JPH058858Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH058858Y2 JPH058858Y2 JP9629386U JP9629386U JPH058858Y2 JP H058858 Y2 JPH058858 Y2 JP H058858Y2 JP 9629386 U JP9629386 U JP 9629386U JP 9629386 U JP9629386 U JP 9629386U JP H058858 Y2 JPH058858 Y2 JP H058858Y2
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- spool
- bolt
- motor
- magnet
- side end
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- Expired - Lifetime
Links
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Description
【考案の詳細な説明】
(イ) 技術分野
本考案は、キヤスト時の道糸巻取スプールのバ
ツクラツシユ(回り過ぎ)防止機能を有すると共
に、電動モータを内蔵したものにあつては同時に
モータの加熱をも防止することができる魚釣り用
リールに関するものである。
ツクラツシユ(回り過ぎ)防止機能を有すると共
に、電動モータを内蔵したものにあつては同時に
モータの加熱をも防止することができる魚釣り用
リールに関するものである。
(ロ) 背景技術
釣竿を振つて道糸を遠くまでキヤストするよう
な釣りに使用するリールにあつては、錘りが着水
すると同時に道糸の飛び速度が急激に低下するに
もかかわらず、道糸巻取スプールはフリー状態と
なつているために慣性によつて回り続けようとし
てバツクラツシユを生じる。
な釣りに使用するリールにあつては、錘りが着水
すると同時に道糸の飛び速度が急激に低下するに
もかかわらず、道糸巻取スプールはフリー状態と
なつているために慣性によつて回り続けようとし
てバツクラツシユを生じる。
そこで、従来このバツクラツシユを防止するた
めに、例えば釣人自身がスプール巻取面に指を当
ててスプールの不要な空転を制動していたが、指
の当て方やその力の加減などに熟練を要し、しか
も指の火傷などの危険もあつた。また、指でスプ
ール面を直接押える代りにゴム等のブレーキ片を
設けたブレーキレバーを操作するものもあるが、
やはりこれも操作に熟練を要する。
めに、例えば釣人自身がスプール巻取面に指を当
ててスプールの不要な空転を制動していたが、指
の当て方やその力の加減などに熟練を要し、しか
も指の火傷などの危険もあつた。また、指でスプ
ール面を直接押える代りにゴム等のブレーキ片を
設けたブレーキレバーを操作するものもあるが、
やはりこれも操作に熟練を要する。
(ハ) 考案の開示
本考案は上記のような従来の問題点に鑑み、簡
単な構成でバツクラツシユ防止機能を付与するこ
とができるリールを提案するものであり、同時に
リールに電動モータを装備する場合には、該モー
タの加熱をも防止せんとするものである。
単な構成でバツクラツシユ防止機能を付与するこ
とができるリールを提案するものであり、同時に
リールに電動モータを装備する場合には、該モー
タの加熱をも防止せんとするものである。
即ち、本考案は先端にマグネツトを固定したボ
ルトをスプールを回動自在に軸支する左右いずれ
か一方の側枠から該スプールの磁着性の側端周面
に向けて前進後退自在に螺入し、 該ボルトの頭部外周面は歯面に形成して該ボル
トの上側に平行に軸支されかつ一部がケーシング
外側に突出してなる歯車と常に噛合せしめ、 上記スプールの側端面の少なくとも左右いずれ
か一方中央部には該スプール1の回転により側方
へ向けて風を生起する複数枚の羽根を取付けてな
る魚釣り用リールに関するものである。
ルトをスプールを回動自在に軸支する左右いずれ
か一方の側枠から該スプールの磁着性の側端周面
に向けて前進後退自在に螺入し、 該ボルトの頭部外周面は歯面に形成して該ボル
トの上側に平行に軸支されかつ一部がケーシング
外側に突出してなる歯車と常に噛合せしめ、 上記スプールの側端面の少なくとも左右いずれ
か一方中央部には該スプール1の回転により側方
へ向けて風を生起する複数枚の羽根を取付けてな
る魚釣り用リールに関するものである。
以下、本考案リールの一実施例を図により説明
する。
する。
(ニ) 実施例
1は左右両側枠2(右側枠は図示せず)間に差
