JPH0590021A - 磁気浮上用磁場発生装置 - Google Patents
磁気浮上用磁場発生装置Info
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- JPH0590021A JPH0590021A JP27673591A JP27673591A JPH0590021A JP H0590021 A JPH0590021 A JP H0590021A JP 27673591 A JP27673591 A JP 27673591A JP 27673591 A JP27673591 A JP 27673591A JP H0590021 A JPH0590021 A JP H0590021A
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- Japan
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- magnetic
- permanent magnet
- magnets
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 小型軽量で且つ大きな反発力を生じさせるこ
とのできる磁気浮上用磁場発生装置を提供すること。 【構成】 同極対向の永久磁石対２１ａ、２１ｂ、２２
ａ、２２ｂを複数対配置し、隣接する永久磁石対の隣合
う磁石の磁極が夫々異極となるように配置した。
とのできる磁気浮上用磁場発生装置を提供すること。 【構成】 同極対向の永久磁石対２１ａ、２１ｂ、２２
ａ、２２ｂを複数対配置し、隣接する永久磁石対の隣合
う磁石の磁極が夫々異極となるように配置した。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、永久磁石の同極を対向
させて反発力を得る磁気浮上用磁場発生装置に関する。
本発明は磁気浮上リニアモータ等に用いられる。
させて反発力を得る磁気浮上用磁場発生装置に関する。
本発明は磁気浮上リニアモータ等に用いられる。
【０００２】
【従来の技術】図５に従来の磁気浮上用磁場発生装置を
示す。図５に示すように、１対の背面の板１２ａ、１２
ｂの内側に、１対の永久磁石１１ａ、１１ｂが同極対向
となるように配置されている。永久磁石１１ａ、１１ｂ
の中の矢印は各々の磁石の磁化方向を示している。
示す。図５に示すように、１対の背面の板１２ａ、１２
ｂの内側に、１対の永久磁石１１ａ、１１ｂが同極対向
となるように配置されている。永久磁石１１ａ、１１ｂ
の中の矢印は各々の磁石の磁化方向を示している。
【０００３】図６は、図５に示した永久磁石１１ａ、１
１ｂによる磁束線を示す図であり、破線で磁束線を表わ
している。尚、図６では、磁束の流れの向き（Ｎ極から
Ｓ極）を示す矢印は省略してある。図６に示すように、
対向する永久磁石１１ａ、１１ｂの間の中央部分には磁
束が殆ど存在せず、反発力は永久磁石１１ａ、１１ｂの
両端にのみ生じる。図５及び図６に示した従来例では、
背面の板１２ａ、１２ｂの材質を変えても磁束の流れ方
はあまり変化しないので、板１２ａ、１２ｂの材質を磁
性体或いは非磁性体としても、反発力の向上は極く僅か
である。つまり、従来例では、板１２ａ、１２ｂの材質
を変えても反発力の向上は余り望めない。
１ｂによる磁束線を示す図であり、破線で磁束線を表わ
している。尚、図６では、磁束の流れの向き（Ｎ極から
Ｓ極）を示す矢印は省略してある。図６に示すように、
対向する永久磁石１１ａ、１１ｂの間の中央部分には磁
束が殆ど存在せず、反発力は永久磁石１１ａ、１１ｂの
両端にのみ生じる。図５及び図６に示した従来例では、
背面の板１２ａ、１２ｂの材質を変えても磁束の流れ方
はあまり変化しないので、板１２ａ、１２ｂの材質を磁
性体或いは非磁性体としても、反発力の向上は極く僅か
である。つまり、従来例では、板１２ａ、１２ｂの材質
を変えても反発力の向上は余り望めない。
【０００４】上述したように、図５の従来例では、反発
力は永久磁石の端部にのみ生じるので、充分な反発力を
得ることができないという問題があった。
力は永久磁石の端部にのみ生じるので、充分な反発力を
得ることができないという問題があった。
【０００５】周知の如く、磁気浮上用磁場発生装置で
は、永久磁石対の内の一方は被浮上物体と共に浮上する
ので、磁気反発力を犠牲にすることなく使用する永久磁
石をできるだけ小さく（軽く）したいという要望があ
る。
は、永久磁石対の内の一方は被浮上物体と共に浮上する
ので、磁気反発力を犠牲にすることなく使用する永久磁
石をできるだけ小さく（軽く）したいという要望があ
る。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、小型軽量で
且つ磁気反発力の強い磁気浮上用磁場発生装置を提供す
ることを目的とする。
且つ磁気反発力の強い磁気浮上用磁場発生装置を提供す
ることを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、１対の
板の内側に永久磁石対を複数対配置し、該複数の永久磁
石対の夫々の対向する磁極を同極とし、隣合う永久磁石
