JPH0589421A - 円筒研削加工方法 - Google Patents
円筒研削加工方法Info
- Publication number
- JPH0589421A JPH0589421A JP24877991A JP24877991A JPH0589421A JP H0589421 A JPH0589421 A JP H0589421A JP 24877991 A JP24877991 A JP 24877991A JP 24877991 A JP24877991 A JP 24877991A JP H0589421 A JPH0589421 A JP H0589421A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- work
- grindstone
- grinding method
- shaft
- cylindrical
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 金属材料あるいはセラミックなどの硬脆性材
料に円筒面あるいは円筒面の一部を形状創成する円筒研
削加工方法において、加工面の面粗さが向上する円筒研
削加工方法を提供することを目的とする。 【構成】 砥石回転軸12に対し、ワーク揺動軸13お
よびワーク移動方向が直角のねじれ状態であるととも
に、砥石をR面成形砥石11とすることにより、ワーク
14と砥石11が線接触となり、ワーク面粗さ,面精度
が向上する。
料に円筒面あるいは円筒面の一部を形状創成する円筒研
削加工方法において、加工面の面粗さが向上する円筒研
削加工方法を提供することを目的とする。 【構成】 砥石回転軸12に対し、ワーク揺動軸13お
よびワーク移動方向が直角のねじれ状態であるととも
に、砥石をR面成形砥石11とすることにより、ワーク
14と砥石11が線接触となり、ワーク面粗さ,面精度
が向上する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属材料あるいはセラ
ミックなどの硬脆性材料に円筒面あるいは円筒面の一部
を形状創成するための加工技術における円筒研削加工方
法に関するものである。
ミックなどの硬脆性材料に円筒面あるいは円筒面の一部
を形状創成するための加工技術における円筒研削加工方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、円筒研削加工方法は、薄膜磁気ヘ
ッドのテープ摺動面の形状創成などに利用されている。
ッドのテープ摺動面の形状創成などに利用されている。
【0003】以下に従来の円筒研削加工方法について説
明する。図3は従来の円筒研削加工方法の概略を示すも
のである。図3において、1はフラット砥石で、その回
転軸方向断面が直線形状である。2は砥石回転軸、3は
ワーク揺動軸(あるいはワーク回転軸)、4はワーク、
5はワーク固定治具である。ワーク4に円筒面あるいは
円筒面の一部を形状創成しようとする場合、ワーク揺動
軸(あるいはワーク回転軸)3が所定の円筒面曲率半径
の中心となるようにワーク4をワーク固定治具5に設置
する。これに対してフラット砥石1は、砥石回転軸2が
ワーク揺動軸(あるいはワーク回転軸)3に平行になる
ように設置される。
明する。図3は従来の円筒研削加工方法の概略を示すも
のである。図3において、1はフラット砥石で、その回
転軸方向断面が直線形状である。2は砥石回転軸、3は
ワーク揺動軸(あるいはワーク回転軸)、4はワーク、
5はワーク固定治具である。ワーク4に円筒面あるいは
円筒面の一部を形状創成しようとする場合、ワーク揺動
軸(あるいはワーク回転軸)3が所定の円筒面曲率半径
の中心となるようにワーク4をワーク固定治具5に設置
する。これに対してフラット砥石1は、砥石回転軸2が
ワーク揺動軸(あるいはワーク回転軸)3に平行になる
ように設置される。
【0004】以上のように構成された円筒研削加工方法
について、以下その動作について説明する。まず、ワー
ク固定治具5に固定されたワーク4をワーク揺動軸(あ
るいはワーク回転軸)3のまわりに揺動(あるいは回
転)させる。これに対して高速回転しているフラット砥
石1を近づけることにより切り込み、ワーク揺動軸(ワ
ーク回転軸)と平行にワーク送りをかけることにより所
定の円筒面を創成する。
について、以下その動作について説明する。まず、ワー
ク固定治具5に固定されたワーク4をワーク揺動軸(あ
るいはワーク回転軸)3のまわりに揺動(あるいは回
転)させる。これに対して高速回転しているフラット砥
石1を近づけることにより切り込み、ワーク揺動軸(ワ
ーク回転軸)と平行にワーク送りをかけることにより所
