JPH0590263U - ソーラーシステムにおける集熱装置 - Google Patents

ソーラーシステムにおける集熱装置

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JPH0590263U
JPH0590263U JP035549U JP3554992U JPH0590263U JP H0590263 U JPH0590263 U JP H0590263U JP 035549 U JP035549 U JP 035549U JP 3554992 U JP3554992 U JP 3554992U JP H0590263 U JPH0590263 U JP H0590263U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 暖房が必要な冬期には集光部に集熱体のみを
存在させて暖房装置の熱源を効果的に得ると共に、暖房
が不要な夏期等には集光部に集熱管を存在させて集熱体
の過熱を防ぎ乍ら給湯装置の熱源を効果的に得る。又、
同時に屋根板等の外壁材の過熱を回避させて屋内の快適
な条件を得ることが可能な集熱装置を提供する。 【構成】 一般建物のソーラーシステムにおいて略南面
向きの屋外構造物として設置される多層構造の集熱装置
であり、集熱装置は屋根板等の外壁材の上面に配設させ
た断熱層と、断熱層の上方に通風路を介して配設させた
集熱体と、集熱体の上方へ密閉空間とした断熱空気層を
介して配設させたリニアフレネルレンズから成る採光板
とで形設され、集熱体の上面へは採光板のリニアフレネ
ルレンズにより太陽光の入射角の変化に応じて適宜に移
動する複数の集光部を一定間隔で形成させ、集熱体を所
望の集光部に合致する位置に配置させた複数の集熱板と
集熱管とで形設させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、太陽エネルギーを空気や水等の熱媒体を用いて熱エネルギーに変換 し、一般建物の暖房装置や給湯装置等へ利用する熱利用のソーラーシステムにお ける集熱装置(コレクター)に関するものである。
【0002】
【従来技術とその問題点】
従来より、住宅等の一般建物における太陽エネルギーを利用したソーラーシス テムは、他のエネルギー源を用いた冷暖房・給湯システムの補助システムとして 、或は、それ等に替わるシステムとして採用され、近年、経済性等の点で重要視 されているものである。
【0003】 又、ソーラーシステムには、太陽エネルギーを太陽電池アレイを用いて電気エ ネルギーに変換する光利用システムと、空気や水等の熱媒体を用いて熱エネルギ ーに変換する熱利用システムがあるが、コスト面や電気系統の技術面の問題で、 主として熱エネルギーに変換する熱利用システムが多く採用されているのが現状 である。
【0004】 この種の熱利用システムの概要は、太陽光の熱エネルギーを熱吸収に適した金 属製等の集熱体を用いて集熱し、次いで、空気や水等の熱媒体を介して蓄熱槽へ 蓄熱し、これを熱源として電気、ボイラー、湯沸器等の補助熱源と共に屋内の冷 暖房・給湯システムにおける暖房装置、給湯装置、或は吸収式冷凍機を用いた冷 房装置等に利用するもので、例えば、熱媒体に空気を用いた例に、鉄等の金属製 の屋根材を集熱体とした非集光固定型のソーラーハウスシステムが実用化されて いる。
【0005】 図7に図示のものは、この様なソーラーハウスシステムにおける集熱構造を説 明するもので、集熱体に屋根材11を利用し、屋根材11と梁14の上面に敷設 した断熱材13との間に通風路12を設けたものであり、先ず、軒下から通風路 12内に流入する外気を加熱して上方で集約し、次いで、ファンを内蔵したダク ト等の空気流路を介して床下の蓄熱槽に集熱させて床下暖房や室内暖房等の暖房 装置の熱源として利用するものである。
