JPH0590785U - 回路遮断器の消弧装置 - Google Patents

回路遮断器の消弧装置

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JPH0590785U
JPH0590785U JP3353392U JP3353392U JPH0590785U JP H0590785 U JPH0590785 U JP H0590785U JP 3353392 U JP3353392 U JP 3353392U JP 3353392 U JP3353392 U JP 3353392U JP H0590785 U JPH0590785 U JP H0590785U
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JP
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elastic body
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extinguishing device
arc
case
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JP3353392U
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利和 鵜飼
賢 大河内
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 複数枚のグリッド板5を支持する支持部材6
を弾性体7を介して絶縁物製ケース1及びカバー2に固
定する。この場合、支持部材7にキャップ状の弾性体7
を装着し、この弾性体7をケース1及びカバー2により
位置決めすると共に押しつけて固定すると良い。 【効果】 複数枚のグリッド板5およびその支持部材
6が弾性体7を介してケース1及びカバー2に固定され
ることにより、外部からの振動等によりこれらの部品に
ガタつきが生じなくなり、摩耗等の発生が防止される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は回路遮断器の消弧装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に回路遮断器は絶縁物製ケース及びカバーからなる容器内に、開閉機構、 過電流引外し装置および消弧装置を収納し、容器側面から電源端子や負荷端子を 導出している。そのうち消弧装置は機能上電源端子側に位置する開閉接点の近傍 に配置され、接点を開いた時に発生するアークを分断しかつ冷却して消滅させる ために複数枚のグリッド板を上下方向に間隔をおいて配置して構成されている。 このような消弧装置は小形化、経済性の点から接点の近傍に置かれ、複数枚の グリッド板の両側に設けられた側板の一部をケース又はカバーにより押さえるこ とで位置決め及び固定される構成が一般的である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の構成は、各部品の製造上の誤差を見込むと確実に固 定することができず、使用中の振動等により消弧装置の部品の一部にガタつきが 生じ摩耗することがあった。その結果、消弧装置本来の機能が損なわれたり、ガ タつきにより生じた摩耗粉が接点表面に付着し導通不良になったりするといった 問題があった。
【0004】 この対策として、消弧装置をねじ止めにより固定する方法が考えられるが、構 造が複雑となったり、機器全体が大形化したり、さらには作業工数が増すといっ た問題があった。
【0005】 本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は機器の大形化を招くこ となく安価に構成でき、しかも確実に強固に固定できる回路遮断器の消弧装置を 提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案は、絶縁物製ケース及びカバー内に設けられた 接点の近傍に配置され、上下方向に間隔をおいて配置された複数枚のグリッド板 を有する回路遮断器の消弧装置において、複数枚のグリッド板を支持する支持部 材を弾性体を介して前記絶縁物製ケース及びカバーに固定したことを特徴とする 。
【0007】 この場合、支持部材にキャップ状の弾性体を装着し、この弾性体を絶縁物製ケ ース及びカバーにより位置決めすると共に押しつけて固定するようにすると良い 。
【0008】
【作用】
複数枚のグリッド板およびその支持部材が弾性体を介してケース及びカバーに 固定されることにより、外部からの振動等によりこれらの部品にガタつきが生じ なくなり、摩耗等の発生が防止される。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1および図2を参照して説明する。回路遮断器を 構成する容器は、プラスチック等の絶縁物からなるケース1およびカバー2をね じ10止めして構成されている。この容器内には図示しないが、開閉機構、過電 流引外し装置等が収納され、その開閉機構によって可動接点3および固定接点4 が開閉されるようになっている。そしてこれら接点3,4の近傍には、接点3, 4が開いたときに発生するアークを消滅させる消弧装置として複数枚のグリッド 板5が接点3,4の開閉方向に沿って間隔をおいて配置されている。この複数枚 のグリッド板5はこれらの両側に取り付けられた支持部材としての側板6,6に より支持されている。側板6,6の上端部及び下端部には凸部6a,6bが構成 されており、またこれら凸部6a,6bにはキャップ状の弾性体7,7が装着さ れている。そしてこれら複数枚のグリッド板5、側板6および弾性体7を有する 消弧装置はケース1内へ収納された後カバー2がねじ止めされた際には、弾性体 7が図1に示すようにそれぞれケース1及びカバー2に押し付けられて位置決め されかつ固定される。
【0010】 なお8は容器の側面に導出した電源端子であり、この電源端子8と固定接点4 を接続する導体9はねじ止めまたは圧入等の手段によりケース1に固定されてい る。
【0011】 上記構成のものでは、キャップ状の弾性体7を取り付けるという簡単な作業で 弾性体7により消弧装置をガタつかせることなく位置決め、固定することができ る。その結果、外部からの振動に対し消弧装置がガタついて摩耗を生じるような ことがなくなる。更に弾性体7により消弧装置を構成する部品に伝わる振動が緩 和され、グリッド板5と側板6とのガタつきによる摩耗を軽減することができる 。従って例えばグリッド板5の各々と側板6をかしめ等により固定してガタつき による摩耗をなくすような対策を施す必要がなくなり、しかも消弧装置をねじ止 めといった固定方法を採用する必要もないので、機器の大形化を招くことなく安 価に構成できる。
【0012】 なお、上記実施例においては、弾性体7を側板6の上端部及び下端部に装着し 、上下方向から押しつける構造としたが、弾性体7の形状及びケース1及びカバ ー2の形状を変えることにより、図1において紙面と垂直方向のガタつきを防ぐ ように構成することも可能である。
【0013】
【考案の効果】
以上説明の通り本考案のによれば、機器の大形化を招くことなく安価でしかも 確実な位置決め、固定が可能であり、特に振動の多い所で使われる回路遮断器に は実用的で極めて有益な消弧装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す回路遮断器の消弧装置
の主要部を示す断面図
【図2】図1に示す消弧装置の分解斜視図
【符号の説明】
1はケース、2はカバー、3,4は接点、5はグリッド
板、6は側板(支持部材)、7は弾性体を示す。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁物製ケース及びカバー内に設けられ
    た接点の近傍に配置され、上下方向に間隔をおいて配置
    された複数枚のグリッド板を有する回路遮断器の消弧装
    置において、複数枚のグリッド板を支持する支持部材を
    弾性体を介して前記絶縁物製ケース及びカバーに固定し
    たことを特徴とする回路遮断器の消弧装置。
  2. 【請求項2】 支持部材にキャップ状の弾性体を装着
    し、この弾性体を絶縁物製ケース及びカバーにより位置
    決めすると共に押しつけて固定したことを特徴とする請
    求項1に記載の回路遮断器の消弧装置。
JP1992033533U 1992-05-21 1992-05-21 回路遮断器の消弧装置 Expired - Lifetime JP2570187Y2 (ja)

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JPH0590785U true JPH0590785U (ja) 1993-12-10
JP2570187Y2 JP2570187Y2 (ja) 1998-05-06

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021140990A (ja) * 2020-03-06 2021-09-16 日東工業株式会社 回路遮断器

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6335247U (ja) * 1986-08-22 1988-03-07
JPH0173721U (ja) * 1987-11-05 1989-05-18

Patent Citations (2)

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JP2570187Y2 (ja) 1998-05-06

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