JPH0588121U - 充電表示灯付き端子台装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】 本考案は、補助継電器と並列にプラス端子お
よびマイナス電源回路間に接続された表示灯ソケットに
挿入されて補助継電器回路の充電状態を識別する表示灯
と、この表示灯および表示灯ソケットからなるバイパス
回路系統を開閉して使用状態を選定するスイッチと、を
備えた充電表示灯付き端子台装置である。 【効果】 本考案により回路の充電状態を正確に識別す
ることが可能である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は公共プラント、一般産業プラント等に設置される分電盤、制御盤、リ レー盤、監視盤等の盤内に多数使用されている充電表示灯付き端子台装置に関す る。

【０００２】

【従来の技術】

従来の端子台は外部と盤内、盤間等の電気的接続用として用いられており、充 電表示機能を有する物は無かった。また死線、活線の確認をするには電圧測定器 を使用する必要があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

端子台に接続されている電線が死線か、活線か、また信号が発しているかどう かの判断には電圧測定器が必要であり、この測定時を安易に行い測定器のレンジ 誤りによる測定器の焼損、測定リード線による短絡事故、測定時に充電部に誤っ て触れ感電等の事故になる事があった。

【０００４】 本考案は、前項で記述した欠点を除去するため、死線、活線の確認時に使用す る測定器その物を使用せず、端子台に死線、活線の表示機能を具備するようにし 、また表示機能を設けた事により前記の事故を防止するだけでなく試験時、点検 時の信号有り無し確認の簡素化にも効果のある充電表示灯付き端子台装置を提供 することを目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は、接点回路を介してプラス電源回路に接続されるプラス端子と、この プラス端子と対向して設けられ補助継電器を介してマイナス電源回路に接続され るマイナス端子と、これらのマイナス端子およびプラス端子を水平に取り付ける 接続端子台と、補助継電器と並列にプラス端子および前記マイナス電源回路間に 接続された表示灯ソケットと、接続端子台と構成を共にし表示灯ソケットを斜面 状に取り付ける充電表示部と、表示灯ソケットに挿入されて補助継電器回路の充 電状態を識別する表示灯と、この表示灯および表示灯ソケットからなるバイパス 回路系統を開閉して使用状態を選定するスイッチと、接続端子台の側部に設置さ れてスイッチを動作させるスイッチレバーとを具備してなる充電表示灯付き端子 台装置である。

【０００６】

【作用】

本考案の充電表示灯付き端子台装置においては、接点回路を介してプラス電源 回路にプラス端子を接続し、プラス端子と対向してマイナス端子を設け、補助継 電器を介してマイナス電源回路に接続し、マイナス端子およびプラス端子を水平 に取り付け、補助継電器と並列にプラス端子およびマイナス電源回路間に表示灯 ソケットを接続し、充電表示部に表示灯ソケットを斜面状に取り付け、表示灯を 表示灯ソケットに挿入して補助継電器回路の充電状態を識別し、表示灯および表 示灯ソケットからなるバイパス回路系統を開閉して使用状態を選定し、接続端子 台の側部にスイッチレバーを設置してスイッチを動作させる。

【０００７】

【実施例】

次に本考案の一実施例を説明する。図１、図２において、１ａは接点１２，１ ３を介してプラス電源回路Ｐに接続されるプラス端子、１ｂはプラス端子１ａと 対向して設けられ補助継電器１４を介してマイナス電源回路Ｎに接続されるマイ ナス端子、１はマイナス端子１ｂおよびプラス端子１ａを水平に取り付ける接続 端子台、５は補助継電器１４と並列にプラス端子１ａおよびマイナス電源回路Ｎ 間に接続された表示灯ソケット、２は接続端子台１と構成を共にし表示灯ソケッ ト５を斜面状に取り付ける充電表示部、６は表示灯ソケット５に挿入されて補助 継電器１４の充電状態を識別する充電表示灯、１１は表示灯６および表示灯ソケ ット５からなるバイパス回路系統を開閉して使用状態を選定するスイッチ、７は 接続端子台１の側部に設置されてスイッチ１１を動作させるスイッチレバーであ り、端子台の端子部が死線か活線かを測定器を使用せずに目視で容易に判定でき る機能を具備した端子台で、充電表示部は表示管を用いて端子台の傾斜部に設け 、ワンタッチ・スイッチレバーにより充電表示器の使用、不使用を切換られる機 能を有した充電表示付き端子台装置である。

