JPH059102U - 集電装置 - Google Patents

集電装置

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Publication number
JPH059102U
JPH059102U JP5465991U JP5465991U JPH059102U JP H059102 U JPH059102 U JP H059102U JP 5465991 U JP5465991 U JP 5465991U JP 5465991 U JP5465991 U JP 5465991U JP H059102 U JPH059102 U JP H059102U
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JP
Japan
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nut
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supported
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Pending
Application number
JP5465991U
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English (en)
Inventor
嘉重 藤田
光一 多田
好生 橋本
悦三 松川
Original Assignee
朝日バグナル株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 朝日バグナル株式会社 filed Critical 朝日バグナル株式会社
Priority to JP5465991U priority Critical patent/JPH059102U/ja
Publication of JPH059102U publication Critical patent/JPH059102U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 付勢手段によって集電部材を上方に付勢する
パンタグラフ式の集電装置において、付勢手段として使
用するばねの損傷が少なく、しかも簡単に製造すること
ができるようにする。 【構成】 基台10に取り付けた前後一対の連結リンク
20に集電部材30を支持し、前後の連結リンク20を
付勢手段40によって引き寄せ、集電部材30を上方に
付勢する。付勢手段40を、前後一方の連結リンク20
に支持される角筒41に角形のナット44をスライド可
能に嵌め込み、このナット44に、他方の連結リンク2
0に支持される支持杆42をねじ込むと共に前記ナット
44と筒体41のストッパ45との間に圧縮ばね43を
挟み込んで形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、レールに沿って走行する車両や運搬機の天井に取り付けられる集 電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の集電装置としては、図5に示すものがある。 この集電装置は、基台51に取り付けられた前後一対の連結リンク52を付勢 手段54によって互いに引き寄せ、連結リンク52の上部に取り付けられた集電 部材53を上方に付勢するものである。
【0003】 この付勢手段54は、角筒55の一端に固定ナット56を取り付けると共に角 筒55内に可動ナット57を回転不能かつスライド可能に嵌め込み、両ナット5 6、57に、前後の連結リンク52にそれぞれ支持される支持杆58をねじ込む と共に、両ナット56、57を引張りばね59によって連結したものである。
【0004】 この引張りばね59は、その両端部が両ナット56、57の段落ち部に嵌め込 まれた状態で両端をその段落ち部の端面に溶接することによって固着されており 、前記角筒55の他端には可動ナット57のストッパ60が取り付けられている 。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上述したような付勢手段であれば、ばねが伸縮する際にばねの両端 部がナットの段落ち部に対して接触摺動するため、その部分が他の部分に比べて 損傷し易く、ばねの寿命が短くなるといった欠点がある。
【0006】 また、ばねの引張力を利用しているため、ばねとナットとは例示のように溶接 等により確実に固着する必要があり、製造に際して手間がかかるといった問題も ある。
【0007】 そこで、この考案の課題は、使用に対するばねの損傷が少なく、しかも簡単に 製造することができる付勢手段を備えた集電装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、この考案は、上述した集電装置において、前記付 勢手段を、一端が一方の連結リンクに支持され、他端に内側に張り出す係止部を 有する筒体と、この筒体内に回転不能かつスライド可能に嵌め込まれるナットと 、一端がこのナットにねじ込まれ、他端が他方の連結リンクに着脱可能に支持さ れる連結杆と、この連結杆に嵌めた状態で、前記ナットと係止部との間に挟み込 まれる圧縮ばねとによって形成したのである。
【0009】
【作用】
以上のように構成された集電装置の付勢手段は、圧縮ばねを使用しているため 、支持杆がねじ込まれたナットと筒体に取り付けられた係止部との間に挾み込む だけでばねが保持され、伸縮に際してばねの端面以外の部分がナットや係止部と 接触摺動することもない。
【0010】
【実施例】
以下、実施例について図面を参照して説明する。 図1および図2に示すように、この集電装置は、車両の天井に碍子11を介し て取り付けられる基台10と、この基台10に支持される連結リンク20と、こ の連結リンク20にそれぞれ取り付けられる集電部材30および付勢手段40と によって構成されている。
【0011】 前記連結リンク20は、上位リンク21および下位リンク22とから成る。 下位リンク22は、その下端部を前記基台10の前端部および後端部の左右両 側にそれぞれピン結合されている。そして、この下位リンク22の上端部には、 左右両側の下位リンク22を連結する連結ピン24によって上位リンク21の下 端部がそれぞれピン結合されている。
【0012】 また、前後の上位リンク21は、左右両側の上位リンク21を連結すると共に その間に前記集電部材30を支持する連結ピン25によって、上端部同士がピン 結合されている。 なお、この連結リンク20には、左右両側にそれぞれ設けられた補助リンク2 3によって、前後方向の傾倒が阻止されている。
【0013】 前記集電部材30は、前記連結ピン25によって揺動可能に支持される支持枠 31と、この支持枠31の前後にそれぞれ回転可能に支持される集電ホイル32 と、支持枠31に支持され、前記集電ホイル32の端面に接触する「コ」字形の 摺接板33とから成り、この摺接板33には、集電した電気を車両に導くリード 線34が接続されている。
【0014】 前記付勢手段40は、図3に示すように、角筒41、支持杆42および圧縮ば ね43から成り、前後の連結ピン24間に取り付けられている。
【0015】 前記角筒41は、一端側に前後一方の連結ピン24に嵌め通される穴41aを 有しており、他端には前記支持杆42を挿通する穴45aを有するストッパ45 が取り付けられている。 前記支持杆42は、一端側にねじ部42aを有し、他端には、他方の連結ピン 24に引っ掛けるフック42bが形成されている。
【0016】 前記角筒41内には、支持杆42の一端がねじ込まれる角形のナット44がス ライド可能に嵌め込まれており、そのナット44と前記ストッパ45との間には 、支持杆42に嵌め通した状態で前記圧縮ばね43が挟み込まれている。 この圧縮ばね43は、付勢手段40を両連結ピン24間に取り付けた状態で半 圧縮状態になっており、図4に鎖線で示すように、支持杆42が角筒41内に引 き込まれている。
【0017】 このため、前後の連結リンク20が互いに引き寄せられ、その上端に取り付け られた集電部材30は、常時上方に付勢された状態になっている。 また、何らかの原因により、集電部材30に押し下げ力が働いた場合は、図4 に実線で示すように、圧縮ばね43がさらに圧縮されて前後の連結リンク20が 外側に押し出されるため、集電部材30が降下してその押し下げ力を吸収する。
【0018】 なお、支持杆42を連結ピン24から外して回転させると、ナット44に対す る支持杆42のねじ込み量が変化するので、簡単にばね圧の調整を行なうことが できる。 この集電装置においては、付勢手段40を連結ピン24に取り付けたが、連結 リンク20の上位リンク21又は下位リンク22に直接取り付けることもできる 。
【0019】
【効果】
以上のように、この考案の集電装置は、その付勢手段として圧縮ばねを使用し 、支持杆にねじ込まれたナットと筒体の係止部との間に挾み込むことによってば ねを保持するようにしたため、ばねの伸縮に際して、ばねの端面以外の部分がナ ットや係止部と接触摺動することがなく、従来のようなばねの部分的損傷がなく なると共に溶接等によるばねの固着作業が不要となるので製造面においても有利 になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る一実施例を示す側面図
【図2】同上の正面図
【図3】同上の付勢手段を示す断面図
【図4】同上の作用図
【図5】従来例を示す断面図
【符号の説明】 10 基台 11 碍子 20 連結リンク 21 上位リンク 22 下位リンク 23 補助リンク 24、25 連結ピン 30 集電部材 31 支持枠 32 集電ホイル 33 摺接板 34 リード線 40 付勢手段 41 角筒 41a 穴 42a ねじ部 42b フック 43 圧縮ばね 44 ナット 45 ストッパ