【0006】 然し乍ら、屋根材11を集熱体とした集熱構造を採用すると、冬期においては 、屋根材11からの放熱による熱損失が多いために充分な熱量が得られず、一方 、夏期においては、屋根材11が過熱するので、例えば、ダンパー等を設けて空 気の流路制御を行い、通風路12と屋内側の空気流路を遮断して加熱された通風 路12内の空気を外気へ強制的に排気させても、梁14の上面に敷設した断熱材 13を通過して屋内に熱が伝導するので、特に冷房装置等のマイナス要因となっ て、快適な居住空間を現出できない等の問題点があった。
【0007】 又、ダクト等の空気流路内に熱交換器を設置し、通風路12内で加熱された空 気を熱交換器で水等の熱媒体に伝えて温潟し、これを熱源として給湯装置に利用 するものが知られているが、通風路12内の空気を加熱した後に熱交換器で変換 する間接集熱は熱効率が極めて悪く、必要な熱量が得られない等の問題点があっ た。
【0008】
【考案の目的】
本考案は上記の事由に鑑みて、四季の変遷に応じた太陽光の位置の変化、つま り固定設置型の集熱装置における太陽光の入射角の変化に着目し、集熱装置へリ ニアフレネルレンズから成る採光板を用いてその下層に配設した集熱体の上面に 太陽光の入射角の変化に応じて移動する適宜な集光部を形成し、一方、集熱体を 暖房装置へ空気流路を介して接続された通風路内の空気を加熱する集熱板と、主 として給湯装置の管路系の一部とした集熱管とで形成させ、集熱板と集熱管を所 望の集光部と合致する位置に配置させて太陽光の熱エネルギーを四季を通じて選 択的に有効利用させる目的である。
【0009】 即ち、本考案に係る集熱装置の具体的な目的は、暖房が必要な冬期においては 集光部に集熱体のみを存在させて集熱させ、加えて、採光板と集熱体との空間を 密閉させて集熱体からの対流空気による放熱を防止することにより、暖房装置の 熱源を効果的に得ると共に、暖房が不要な夏期等においては集光部に集熱管を存 在させて集熱させ、特に夏期における高熱は、集熱体より比熱の大きい液体等の 流体を熱媒体に選び、これを循環ポンプ等により蓄熱タンクから循環させて集熱 体の過熱を防ぎ乍ら、給湯装置の熱源を効果的に得るものであり、又、同時に、 従来の問題点となっていた屋根板等の外壁材の過熱を回避させて、屋内の快適な 条件を得ることが可能なソーラーシステムにおける集熱装置を提供する目的であ る。
【0010】
【考案の構成】
本考案の構成は、集熱装置は外壁材の上面に配設させた断熱層と、断熱層の上 方に通風路を介して配設させた集熱体と、集熱体の上方へ密閉空間とした断熱空 気層を介して配設させたリニアフレネルレンズから成る採光板とで形設され、集 熱体の上面へは採光板のリニアフレネルレンズにより太陽光の入射角の変化に応 じて移動する複数の集光部を一定間隔で形成させ、集熱体を所望の集光部に合致 する位置に配置させた複数の集熱板と集熱管とで形設させた構成である。
【0011】
【実施例】
斯る目的を達成させた本考案を以下実施例の図面によって説明する。 図1は 、本考案の集熱装置の概要図であり、図2は、本考案の集熱装置を用いたソーラ ーシステムハウスの概要図であり、図3は、本考案の集熱装置を用いたソーラー システムの一部を省略した機能説明図であり、図4は、本考案の集熱装置の冬期 における太陽光の集光状態を示す説明図であり、図5は、本考案の集熱装置の春 期及び秋期における太陽光の集光状態を示す説明図であり、図6は、本考案の集 熱装置の夏期における太陽光の集光状態を示す説明図であり、図7は、従来の屋 根材を集熱体としたソーラーシステムハウスの集熱構造を示す概要図である。
【0012】 本考案は、図1及び図2に図示の如く、太陽エネルギーを空気や水等の熱媒体 を用いて熱エネルギーに変換する熱利用のソーラーシステムにおける集熱装置1 に関するものであり、一般建物のソーラーシステムにおいて屋外構造物として形 成される集光固定型の集熱装置1であって、図1に図示の如く、該集熱装置1は 屋根板等の外壁材Aの上面に設けた断熱層2と、該断熱層2の上方に通風路3を 介して設けた集熱体4と、該集熱体4の上方へ密閉空間とした断熱空気層5を介 して設けたリニアフレネルレンズ6aから成る採光板6とで形設され、前記集熱 体4の上面へは前記採光板6のリニアフレネルレンズ6aにより太陽光Sの入射 角の変化に応じて適宜に移動する複数の集光部を一定間隔で形成させると共に、 前記集熱体4を所望の集光部に合致する位置に配置させた複数の集熱板4aと集 熱管4bとで形設させたものである。
