JPH0587381A - 居住空間の健康的環境生成システム - Google Patents

居住空間の健康的環境生成システム

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JPH0587381A
JPH0587381A JP3119948A JP11994891A JPH0587381A JP H0587381 A JPH0587381 A JP H0587381A JP 3119948 A JP3119948 A JP 3119948A JP 11994891 A JP11994891 A JP 11994891A JP H0587381 A JPH0587381 A JP H0587381A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】アレルギー症状の発生原因を除去するととも
に、建物内の空気清浄度を常時健康的な環境に設定し得
る環境生成システムを提供する。 【構成】温度センサの出力と設定値とを比較する手段
と、CO2 センサの出力と設定値とを比較する手段と、
COセンサの出力と設定値とを比較する手段と、アレル
ギー症状を生ぜしめる原因物質を検出するバイオセンサ
の出力と設定値とを比較する手段と、室内湿度センサの
出力と設定値とを比較する手段とを備え、温度センサ、
CO2 センサ、COセンサ、室内湿度センサ及びバイオ
センサのいずれかの出力が上記それぞれの設定値を超え
る時に外気吸引用換気扇及び排気用換気扇を駆動し、居
住空間内の空気をアレルギー症状を生ぜしめず、かつ健
康的環境となすように構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人間の居住空間の空気
清浄度を健康に適合する状態に維持する健康的な環境生
成システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年の住宅はコンクリート造りである
上、アルミサッシを採用しているため、気密性、断熱性
に優れており、しかも四季を通して、畳やカーペットを
敷き込んだ室内ではエヤコンを作動させて温度、湿度環
境変化が大きく生じないようにしている。このため、ダ
ニや黴、花粉等の浮遊物やゴキブリ等の害虫の繁殖が盛
んで、ダニや、黴、花粉等の浮遊物等により、子供や大
人にアレルギーをおこさせる原因となっている。しか
も、これらのダニ等の発生は、コンクリートの湿気が畳
等に移行する建築後3年程度の建物に顕著であり、さら
にマンションでの生活が一般的傾向となっている現状に
おいては、部屋の換気、掃除を怠るばかりではなく、カ
ーペットや畳の洗浄、虫干しは殆ど行われていない。従
って、益々、ダニの発生が増加し、アレルギー問題が深
刻になってきている。このような状況下では、一部屋に
何十万匹ものダニが生息することも多く、それもカーペ
ット、畳等の床面や、布団に多く生息する。
【0003】このため、家電メーカによるダニ駆除機能
を付加した掃除機、電子カーペット、布団乾燥機等や、
薬品メーカによるダニ駆除用薬品はヒット商品として販
売されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、人体及び燃
焼器具から発生されるCO2 、タバコ等から発生される
COや窒素酸化物、人体及び燃焼器具から発生される湿
度の増加による汚染問題があるため、室内環境基準によ
り、温度を17℃乃至28℃、相対湿度を40%乃至7
0%、CO2 を0.1%以下、COを10ppm以下、
アレルギー症状を起こす浮遊粉塵を0.15mg/m3
以下を維持するように規定されているが、市販のエヤコ
ンではこれらの基準を常時満足させるものが皆無であ
る。一方、室内のアレルゲン(抗原)はハウスダストで
あり、なかでも最大のアレルゲンはヒョウヒダニであ
る。このヒョウヒダニや、ゴキブリ等の害虫の生息、発
生に適合する相対湿度は60%以上であり、このため湿
度が60%を超える場合には、ダニ等が生息、発生する
他、布団の収納場所の如く気流の停滞する所ではダニの
発生が著しいという問題がある。
【0005】現存するダニ等の駆除手法は、ダニ発生を
測定して正確に対処する手段のものではなく、その対処
後の効果を正確に判断することは不可能である。また、
上述したダニ除去手段は個別的、かつ一時的であり、室
