JPH0589968U - シンクロナイザーリング - Google Patents
シンクロナイザーリングInfo
- Publication number
- JPH0589968U JPH0589968U JP030988U JP3098892U JPH0589968U JP H0589968 U JPH0589968 U JP H0589968U JP 030988 U JP030988 U JP 030988U JP 3098892 U JP3098892 U JP 3098892U JP H0589968 U JPH0589968 U JP H0589968U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- synchronizer ring
- grooves
- oil
- vertical groove
- vertical
- Prior art date
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- Withdrawn
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D23/00—Details of mechanically-actuated clutches not specific for one distinct type
- F16D23/02—Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches
- F16D23/025—Synchro rings
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本考案は、シンクロメッシュを構成するシン
クロナイザーリングに関し、縦溝に目詰まりが生じない
ようにすることを目的とする。 【構成】 シンクロナイザーリング1の内周面に、周方
向に沿う多数の溝1aと、これらの溝1aと交差する方
向に沿う複数の縦溝1bとを形成するともに、該縦溝1
bの部分において、該シンクロナイザーリング1の外周
にまで貫通するオイル・磨耗粉排出用の穴1cを形成す
るように構成する。
クロナイザーリングに関し、縦溝に目詰まりが生じない
ようにすることを目的とする。 【構成】 シンクロナイザーリング1の内周面に、周方
向に沿う多数の溝1aと、これらの溝1aと交差する方
向に沿う複数の縦溝1bとを形成するともに、該縦溝1
bの部分において、該シンクロナイザーリング1の外周
にまで貫通するオイル・磨耗粉排出用の穴1cを形成す
るように構成する。
Description
【0001】
本考案は、シンクロメッシュを構成するシンクロナイザーリング(ダブルコー ンシンクロのアウタリングを含む)に関する。
【0002】
従来より、一般にイナーシャロック型のシンクロメッシュでは、クラッチのギ アが噛合う時の衝撃と騒音をなくすために、図8に示すように、スリーブ2に係 合するキー5付きクラッチハブ3とクラッチギア6との間に、シンクロナイザー リング1が介装されている。なお、図8中の符号4はセレクタである。
【0003】 また、従来のシンクロナイザーリング1は、図5,図6に示すように、その円 錐形状をした内周面に、周方向に沿うねじ溝1aが多数形成されるとともに、こ れらのねじ溝1aと交差する方向に沿う縦溝1bが周方向に所要の間隔をあけて 形成されている。 これにより、シンクロナイザーリング1の摩擦発生時(押付時)に、シンクロ ナイザーリング1の摩擦面に大きな摩擦係数を発生させるとともに、押付時に生 じる磨耗粉や介在するオイルの排出を助けている。すなわち、磨耗粉およびオイ ルはねじ溝1aへ一度排出された後、縦溝1bに排出され、縦溝1bの中を流れ 、大径側へ排出されるのである(図7参照)。
【0004】
しかしながら、このような従来のシンクロナイザーリングでは、介在物(オイ ル、磨耗粉など)が多量に生成されると、縦溝の断面積が小さいことが原因とな って、この縦溝が目詰まりを起こし、介在物が流れ出なくなるという課題がある 。
【0005】 そこで、縦溝の数を増やしたり、縦溝の断面積を大きくしたりすることも考え られるが、これらの対策では、シンクロナイザーリングの剛性を低下させるとと もに、その摩擦面の有効面積を減少させることから、シンクロナイザーリングの 摩擦係数が低下してしまうという課題がある。 本考案は、このような課題に鑑み創案されたもので、縦溝に目詰まりが生じな いようにした、シンクロナイザーリングを提供することを目的とする。
【0006】
このため、本考案のシンクロナイザーリングは、その内周面に、周方向に沿う 多数の溝と、これらの溝と交差する方向に沿う複数の縦溝とが形成されるともに 、該縦溝の部分において、該シンクロナイザーリングの外周にまで貫通するオイ ル・磨耗粉排出用の穴が形成されたことを特徴としている。
【0007】
上述の本考案のシンクロナイザーリングでは、オイル・磨耗粉が、内周面に形 成された周方向に沿う多数の溝と、これらの溝と交差する方向に沿って形成され た複数の縦溝に沿って排出されるが、更にはこれらの縦溝の部分において形成さ れたシンクロナイザーリングの外周にまで貫通するオイル・磨耗粉排出用の穴か らも、オイル・磨耗粉が排出される。したがって、オイル・磨耗粉は縦溝および オイル・磨耗粉排出用の穴からそれぞれ排出されることになる。
【0008】
以下、図面により、本考案の一実施例としてのシンクロナイザーリングについ て説明すると、図1〜図4は本考案の一実施例としてのシンクロナイザーリング を示すもので、図1はその斜視図、図2はその要部断面図、図3はその作用を説 明するための部分断面図であり、図4はその変形例の要部断面図であって、各図 中、図5〜図7と同じ符号はほぼ同様の部分を示している。
【0009】 さて、図1,図2に示すように、本実施例にかかるシンクロナイザーリング1 は、その円錐形状をした内周面に、多数のねじ溝1aが形成され、更にそれに交 差する縦溝1bが周方向に所要の間隔をあけて複数形成されている。さらに、本 シンクロナイザーリング1では、その内周面の縦溝1bの部分において、シンク ロナイザーリング1の外周まで貫通するオイル・磨耗粉排出用の穴1cが形成さ れている。