渡し軸支された回転自在のスプール、3はスプー
ル1を回転駆動して繰出された道糸をスプール1
面に巻取るための道糸巻取用ハンドル、4は両側
枠2間後部に配設された切替操作レバーで、該レ
バー4の引き上げによりこれを枢支している支持
部材5が上昇してスプール1をハンドル駆動から
解放してフリー状態とするようになつている。
渡し軸支された回転自在のスプール、3はスプー
ル1を回転駆動して繰出された道糸をスプール1
面に巻取るための道糸巻取用ハンドル、4は両側
枠2間後部に配設された切替操作レバーで、該レ
バー4の引き上げによりこれを枢支している支持
部材5が上昇してスプール1をハンドル駆動から
解放してフリー状態とするようになつている。
6はスプール1の左右いずれか一方外側面上端
部に向つて前進後退自在に側枠2から螺入された
マグネツト付ボルトで、該ボルト6軸端にはフエ
ライト磁石やゴム磁石等のマグネツト7が固設さ
れ、該ボルト頭部6a外周面は歯面に形成されて
いて、該ボルト6上側に平行に軸支された厚肉の
歯車8と常に噛合し、ケーシング9外側に突出し
た該歯車8の一部を指で回動操作することによ
り、該ボルト6先端のマグネツト7がスプール1
の磁着性の側端周面に向つて前進接近し、スプー
ル1の空転を非接触で同一磁力により常時吸引制
動する状態となるように構成されている。なお、
スプール1がアルミニウム合金等の非磁着性材料
からなるときは、スプール1外側面に端周に沿つ
てステンレス板等のドーナツ形磁着板13を張設
する。
部に向つて前進後退自在に側枠2から螺入された
マグネツト付ボルトで、該ボルト6軸端にはフエ
ライト磁石やゴム磁石等のマグネツト7が固設さ
れ、該ボルト頭部6a外周面は歯面に形成されて
いて、該ボルト6上側に平行に軸支された厚肉の
歯車8と常に噛合し、ケーシング9外側に突出し
た該歯車8の一部を指で回動操作することによ
り、該ボルト6先端のマグネツト7がスプール1
の磁着性の側端周面に向つて前進接近し、スプー
ル1の空転を非接触で同一磁力により常時吸引制
動する状態となるように構成されている。なお、
スプール1がアルミニウム合金等の非磁着性材料
からなるときは、スプール1外側面に端周に沿つ
てステンレス板等のドーナツ形磁着板13を張設
する。
10はスプール1のハンドル3と反対側側方に
配設された小型の電動モータで、駆動ベルト12
を介してスプール1を回転駆動するように構成さ
れており、第3図に示す如くスプール1の少なく
とも該モータ10側側面(場合によつてはハンド
ル3側側面も)の中央部にはスプール軸1aを中
心として放射状に複数枚の羽根11が設けられ、
スプール1が回転するとモータ10側側枠2開口
部を通してモータ10に向けて風を送ると共に、
キヤスト時のスプール1の空転にある程度抵抗し
て制動するようになつている。
配設された小型の電動モータで、駆動ベルト12
を介してスプール1を回転駆動するように構成さ
れており、第3図に示す如くスプール1の少なく
とも該モータ10側側面(場合によつてはハンド
ル3側側面も)の中央部にはスプール軸1aを中
心として放射状に複数枚の羽根11が設けられ、
スプール1が回転するとモータ10側側枠2開口
部を通してモータ10に向けて風を送ると共に、
キヤスト時のスプール1の空転にある程度抵抗し
て制動するようになつている。
(ホ) 考案の効果
本考案リールは上記のように構成され、キヤス
ト前に前記歯車8の操作によつてマグネツト付ボ
ルト6先端のマグネツト7とスプール1外側面と
の間隔を適当に調節しておけば、キヤストにより
錘りが着水してスプールの回転力が急激に低下し
慣性で回ろうとしても、上記マグネツト7のスプ
ール外側面に対する吸引力が常時効いていてマグ
ネツトがない場合と比較すれば格段に制動がかけ
られ、併せてスプール外側面に形成された前記羽
根11によつても回転抵抗を受けるので、従来の
ように指あるいはブレーキ片をスプール巻取面に
押当てることなく、非接触でスプールの回転を制
動してバツクラツシユを防止することができ、指
を火傷したりスプール巻取面の道糸を損傷する心
配もない。
ト前に前記歯車8の操作によつてマグネツト付ボ
ルト6先端のマグネツト7とスプール1外側面と
の間隔を適当に調節しておけば、キヤストにより
錘りが着水してスプールの回転力が急激に低下し
慣性で回ろうとしても、上記マグネツト7のスプ
ール外側面に対する吸引力が常時効いていてマグ
ネツトがない場合と比較すれば格段に制動がかけ
られ、併せてスプール外側面に形成された前記羽
根11によつても回転抵抗を受けるので、従来の
ように指あるいはブレーキ片をスプール巻取面に
押当てることなく、非接触でスプールの回転を制