【0013】 即ち、本考案の集熱装置1は、住宅等の一般建物の冷暖房・給湯システムの図 3に示す暖房装置7及び給湯装置8等へ太陽光の熱エネルギーを供給する熱利用 のソーラーシステムの重要部であり、図2に図示の如く、住宅等の一般建物へ屋 外構造物として設置されるユニット式平板型の集光固定型の集熱装置1であり、 該集熱装置1はFRP等の合成樹脂、或は、アルミ、ステンレス等の金属を用い た外装ケーシング(図示せず)で一体的に形設されると共に単体、或は複数個の 集合体でも使用できるものであり、以下、その細部と作用を説明するものである 。
【0014】 先ず、本考案の集熱装置1を設置する住宅等の一般建物の外壁材Aは、鉄等の 金属製の屋根板は勿論のこと、南面向きの傾斜壁面等の太陽光が充分に照射され る適宜な建築構造物が選択される。
【0015】 一方、前記集熱装置1は、図1に図示の如く、屋根板等の外壁材Aの上面に配 設させた断熱層2と、該断熱層2の上方に通風路3を介して配設させた集熱体4 と、該集熱体4の上方へ密閉空間とした断熱空気層5を介して配設させたリニア フレネルレンズ6aから成る透明な採光板6で構成されている。
【0016】 前記断熱層2は通風路3の加熱空気から外壁材Aを通過して屋内に熱が伝導す ることを防止させるために集熱装置1の最下層に設けられるもので、前記外壁材 Aの上面に密着させて敷設させるアルミ箔付ガラスウール、ロックウール等のシ ート状の断熱材から成り、該断熱層2の機能により集熱装置1全体の伝導による 熱損失を低減させている。
【0017】 前記通風路3は最下層の断熱層2と上層の集熱体4との間に適宜なスペーサー (図示せず)により形成されたものであり、該通風路3の、例えば、傾斜設置状 態での下方部位へは外気取入口を形成させると共に上方部位へは配管口(図示せ ず)を形成させ、該配管口へ屋内に配設されたダクト等の空気流路を配管接続さ せ、該空気流路へはファン等の強制循環手段を内蔵させると共に屋内の床暖房や 空調暖房等の暖房装置7と接続させるものである。尚、前記通風路3内には、実 質上、顕熱型の空気を用いるが、例えば、フロン等の潜熱型の気体を用いても構 わない。
【0018】 前記集熱体4は銅、アルミ、ステンレス、鋼等の熱伝導率の高い金属製の材質 が用いることが好ましく、前記通風路3内の空気を加熱する複数の集熱板4aと 給湯装置8の管路系の一部として水や不凍液等を貯溜又は循環させる複数の集熱 管4bとで形設させたものであり、該集熱板4aと集熱管4bの夫々は後に詳述 する所望の集光部と合致する位置に交互に配置される。
【0019】 前記集熱板4aは熱吸収率を高めるために黒色塗装された鋼板、選択吸収膜処 理されたアルミ、ステンレス板を用いるもので、平板は勿論のこと、前記通風路 3内の空気との接触面を増す様に、図示の如く波状のコルゲート板等を用いても 構わないものである。
【0020】 前記集熱管4bは集熱板4aと同様の金属製の材質が用いられ、内部には水等 の液体の流路を有するが、特に冬期には凍結防止の目的で水等を入れなくても良 い。尚、不凍液を用いる場合には、蓄熱槽9内に熱交換器を設置させて間接集熱 を行うことになる。
【0021】 前記断熱空気層5は集熱体4からの放熱を防止させるためのもので、集熱体4 の上面に密閉空間として形成させて空気の対流を防止させて断熱効果を生じさせ ているものであり、該断熱空気層5の機能により集熱装置1全体の対流による熱 損失を低減させている。
【0022】 前記採光板6は集熱装置1の最上層に形成され、リニアフレネルレンズ6aを 連続形成させた透明板であり、該リニアフレネルレンズ6aは凸レンズを多数の セグメントに分割して薄く軽量化したものであって、リニア状に複数個の溝を形 成させた面状配列に適する特殊なレンズ構造である。
