JPH058803Y2 - - Google Patents

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JPH058803Y2
JPH058803Y2 JP13982087U JP13982087U JPH058803Y2 JP H058803 Y2 JPH058803 Y2 JP H058803Y2 JP 13982087 U JP13982087 U JP 13982087U JP 13982087 U JP13982087 U JP 13982087U JP H058803 Y2 JPH058803 Y2 JP H058803Y2
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water
air
water tank
seeds
tank
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  • Pretreatment Of Seeds And Plants (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、種籾を水に浸漬し、一斉に発芽さ
せるための処理を行なう装置に関する。
[従来の技術] 田植機等の植苗機械で田畑に稲や麦などの苗を
植え付ける場合、トレイ状の箱の中で均等に揃つ
て生育した苗が必要である。こうした苗を得るた
めには、種子を発芽させるまでの処理が肝要であ
り、種籾を一斉に発芽させなければならない。こ
のため、選別した種籾を水に浸漬して充分水を含
ませ、次いで30℃〜35℃の温度に加熱し、種子を
一斉に発芽させるという播種前の前処理が行なわ
れる。一般に前の処理を浸種、後の処理を催芽と
呼んでいる。
従来、浸種は水槽に種籾を浸すことにより行な
われているが、処理に数十時間かかるため、圧力
容器を用いた方法が提案されている。この方法で
は、水槽を気密な圧力容器とし、これに満たした
水の中に種籾を浸し、この状態で水槽を適当な時
間減圧し、表皮の中に閉じこめられている細かい
ガスを表皮の外に放出する。次いで、水槽を適当
な時間加圧し、表皮の中に水を浸透させる。
[考案が解決しようとする問題点] この方法では、種籾に水を短時間にかつ確実に
浸透させることができるため、大量かつ短時間の
浸種処理に適した方法として注目されている。し
かし、一方において、この方法で浸種した後、ヒ
ータを設置した水槽の中で続けて催芽を行なう場
合に、発芽率が相当低くなるという事実がある。
本件発明者は、この点について検討したとこ
ろ、その原因は次の点にあることを見いだした。
即ち、水槽を一旦減圧することから、水に含まれ
る空気の含有量が極端に少なくなり、その後催芽
のため水を加熱したときに、種子が発芽するのに
必要かつ充分な酸素が水中から得られない。この
ため、催芽時の加熱により、種子の多くが死んで
しまうことがその主な原因である。
本考案は本件考案者による前記の着目に基づき
なされたもので、同じ水の中で浸種、催芽の処理
を連続して行なう場合の種子の発芽率の向上を図
ることを目的とする。
[問題を解決するための手段] 即ち、この目的は、種子を浸漬する水を蓄える
水槽1と、該水槽1内の水を加熱するヒータ2と
を備えたものにおいて、気密性の圧力容器とした
水槽1に減圧手段3と加圧手段4、並びに前記水
の中に空気を拡散する空気拡散手段5を設けてな
る種子浸漬催芽装置により達成される。
[作用] この装置の作用をその使用法と共に説明する
と、まず選別した種籾を袋b等に詰めて、水槽1
の水に浸し、この状態で水槽1を減圧し、そのま
ま一定の時間維持する。すると、種籾の皮膜の内
側にある空気、その他のガスが水中へ押し出さ
れ、放出される。
続いて、水槽1を大気圧に戻し、加圧手段4に
より水槽1内を加圧し、所定の時間そのまま維持
する。これによつて、種籾の中に水が浸透する。
以上により、浸種が完了する。
なお、この場合に、水槽1に予め水和性の高い
薬剤等を溶解させておくことにより、これら薬剤
を種籾の内部まで短時間で浸透させることがで
き、薬剤による処理が短時間に、かつ確実に完了
する。
次ぎにヒータ2により、水槽1の水を30〜35℃
に加熱すると共に、空気拡散手段5により、水中
に空気を拡散する。これによつて、温度、水分、
酸素の何れの点でも種子が発芽しやすい条件が整
い、種子が一斉に発芽する。以上によつて催芽が
行なわれる。
[実施例] 次ぎに、図面を参照しながら、本考案の実施例
について説明する。
第1図と第2図において示した水槽1は本体6
と蓋体7とからなり、これは高い気密性を有し、
真空あるいは高圧に耐えられる圧力容器として構
成されている。8は前記蓋体7に取り付けられた
円筒体で、これにヒータ2、液面センサ9、温度
センサ10が収納されている。この円筒体8は前
記蓋体7を閉じたとき、水槽1のほぼ中心部に配
置され、その先端側は通水自在であり、内外に自
由に水が通る。円筒体8の上端にはコントロール