【0010】 上述の構成により、本シンクロナイザーリング1では、その内周面に形成され たねじ溝1a及びこれらのねじ溝1aに交差する方向に沿って形成された縦溝1 bによって、オイル・磨耗粉が縦溝1bの大径側に排出される。 さらに、本シンクロナイザーリング1では、その内周面の縦溝1bの部分にお いて形成されたシンクロナイザーリング1の外周にまで貫通するオイル・磨耗粉 排出用の穴1cからも、オイル・磨耗粉が排出される。
【0011】 したがって、オイル・磨耗粉は、縦溝1bの大径側およびオイル・磨耗粉排出 用の穴1cより排出され(図3参照)、これにより排出効率が良くなる。 以上のように、シンクロナイザーリング1の内周面の縦溝1bの部分において 、シンクロナイザーリング1の外周にまで貫通するオイル・磨耗粉排出用の穴1 cを形成することにより、縦溝1bの数を増やしたり断面積を大きくしたりしな くても、排出効率が良くなるので、縦溝1bの目詰まりを防ぐことができる。
【0012】 なお、図4に示すような形状のシンクロナイザーリング1についても、上記の 実施例と同様にして、本考案を適用することができる。すなわち、オイル・磨耗 粉排出用の穴1cは外円方向(ラジアル方向)に開口していれば、シンクロナイ ザーリング(ダブルコーンシンクロのアウタリングを含む)の形状の違いや開口 位置あるいは開口角度の多少の違いは問題ではないのである。
【0013】
以上詳述したように、本考案のシンクロナイザーリングによれば、シンクロナ イザーリングの内周面の縦溝の部分において、シンクロナイザーリングの外周に まで貫通するオイル・磨耗粉排出用の穴を形成するという簡素な構成で、オイル ・磨耗粉が縦溝およびオイル・磨耗粉排出用の穴の2か所より排出されるため、 縦溝の目詰まりがなく、これにより縦溝の機能が維持できるほか、シンクロナイ ザーリングの摩擦面の清浄度が常に良好に保たれるようになり、摩擦係数が安定 し、耐久性が向上するという利点がある。
【図1】本考案の一実施例としてのシンクロナイザーリ
ングの斜視図である。
ングの斜視図である。
【図2】本考案の一実施例としてのシンクロナイザーリ
ングの要部断面図である。
ングの要部断面図である。
【図3】本考案の一実施例としてのシンクロナイザーリ
ングの作用を説明するための部分断面図である。
ングの作用を説明するための部分断面図である。
【図4】本シンクロナイザーリングの変形例を図2に対
応させて示す要部断面図である。
応させて示す要部断面図である。
【図5】従来のシンクロナイザーリングの斜視図であ
る。
る。
【図6】従来のシンクロナイザーリングの要部断面図で
ある。
ある。
【図7】従来のシンクロナイザーリングの作用を説明す
るための部分断面図である。
るための部分断面図である。
【図8】イナーシャロック型のシンクロメッシュを説明
するための模式的断面図である。
するための模式的断面図である。
1 シンクロナイザーリング 1a ねじ溝 1b 縦溝 1c オイル・磨耗粉排出用の穴 2 スリーブ 3 クラッチハブ 4 セレクタ 5 キー 6 クラッチギア
Claims (1)
- 【請求項1】 シンクロメッシュを構成するシンクロナ
イザーリングにおいて、 その内周面に、周方向に沿う多数の溝と、これらの溝と
交差する方向に沿う複数の縦溝とが形成されるともに、 該縦溝の部分において、該シンクロナイザーリングの外
周にまで貫通するオイル・磨耗粉排出用の穴が形成され
たことを特徴とする、シンクロナイザーリング。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP030988U JPH0589968U (ja) | 1992-05-12 | 1992-05-12 | シンクロナイザーリング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP030988U JPH0589968U (ja) | 1992-05-12 | 1992-05-12 | シンクロナイザーリング |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0589968U true JPH0589968U (ja) | 1993-12-07 |
Family
ID=12319007
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP030988U Withdrawn JPH0589968U (ja) | 1992-05-12 | 1992-05-12 | シンクロナイザーリング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0589968U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100461822B1 (ko) * | 2002-10-31 | 2004-12-16 | 현대자동차주식회사 | 수동변속기의 키리스 동기장치 |
KR100520311B1 (ko) * | 2003-11-06 | 2005-10-13 | 현대자동차주식회사 | 수동 변속기의 키리스 동기 장치 |
JP2006009952A (ja) * | 2004-06-25 | 2006-01-12 | Nissan Diesel Motor Co Ltd | 変速機の同期装置 |
-
1992
- 1992-05-12 JP JP030988U patent/JPH0589968U/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100461822B1 (ko) * | 2002-10-31 | 2004-12-16 | 현대자동차주식회사 | 수동변속기의 키리스 동기장치 |
KR100520311B1 (ko) * | 2003-11-06 | 2005-10-13 | 현대자동차주식회사 | 수동 변속기의 키리스 동기 장치 |
JP2006009952A (ja) * | 2004-06-25 | 2006-01-12 | Nissan Diesel Motor Co Ltd | 変速機の同期装置 |
JP4593983B2 (ja) * | 2004-06-25 | 2010-12-08 | Udトラックス株式会社 | 変速機の同期装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19960801 |