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 上位リンクと下位リンクとがピン結合さ
    れた前後一対の連結リンクを形成し、各連結リンクの下
    位リンクをそれぞれの基台にピン結合し、上位リンク同
    士をピン結合すると共にその結合部に集電部材を取り付
    け、両連結リンク間に両連結リンクを互いに引き寄せる
    付勢手段を設けた集電装置において、前記付勢手段を、
    一端が一方の連結リンクに支持され、他端に内側に張り
    出す係止部を有する筒体と、この筒体内に回転不能かつ
    スライド可能に嵌め込まれるナットと、一端がこのナッ
    トにねじ込まれ、他端が他方の連結リンクに着脱可能に
    支持される連結杆と、この連結杆に嵌めた状態で、前記
    ナットと係止部との間に挟み込まれる圧縮ばねとによっ
    て形成したことを特徴とする集電装置。
JP5465991U 1991-07-15 1991-07-15 集電装置 Pending JPH059102U (ja)

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JP5465991U JPH059102U (ja) 1991-07-15 1991-07-15 集電装置

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JP5465991U JPH059102U (ja) 1991-07-15 1991-07-15 集電装置

Publications (1)

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JPH059102U true JPH059102U (ja) 1993-02-05

Family

ID=12976920

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JP5465991U Pending JPH059102U (ja) 1991-07-15 1991-07-15 集電装置

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JP (1) JPH059102U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101272135B1 (ko) * 2011-10-11 2013-06-07 재단법인 한국계면공학연구소 전동차용 팬터그래프
JP2013138582A (ja) * 2011-12-28 2013-07-11 Jfe Steel Corp 集電装置
JP2020195171A (ja) * 2019-05-24 2020-12-03 日本製鉄株式会社 耐過酷環境性に優れた角型パンタグラフ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101272135B1 (ko) * 2011-10-11 2013-06-07 재단법인 한국계면공학연구소 전동차용 팬터그래프
JP2013138582A (ja) * 2011-12-28 2013-07-11 Jfe Steel Corp 集電装置
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