JPH059011U - 携帯無線機用空中線 - Google Patents
携帯無線機用空中線Info
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- JPH059011U JPH059011U JP055046U JP5504691U JPH059011U JP H059011 U JPH059011 U JP H059011U JP 055046 U JP055046 U JP 055046U JP 5504691 U JP5504691 U JP 5504691U JP H059011 U JPH059011 U JP H059011U
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- Japan
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- wireless device
- antenna element
- portable wireless
- antenna
- portable
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 携帯無線機が収納ポケットから落下せず、ま
た空中線の着脱や引出し動作も不要で、さらに感度不足
になることもない携帯無線機用空中線を得ること。 【構成】 携帯無線機本体1を収納ポケット等に挟着す
るクリップ状部材により形成される空中線素子2と、該
空中線素子2に挟圧を加えると共に、前記空中線素子2
と前記携帯無線機本体1内の送受信回路とを電気的に接
続する信号伝送路としてのコイルスプリング3とを備え
たもの。
た空中線の着脱や引出し動作も不要で、さらに感度不足
になることもない携帯無線機用空中線を得ること。 【構成】 携帯無線機本体1を収納ポケット等に挟着す
るクリップ状部材により形成される空中線素子2と、該
空中線素子2に挟圧を加えると共に、前記空中線素子2
と前記携帯無線機本体1内の送受信回路とを電気的に接
続する信号伝送路としてのコイルスプリング3とを備え
たもの。
Description
【0001】
本考案は携帯無線機用空中線の構造に関するものである。
【0002】
従来携帯無線機用空中線の取付構造としては、次の3種類のものが一般に用い
られている。
(1)携帯無線機の表面に設けられた同軸ケーブルコネクタに空中線素子を取付
け、当該同軸ケーブルコネクタと送受信回路とを同軸ケーブルで接続する構造の
もの。また通常前記空中線素子は同軸ケーブルコネクタ部分で取外して別途収納
するようにしている。
(2)空中線素子を携帯無線機の筐体内又は筐体側面に収納し、空中線の給電点
は筐体内で同軸ケーブル等で送受信回路に接続される構造のもの。そして運用時
には伸縮自在の(リトラクタブル)前記空中線素子を引き出して使用する。
(3)携帯無線機の筐体内に空中線素子を内蔵し、空中線の給電点から同軸ケー
ブル等で送受信回路に接続される構造のもの。そして運用時にも、そのままで使
用可能としている。
【0003】
しかしながら、上記3種類の携帯無線機用空中線の取付構造には、それぞれ次
のような問題点がある。
共通に言えることは、携帯無線機をポケットに収納携帯し、階段等を速く昇降
したり、または前かがみの姿勢になった場合、携帯無線機が収納ポケットから飛
びだして落下し、破損する可能性がある。この場合携帯無線機に付属しているス
トラップ(ひも)は落下防止の役には立たない。
第1の構造に用いられる空中線は、着脱を要するほか、棒状に突き出している
ため破損しやすく、また人間の目を突く恐れがある。
第2の構造に用いられる空中線は伸縮自在ではあるが、運用時毎に引出す必要
があり手数がかかる。
第3の構造に用いられる空中線は筐体内蔵のため、通信時に感度等の諸特性が
不十分になりがちである。
【0004】
本考案はかかる問題点を解決するためになされたもので、携帯無線機が収納ポ
ケットから飛びだし落下することがなく、また空中線の着脱や引出し動作が不要
で、さらに通信時に感度不足になることもないような携帯無線機用空中線を得る
ことを目的とする。
【0005】
本請求項1の考案に係る携帯無線機用空中線は、携帯無線機を収納ポケット等
に挟着するクリップ状部材により形成される空中線素子と、該空中線素子に挟圧
を加えると共に、前記空中線素子と前記携帯無線機内の送受信回路とを電気的に
接続する信号伝送路としてのコイルスプリングとを備えたものである。
【0006】
本請求項2の考案に係る携帯無線機用空中線は、携帯無線機を収納ポケット等
に挟着するクリップ状部材により形成される空中線素子と、該空中線素子と前記
携帯無線機内の送受信回路とを電気的に接続する信号伝送路としての同軸ケーブ
ルとを備えたものである。
【0007】
本請求項1の考案においては、クリップ状部材により形成される空中線素子は
電波の送受信を行なうと共に、携帯無線機を収納ポケット等に挟着する。コイル
スプリングは前記空中線素子に挟圧を加えると共に、前記空中線素子と前記携帯
無線機内の送受信回路とを電気的に接続する信号伝送路として作用する。
【0008】
本請求項2の考案においては、クリップ状部材により形成される空中線素子は
電波の送受信を行なうと共に、携帯無線機を収納ポケット等に挟着する。同軸ケ
ーブルは前記空中線素子と前記携帯無線機内の送受信回路とを電気的に接続する
信号伝送路として作用する。
【0009】
図1は本考案の第1実施例に係る携帯無線機の分解図であり、図2は図1の携