【0023】 又、前記採光板6はリニアフレネルレンズ6aの形成を鑑みて、アクリル樹脂 等の合成樹脂製の板材を用いて加工するか、或は、加圧圧縮等の一体成形により 形成されるが、例えば、硝子等の素材を用いても良く、又、該採光板6の表面に は前記集熱板4aと同様に熱吸収率を高めるために表面に選択吸収膜処理を行っ ても良い。
【作用】
【0024】 図3は、本考案の集熱装置1を用いたソーラーシステムの一部を省略した機能 説明図である。屋内の冷暖房・給湯システムにおいて、前記集熱装置1で集熱さ れた熱エネルギーは暖房装置7と給湯装置8へ夫々二系統に別れて供給されるも のであり、図1に示す集熱体4を構成する集熱板4aは暖房装置7の集熱部とし て、集熱管4bは給湯装置8の集熱部として機能し、又、通風路3内の空気は暖 房装置7の熱媒体として、集熱管4b内の水等の液体は給湯装置8の熱媒体とし て機能する。
【0025】 前記通風路3内の空気は、図3では省略させた集熱板4aの上面に照射された 太陽光により加熱され、図示しないダンパー等の流路制御手段を有した空気流路 を介して屋内の床下暖房や空調暖房等の暖房装置7に供給される。又、空調暖房 の場合、加熱された空気は熱媒体であると同時に直接、温風として利用される。
【0026】 前記集熱管4b内の水等の液体は集熱管4bの上面に照射された太陽光により 加熱され、循環ポンプにより蓄熱槽9に蓄熱され、台所や浴室等の給湯装置8に 供給されるものである。又、不凍液を用いる場合には熱交換器で間接集熱を行い 、加熱された水を直接浴用等に用いる場合には蓄熱槽9を省略することもできる 。
【0027】 本考案の集熱装置1は、図4乃至図6に図示の如く、集熱体4の上面に採光板 6のリニアフレネルレンズ6aにより太陽光Sの入射角の変化に応じて適宜に移 動する複数の集光部が一定間隔で形成され、又、前記集熱体4の集熱板4aと集 熱管4bは、特に四季における三種類の太陽光Sの入射角に対応する所望の集光 部と合致する位置に配置させるものである。
【0028】 即ち、本考案の実施例では、有効的な実施例として屋内の冷暖房・給湯システ ムにおいて主に冬期に暖房装置7を利用し、夏期に給湯装置8を利用させること を前提としており、従って、所望の集光部とは主に夏期における集光部と冬期に おける集光部を意味し、又、集熱体4の長さ方向において夫々の集光部の巾と各 集光部の間隔の巾、更に、集熱板4aと集熱管4bの巾を同巾とさせることによ り、これを効果的に実現させている。
【0029】 然し乍ら、四季を通じて給湯装置8を利用する場合等には、冬期においても集 光部の一部が集熱管4bを加熱させる必要があり、その際には、集熱板4aと集 熱管4bの巾を相違させたり、或は、集熱板4aと集熱管4bの微妙な位置調整 を行うものである。
【0030】 前述の条件下において、太陽光Sの入射角は夏期と冬期において最大変化し、 又、前記集熱体4の上面に形成される一定間隔の複数の集光部は、夏期から冬期 にかけて集熱体4の上方から下方に集光部の巾、つまり集熱板4a及び集熱管4 bの巾だけ移動する。図4乃至図6に示すものは、冬期の集光部と集熱板4aを 合致させると共に夏期の集光部を集熱管4bと合致させて形設させている。
【0031】 図4は、冬期における太陽光Sの集光状態を示すものである。冬期における太 陽光Sは稍々低い位置から入射するため、採光板6のリニアフレネルレンズ6a を透過した太陽光Sは夫々の集熱板4aの上面に集光部を形成するものであり、 該集熱板4aにより集熱された熱エネルギーは通風路3内を通る外気を暖めるも のである。
【0032】 季節により太陽の高さは変動し、春期及び秋期には、図5に図示の如く、採光 板6のリニアフレネルレンズ6aを透過した太陽光Sは集熱板4aと集熱管4b の間に集光部を形成するものであり、集熱板4aに集熱された熱エネルギーは通 風路3内を通る外気を暖め、一方、集熱管4bに集熱された熱エネルギーは管内 の水等の液体を直接暖める。