全体を配慮した総合的な駆除システムは未だその出現を
見ない状況にある。さらに、ダニの多くが生息する部屋
の隅、家具の下や、あるいはカーペット、畳等を掃除機
により掃除する程度では、完全な除去は期待できない。
他方、薬剤駆除の場合には、薬効期間の問題ばかりでは
なく、薬剤によるヒトに対する副作用も考えられ、特に
気密性の良い室では一層の薬害が懸念される。
【0006】また、ツメダニ等の人を刺すダニは、殺せ
ば防御作業は全て終了するが、ヒョウヒダニは生体、死
骸、糞の全てがアレルギー症状を及ぼすアレルゲンとな
り、このため殺しただけではアレルゲン量は変化せず、
その死骸、糞によりアレルギー症状を人間に発生させる
という問題がある。
【0007】また、公衆衛生、精神上の問題であるダニ
以外のゴキブリ等にも問題点がある。さらに、気密性の
建物における酸素不足、CO2 ガス、COガスの増加に
よる事故の発生や、ハウスダストや建物内の温度、湿度
によるアレルギー以外の直接的な疾患が生じている。
【0008】本発明は、上記した問題点に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、アレルギー症状の
発生原因を除去するとともに、建物内の空気清浄度を常
時健康的な環境に設定し得る環境生成システムを提供す
るにある。
【0009】また、本発明の目的は、隣接する室同士で
湿度、CO2 、CO、温度等の雰囲気の微調整を行う環
境生成システムを提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、図1の発明の
構成図に示すように、温度センサの出力と設定値とを比
較する手段と、CO2 センサの出力と設定値とを比較す
る手段と、COセンサの出力と設定値とを比較する手段
と、アレルギー症状を生ぜしめる原因物質を検出するバ
イオセンサの出力と設定値とを比較する手段と、室内湿
度センサの出力と設定値とを比較する手段とを備え、温
度センサ、CO2 センサ、COセンサ、室内湿度センサ
及びバイオセンサのいずれかの出力がそれぞれの設定値
を超える時に外気吸引用換気扇及び排気用換気扇を駆動
し、居住空間内の空気をアレルギー症状を生ぜしめない
とともに、健康的環境となすよう構成したものである。
【0011】また、本発明は、図1の発明の構成図に示
すように、上記室内湿度センサの出力及び室外湿度セン
サの出力の偏差を検出する手段と、偏差検出手段の出力
と上記外気吸引用換気扇の近傍に設けた換気量検出器に
より検出した外気吸引量とから室内に設けた除加湿器の
駆動時間を設定する手段とを備えるよう構成したもので
ある。
【0012】さらに、本発明は、図1の発明の構成図に
示すように、上記外気吸引用換気扇の外気入り口部に設
けた花粉等の除塵用フィルタと、フィルタの花粉等の塵
埃による汚染度を検出するセンサと、フィルタ汚染セン
サの出力と設定値とを比較する手段とを備え、比較手段
の出力によりフィルタの汚染の発生を指示する指示装置
とを備えるよう構成したものである。
【0013】また、本発明は、図1の発明の構成図に示
すように、床上湿度を検出する湿度センサの出力と設定
値とを比較する手段と、床下湿度を検出する湿度センサ
の出力と設定値とを比較する手段とを備えるとともに、
それぞれの比較手段の出力により作動される床上湿度を
調整する除加湿器及び床下湿度を調整する除加湿器とを
備えるよう構成したものである。
【0014】さらに、本発明は、図7の発明の構成図に
示すように、水平方向に隣接する部屋及び垂直方向に隣
接する部屋毎に湿度センサ、CO2 センサ、COセン
サ、バイオセンサ、及び温度センサを備え、水平方向に
隣接する部屋の仕切り壁及び垂直方向に隣接する部屋の
仕切り壁にそれぞれ換気扇を備えるとともに、水平方向
に隣接する部屋毎の各湿度センサ同士の出力と、各CO
2 センサ同士の出力と、各COセンサ同士の出力と、各
バイオセンサ同士の出力と、各温度センサ同士の出力と
をそれぞれ1組の検出信号として検出し、かつ垂直方向
に隣接する部屋毎の各湿度センサ同士の出力と、各CO
2 センサ同士の出力と、各COセンサ同士の出力と、各
バイオセンサ同士の出力と、各温度センサ同士の出力と
をそれぞれ1組の検出信号として検出する検出手段と、
検出手段から1組づつ出力される両センサ出力の振幅比