動してバツクラツシユを防止することができ、指
を火傷したりスプール巻取面の道糸を損傷する心
配もない。
さらに、本考案によれば例えば魚が掛つていな
い間の道糸巻取だけのための小型モータを装備す
るような場合には、魚が掛りモータに負荷がかか
つても、キヤスト時のスプールの高速回転によつ
て該スプールに設けられた上記羽根が風を生起し
てモータを冷却しているので、モータの加熱を防
止することができる等、構造簡単・製作容易にし
て種々の利点を有する。
い間の道糸巻取だけのための小型モータを装備す
るような場合には、魚が掛りモータに負荷がかか
つても、キヤスト時のスプールの高速回転によつ
て該スプールに設けられた上記羽根が風を生起し
てモータを冷却しているので、モータの加熱を防
止することができる等、構造簡単・製作容易にし
て種々の利点を有する。
第1図は本考案に係る魚釣り用リールの一部断
面正面図、第2図は同一部断面側面図、第3図は
要部の斜視図である。 符号説明、1……スプール、2……側枠、3…
…ハンドル、4……切替レバー、5……支持部
材、6……ボルト、7……マグネツト、8……歯
車、9……ケーシング、10……モータ、11…
…羽根、12……駆動ベルト、13……磁着板、
14……竿取付部。
面正面図、第2図は同一部断面側面図、第3図は
要部の斜視図である。 符号説明、1……スプール、2……側枠、3…
…ハンドル、4……切替レバー、5……支持部
材、6……ボルト、7……マグネツト、8……歯
車、9……ケーシング、10……モータ、11…
…羽根、12……駆動ベルト、13……磁着板、
14……竿取付部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 先端にマグネツトを固定したボルトをスプール
を回動自在に軸支する左右いずれか一方の側枠か
ら該スプールの磁着性の側端周面に向けて前進後
退自在に螺入し、 該ボルトの頭部外周面は歯面に形成して該ボル
トの上側に平行に軸支されかつ一部がケーシング
外側に突出してなる歯車と常に噛合せしめ、 上記スプールの側端面の少なくとも左右いずれ
か一方中央部には該スプール1の回転により側方
へ向けて風を生起する複数枚の羽根を取付けてな
ることを特徴とする魚釣り用リール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9629386U JPH058858Y2 (ja) | 1986-06-24 | 1986-06-24 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9629386U JPH058858Y2 (ja) | 1986-06-24 | 1986-06-24 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS632484U JPS632484U (ja) | 1988-01-09 |
JPH058858Y2 true JPH058858Y2 (ja) | 1993-03-04 |
Family
ID=30961874
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9629386U Expired - Lifetime JPH058858Y2 (ja) | 1986-06-24 | 1986-06-24 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH058858Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6457212B2 (ja) * | 2014-07-16 | 2019-01-23 | 株式会社シマノ | 両軸受リール |
US9832983B2 (en) * | 2014-07-16 | 2017-12-05 | Shimano Inc. | Dual-bearing reel |
KR101893472B1 (ko) * | 2016-11-11 | 2018-08-30 | 유한책임회사 도요엔지니어링 | 분리형 플레이트판을 구비한 낚시 릴용 스풀 |
-
1986
- 1986-06-24 JP JP9629386U patent/JPH058858Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS632484U (ja) | 1988-01-09 |
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