定の円筒面を創成する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、フラット砥石1の回転方向とワーク揺動
(あるいは回転)方向とが一致しているため、加工面に
おける研削条痕が円筒面あるいは円筒面の一部の円周方
向にのみ表れるため面粗さが向上しないという問題点を
有していた。
来の構成では、フラット砥石1の回転方向とワーク揺動
(あるいは回転)方向とが一致しているため、加工面に
おける研削条痕が円筒面あるいは円筒面の一部の円周方
向にのみ表れるため面粗さが向上しないという問題点を
有していた。
【0006】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、加工面の面粗さが向上する円筒研削加工方法を提供
することを目的とする。
で、加工面の面粗さが向上する円筒研削加工方法を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の円筒研削加工方法は、R面砥石と、R面砥石
の円弧の曲率中心を通り砥石回転軸と直角ねじれの位置
関係にあるワーク揺動軸あるいはワーク回転軸と、ワー
ク揺動軸あるいはワーク回転軸と平行に移動するワーク
テーブルの構成を有している。
に本発明の円筒研削加工方法は、R面砥石と、R面砥石
の円弧の曲率中心を通り砥石回転軸と直角ねじれの位置
関係にあるワーク揺動軸あるいはワーク回転軸と、ワー
ク揺動軸あるいはワーク回転軸と平行に移動するワーク
テーブルの構成を有している。
【0008】
【作用】この構成によって、R面砥石の回転方向とワー
ク揺動(あるいは回転)方向とが直交しているため、加
工面における研削条痕が交差する状態になり、面粗さの
向上を図ることができる。
ク揺動(あるいは回転)方向とが直交しているため、加
工面における研削条痕が交差する状態になり、面粗さの
向上を図ることができる。
【0009】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
【0010】図1において、11はR面砥石であり、そ
の回転軸方向断面が凹型円弧形状を有し、その円弧曲率
がワークに加工しようとしている曲率に一致している。
12はR面砥石回転軸、13はワーク揺動軸(あるいは
ワーク回転軸)、14はワーク、15はワーク固定治具
である。ワーク14に円筒面あるいは円筒面の一部を形
状創成しようとする場合、ワーク揺動軸(あるいはワー
ク回転軸)13が所定の円筒面曲率半径の中心となるよ
うにワーク14をワーク固定治具15に設置する。この
ワーク揺動軸(あるいはワーク回転軸)13に対してR
面砥石回転軸12を直角ねじれの位置関係に設置する。
の回転軸方向断面が凹型円弧形状を有し、その円弧曲率
がワークに加工しようとしている曲率に一致している。
12はR面砥石回転軸、13はワーク揺動軸(あるいは
ワーク回転軸)、14はワーク、15はワーク固定治具
である。ワーク14に円筒面あるいは円筒面の一部を形
状創成しようとする場合、ワーク揺動軸(あるいはワー
ク回転軸)13が所定の円筒面曲率半径の中心となるよ
うにワーク14をワーク固定治具15に設置する。この
ワーク揺動軸(あるいはワーク回転軸)13に対してR
面砥石回転軸12を直角ねじれの位置関係に設置する。
【0011】以上のように構成された円筒研削加工方法
について、図面を参照しながら説明する。まず、ワーク
固定治具15に固定されたワーク14をワーク揺動軸
(あるいはワーク回転軸)13のまわりに揺動(あるい
は回転)させる。これに対して高速回転しているR面砥
石11を近づけることにより切り込み、ワーク揺動軸
(あるいはワーク回転軸)と平行にワーク送りをかける
ことにより所定の円筒面を創成する。このときのワーク
ン14とR面砥石11との位置関係を図2に示す。
について、図面を参照しながら説明する。まず、ワーク
固定治具15に固定されたワーク14をワーク揺動軸
(あるいはワーク回転軸)13のまわりに揺動(あるい
は回転)させる。これに対して高速回転しているR面砥
石11を近づけることにより切り込み、ワーク揺動軸
(あるいはワーク回転軸)と平行にワーク送りをかける
ことにより所定の円筒面を創成する。このときのワーク
ン14とR面砥石11との位置関係を図2に示す。
【0012】図2において、17はワーク揺動(あるい
は回転)半径R1、18はR面砥石円弧曲率半径R2であ
る。加工時のポイントは、ワーク揺動(あるいは回転)
半径R1とR面砥石円弧曲率半径R2とが一致し、さらに
ワーク揺動(あるいは回転)半径の中心とR面砥石円弧
曲率半径の中心とが一致することである。