較をして極性を判別する比較手段とを備え、比較手段の
出力により換気扇を正転、もしくは反転駆動させるよう
構成したものである。
【0015】
【作用】温度センサ、CO2 センサ、COセンサ、室内
湿度センサ、及びバイオセンサからの出力を順次取り込
んでデジタル量に変換した上、設定値と比較し、これら
の出力のいずれかが設定値を超える時に出力信号を出力
し、外気吸引用換気扇及び排気用換気扇を駆動し、汚染
した室内空気を排気して新鮮な外気を室内に吸引する。
【0016】また、上記した外気導入の際に、室内湿度
センサ及び室外湿度センサの出力の偏差出力と、換気量
検出器により検出した外気吸引用換気扇による吸引した
換気量とから、室内湿度を適切な値に保持するために室
内除加湿器の駆動時間を設定し、これにより室内の相対
湿度を快適な状態に保持する。
【0017】また、外気吸引用換気扇の入口部に設けた
フィルタにより、外気吸引の際の花粉等の侵入を防止す
るとともに、その汚染度をフィルタ汚染センサにより検
出し、この検出出力が設定値を超える時にフィルタ汚染
表示器にフィルタの汚染の発生を表示し、フィルタ交換
を報知する。
【0018】床上、及び床下の相対湿度を、床上に設け
た湿度センサ、床下に設けた湿度センサによりそれぞれ
検出し、これらの出力がそれぞれ設定値を超えた時に床
上除加湿器、及び床下除加湿器を駆動し、床上、床下の
湿度をダニ等の生息、発生を生ぜしめない状態に保持す
る。
【0019】水槽汚染センサにより水槽の水の汚染度合
を検出し、検出出力が設定値を超える時に水槽汚染表示
器に汚染の発生を指示する信号を出力する一方、水槽内
の水殺菌装置を作動せしめる信号を出力し、これにより
水の殺菌、もしくは水の交換を行う。
【0020】さらに、水平方向及び垂直方向に隣接する
部屋毎に設けた各湿度センサ同士の出力、各CO2 セン
サ同士の出力、各COセンサ同士の出力、各温度センサ
同士の出力、各バイオセンサ同士の出力をそれぞれ1組
の検出信号として検出し、1組毎の両センサ出力の振幅
を比較し、その比較結果に応じて換気扇を正転、反転さ
せて雰囲気状態の微調整をはかる。
【0021】
【実施例】以下に本発明の詳細を、添付した図面に示す
実施例に基づいて説明する。図2は本発明の一実施例の
全体構成を、図3は水槽に設けた殺菌装置の具体例を、
図4は制御装置のブロックを示す図である。図2に示す
ものは通常の空調システムと併用するもので、建物1の
側面には入口部に塵埃及び花粉等の微粒子を除去するフ
ィルタ7を具備する外気吸引用ダクト2と、室内空気排
気用ダクト3とが設けられている。外気吸引用ダクト2
には、モータにより駆動される外気吸引用フアン5が設
けられるとともに、これにより換気量、即ち外気吸引量
を検出する例えば、差圧式流量計14が設けられ、ま
た、フィルタ7の内部、もしくはその近傍には、フィル
タ7の微粒子による汚染度を例えば、光を照射し、その
反射光から検知する光反射型のフィルタ汚染センサ15
が設けられている。そして、排気用ダクト3には、モー
タにより駆動される排気用フアン6が設置され、排気用
ダクト3と外気吸引用ダクト2にかけて、例えば夏期に
は排気される温度の低い室内空気により外気温度を低下
させ、冬季には温度の高温の排気空気より低温の外気を
昇温させる熱交換器4が設けられている。
【0022】建物1の室内には、温度センサ8や、例え
ば赤外光検出器によるCO2 センサ9、同様に赤外光検
出器によるCOセンサ10、アレルギーを生ぜしめるハ
ウスダストとして室内のダニ、その死骸や花粉、塵埃等
の微粒子のアレルゲンを識別して検出することが出来る
もので、例えばヒョウヒダニを検出する場合には抗ヒョ
ウヒダニ抗体、もしくはダニ特有のグアニンを認識する
抗体、もしくはジアゾ試薬の如き化学物質を用いたバイ
オセンサ11、室内の相対湿度を検出する湿度センサ1
2が設けられ、建物1の外部には外部空気の相対湿度を
検出する室外湿度センサ13が設けられている。そし
て、建物1の床18上部の相対湿度を検出する床上湿度
センサ16が、床18下部の相対湿度を検出する床下湿
度センサ17が設けられている。
【0023】さらに、建物1に外気を吸引するととも
に、室内空気を排気した場合の室内湿度の変動を防止す
るために、室内湿度センサ12と室外湿度センサ13の
偏差出力と外部空気換気量とから健康状態を保持するに
