JPH0591240U

JPH0591240U - 刈払機用コードカッタ

Info

Publication number: JPH0591240U
Application number: JP10325491U
Authority: JP
Inventors: 誠斧
Original assignee: 富士ロビン株式会社
Priority date: 1991-10-15
Filing date: 1991-10-15
Publication date: 1993-12-14

Abstract

(57)【要約】（修正有）【目的】回転して草木等を刈取ることができるコー
ドカッタを、破損しても作業性を阻害したり危険性がな
くしかも容易に切断して調整できるよう形成可能とす
る。【構成】細長い合成樹脂材のコード１の中心内部に
はその合成樹脂材より破断強度が強い合成樹脂材または
植物せんい材からなる約２ないし３ｃｍの短くて細い芯
材２を密接もしくは僅かな隙間をおき連続して装入し形
成したものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、回転するコードカッタ収納筐からコードを延出させて草木等を刈取ることができる刈払機用コードカッタに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来のこの種、コードカッタは、実開昭６４−１３９２３号公報や実開平１− １３４４２４号公報に見られるように、スチール線や高剛性の芯材に合成樹脂材を被覆して形成されていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、回転するコードカッタ収納筐内のボビンから収納筐の周壁２ケ所よりコードが引き出されて使用する状態で、いずれか一方のコードの被覆樹脂が破損すると、内部の芯材が露出して草木等に巻きついて作業性が阻害されたり、その部位からスチール線や高剛性の芯材が切れると、作業者などに飛来して危険性が大きく、また、芯材が硬いので切断しにくい、といった不具合を呈していた。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、そのような不具合を解決し、好適に実施できるよう工夫したものであり、そのため、細長い合成樹脂材のコードの中心内部にはその合成樹脂材より破断強度が強い合成樹脂材または植物せんい材からなる約２ないし３ｃｍの短くて細い芯材を密接もしくは僅かな隙間をおき連続して装入し形成したものである。

【０００５】

【作用】

したがって、回転させて草木等を刈取る際に、コードの被覆樹脂が破損しても、芯材の長さの２ないし３ｃｍの間の軽微な破損であればそのまま続けて使用できることになり、しかも、芯材が破損箇所より飛び出しても、短くて硬くない芯材なので、草木等に巻きついたりすることもなく、作業者等に飛来しても危険性は低く、また、大きく破損した場合には、コードを収納筐より引き出し、芯材の継ぎ目の部位を、他方のコードと略同じ寸法に合わせて刃物等により容易に切断できる。

【０００６】

【実施例】

図５は刈払機の一部の側面図を示し、作業者が携帯して操作できるとともに駆動軸を内装した操作桿３の先端には伝動ケース４を連設し、該伝動ケース４には安全カバー５を架設し、前記伝動ケース４の下方に回転駆動自在に軸架したコードカッタ収納筐６にはコード１を巻き付けたボビンを内装するとともに、収納筺６の周壁の水平方向１８０度の部位に穿設した２つの引き出し孔から両コード１、１を引き出して使用できるように構成し、前記コード１は合成樹脂材により細長く１本にして透明状に形成し、該コード１の中心内部には、その合成樹脂材より破断強度が強い合成樹脂材または植物せんい材からなるとともに直径Ｄが該コード１より小径（例えば１〜２ｍｍ）で約２ないし３ｃｍの長さＬとなる芯材２を密接状に連続して装入し形成するが、隣り合う芯材２、２の色彩を変えて継ぎ目が透視できるように形成したり、隣り合う両芯材２、２が１ｍｍ程度の僅かな隙間をおいて連続するように形成することもできる。

【０００７】したがって、コードカッタ収納筐６を回転させながら両コード１、１により草木等を刈取る際に、コード１の被覆樹脂が破損しても、芯材２の長さの２ないし３ｃｍの間の軽微な破損であれば支障がなくそのまま続けて使用できることになり、しかも、芯材２が破損箇所より飛び出しても、短くて硬くない芯材なので、草木等に巻きつたりすることもなく、作業者等に飛来しても危険性は低く、また、大きく破損した場合には、コード１を収納筐６より引き出し、着色などにより透視できて判りやすくなっている芯材２、２の継ぎ目の部位を、他方のコード１と略同じ寸法に合わせて刃物等により容易に切断して調整できることになり、隣り合う芯材２、２の継ぎ目の隙間がある場合は、なお、一層、容易に切断できることになる。

【０００８】

【考案の効果】

このように本考案は、コード１の被覆樹脂が破損しても、芯材２の長さの約２ないし３ｃｍの間の軽微な破損であればそのまま続けて使用できることになり、しかも、芯材２が破損箇所より飛び出しても、短くて硬くない芯材２が草木等に巻きついたりすることもなく、作業者等に飛来しても危険性は低く、また、大きく破損した場合には、他方のコードと略同じ寸法に合わせて、芯材２、２の継ぎ目の部位から刃物等により容易に切断して調整できることになり、危険性が無くて作業性の良い刈払作業ができることになり、好適に実施できる特長を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】コードの一部を示した断面図である。

【図２】図１のＩＩ−ＩＩ線断面を示した断面図であ
る。

【図３】コードの一部を示した側面図である。

【図４】芯材を示した側面図である。

【図５】刈払機の一部を示した側面図である。

【符号の説明】

１コード２芯材

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】細長い合成樹脂材のコード１の中心内部
にはその合成樹脂材より破断強度が強い合成樹脂材また
は植物せんい材からなる約２ないし３ｃｍの短くて細い
芯材２を密接もしくは僅かな隙間をおき連続して装入し
形成したことを特徴とする刈払機用コードカッタ。