ユニツト11が取り付けられ、ここでヒータ2や
後述する給水バルブ15が操作される。
減圧手段3は前記水槽1に連結された真空ポン
プからなり、開放バルブ12を閉じ、減圧バルブ
13を開いて真空ポンプを駆動することによつ
て、水槽1の中が減圧される。その後、真空ポン
プを停止し、減圧バルブ13を閉じると共に、開
放バルブ12を開くことによつて、水槽1の中を
大気圧に戻すことが出来る。
14は給水パイプで、その途中に設けられた給
水バルブ15を開閉することにより、水源(図示
せず)から水槽1に水が供給される。給水バルブ
15は、前記コントロールユニツト11において
操作され、給水開始後に、液面センサ9が水面を
検知することにより、給水バルブ15が閉じ、給
水が停止される。こうして、水槽1の中に供給さ
れ、蓄えられた水はドレンコツク16を開くこと
によつて排水できる。
加圧手段4は前記水槽1の連結された空気供給
器からなり、加圧バルブ17を開いて該供給器を
駆動し、水槽1の中に空気を圧送することによ
り、水槽1の中が加圧される。
第1図の実施例の場合、空気拡散手段5は加圧
手段4である前記空気供給器に連結された多孔質
の空気拡散器18からなり、これが水槽1の底に
設置されている。散気バルブ19を開き、前記空
気供給器を駆動することにより、空気拡散器18
から細かい泡状となつた空気が水中に拡散する。
なお、図に於て20は水槽1の底を仕切る通水、
通気自在な網状の底板を示す。
他方、第2図の実施例の場合、空気拡散手段5
が空中から水中に水を撒水する撒水手段からなつ
ている。即ち、水槽1の底にフイルタ21が、水
槽1上部にシヤワー22が設置され、フイルタ2
1からポンプ23を経てシヤワー22に至る水の
循環水路が形成されている。ポンプ23を駆動す
ることによつて、シヤワー22から空中を経て水
中に撒水される。このとき、加圧手段4で水槽1
の上部に充分な空気を送ることにより、撒水され
た水と共に水中に空気が導入され、拡散される。
[考案の効果] 以上説明した本考案によれば、水槽1の減圧と
加圧による浸漬処理に続いて催芽を行なう場合
に、水中に充分な空気が拡散、供給されるため、
種子の発芽時に酸素不足による障害が防止され
る。もつて、種子の発芽率を大幅に向上させるこ
とが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図と第2図は本考案の各実施例を示す種子
浸漬発芽装置の水槽の断面及び配管系統図であ
る。 1……水槽、2……ヒータ、3……減圧手段、
4……加圧手段、5……空気拡散手段、18……
空気拡散器。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 種子を浸漬する水を蓄える水槽と、該水槽内
    の水を加熱するヒータとを備えた種子浸漬催芽
    装置において、気密性の圧力容器とした水槽に
    減圧手段と加圧手段、並びに水の中に空気を拡
    散する空気拡散手段を設けてなることを特徴と
    する種子浸漬催芽装置。 (2) 空気拡散手段が水槽の中に浸漬され、空気供
    給器に連結された多孔質の空気拡散器からなる
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の種子浸漬
    催芽装置。 (3) 空気拡散手段が空中から水中に水を撒水する
    撒水手段からなる実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の種子浸漬催芽装置。
JP13982087U 1987-09-12 1987-09-12 Expired - Lifetime JPH058803Y2 (ja)

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JP13982087U JPH058803Y2 (ja) 1987-09-12 1987-09-12

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JPS6443619U JPS6443619U (ja) 1989-03-15
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NL1025609C2 (nl) * 2004-03-01 2005-09-05 Buehler Gmbh Inrichting voor het weken van gerst.
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JP6444178B2 (ja) * 2015-01-13 2018-12-26 株式会社クボタ 鉄粉被覆種子酸化調製装置

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JPS6443619U (ja) 1989-03-15

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