足る室内湿度を維持するように、適宜に自動的に除加湿
を行う室内除加湿器19が設置され、また床上湿度セン
サ16の出力が設定値を超える時に作動される床上除加
湿器20と、床下湿度センサ17の出力が設定値を超え
る時に作動される床下除加湿器21とが設けられてい
る。
【0024】また、建物1に設けた水槽25には、黴等
の細菌の繁殖による空気の汚染を未然に防止するため
に、黴等による水槽内の水の汚染を検出する、例えば、
比色計、電導計、BOD計等の如き水槽汚染センサ18
が設けられている。図3に示すように、水槽25内に
は、多数の孔29を備え、電磁弁30を介して例えば、
オゾン発生源に接続されたオゾン噴出管28が浸漬さ
れ、水槽25の底部には弁を設けた排水管27が、水槽
25の上部には弁を設けた給水管26が設けられてい
る。
【0025】これらのセンサ出力は制御装置22に入力
され、吸引用換気扇5、排気用換気扇6、室内除加湿器
19、床上除加湿器20、床下除加湿器21及び電磁弁
30が制御装置22の出力側に接続され、さらに、フィ
ルタ7の汚染の発生を表示する表示器23と、水槽の汚
染の発生を表示する表示器24と併設されている。
【0026】制御装置22には、温度センサ8、CO2
センサ9、COセンサ10、バイオセンサ11、室内湿
度センサ12、室外湿度センサ13、換気量検出器1
4、フィルタ汚染センサ15、水槽汚染センサ18、床
上湿度センサ16、床下湿度センサ17からの出力を順
次検出するスキャナと、これから出力される検出量をデ
ジタル量に変換してCPUに入力するA/D変換器とが
設けられている。さらに、CPUの出力側には、温度セ
ンサ8、CO2 センサ9、COセンサ10、バイオセン
サ11、室内湿度センサ12からのいずれかの出力が設
定値を超える時にCPUからの出力信号をラッチし吸引
用換気扇5、排気用換気扇6に駆動信号を出力するI/
O31と、上記した吸引用換気扇5、排気用換気扇6の
駆動時に、室内湿度センサ12及び室外湿度センサ13
との偏差出力と換気量検出器14により検出した換気量
とから算出した設定時間をラッチし、室内除加湿器19
に駆動信号を入力するI/O32と、床上湿度センサ1
6の出力が設定値を超えた時の信号をラッチして床上除
加湿器20に駆動信号を入力するI/O33と、床下湿
度センサ17の出力が設定値を超えた時の出力信号をラ
ッチして床下除加湿器21を駆動させる信号を出力する
I/O34と、フィルタ汚染センサ15の出力が設定値
を超えた時に出力される信号をラッチしてフィルタ汚染
表示器23に表示させる信号を出力するI/O37と、
水槽汚染センサ18の出力が設定値を超えた時に出力さ
れる信号をラッチして電磁弁30を作動させるI/O3
5と、水槽汚染表示器24に汚染を表示せしめる信号を
出力させるI/O36とが接続されている。
【0027】またRAMには、温度センサ8の出力と比
較する例えば、25℃を示す設定値と、CO2 センサ9
の出力と比較する例えば、0.1%以下の値を示す設定
値と、COセンサ10の出力と比較する例えば、10p
pm以下の値を示す設定値と、バイオセンサ11の出力
と比較する例えば、アレルギー症状を生ぜしめない値に
設定した設定値と、室内湿度センサ12の出力と比較す
る50%乃至60%未満を示す設定値と、フィルタ汚染
センサ15の出力と比較する適宜に設定した設定値と、
水槽汚染センサ18の出力と比較する汚染度を示すを示
す設定値と、床上湿度センサ16の出力、及び床下湿度
センサ17の出力と比較する50%乃至60%未満を示
す設定値とが記憶されている。
【0028】ROMには、図5、図6のフローチャート
に示す制御を実行する制御プログラムが記憶されてい
る。即ち、(1)温度センサ8、CO2 センサ9等のセ
ンサ群から出力される信号を順次検出し、デジタル量に
変換し、(2)温度センサ8、CO2 センサ9、COセ
ンサ10、バイオセンサ11、室内湿度センサ12のい
ずれかの出力が設定値を超える否かを比較し、(3)上
記(2)に記載したセンサ群からのいずれかの出力が設
定値を超える時に吸引用換気扇5、排気用換気扇6を駆
動し、(4)上記した(3)の制御実行時に、室内湿度
センサ12及び室外湿度センサ13の偏差出力と、換気
量検出器14により検出した換気量とから室内湿度50
%乃至60%未満の湿度を保持させるために室内除加湿
