JPH0589885U - 可搬式水中ポンプ - Google Patents
可搬式水中ポンプInfo
- Publication number
- JPH0589885U JPH0589885U JP2967592U JP2967592U JPH0589885U JP H0589885 U JPH0589885 U JP H0589885U JP 2967592 U JP2967592 U JP 2967592U JP 2967592 U JP2967592 U JP 2967592U JP H0589885 U JPH0589885 U JP H0589885U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pump body
- pump
- gantry
- strainer
- submersible pump
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 吐出運転時にポンプ本体に加わる力を架台で
支持させることによって、従来のポンプ本体の形状や寸
法を変更することなく、可搬式水中ポンプを安定な着座
状態で運転することができるようにする。 【構成】 ポンプ本体1の横幅よりも広幅の架台2の枠
組みをパイプで形成し、その架台2の上にポンプ本体1
のストレーナ12を設置する。架台2の横幅方向をポン
プ本体1における吐出口13の軸方向に一致させる。架
台2を着座させてポンプ本体1を運転した場合におい
て、吐出水の反力や排水ホース14の重量などによって
ポンプ本体に加わる力を脚体21,21で支えさせる。
支持させることによって、従来のポンプ本体の形状や寸
法を変更することなく、可搬式水中ポンプを安定な着座
状態で運転することができるようにする。 【構成】 ポンプ本体1の横幅よりも広幅の架台2の枠
組みをパイプで形成し、その架台2の上にポンプ本体1
のストレーナ12を設置する。架台2の横幅方向をポン
プ本体1における吐出口13の軸方向に一致させる。架
台2を着座させてポンプ本体1を運転した場合におい
て、吐出水の反力や排水ホース14の重量などによって
ポンプ本体に加わる力を脚体21,21で支えさせる。
Description
【0001】
本考案は、洪水時や冠水時などの緊急排水が要求されるときに主に用いられる 可搬式水中ポンプに関する。
【0002】
従来のこの種の可搬式水中ポンプを図3に示してある。この可搬式水中ポンプ は、円筒状のハウジング51の下部に吸込口を有すると共に、その吸込口の周囲 がストレーナ52で覆われ、ハウジング51の側部に排水ホース54の接続され た吐出口53が設けられ、さらに、ハウジング51の頂部から給電ケーブル55 が導設された構成になっている。
【0003】 このような可搬式水中ポンプは、洪水時や冠水時などに緊急排水の要求される 場所に持ち運び、そのストレーナ52を着座させた状態で運転される。
【0004】
ところが、吐出口53の口径が大きな可搬式水中ポンプにおいては、運転中に 発生する吐出口53からの吐出水の反力や排水ホース54の重量などによって着 座状態が不安定になることが起こり得る。そして、内部構造が油潤滑方式になっ ているポンプにあっては、ポンプ本体51を起立状態に設置して運転することが 要求されるため、不安定な着座状態で運転を続行することは、潤滑不良による部 品の損傷あるいはポンプの転倒や排水ホースの捩れ、折曲がりなどを生じるおそ れが多分にあり、そのような事態が起こると十分な排水機能が発揮されなくなる 。
【0005】 そこで、従来は、ストレーナ52の直径を大きくしたり下拡がり形状にしたり するといった対策を講じることによって安定な着座状態を得ることが試みられて いたけれども、そのようにしても運転時における着座状態の安定性を向上させる ための十分な対策とはなり得なかった。
【0006】 本考案は以上の事情に鑑みてなされたもので、持ち運びなどの取扱性を損なう ことなく、また、従来のポンプ本体の形状や寸法を変更することなく、ポンプを 安定な着座状態で運転することができるようにすることを目的とする。
【0007】
本考案の可搬式水中ポンプは、吸込口とその吸込口の周囲を覆うストレーナと を下部に具備し排水ホースが接続される吐出口を側部に具備するポンプ本体にお ける上記ストレーナが、ポンプ本体の横幅よりも幅広でかつその幅方向が上記吐 出口の軸方向に沿わされた架台上に設置されていると共に、その架台の枠組みが パイプで形成されているものである。
【0008】
この構成であれば、架台の横幅がポンプ本体の横幅よりも長く、しかもその幅 方向が上記吐出口の軸方向に沿っているので、その架台を着座させることにより 設置したポンプ本体を運転した場合、ポンプ本体に加わる吐出水の反力や吐出口 に接続された排水ホースの重量などに伴う力が架台により支えられる。また、架 台の枠組みがパイプで構成されているので架台が軽量であり、架台を設けること による重量増加がそれほど大きくならない。
【0009】
図1は本考案の実施例による可搬式水中ポンプの概略斜視図、図2はその要部 を概略的に示した一部破断側面図であり、1はポンプ本体、2は架台である。ポ ンプ本体1は図3で従来例として説明したものと同じものであり、円筒状のハウ ジング11の下部に吸込口16を有すると共に、ハウジング11に固着されかつ 吸込口16の周囲を覆うように設けられた円筒状のストレーナ12を有する。ま た、ポンプ本体1における上記ハウジング11の側部に排水ホース14の接続さ れた吐出口13が設けられ、さらに、ハウジング11の頂部から給電ケーブル1 5が導設された構成になっている。架台2にあっては、金属製のパイプを長円形 状に曲げることによって製作された一対の脚体21,21と、これらの脚体21 ,21における上辺部22,22の相互間に横架して固着された金属製のパイプ でなる補強用杆体24,24とによってパイプ枠組みが形成されており、さらに 、一対の脚体21,21における下辺部23,23の相互間に横架された台板2 5を備えている。台板25と上記下辺部23,23とは溶接あるいはねじ止めな どの適宜手段で固定されている。そして、長軸方向Xにおける脚体21の長さ( 長軸の長さ)、すなわち架台2の横幅は、上記ポンプ本体1の横幅よりも幅広に なっている。ここで、ポンプ本体1の横幅とは、ハウジング11の直径よりもス トレーナ12の直径が長い円筒形ポンプ本体(すなわち従来例で説明した水中ポ ンプと同じ形状のもの)1においては、ストレーナ12の直径のことであり、ハ ウジング11の直径よりもストレーナ12の直径が短い円筒形ポンプ本体1にお いてはハウジング11の直径のことである。