対の隣合う磁極を夫々異極となるように配置している。
板の内側に永久磁石対を複数対配置し、該複数の永久磁
石対の夫々の対向する磁極を同極とし、隣合う永久磁石
対の隣合う磁極を夫々異極となるように配置している。
【０００８】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係る装置を詳
しく説明する。図１に示すように、１対の背面の板（以
下単に板とする）２３ａ、２３ｂの内側に、第１の永久
磁石対２１ａ−２１ｂと第２の永久磁石対２２ａ−２２
ｂを配置する。夫々の磁石対の磁石は同極が対向するよ
うに配置され、隣接した第１及び第２の永久磁石対の隣
合う磁極は夫々異極となっている。永久磁石２１ａ、２
１ｂ、２２ａ、２２ｂの中の矢印は各々の磁石の磁化方
向を示している。
しく説明する。図１に示すように、１対の背面の板（以
下単に板とする）２３ａ、２３ｂの内側に、第１の永久
磁石対２１ａ−２１ｂと第２の永久磁石対２２ａ−２２
ｂを配置する。夫々の磁石対の磁石は同極が対向するよ
うに配置され、隣接した第１及び第２の永久磁石対の隣
合う磁極は夫々異極となっている。永久磁石２１ａ、２
１ｂ、２２ａ、２２ｂの中の矢印は各々の磁石の磁化方
向を示している。
【０００９】図１の構成の永久磁石間の磁束線は、隣接
する永久磁石対の間隔（図１のｄ）があまり大きくない
場合には、図２に示すようになる（従来例と同様に磁束
の流れの向きの図示を省略）。即ち、磁石対２１ａ−２
１ｂのＮ極から出た磁束線の一部は、隣の磁石対２２ａ
−２２ｂのＳ極に入り、従来例に比べ磁石の対向面間の
磁束が増加する。従って、図５に示した磁石と同量の磁
石を用いた図１の装置では、従来例に比べ、磁気浮上力
を大幅に向上させることができる。
する永久磁石対の間隔（図１のｄ）があまり大きくない
場合には、図２に示すようになる（従来例と同様に磁束
の流れの向きの図示を省略）。即ち、磁石対２１ａ−２
１ｂのＮ極から出た磁束線の一部は、隣の磁石対２２ａ
−２２ｂのＳ極に入り、従来例に比べ磁石の対向面間の
磁束が増加する。従って、図５に示した磁石と同量の磁
石を用いた図１の装置では、従来例に比べ、磁気浮上力
を大幅に向上させることができる。
【００１０】本発明では、隣接する永久磁石対の間に形
成される磁束ループを利用して磁気浮上力を大きくして
いる。従って、磁束ループが通過する板２３ａ、２３ｂ
は、磁束が通り易い材質（軟鉄、純鉄等）で製作するこ
とが重要である。但し、磁性体の板が磁気飽和しない程
度に板を厚くすれば、軟鉄或いは純鉄にする必要はな
い。しかし、板厚を薄くして装置の重量を小さくするに
は、板２３ａ、２３ｂを鉄で作るのが好ましい。
成される磁束ループを利用して磁気浮上力を大きくして
いる。従って、磁束ループが通過する板２３ａ、２３ｂ
は、磁束が通り易い材質（軟鉄、純鉄等）で製作するこ
とが重要である。但し、磁性体の板が磁気飽和しない程
度に板を厚くすれば、軟鉄或いは純鉄にする必要はな
い。しかし、板厚を薄くして装置の重量を小さくするに
は、板２３ａ、２３ｂを鉄で作るのが好ましい。
【００１１】次に、図１及び図２に示した本発明の実施
例を、数値を示して具体的に説明する。図３は、磁石２
１ａ、２１ｂ，２２ａ、２２ｂ夫々の残留磁束密度Ｂｒ
を１．１６Ｔ（テスラ）、夫々の永久磁石の寸法を、幅
ｗ＝３０ｍｍ、高さｔ＝１０ｍｍ、奥行きｈ＝１００ｍ
ｍとし、ギャップＧを５ｍｍ、１０ｍｍ、２０ｍｍに変
化させた場合の、間隔ｄに対する磁石の反発力（ｋｇ・
ｆ）を示すグラフである。
例を、数値を示して具体的に説明する。図３は、磁石２
１ａ、２１ｂ，２２ａ、２２ｂ夫々の残留磁束密度Ｂｒ
を１．１６Ｔ（テスラ）、夫々の永久磁石の寸法を、幅
ｗ＝３０ｍｍ、高さｔ＝１０ｍｍ、奥行きｈ＝１００ｍ
ｍとし、ギャップＧを５ｍｍ、１０ｍｍ、２０ｍｍに変
化させた場合の、間隔ｄに対する磁石の反発力（ｋｇ・
ｆ）を示すグラフである。
【００１２】図３より、対向する磁石の反発力は、隣接
する磁石対の隣合う磁石の間隔ｄが０から略々永久磁石
の幅ｗまでの範囲内で大きく、永久磁石の幅ｗを一定と
した場合にはｄ＝Ｇ／２の付近で最大反発力が得られる
ことがわかる。
する磁石対の隣合う磁石の間隔ｄが０から略々永久磁石
の幅ｗまでの範囲内で大きく、永久磁石の幅ｗを一定と
した場合にはｄ＝Ｇ／２の付近で最大反発力が得られる
ことがわかる。
【００１３】２対の永久磁石対を使用し、永久磁石の寸
法を上記の値とし、対向する磁石の間隔Ｇ＝５ｍｍ、隣
接する磁石対の隣合う磁石の間隔ｄ＝１０ｍｍとして実
験を行った結果、７３ｋｇ・ｆの反発力が得られた。
法を上記の値とし、対向する磁石の間隔Ｇ＝５ｍｍ、隣
接する磁石対の隣合う磁石の間隔ｄ＝１０ｍｍとして実
験を行った結果、７３ｋｇ・ｆの反発力が得られた。
【００１４】本発明との比較のために、従来例に於いて
も同じ体積の永久磁石、即ち幅ｗ＝６０ｍｍ、高さｔ＝
１０ｍｍ、奥行きｈ＝１００ｍｍの永久磁石１１ａ、１
１ｂを用い、対向する磁石の間隔Ｇ＝５ｍｍで実験を行
ったところ、反発力は３２ｋｇ・ｆであった。
も同じ体積の永久磁石、即ち幅ｗ＝６０ｍｍ、高さｔ＝
１０ｍｍ、奥行きｈ＝１００ｍｍの永久磁石１１ａ、１
