JPH0588087U - 音波発生装置 - Google Patents

音波発生装置

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JPH0588087U
JPH0588087U JP8050291U JP8050291U JPH0588087U JP H0588087 U JPH0588087 U JP H0588087U JP 8050291 U JP8050291 U JP 8050291U JP 8050291 U JP8050291 U JP 8050291U JP H0588087 U JPH0588087 U JP H0588087U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】2つのスピーカーからの演奏音を一のマイクで
録音することを可能にする音波発生装置を、提供するこ
とを目的とする。 【構成】スピーカー装置1は、筐体5、歪み音用の第1
スピーカー3、清音用の第2スピーカー4を備えてい
る。両スピーカーの音波発射方向がなす角度は、ほぼ直
角である。側面板11aには、取付金具15を設けており、
録音マイク16が取り付けられる。取付金具15により、録
音マイク16の位置を考慮するという煩雑さを省略するこ
とができるとともに、録音マイク16の固定方法も容易に
なる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、音波発生装置に関するものであり、特に2のスピーカーからの演 奏音を1のマイクで録音することを可能にする音波発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的に、ステージ等におけるバンド演奏は、図4に示すような構成をしてお り、次の様にして演奏音を伝える。楽器演奏音を、一旦小さなスピーカーから出 力し、その音をマイクで拾い、各楽器の演奏音をミキシングする。ミキシングさ れた音は、アンプにて増幅され、大きなスピーカーから出力され、入場者に伝え られる。
【0003】 具体的に、同図のギター41aを例にとって説明すると次の様である。ギター4
1 aの演奏音は、アンプ41bを通して、各楽器用の小さなスピーカー41c、41d
か ら、出力される。スピーカー41c、41dの前面には、マイク41e、41fが配置さ れており、スピーカー41c、41dから、出力された演奏音は、マイク41e、41f に入力される。マイク41e、41fに、入力された音は、アンプ41g、アンプ51を 介して、スピーカー52a、52bから出力される。なお、演奏者は、スピーカー41 c、41dから出力された演奏音にて、自己の演奏を確認することができる。さら に、アンプ51によって他の演奏者とミキシングされた音が、アンプ41gを介して 、スピーカー41hから出力されることにより、演奏者は、自己と全体の演奏音と の調和を確認することができる。
【0004】 上記構成例にて、各楽器用の小さなスピーカーとして41c、41dと2つのスピ ーカーを、接続している。これは、次のような理由による。今日では、演奏者が つぎつぎと新しい演奏音を求めるようになり、演奏技術の高度化が進んでいる。 その一例として、歪み音専用のスピーカーと清音専用のスピーカーという周波 数特性の異なる2種類のスピーカーを1の楽器と接続し、演奏者は、自己の演奏 状態に応じて、自らスイッチを切り換えて、好みの演奏をおこなうのである。こ のように、今日では、1人の演奏者が複数のスピーカーを用いるようになり、演 奏者1人当りに複数のマイクが必要となっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、マイクの数が増えることは、大型のミキシング装置が必要とな り、ミキシング作業も複雑となる。前述のように、スピーカーを切り換えて使用 する場合は、一方を使用しているときは、他方は使用していない。にもかかわら ず、1の楽器の演奏音に2のマイクが必要であることはマイクの使用効率も悪く 、特に、コスト的に問題がある。
【0006】 このような問題は、図5に示すようにスピーカー41C、41dとマイク41eとを離し て設置することにより、解決できる。しかし、このように設置すると、スピーカ ー42C又は42dからの演奏音がマイク41eに入力されるおそれがある。また、スピ ーカー41C又は41dからの演奏音がマイク42eに入力されるおそれがある。すなわ ち、1のマイクに、自己と他人の演奏音が混在して入力されることとなる。した がって、ミキシング作業において、ある演奏者の演奏音のみ大きくしたり、小さ くしたりすることが困難となる。
【0007】 この考案は、上記のような問題点を解決し、自己の演奏音を出力するスピーカ ーが、2つある場合において、これらのスピーカーからの演奏音をマイクで録音 するにあたって、他の演奏者のスピーカーからの演奏音を排除しつつ、かつ自己 の演奏音を、2のマイクを用いることなく1のマイクで録音することを可能にす る音波発生装置を、提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1にかかる考案は、第1の音波発生器の音波放射方向と第2の音波発生 器の音波放射方向が、ほぼ直角な方向になるように、2つの音波発生器を配置し たことを特徴とする。
【0009】 請求項2にかかる考案は、さらに、音波入力装置の音波入力部と第1の音波発 生器の距離と、音波入力装置の音波入力部と第2の音波発生器の距離とを、ほぼ 等しくするように、音波入力装置を保持する固定手段を備えたことを特徴とする 。