器19を駆動する時間を算出してこれを駆動させ、
(5)フィルタ汚染センサ15の出力が設定値を超える
時に、フィルタ汚染表示器23を作動させて表示し、
(6)水槽汚染センサ18の出力が設定値を超えるか否
かを比較し、超えた時には水槽汚染表示器24に汚染の
発生を表示せしめるとともに、電磁弁30を所定時間開
放し、(7)床上湿度センサ16、床下湿度センサ17
の出力が設定値を超えるか否かを比較し、超える場合に
は床上除加湿器20、床下除加湿器21を駆動せしめる
制御プログラムが記憶されている。
【0029】このように構成したシステムの作用を、図
5、図6のフローチャートを参照して説明する。先ず、
センサ群から順次検出した出力をデジタル量に変換して
入力させ(ステップ1)、温度センサ8の出力が設定値
を超えるか否かを比較し(ステップS2)、CO2 セン
サ9の出力が設定値を超えるか否かを比較し(ステップ
S3)、COセンサ10の出力が設定値を超えるか否か
を比較し(ステップS4)、バイオセンサ11の出力が
設定値を超えるか否かを比較し(ステップS5)、室内
湿度センサ12の出力が設定値を超えるか否かを比較す
る(ステップS6)。そして、いずれかのセンサ出力が
設定値を超える場合には吸引用換気扇5、排気用換気扇
6を駆動して汚染された室内空気を排気し、フィルタ7
を介して吸引した新鮮外気から花粉等の微粒子を除去し
た上で室内に導入する(ステップ11)。
【0030】そして、この時、換気量検出器14により
検出した吸引用換気扇5による外気換気量と、室内湿度
センサ12及び室外湿度センサ13の偏差出力とから、
ダニ等の発生を阻止し得る湿度を保持するために、室内
除加湿器19を駆動する時間を設定し(ステップS1
2)、室内除加湿器19を駆動する(ステップS1
3)。
【0031】他方、フィルタ汚染センサ15の出力から
その汚染の有無を判別し(ステップS7)、汚染の発生
を検出した時にはフィルタ汚染表示器23に表示させ
(ステップS14)、また水槽汚染センサ18の出力か
らその汚染の有無を判別し(ステップS8)、水槽25
の汚染の発生を検出した時には水槽汚染表示器24に汚
染の発生を表示させるとともに(ステップS15)、電
磁弁30を所定時間開放させ(ステップS16)、オゾ
ンを噴出管28の孔29から水中に発泡させたり、もし
くは超音波を加えたり、もしくは電流を流したりし、こ
れにより水槽内の水を殺菌し、必要に応じて水槽内の水
の換水を行う。
【0032】また、床上湿度センサ16により検出した
床上湿度を設定値と比較し(ステップS9)、設定値を
超えていれば床上除加湿器20を作動させ(ステップS
17)、特に床上に好んで生息するダニ等の発生を未然
に阻止する。さらに、床下湿度センサ17の検出出力が
設定値を超えるか否かを比較し(ステップS10)、超
える場合には床下除加湿器21を作動させ(ステップS
18)、床下にダニ等が生息せしめない湿度に保持す
る。
【0033】なお、上記した環境生成システムは布団等
を収納する室に設け、これによりダニの発生を防止させ
ることが出来る。また、バイオセンサとして、人間のク
シャミを音声に変換したり、その飛沫を検出する等の形
式の検出器を用いることも可能である。また、制御装置
として、エキスパートシステム、ファジイ制御装置、ニ
ューロ・コンピュータ等を用いることが出来る。さら
に、水槽25の殺菌手段としてオゾンの他に、高温を加
えたり、超音波、電圧等を持続的に、もしくは間欠的に
加える手段を用いることも可能であり、これらの殺菌手
段をフィルタの殺菌に適用することも出来る。そして、
水槽25内の水の汚染や、緑藻の発生、溶存酸素量の検
出に、電位の検出や、比色計、酸素濃度計、種々のバイ
オセンサ等の検出器を適用することが可能である。ま
た、フィルタ7を交換する際には、ダクト入り口を一時
的に閉鎖するか、外気吸引用換気扇5を反転させて室内
空気を排気し、室内汚染を防止するようにする。さら
に、吸引用換気扇及び排気用換気扇は室の上部ばかりで
はなく、下部に設置し、床面に多く存在するダスト、ダ
ニ、塵埃等のアレルゲンを排出させるよう構成すると好
適である。
【0034】次に、上記した実施例に示す装置におい
て、隣接する部屋同士の仕切り壁に換気扇を設け、部屋
同士の湿度、温度、CO、CO2 等の微調整をはかる本
発明の別の実施例を説明する。
