JPH058968Y2 - - Google Patents

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JPH058968Y2
JPH058968Y2 JP1988034532U JP3453288U JPH058968Y2 JP H058968 Y2 JPH058968 Y2 JP H058968Y2 JP 1988034532 U JP1988034532 U JP 1988034532U JP 3453288 U JP3453288 U JP 3453288U JP H058968 Y2 JPH058968 Y2 JP H058968Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、脳波測定用のプローブに関するもの
である。
〔従来技術とその問題点〕
脳波を測定するためには、頭部の所定部位に例
えば21個もの数多くの脳波電極を装着しなければ
ならない。このとき、頭部の皮膚と電極間のイン
ピーダンスや電位差を小さくするために、両者の
接触を確実にする必要があり、従来は、例えば銀
板からなる電極の表面に導電用の銀ペーストを塗
り付け、これを1枚ずつ、粘着剤が塗布されたテ
ープにて所定部位の頭部の皮膚に貼り付けてい
た。従つて、測定を開始するまでに2〜3時間の
準備作業を要するとともに、銀板の着脱時に、被
検者に少なからず苦痛を与えていた。そして、銀
板を除去した後に頭部を洗浄して銀ペーストを取
り除く必要があつた。また、電極の銀板は2cm2
度の大きさがあり、ペーストを介して貼り付けて
も、その間に不純物が介在しやすく、従つて、測
定が不正確になりやすいが、更には頭部の皮膚が
角質化していると、頭部の皮膚と電極間のインピ
ーダンスや電位差が大きくなつて正確な測定が困
難である不具合があつた。
このため、電解液が滲出可能なチツプ内に配置
された電極と電解液で構成された半電池からなる
プローブを頭部に接触させて脳波を測定すること
が考えられる。かかるプローブによる測定方法で
は、チツプから滲出した電解液が頭部の皮膚を濡
らして導通するが、例えば30分間程度の測定中に
電解液が蒸発して乾燥すると導通不良になつて正
確に測定できない問題点がある。また、滲出した
電解液が頭部の測定部位以外のところに流れて必
要以上に頭部を濡らすのは好ましくない。
〔考案の目的〕
そこで本考案は、簡単、かつ確実に頭部の所定
部位の皮膚に接触させることができ、被検者にも
苦痛を与えることがないとともに、チツプから滲
出した電解液が乾燥して導通不良が生じたり、頭
部の測定部位以外のところに流れることがなく、
正確に測定することができる脳波測定用のプロー
ブを提供することを目的とするものである。
〔考案の構成とその作用〕
本考案の脳波測定用プローブは、外筒の先端に
突設され、電解液が滲出可能なチツプと、このチ
ツプ内に配置された電極と、チツプに供給される
電解液と、チツプの周囲を覆う筒状の可撓性カバ
ーとからなり、前記チツプを頭部の皮膚に接触さ
せると、カバーの先端縁が頭部に密着することを
特徴とする。
すなわち、電解液が滲出可能なチツプ内の電極
と電解液とで半電池を構成しており、このチツプ
を頭部の皮膚に接触させると、チツプから滲出し
た電解液が頭部の皮膚を濡らして導通する。そし
て、このプローブを例えばヘルメツトの所定位置
に取付けておけば、このヘルメツトを頭部に被る
と、所定個数のプローブが頭部の皮膚に同時に接
触するので、銀ペーストや粘着テープなどが不要
で、装着操作は非常に簡単であり、被検者にも苦
痛を与えることがない。また、チツプの周囲を覆
う筒状の可撓性カバーの先端縁が頭部に密着する
ので、チツプから滲出した電解液は、このカバー
で覆われ、従つて、乾燥して導通不良が生じた
り、頭部の測定部位以外のところに電解液が流れ
ることがない。このため、高精度かつ高感度に脳
波を測定することができる。
〔実施例〕
以下に図面に示す実施例に基いて本考案を具体
的に説明する。
第1図において、外筒1内には、電解液筒11
が収容されているが、電解液筒11の先端部には
案内筒12が取付けられ、この案内筒12が外筒
1内面に沿つて移動する。外筒1の尾栓13と電
解液筒11の尾栓14の間にはスプリング15が
介装されており、電解液筒11は前方に弾発され
ている。そして、電解液筒11の先端開口には、
有底筒状のチツプ2が固定されて外筒1の前方に
突出している。チツプ2は、連続気泡を有するプ
ラスチツクチツプのように、可撓性と復元力に富
み、かつ電導溶液が滲出するものである。
電解液筒11内には、スライド栓16が摺動自
由に配置され、スライド栓16の前方にKC1、