【0010】
【作用】
本考案は、第1の音波発生器の音波放射方向と第2の音波発生器の音波放射方 向が、ほぼ直角な方向になるように、2つの音波発生器を配置したことを特徴と する。したがって、第1の音波発生器から発射される音波と第2の音波発生器か ら発射される音波が重なる位置に、音波入力装置を設置することにより、他の音 波発生器からの音波を排除しつつ、かつ第1及び、第2の音波発生器から発せら れる音波を、1の音波入力装置に容易に入力することができる。
【0011】 さらに、音波入力装置を保持する固定手段であって、音波入力装置の音波入力 部と第1の音波発生器の距離と、音波入力装置の音波入力部と第2の音波発生器 の距離とを、ほぼ等しくするように、音波入力装置を保持する固定手段を備えた ことを特徴とする。したがって、音波入力装置を容易に一定の位置に固定するこ とができる。
【0012】
【実施例】
本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1に、本考案の一実施例による スピーカー装置1を示す。スピーカー装置1は、筐体5、第1の音波発生器であ る第1スピーカー3、第2の音波発生器である第2スピーカー4、音波入力装置 を保持する固定手段である取付金具15を備えている。第1スピーカー3および第 2スピーカー4は、図2に示すように、取付板13および14によって、筐体5に固 定されている。その他の構造は、一般的なスピーカー装置と異ならないので説明 は省略する。
【0013】 第1スピーカー3と第2スピーカー4は、特性が異なるスピーカーを用いてい る。本考案において、音波発生器の特性とは、周波数特性等の音波発生器の音質 等を表わすものをいう。本実施例では第1スピーカー3には歪み音用のスピーカ ー、第2スピーカー4は清音用のスピーカーが用いられている。なお、第1スピ ーカー3と第2スピーカー4の配置は逆であってもよい。
【0014】 筐体5は、天板7、底板9、背面板10、側面板11a、11bとからなる。筐体5の 材質は木材等一般的な材質が用いられる。
【0015】 図2に、スピーカー装置1の側面板11bをはずした内部図を示す。図2に示す ように、両スピーカーの音波発射方向がなす角度は、ほぼ直角である。ここで、 ほぼ直角とは30゜〜150゜をいう。角度を鈍角に形成すると、後述する録音マイ ク16の位置と本装置の距離を離す必要があり、他の演奏者の音が混入するおそれ がある。一方、鋭角にすると、録音マイクを配置するスペースが無くなるととも に、自己の演奏音の確認も困難となる。したがって両スピーカーの音波発射方向 がなす角度は60゜〜120゜が望ましく、90゜が最も望ましい。
【0016】 図1にもどって、取付金具15を説明する。取付金具15は、ネジ止め等により、 側面板11aに固定されている。なお、取付金具15は、側面板11aではなく、側面 板11b、天板7、底板9いずれに設けてもよい。
【0017】 取付金具15は、ステー17、グースネック18、マイクホルダー19を備えており、 マイクホルダー19には、録音マイク16が取り付けられる。グースネック18は、フ レキシブルパイプである。したがって、録音マイク16の位置を自由に変更するこ とができ、録音マイク16をスピーカー3および4と等しい距離に設置することが 、容易になる。なお、取付金具15の構成については、マイクを固定でき、マイク 16とスピーカー3、4との位置を調整できるものであれば、どのようなものであ ってもよい。
【0018】 例えば、グースネック18を省略し、図3Aに示すような、あり溝構造を有する アタッチメント21を側面板11aに設けてもよい。これにより、ステー17をM方向 に移動させ、録音マイク16とスピーカー3、4との位置関係を変更することがで きる。アタッチメント21は、ステー17がM方向に移動することができる構造であ ればどのようなものであってもよく、図3Bに示すように、T溝構造であっても よいし、図3Cに示すようなマルチクランプホルダー22を採用してもよい。
【0019】 マルチクランプホルダー22は、ステー22a、22b、クランプ22C、22d、ナット22e、 22fから、構成されている。ナット22eをゆるめることにより、クランプ22dが、 回転し、ナット22fをゆるめることにより、ステー22bの前後方向の長さを調整で きるようになっている。
【0020】 さらに、上記いずれかとグースネック18を組合わせることにより、より調整が 容易となる。
【0021】 なお、取付金具15は、単にマイクを固定するだけのもので、その位置を調整で きないものでもよい。この場合でも、録音マイク16の固定方法と、その位置を考 慮する煩雑さを省略することができる。
【0022】 また、取付金具15は、省略してもよい。この場合は、一般的なマイクスタンド を用いて、録音マイク16を配置することにより、本装置を使用する。
【0023】 このように、上記実施例においては、スピーカー3、4の音波放射角度をほぼ 直角に形成している。したがって、2つのスピーカー3、4からの演奏音をマイ クで録音する場合に、他の演奏者の演奏音を排除しつつ、自己の演奏音を、1の 録音マイク16のみで録音することができる。
【0024】 さらに、録音マイク16の音声入力部とスピーカー3の距離が、録音マイク16の 音声入力部とスピーカー4との距離と等しくなるように、取付金具15を備えたこ とにより、録音マイク16の固定方法、及びその位置を考慮しなければならないと いう煩雑さを省略することができる。
