多層織物のコルゲーターベルトにお
    いて、ベルトの長手方向両耳部の接紙面側が樹
    脂によつて補強されていることを特徴とするコ
    ルゲーターベルト。 (2) コルゲーターベルトの樹脂によつて補強され
    た厚みが織物全厚みの1/2以下である実用新案
    登録請求の範囲第1項に記載のコルゲーターベ
    ルト。
JP1986189464U 1986-12-09 1986-12-09 Expired - Lifetime JPH059152Y2 (ja)

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JPS6392727U JPS6392727U (ja) 1988-06-15
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JP2007521167A (ja) * 2003-11-24 2007-08-02 アルバニー インターナショナル コーポレイション 溝を有する片面型のベルト

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