は回転)半径R1、18はR面砥石円弧曲率半径R2であ
る。加工時のポイントは、ワーク揺動(あるいは回転)
半径R1とR面砥石円弧曲率半径R2とが一致し、さらに
ワーク揺動(あるいは回転)半径の中心とR面砥石円弧
曲率半径の中心とが一致することである。
【0013】この構成から明らかなように、本実施例に
よる円弧研削加工法は、加工面上で研削条痕が交差する
状態になり、面粗さの点で優れた効果が得られる。
よる円弧研削加工法は、加工面上で研削条痕が交差する
状態になり、面粗さの点で優れた効果が得られる。
【0014】以上のように本実施例によれば、R面砥石
と、R面砥石の円弧曲率半径の中心を通り砥石回転軸と
直角ねじれの位置関係にあるワーク揺動軸(あるいはワ
ーク回転軸)と、ワーク揺動軸(あるいはワーク回転
軸)と平行に移動できるワーク送り機構を設けることに
より、加工面上で研削条痕が交差する状態になり、面粗
さの向上を図ることができる。
と、R面砥石の円弧曲率半径の中心を通り砥石回転軸と
直角ねじれの位置関係にあるワーク揺動軸(あるいはワ
ーク回転軸)と、ワーク揺動軸(あるいはワーク回転
軸)と平行に移動できるワーク送り機構を設けることに
より、加工面上で研削条痕が交差する状態になり、面粗
さの向上を図ることができる。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明は、R面砥石と、R
面砥石の円弧曲率半径の中心を通り砥石回転軸と直角ね
じれの位置関係にあるワーク揺動軸(あるいはワーク回
転軸)と、ワーク揺動軸(あるいはワーク回転軸)と平
行に移動できるワーク送り機構を設けることにより、加
工面上で研削条痕が交差する状態になり、面粗さの向上
を図ることができる優れた円筒研削加工方法を実現でき
るものである。
面砥石の円弧曲率半径の中心を通り砥石回転軸と直角ね
じれの位置関係にあるワーク揺動軸(あるいはワーク回
転軸)と、ワーク揺動軸(あるいはワーク回転軸)と平
行に移動できるワーク送り機構を設けることにより、加
工面上で研削条痕が交差する状態になり、面粗さの向上
を図ることができる優れた円筒研削加工方法を実現でき
るものである。
【図1】本発明の第1の実施例における円筒研削加工方
法の概略図
法の概略図
【図2】本発明の第1の実施例における円筒研削加工方
法の動作を説明するための図
法の動作を説明するための図
【図3】従来の円筒研削加工方法を示す構成図
1 フラット砥石 2 砥石回転軸 3,13 ワーク揺動軸(あるいはワーク回転軸) 4,14 ワーク 5,15 ワーク固定治具 11 R面砥石 12 R面砥石回転軸 16 ワーク送り方向 17 ワーク揺動半径(R1) 18 R面砥石円弧曲率半径(R2)
Claims (1)
- 【請求項1】 回転軸方向断面が凹型円弧形状の成形砥
石と、前記成形砥石の円弧の曲率中心を通り砥石回転軸
と直角ねじれの位置関係にあるワーク揺動軸あるいはワ
ーク回転軸と、ワーク揺動軸あるいは回転軸と平行に移
動するワークテーブルを備えた円筒研削加工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24877991A JPH0589421A (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | 円筒研削加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24877991A JPH0589421A (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | 円筒研削加工方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0589421A true JPH0589421A (ja) | 1993-04-09 |
Family
ID=17183266
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24877991A Pending JPH0589421A (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | 円筒研削加工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0589421A (ja) |
-
1991
- 1991-09-27 JP JP24877991A patent/JPH0589421A/ja active Pending
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