【０００８】 即ち、本実施例は端子台に測定器を使用せずに死線、活線の状態を確認できる ように表示器を設け、この端子台に設けたワンタッチ・スイッチレバーの操作で 表示器への表示するしないを端子台一括で切り換える構造となっている。通常の 運用中は表示器の回路は開放されている。

【０００９】 図１は本実施例の充電表示灯付き端子台の斜視図であり、図２は本実施例の端 子台を使った時の回路図である。通常の端子台は１の接続端子台だけであるが、 本考案は充電表示部２、そこに内蔵した充電表示灯６と充電表示用端子台４、そ して接続端子台１と充電表示灯６、充電表示用端子台４を接続及び断路する表示 灯接続用スイッチ１１とそのスイッチを動かすスイッチレバー３で構成されてい る。

【００１０】 図２の、接点１２、接点１３を有する部分と補助リレー１４を接続する盤間ケ ーブル回路に本考案の充電表示付端子台を使った実施例で説明する。

【００１１】 接点１２、接点１３が両方閉路していると接続端子台にプラス電源回路Ｐが印 加されスイッチレバー３を接続側に操作すると、スイッチレバーに付いているス イッチレバー７が表示灯接続スイッチ１１を閉路して充電表示灯６が点灯する。

【００１２】 充電状態の確認が完了したならスイッチレバー３を開放側に操作すると表示灯 接続スイッチ１１が開放となり、充電表示灯６と消灯する。

【００１３】 またスイッチレバー３は端子台一括動作で表示灯接続側にキャッチ機構が具備 されており、表示灯接続側は内部に設けたバネが蓄勢側に動作し、表示灯開放側 のスイッチレバー３の操作でキャッチが外れ蓄勢されたばねの力で開放側に戻る 。通常時表示灯接続スイッチは、開放側で使用する。

【００１４】

【考案の効果】

本考案の端子台を使用すれば死線・活線の判定が測定器を使用せずにスイッチ レバーの操作で容易に出来ると共に、複雑な制御回路等の各所に本考案の端子台 を経過させる事によって、機器の不動作時の不具合箇所検索が表示等の点灯・不 点灯により容易に可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の充電表示付き端子台の斜視図である。

【図２】図１の端子台を使った時の回路説明図である。

【符号の説明】

１…接続端子台 ２…充電表示部 ３…スイッチレバー ４…充電表示用端子台 ５…表示灯ソケット ６…充電表示灯 ７…スイッチレバー １１…表示灯接続用のスイッチ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 接点回路を介してプラス電源回路に接続
   されるプラス端子と、このプラス端子と対向して設けら
   れ補助継電器を介してマイナス電源回路に接続されるマ
   イナス端子と、これらのマイナス端子および前記プラス
   端子を水平に取り付ける接続端子台と、前記補助継電器
   と並列に前記プラス端子および前記マイナス電源回路間
   に接続された表示灯ソケットと、前記接続端子台と構成
   を共にし前記表示灯ソケットを斜面状に取り付ける充電
   表示部と、前記表示灯ソケットに挿入されて前記補助継
   電器回路の充電状態を識別する表示灯と、この表示灯お
   よび前記表示灯ソケットからなるバイパス回路系統を開
   閉して使用状態を選定するスイッチと、前記接続端子台
   の側部に設置されて前記スイッチを動作させるスイッチ
   レバーとを具備してなる充電表示灯付き端子台装置。