RbC1、CsC1、NaC1、LiC1、CaC12、NgC12
どの電解液Lが充填されている。そして、電解液
Lがチツプ2から滲出して消費されると、それに
応じてスライド栓16が前進し、チツプ2内に常
に電解液Lを供給する。このチツプ2内には、例
えば、銀一塩化銀からなる電極3が配置され、電
解液Lに浸漬している。従つて、電極3と電解液
Lとで半電池を構成している。そして、電極3の
尾端には導線5が接続されて外筒1の外部に伸び
出している。そして、チツプ2の外周は可撓性カ
バー4で覆われ、チツプ2の先端部もカバー4で
隠れている。このカバー4は、柔らかくて弾性に
富んだゴムにて筒状に成形されたものであり、先
端ほど肉厚が薄い略ラツパ状をしている。
なお、図例では、カバー4は、電解液筒11に
取付けられてチツプ2と一緒に移動するが、この
カバー4を外筒1に直接取付けて、チツプ2の先
端がカバー4から突出するようにし、チツプ2が
頭部にあたると後退してカバー4内に入るように
してもよい。また、チツプ2は、連続気泡を有す
るプラスチツクチツプに限られるものではなく、
例えば、3デニール程度の繊維を束ねて成形した
ものであつてもよい。このときは、電極3が繊維
チツプに埋設され、電解液Lが繊維チツプに浸み
込むようにする。そして、電極3も、銀一塩化銀
以外に、カロメル電極、白金電極、金電極、水素
電極、アマルガム電極、カーボン電極なども使用
することが可能である。
かかるプローブを、例えばアクリル樹脂などで
成形されたヘルメツト6の所定位置に所定個数だ
け取り付ける。そして、脳波を測定するに際して
は、第2図に示すように、被検者が頭部にこのヘ
ルメツト6を被ればよい。これによつて、被検者
の頭部の形状にかかわらず、頭部の所定位置に所
定数のチツプ2がスプリング15の弾発力によつ
て強く同時に頭部に接触する。これと同時に、第
3図に示すように、カバー4も頭部に接触し、拡
開状態に変形して頭部に密着する。従つて、チツ
プ2から滲出した電解液Lはカバー4で覆われた
状態で頭部を濡らし、この電解液Lによつて電極
3と導通するので、脳波を正確に測定することが
できる。
このように、プローブが取付けられたヘルメツ
ト6を頭部に被るだけで、所定数の電極3を同時
に所定位置に正確に装着できるので、操作が非常
に簡単であり、しかも電極3の着脱時に被検者に
苦痛を与えない利点がある。そして、チツプ2か
ら滲出した電解液Lはカバー4で覆われているの
で、蒸発しにくく、電解液Lの乾燥による導通不
良がなくて正確に測定でき、かつ測定部位以外に
電解液Lがほとんど流れ出さないので好都合であ
る。
〔考案の効果〕 以上説明したように、本考案の脳波測定用プロ
ーブは、電解液が滲出可能なチツプ内に電極を配
置し、このチツプを可撓性に富んだカバーで覆う
ようにしたので、このプローブを例えばヘルメツ
トに取付ければ、頭部の所定部位の皮膚に簡単、
かつ確実にチツプを接触させることができ、ま
た、電解液が蒸発しにくくて脳波を正確に測定す
ることができる利点がある。また、測定部位以外
に電解液Lがほとんど流れ出さない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の断面図、第2図は使用
状態の説明図、第3図は使用状態の要部断面図で
ある。 1……外筒、2……チツプ、3……電極、4…
…カバー、5……導線、6……ヘルメツト、L…
…電解液。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外筒の先端に突設され、電解液が滲出可能なチ
    ツプと、該チツプ内に配置された電極と、該チツ
    プに供給される電解液と、該チツプの周囲を覆う
    筒状の可撓性カバーとからなり、前記チツプを頭
    部の皮膚に接触させると、該カバーの先端縁が頭
    部に密着することを特徴とする脳波測定用プロー
    ブ。
JP1988034532U 1988-03-17 1988-03-17 Expired - Lifetime JPH058968Y2 (ja)

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JPH01138404U JPH01138404U (ja) 1989-09-21
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KR100965351B1 (ko) * 2009-11-23 2010-06-22 박문서 인체내 임피던스 측정을 위한 전극 장치를 이용한 인체내 임피던스 측정과 시술 장치

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