【0033】 図6は、夏期における太陽光Sの集光状態を示すものである。夏期における太 陽光Sは稍々高い位置から入射するため、採光板6のリニアフレネルレンズ6a を透過した太陽光Sは、夫々の集熱管4bの上面に集光部を形成し、直接、管内 の液体を加熱するものである。
【0034】 この場合、前記集熱板4aは断熱空気層5内の空気により間接的にしか熱せら れず、従って、通風路3内の空気を通して屋根板等の外壁材Aが過熱することが なく、更に、通風路3内を通る外気を直接外へ排気させれば、断熱層2に届く熱 を効果的に低減でき、屋内は快適に保たれるものである。
【考案の効果】
本考案の集熱装置は、前述の如く構成したものであり、断熱空気層と断熱層の 機能により対流と伝導による熱損失を低減させた極めて熱効率の良い集熱装置で あることは勿論のこと、採光板のリニアフレネルレンズの集光機能と集熱体の構 造により、例えば、冬期には集熱体の集熱板のみで集熱させて暖房装置に利用し 、夏期には集熱体の集熱管のみで集熱させて給湯装置に利用させる等の太陽光の 熱エネルギーを四季を通じて選択的に有効利用できる機能性に優れたものであり 、特に、夏期における屋内への熱伝導を防ぐので、四季を通じて極めて効率の良 い冷暖房・給湯システムを実現できる画期的な考案である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の集熱装置の概要図である。
【図2】本考案の集熱装置を用いたソーラーシステムハ
ウスの概要図である。
【図3】本考案の集熱装置を用いたソーラーシステムの
一部を省略した機能説明図である。
【図4】本考案の集熱装置の冬期における太陽光の集光
状態を示す説明図である。
【図5】本考案の集熱装置の春期及び秋期における太陽
光の集光状態を示す説明図である。
【図6】本考案の集熱装置の夏期における太陽光の集光
状態を示す説明図である。
【図7】従来の屋根材を集熱体としたソーラーシステム
ハウスの集熱構造を示す概要図である。
【符号の説明】
A 外壁材 S 太陽光 1 集熱装置 2 断熱層 3 通風路 4 集熱体 4a 集熱板 4b 集熱管 5 断熱空気層 6 採光板 6a リニアフレネルレンズ 7 暖房装置 8 給湯装置 9 蓄熱槽 11 屋根材 12 通風路 13 断熱材 14 梁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般建物のソーラーシステムにおいて略南
    面向きの屋外構造物として設置される多層構造の集熱装
    置であって、前記集熱装置は屋根板等の外壁材の上面に
    配設させた断熱層と、該断熱層の上方に通風路を介して
    配設させた集熱体と、該集熱体の上方へ密閉空間とした
    断熱空気層を介して配設させたリニアフレネルレンズか
    ら成る採光板とで形設され、前記集熱体の上面へは前記
    採光板のリニアフレネルレンズにより太陽光の入射角の
    変化に応じて適宜に移動する複数の集光部を一定間隔で
    形成させると共に、前記集熱体を所望の集光部に合致す
    る位置に配置させた複数の集熱板と集熱管とで形設させ
    たことを特徴とするソーラーシステムにおける集熱装
    置。
JP1992035549U 1992-04-30 1992-04-30 ソーラーシステムにおける集熱装置 Expired - Lifetime JP2555567Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011064376A (ja) * 2009-09-16 2011-03-31 Nerc Co Ltd 太陽光の建屋の無動力蓄熱構造
KR20210127563A (ko) * 2020-04-14 2021-10-22 주식회사 제이알제네스 집광 렌즈를 구비한 태양열 집열기

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