【0035】図8は本発明の別の実施例の全体構成図
を、図9は制御装置のブロック図を示す。図8に示すビ
ル40は熱エネルギー源としてソーラバッテリや蓄熱シ
ステムを利用したもので、部屋44Aには湿度センサ5
1A、CO2 センサ52A、COセンサ53A、バイオ
センサ54A及び温度センサ55Aが設けられ、部屋4
4Aと水平方向に隣接する部屋44Bにも湿度センサ5
1B、CO2 センサ52B、COセンサ53B、バイオ
センサ54B及び温度センサ55Bが設けられ、室44
Aと垂直方向に隣接する部屋43Aには湿度センサ61
A、CO2 センサ62A、COセンサ63A、バイオセ
ンサ64A及び温度センサ65Aが設けられ、さらにこ
のようなセンサ群が43B、42A、42B、41A、
41Bにもそれぞれ設けられている。また、水平方向に
隣接する部屋44A及び44B、43A及び43B、4
2A及び42B、41A及び41B同士を区切る仕切り
壁には換気扇94C乃至91Cが設けられ、垂直方向に
隣接する部屋44A及び43A、43A及び42A、4
2A及び41A同士を区切る仕切り壁にも換気扇93A
乃至91Aが、そして部屋44B及び43B、43B及
び42B、42B及び41B同士を区切る仕切り壁にも
換気扇93B乃至91Bが設けられている。そして、こ
れらの湿度センサ、CO2 センサ、COセンサ、バイオ
センサ及び温度センサのセンサ群の各出力は制御装置7
0に入力され、制御装置70からの出力信号は換気扇9
3A乃至91Aと、93B乃至91Bと、94C乃至9
1Cとに各別に入力される。
【0036】図9において、制御装置70には、各部屋
44A乃至41B毎にそれぞれ設けた湿度センサ、CO
2 センサ、COセンサ、バイオセンサ及び温度センサか
らの出力を順次検出するスキャナと、アナログ信号をデ
ジタル量に変換するA/D変換器と、その出力を入力さ
れるCPUとが設けられている。さらに、CPUの出力
側には、CPUから出力される制御信号をラッチし、部
屋44A内の空気を室44Bに導入させるために換気扇
94Cを正転させる信号を、部屋44B内の空気を部屋
44Aに導入させるために換気扇94Cを反転させる信
号を出力するD/A変換器が設けられている。また、部
屋44Aの空気を部屋43Aに導入させるために換気扇
93Aを正転させる信号を、部屋43Aの空気を部屋4
4Aに導入させるために換気扇93Aを反転させる信号
を出力するD/A変換器が、そして、部屋44Bの空気
を部屋43Bに導入させるために換気扇93Bを正転さ
せる信号を、部屋43Bの空気を部屋44Bに導入させ
るために換気扇93Bを反転させる信号を出力するD/
A変換器が設けられている。同様に、その余の換気扇9
2Aと91A、93C乃至91C、92Bと91Bを正
転、反転させる信号を出力するD/A変換器がそれぞれ
設けられている。
【0037】そして、RAMにはこれら湿度センサ、C
2 センサ、COセンサ、バイオセンサ、及び温度セン
サの各出力が一時記憶される。ROMには、図10にス
テップを実行する制御プログラムが記憶されている。即
ち、(1)RAMに記憶させた湿度センサ群の出力から
隣接する部屋同士の湿度センサ51A及び51Bの出力
を1組の検出信号とし、同様に湿度センサ51A及び6
1A、湿度センサ51B及び61B、湿度センサ61A
及び61B、・・・、湿度センサ71B及び81Bの各
出力を1組づつ取り出して検出する。同様に隣接する部
屋同士のCO2センサ52A及び52B、・・、CO2
センサ72B及び81Bの各出力、COセンサ53A及
び53B、・・、COセンサ73B及び83Bの各出
力、バイオセンサ54A及び54B、・・、バイオセン
サ74B及び84Bの各出力、温度センサ55A及び5
5B、・・、温度センサ75A及び75Bの各出力を1
組づつ取り出して検出する。
【0038】(2)1組づつ検出した湿度センサ51A
及び51Bの出力の比較、・・、湿度センサ71B及び
81Bの出力の比較、1組づつ検出したCO2 センサ5
2A及び52Bの出力の比較、・・CO2 センサ72B
及び81Bの出力の比較、1組づつ検出したCOセンサ
53A及び53Bの出力の比較、・・・COセンサ73
B及び83Bの出力の比較、1組づつ検出したバイオセ
ンサ54A及び54Bの出力の比較、・・・バイオセン
サ74B及び84Bの出力の比較、1組づつ検出した温