【0025】 なお、本装置は、底板が地面を向く方向(以下、縦方向という)、底板が側面 を向く方向(以下横方向という)、どちらで、使用してもよい。
【0026】 縦方向で使用すれば、スピーカー3、4を上下方向に構成することとなり、水 平方向への音の放射が少なくなる。したがって、複数の演奏者がおり、複数の装 置を使用する場合に、他の演奏者のマイクへ、自己の演奏音が混入することを、 より容易に防ぐことができる。
【0027】 上記実施例においては、第1スピーカー3には歪み音用、第2スピーカー4に は清音用というように、2のスピーカーが相互に特性が全く異なるものを用いて いる。しかし、2のスピーカーの特性について、全く同一ではなく若干異なるも のを用いてもよい。たとえば、双方とも歪み音用のものであるが、特性が若干異 なる場合等である。使用方法は、取付金具15を用いて、録音マイク16が、第1ス ピーカー3および、第2スピーカー4と等しい距離になるよう配置する。つぎに 、両スピーカーから同時に演奏音を出力し、両スピーカーの演奏音を同時に録音 マイク16で録音する。これにより、独自の演奏音を得ることができる。
【0028】
【考案の効果】
請求項1に係る音波発生装置は、第1の音波発生器の音波放射方向と第2の音 波発生器の音波放射方向が、ほぼ直角な方向になるように、2つの音波発生器を 配置したことを特徴とする。したがって、第1の音波発生器から発射される音波 と第2の音波発生器から発射される音波が重なる位置に、音波入力装置を設置す ることにより、他の音波発生器からの音波を排除しつつ、かつ第1及び、第2の 音波発生器から発せられる音波を、1の音波入力装置に容易に入力することがで きる。
【0029】 すなわち、本考案により、2つの音波発生器からの演奏音を録音するにあたっ て、1の音波入力装置だけで録音することを可能とする音波発生装置を、提供す ることができる。これにより、大型のミキシング装置が不要となり、ミキシング 作業も簡単になる。マイクの使用効率もよくなり、録音コストも軽減できる。
【0030】 請求項2にかかる考案は、さらに、音波入力装置の音波入力部と第1の音波発 生器の距離と、音波入力装置の音波入力部と第2の音波発生器の距離とを、ほぼ 等しくするように、音波入力装置を保持する固定手段を備えたことを特徴とする 。
【0031】 したがって、2つの音波発生器からの演奏音を録音するにあたって、音波入力 装置の音波入力部が、第1の音波発生器および第2の音波発生器と等しい距離に 設置することが容易となる。よって、音波入力装置の固定方法および、その位置 の考慮が不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す斜視図である。
【図2】側面板11bをはずして、図1の矢印S方向から
見た矢視図である。
【図3】取付金具15を示す図である。
【図4】従来の演奏システムを示す構成図である。
【図5】図4のX、X’部分を示す構成図である。
【符号の説明】
3・・・第1スピーカー 4・・・第2スピーカー 5・・・筐体 7・・・天板 9・・・底板 10・・・背面板 11a,11b・・・側面板 17,18,19・・・取付金具

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筐体、 筐体に固定され、相互に特性が異なる2つの音波発生
    器、 を備えた音波発生装置において、 第1の音波発生器の音波放射方向と第2の音波発生器の
    音波放射方向が、ほぼ直角な方向になるように、2つの
    音波発生器を配置したことを特徴とする音波発生装置。
  2. 【請求項2】請求項1の音波発生装置において、 音波入力装置の音波入力部と第1の音波発生器の距離
    と、音波入力装置の音波入力部と第2の音波発生器の距
    離とを、ほぼ等しくするように音波入力装置を保持する
    固定手段を備えたことを特徴とする音波発生装置。
JP1991080502U 1991-10-03 1991-10-03 音波発生装置 Expired - Lifetime JPH0737430Y2 (ja)

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JP1991080502U JPH0737430Y2 (ja) 1991-10-03 1991-10-03 音波発生装置

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JP1991080502U JPH0737430Y2 (ja) 1991-10-03 1991-10-03 音波発生装置

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JPH0588087U true JPH0588087U (ja) 1993-11-26
JPH0737430Y2 JPH0737430Y2 (ja) 1995-08-23

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5646389U (ja) * 1979-09-17 1981-04-25

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5646389U (ja) * 1979-09-17 1981-04-25

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