帯無線機の組立後の斜視図である。
図1及び図2において、1は携帯無線機本体であり、内部には送受信回路を含
み、その筐体はプラスチック等の絶縁材料により形成されている。1−2は携帯
無線機本体1から突起して軸受1−3を適当間隔に対向して形成せしむる突起部
分、1−4は筐体内の送受信回路と信号の接続を行なうための電気的接触部であ
る。
【0010】
図1及び図2の2はクリップ形状に形成された空中線素子であり、例えば金属
材料により製作される。この空中線素子2は機械的にはクリップの機能を有し、
携帯無線機本体1をポケットに収納したときに、ポケットから飛びだし落下しな
いように携帯無線機本体1をポケットに挟着するものである。また空中線素子2
は電気的には携帯無線機の使用周波数帯において面アンテナを形成して、通信電
波の送受信を行なう。この実施例における前記使用周波数帯としては、例えばU
HF帯の900MHz帯、または今後デジタル携帯電話で認可される1.6〜2
GHz帯を想定している。
【0011】
そして、空中線素子2には、該空中線素子2を携帯無線機本体1と電気的に接
続すための電気的接触部2−1と、機械的なクリップとして、携帯無線機本体1
と装着させるため、両側の突出部にそれぞれ取付穴2−2が設けられている。そ
して組立てられた後に、この2つの取付穴2−2を貫通する軸の回りに空中線素
子2は回動可能となる。
なお、空中線素子2はすべて金属材で形成される必要はなく、クリップ部分は
樹脂材等であっても、その内部または表面の一部に金属パターンを形成して、使
用周波数帯において空中線素子として機能するものであればよい。
【0012】
図1の3はコイルスプリングであり、この例では、非密着形のコイルスプリン
グにより形成される。このコイルスプリング3は、機械的には通常のクリップに
用いられるスプリングと同様に、前記空中線素子2に挟圧を加えて、携帯無線機
本体1を収納ポケット等に挟着させる。
またコイルスプリング3は、電気的には空中線素子2の電気的接触部2−1と
携帯無線機本体1の電気的接触部1−4を接続する信号伝送路として作用するが
、同時に伝送路の整合機能をも有する。ここで伝送路の整合機能とは、前記使用
周波数帯における前記空中線素子2の特性インピーダンスと、携帯無線機本体1
内の送受信回路の入出力インピーダンスとのインピーダンスマッチングを計り、
空中線素子2を介して送受信を行なう際に、信号電力が有効に伝送され、反射損
失を最小とするための機能である。
【0013】
従って前記コイルスプリング3は電気的に良導体の材料で作られている。また
コイルスプリング3の巻線相互が電気的に絶縁されるように、両端部3−1及び
3−2を除き絶縁塗料を塗布することにより、密着形のコイルスプリングを使用
することも可能となる。
なお、携帯無線機の使用周波数を変更する場合には、この使用周波数に応じて
前記コイルスプリング3の巻線の巻数を変えて前記伝送路整合機能を保持させる
ようにしている。
【0014】
図1の4はテフロン等の高周波絶縁材料で作られたシャフトであり、その両端
には回転軸4−1が設けられている。また、シャフト4の外径はコイルスプリン
グ3の内径よりやや小さく作られており、コイルスプリング3内にシャフト4を
挿入した後、前記携帯無線機本体1の軸受1−3と空中線素子2の取付穴2−2
とに挿入し、コイルスプリング3のばね圧により空中線素子2の下側を携帯無線
機本体1の筐体に圧接させるように装着させる。
この場合、コイルスプリング3の一端3−1は、そのばね圧により前記携帯無
線機本体1の電気的接触部1−4を圧接し、同様にその他端3−2は空中線素子
2の電気的接触部2−1と圧接されている。そしてこの空中線素子2と携帯無線
機本体1とを電気的に接続したままで、クリップ状の空中線素子2を前記軸受1
−3の回りに回動させることができる。
【0015】
図1に示される各部品及び機器を図2のように組立てることにより、空中線素
子2を介して無線通信動作を行なうことができる携帯無線機が完成される。
図3は携帯無線機のポケットへの挟着状態を示す図である。同図は上衣または
Yシャツの胸ポケットに携帯無線機本体1を収納し、クリップ状の空中線素子2
でポケットから飛びだし落下しないように挟着している状態を示している。この
挟着状態においては、空中線素子2は常にポケットの外側に露出しているので、
通信を行なう際の感度を良好な状態に保持することができる。
【0016】
図1に示した本考案の第1実施例においては、コイルスプリング3は機械的な
ばね圧を有するスプリングの機能と、電気的には高周波帯(例えばVHFまたは
UHF帯)における整合のとれた信号伝送路としての機能を有している。
しかし本考案は必ずしもこれに限定されるものではない。例えば機械的なばね
としてのスプリングと、電気的な高周波伝送路である同軸ケーブルとに分離する
ことができる。この場合使用する同軸ケーブルの特性インピーダンスが空中線素
子2の特性インピーダンスと整合することが望ましい、またもし不整合の場合は
、空中線素子2側にこのための整合回路を設けるようにすればよい。
【0017】
図4は本考案の第2実施例に係る携帯無線機の分解図である。同図において、
1,2は図1と同一のものである。3Aは機械的なスプリング、4Aは機械的な
シャフトであり、それぞれ電気的特性は要求されない。5は同軸ケーブルであり
、芯線5−1とシールド線5−2とを有する。
【0018】
図4の同軸ケーブ5は携帯無線機本体1の電気的接触部1−4と空中線素子2
の電気的接触部2−1との間を直接半田付または同軸用コネクタを介してその芯