度センサ55A及び55Bの出力の比較、・・・温度セ
ンサ75A及び75Bの出力の比較をそれぞれ1組づつ
に行い、比較の結果、1組づつの各湿度センサ出力、C
2 センサ出力、COセンサ出力、バイオセンサ出力、
温度センサの出力が同一であれば零信号を出力し、湿度
センサ51Aの出力が湿度センサ51Bの出力よりも大
なる場合には正の信号を、湿度センサ51Aの出力が湿
度センサ51Bの出力よりも低い場合には負の信号を出
力し、そしてCO2 センサ52Aの出力がCO2 センサ
52Bの出力よりも高い場合には正の信号を、逆の場合
には負の信号を出力し、COセンサ53Aの出力がCO
センサ53Bの出力よりも高ければ正の信号を、逆の場
合には負の信号を出力し、バイオセンサ54Aの出力が
バイオセンサ54Bの出力よりも高ければ正の信号を、
逆の場合には負の信号を出力し、温度センサ55Aの出
力が温度センサ55Bの出力よりも高ければ正の信号
を、逆の場合には負の信号を出力する。かかる比較条件
はその余の湿度センサ、CO2 センサ、COセンサ、バ
イオセンサ、温度センサについても同様に適用されて判
別される。
【0039】(3)1組の各センサ同士の出力を比較し
た結果、零であれば駆動信号が出力されず、正の信号が
出力されれば、換気扇を正転させ、負であれば反転させ
る制御信号をそれぞれ出力させる制御プログラムが記憶
されている。
【0040】このように構成されたシステムの作用を図
10に示すフローチャートを参照して説明する。各部屋
41A乃至44Aと、41B乃至44Bにおける各湿度
センサ、CO2 センサ、COセンサ、バイオセンサ、温
度センサからの各出力が入力されると、隣接する部屋同
士の湿度センサ51A及び51B、湿度センサ51A及
び61A、湿度センサ51B及び61B、・・をそれぞ
れ1組づつ検出し、CO2 センサ52A及び52B、5
1A及び61A、52B及び62B、・・をそれぞれ1
組づつ検出し、COセンサ53A及び53B、53A及
び63A、53B及び63B、・・をそれぞれ1組づつ
検出し、バイオセンサ54A及び54B、54A及び6
4A、54B及び64B、・・をそれぞれ1組づつ検出
し、温度センサ55A及び55B、55A及び65A、
55B及び65B、・・・をそれぞれ1組づつ検出する
(ステップS20)。
【0041】検出した1組の湿度センサ51A及び湿度
センサ51Bの両出力を比較し、センサ51Aの出力が
センサ51Bの出力よりも高ければ正の信号を出力させ
(ステップS21)、換気扇64Cを正転させ(ステッ
プS22)、部屋44Bの空気を点線矢印で示すように
部屋44Aに導入して部屋44A内の空気の湿度を低下
させ、両部屋の湿度の微調整をはかる。そして、湿度セ
ンサ51Aの出力が湿度センサ51Bの出力よりも低け
れば、換気扇94Cを反転させる負の信号を出力させ
(ステップS21)、換気扇94Cを反転させ(ステッ
プS23)、部屋44Aの空気を点線矢印で示すように
部屋44Bに導入し、部屋44Bの空気の相対湿度を低
下させる。同様に、湿度センサ51Aと湿度センサ61
Aの両出力を比較し、センサ51Aの出力が高ければ、
正の信号を出力して換気扇93Aを正転させて部屋43
Aの空気を部屋44Aに導入し、逆にセンサ51Aの出
力がセンサ61Aの出力よりも低ければ、負の信号を出
力して換気扇93Aを反転させて部屋44Aの空気を点
線矢印で示すように部屋43Aに導入する。また、湿度
センサ51Bの出力が湿度センサ61Bの出力よりも高
ければ、換気扇93Bを正転させて部屋43Bの空気を
点線矢印で示すように部屋44Bに導入し、センサ51
Bの出力がセンサ61Bの出力よりも低ければ、換気扇
93Bを反転させて部屋44Bの空気を部屋43Bに導
入し湿度の微調整をはかる。
【0042】このようにして、その余の隣接する部屋同
士の湿度センサを比較し、比較結果に応じてビル40の
隣接する部屋同士で空気の交換を行い、湿度の微調整を
はかり、部屋の湿度を低下させてダニの発生を防止す
る。
【0043】また、隣接する部屋44A及び44BのC
2 センサ52A及び52B、COセンサ53A及び5
3B、バイオセンサ54A及び54Bの1組毎の検出出
力をそれぞれ比較し、比較結果に応じて換気扇を正転、
反転させ、CO2 、COガスの微調整を行うとともに、
アレルギー症状の発生の抑制の微調整を行う(ステップ