【0010】 ポンプ本体1については、そのストレーナ12が架台2の台板25の上に設置 される。具体的には、図2のように、パンチングメタルなどで作られたストレー ナ12を台板25の上に載置した状態で、そのストレーナ12と台板25とをボ ルト・ナットなどの取外し可能な止具で固定したり、あるいはストレーナ12を 台板23に溶接したり、さらには、ストレーナ12の内周面に沿って設けられた 複数の支柱3の下端部を台板25に止具や溶接などの手段を用いて固着したりす ることによって設置される。
【0011】 ここで、架台2の脚体21,21と架台2上にストレーナ12を介して設置さ れたポンプ本体1とにおいて、吐出口13からの吐出水の反力や排水ホースの重 量がポンプ本体1に加わる方向と架台2の幅方向(すなわち脚体21,21の長 軸方向)とは一致または略一致しており、しかも、脚体21,21の長軸方向の 両端部はポンプ本体1よりも外方に突き出ている。
【0012】 以上説明した可搬式水中ポンプは、緊急排水の要求される場所に持ち運び、そ の脚体21,21を着座させた状態で運転される。そして、そのような運転状態 においては、吐出口13からの吐出水の反力がポンプ本体1に加わったときにそ の反力が架台2の脚体21,21によって支えられるため、その反力でポンプ本 体1が傾倒したり転倒したりすることが確実に防止される。排水ホース14の重 量がポンプ本体1に加わっているときも同様である。また、上記架台2の枠組み に相当する上記脚体21,21や補強杆体24がパイプで作られていてそれ自体 が軽量であるので、水中ポンプを簡単に取扱性よく持ち運ぶことができる。また 、脚体21,21は長円形状であるので、、持ち運び時に脚体21,21が人体 に引っ掛かって掻き傷を負わせるといった事態を生じることがない。さらに、ポ ンプ本体1を架台2に対して着脱自在にしておけば、架台2から取り外したポン プ本体1を据付け型として使用することも可能である。
【0013】
本考案によると、ポンプ本体を架台上に設置するというきわめて簡単な構成で あるにもかかわらず、運転時における着座状態の安定性を確実に向上させること ができ、また、架台は、水中ポンプの運搬に際してその重量が気にならない程度 に軽量に構成することができるので、可搬式水中ポンプにおける上記着座状態の 安定性を向上させる対策として最適なものであるといえる。さらに、ポンプ本体 として従来の水中ポンプをそのまま用いることができるので、可搬式だからとい ってポンプ本体に特別の配慮を行う必要がなく、その上、架台を取り外すことに より据付け型水中ポンプとしての使用も可能であるという長所もある。
【図1】本考案の実施例による可搬式水中ポンプの概略
斜視図である。
斜視図である。
【図2】本考案の実施例による可搬式水中ポンプの要部
を概略的に示した一部破断側面図でる。
を概略的に示した一部破断側面図でる。
【図3】従来例による可搬式水中ポンプの概略斜視図で
ある。
ある。
1 ポンプ本体 2 架台 13 吐出口 14 排水ホース 16 吸込口 21 脚体
Claims (1)
- 【請求項1】 吸込口とその吸込口の周囲を覆うストレ
ーナとを下部に具備し排水ホースが接続される吐出口を
側部に具備するポンプ本体における上記ストレーナが、
ポンプ本体の横幅よりも幅広でかつその幅方向が上記吐
出口の軸方向に沿わされた架台上に設置されていると共
に、その架台の枠組みがパイプで形成されていることを
特徴とする可搬式水中ポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2967592U JPH0589885U (ja) | 1992-05-07 | 1992-05-07 | 可搬式水中ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2967592U JPH0589885U (ja) | 1992-05-07 | 1992-05-07 | 可搬式水中ポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0589885U true JPH0589885U (ja) | 1993-12-07 |
Family
ID=12282691
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2967592U Pending JPH0589885U (ja) | 1992-05-07 | 1992-05-07 | 可搬式水中ポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0589885U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002129531A (ja) * | 2000-10-21 | 2002-05-09 | Mitsuhiro Fujiwara | 水害防止システム |
-
1992
- 1992-05-07 JP JP2967592U patent/JPH0589885U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002129531A (ja) * | 2000-10-21 | 2002-05-09 | Mitsuhiro Fujiwara | 水害防止システム |
JP4613415B2 (ja) * | 2000-10-21 | 2011-01-19 | 充弘 藤原 | 水害防止方法 |
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