線5−1及びシールド線5−2の両方を接続するものである。従って信号伝送路
として外部雑音の影響を受けにくく、また接続箇所が固定されているため接触不
良などの故障が発生しにくい。
さらにこのように機械的なスプリング3Aと電気的な同軸ケーブル5とに分離
することにより、特殊部品は不要となり、安価な市販部品を使用することができ
る。
なお、使用周波数帯によっては、同軸ケーブル5の代りに平行往復2線条等を
使用してもよい。
【0019】
以上のように本考案によれば、クリップ状部材により形成される空中線素子は
電波の送受信を行なうと共に、携帯無線機を収納ポケット等に挟着し、コイルス
プリングは前記空中線素子に挟圧を加えると共に、前記空中素子と前記携帯無線
機内の送受信回路とを電気的に接続する信号伝送路として作用するようにしたの
で、携帯無線機が収納ポケットから落下することもなく、また空中線の着脱や引
出し動作が不要で、さらに感度不足になることもないという効果がえられる。
【0020】
また本考案によれば、機械的スプリングにより前記空中線素子に挟圧を加えて
前記携帯無線機を収納ポケット等に挟着し、同軸ケーブルにより前記空中線素子
と前記携帯無線機内の送受信回路とを電気的に接続して信号伝送路として用いる
ようにしたので、前記携帯無線機が収納ポケットから落下しにくいのみならず、
通信時に外部雑音の影響を受けにくく、また安価な市販部品を使用することがで
きる効果が得られる。
【図1】本考案の第1実施例に係る携帯無線機の分解図
である。
である。
【図2】図1の携帯無線機の組立後の斜視図である。
【図3】携帯無線機のポケットへの挟着状態を示す図で
ある。
ある。
【図4】本考案の第2実施例に係る携帯無線機の分解図
である。
である。
1 携帯無線機本体
2 空中線素子
3 コイルスプリング
3A スプリング
4,4A シャフト
5 同軸ケーブル
Claims (2)
- 【請求項1】 携帯無線機を収納ポケット等に挟着する
クリップ状部材により形成される空中線素子と、 該空中線素子に挟圧を加えると共に、前記空中線素子と
前記携帯無線機内の送受信回路とを電気的に接続する信
号伝送路としてのコイルスプリングとを備えたことを特
徴とする携帯無線機用空中線。 - 【請求項2】 携帯無線機を収納ポケット等に挟着する
クリップ状部材により形成される空中線素子と、 該空中線素子と前記携帯無線機内の送受信回路とを電気
的に接続する信号伝送路としての同軸ケーブルとを備え
たことを特徴とする携帯無線機用空中線。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP055046U JPH059011U (ja) | 1991-07-16 | 1991-07-16 | 携帯無線機用空中線 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP055046U JPH059011U (ja) | 1991-07-16 | 1991-07-16 | 携帯無線機用空中線 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH059011U true JPH059011U (ja) | 1993-02-05 |
Family
ID=12987732
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP055046U Pending JPH059011U (ja) | 1991-07-16 | 1991-07-16 | 携帯無線機用空中線 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH059011U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010136549A (ja) * | 2008-12-05 | 2010-06-17 | Denso Corp | 回転電機の回転子 |
US8283833B2 (en) | 2008-10-31 | 2012-10-09 | Denso Corporation | Rotor for electric rotary machine |
JP2019153923A (ja) * | 2018-03-02 | 2019-09-12 | 株式会社Jvcケンウッド | 電子機器保持具および電子機器 |
-
1991
- 1991-07-16 JP JP055046U patent/JPH059011U/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8283833B2 (en) | 2008-10-31 | 2012-10-09 | Denso Corporation | Rotor for electric rotary machine |
JP2010136549A (ja) * | 2008-12-05 | 2010-06-17 | Denso Corp | 回転電機の回転子 |
JP4697292B2 (ja) * | 2008-12-05 | 2011-06-08 | 株式会社デンソー | 回転電機の回転子 |
JP2019153923A (ja) * | 2018-03-02 | 2019-09-12 | 株式会社Jvcケンウッド | 電子機器保持具および電子機器 |
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