１ｂを用い、対向する磁石の間隔Ｇ＝５ｍｍで実験を行
ったところ、反発力は３２ｋｇ・ｆであった。
【００１５】以上から明らかなように、同一体積の永久
磁石を使用した場合、本発明は従来例に比べ、より大き
な反発力を得ることができる。従って、本発明によれ
ば、磁気浮上装置の重さを軽くすることができる。
磁石を使用した場合、本発明は従来例に比べ、より大き
な反発力を得ることができる。従って、本発明によれ
ば、磁気浮上装置の重さを軽くすることができる。
【００１６】上述の本発明の実施例では、２対の永久磁
石対を使用したが、本発明はこれに限らず、図４（ａ）
及び（ｂ）に示すように、３対の永久磁石（３１ａ−３
１ｂ、３２ａ−３２ｂ，３３ａ−３３ｂ）或いは４対の
永久磁石（４１ａ−４１ｂ、４２ａ−４２ｂ、４３ａ−
４３ｂ、４４ａ−４４ｂ）を使用してもよい。更に、本
発明は、５対以上の永久磁石対にも応用できることは勿
論である。尚、図４（ａ）及び（ｂ）では、板の参照番
号は、図１と同一の２３ａ及び２３ｂを使用している。
石対を使用したが、本発明はこれに限らず、図４（ａ）
及び（ｂ）に示すように、３対の永久磁石（３１ａ−３
１ｂ、３２ａ−３２ｂ，３３ａ−３３ｂ）或いは４対の
永久磁石（４１ａ−４１ｂ、４２ａ−４２ｂ、４３ａ−
４３ｂ、４４ａ−４４ｂ）を使用してもよい。更に、本
発明は、５対以上の永久磁石対にも応用できることは勿
論である。尚、図４（ａ）及び（ｂ）では、板の参照番
号は、図１と同一の２３ａ及び２３ｂを使用している。
【００１７】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来例に比べて小さい永久磁石で大きな反発力を生じさ
せることができるので、小型軽量の磁気浮上用磁場発生
装置を実現できる。
従来例に比べて小さい永久磁石で大きな反発力を生じさ
せることができるので、小型軽量の磁気浮上用磁場発生
装置を実現できる。
【図１】本発明の実施例を説明する図。
【図２】本発明の実施例の磁束線の流れを説明する図。
【図３】本発明の実施例による磁気反発力を具体的に説
明するためのグラフ。
明するためのグラフ。
【図４】本発明の他の実施例を説明する図。
【図５】従来の磁気浮上用磁場発生装置。
【図６】図５の装置の磁束線の流れを説明する図。
Claims (2)
- 【請求項１】１対の板の内側に複数の永久磁石対を配置
し、該複数の永久磁石対の夫々の対向する磁極を同極と
し、隣接した永久磁石対の隣接した磁極が夫々異極とな
るように配置したことを特徴とする磁気浮上用磁場発生
装置。 - 【請求項２】上記１対の板は磁性体である請求項１の磁
気浮上用磁場発生装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27673591A JPH0590021A (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | 磁気浮上用磁場発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27673591A JPH0590021A (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | 磁気浮上用磁場発生装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0590021A true JPH0590021A (ja) | 1993-04-09 |
Family
ID=17573616
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27673591A Pending JPH0590021A (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | 磁気浮上用磁場発生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0590021A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101224122B1 (ko) * | 2010-12-01 | 2013-01-21 | 주식회사 에스에프에이 | 비접촉식 기판 이송장치 |
| CN106953495A (zh) * | 2017-05-10 | 2017-07-14 | 江南大学 | 一种磁悬浮式免摩擦振动能量采集装置 |
-
1991
- 1991-09-27 JP JP27673591A patent/JPH0590021A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101224122B1 (ko) * | 2010-12-01 | 2013-01-21 | 주식회사 에스에프에이 | 비접촉식 기판 이송장치 |
| CN106953495A (zh) * | 2017-05-10 | 2017-07-14 | 江南大学 | 一种磁悬浮式免摩擦振动能量采集装置 |
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