S21乃至S23)。また、温度センサ55Aの出力が
温度センサ55Bの出力よりも高ければ、換気扇64C
を正転させて部屋44Bの空気を部屋44Aに導入し、
逆の場合には換気扇64Cを反転させて部屋44Aの空
気を部屋44Bに導入し、温度の微調整をはかる(ステ
ップS21乃至S23)。その余のCO2 センサ、CO
センサ、バイオセンサ、及び温度センサについても、こ
れら1組づつのセンサ出力同士の比較をし、比較結果に
応じて換気扇の制御を行う。
【0044】なお、上記した換気扇の他に、除加湿器を
用いることが出来る。この場合には、送風機を付設した
除加湿器を設け、隣接する部屋同士の湿度センサを対と
なして出力比較を行い、その比較結果に応じて除加湿器
に除湿、加湿させ、これを換気扇の駆動により送風する
ように構成する。
【0045】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、温度
センサの出力と設定値とを比較する比較手段と、CO2
センサの出力と設定値とを比較する手段と、COセンサ
の出力と設定値とを比較する手段と、バイオセンサの出
力と設定値とを比較する手段と、室内湿度センサの出力
と設定値とを比較する手段とを備え、温度センサ、CO
2 センサ、COセンサ、室内湿度センサ及びバイオセン
サのいずれかの出力が設定値を超える時に外気吸引用換
気扇及び排気用換気扇を駆動するよう構成したので、適
切な温度に保持し、有害なCO2、COガスを排気する
とともに、新鮮な外気を取り込んで酸素の欠乏を無くす
ことが出来、これにより室内空気を健康を維持し得る清
浄な環境状態に保持することが出来る上、ダニ等による
人間に及ぼすアレルギー症状の発生を無くすことが出来
る。
【0046】また、本発明によれば、室内湿度センサの
出力及び室外湿度センサの出力の偏差を検出する手段
と、偏差検出手段の出力と外気吸引用換気扇の近傍に設
けた換気量検出器の出力とから室内に設けた除加湿器の
駆動時間を設定する手段とを設けるよう構成したので、
室内空気の清浄度を保持すべく室内空気の換気を行った
場合に、外気を室内に導入することによる室内空気の湿
度を快適な状態に維持することが可能となる他、これに
より梅雨時、冬季に換気する際にも室内の居住空間の湿
度の快適にすることが出来る。
【0047】また、本発明によれば、外気用換気扇の外
気入り口部に除塵用フィルタを設け、フィルタの花粉等
の塵埃による汚染度を検出するセンサを設け、フィルタ
汚染センサの出力と設定値とを比較する手段を設け、比
較手段の出力が設定値を超える時にフィルタの汚染の発
生を指示する指示装置を備えるよう構成したので、外気
を吸引する際にアレルギー症状の発生の原因となる花粉
等の侵入を未然に防止するとともに、フィルタの汚染を
検知し、その交換時期にきたのを知らせることが出来
る。
【0048】さらに本発明によれば、床上の湿度を検出
する湿度センサの出力と設定値とを比較する手段と、床
下の湿度を検出する湿度センサの出力と設定値とを比較
する手段とを備え、それぞれの比較手段の出力により作
動される床上湿度を調整する除加湿器、及び床下湿度を
調整する除加湿器を備えるよう構成したので、床上、床
下近傍に生息するダニ等の発生を防止し得る湿度に保持
することが出来、このためアレルギー症状の発生を一層
確実に防止することが出来る。
【0049】また、本発明によれば、設置した水槽内の
水の汚染を検出する水槽汚染センサの出力と設定値とを
比較する手段と、比較手段の出力により付勢されて水槽
汚染表示器に水槽に汚染発生したのを表示する水槽汚染
表示器、及び殺菌装置を付勢して水槽内の水の殺菌を行
うよう構成したので、アレルギー症状の発生原因となる
水槽内の黴等による汚染の有無を検知することが出来る
上、水槽内の水の殺菌を即座に行うことが出来、これに
より空気が汚染されるのを防止することが出来る。
【0050】また、本発明によれば、水平方向に隣接す
る部屋及び垂直方向に隣接する部屋毎に湿度センサ、C
2 センサ、COセンサ、バイオセンサ、及び温度セン
サを備え、水平方向に隣接する部屋の仕切り壁及び垂直
方向に隣接する部屋の仕切り壁にそれぞれ換気扇を備え
るとともに、水平方向に隣接する部屋毎の各湿度センサ
同士の出力と、各CO2 センサ同士の出力と、各COセ
ンサ同士の出力と、各バイオセンサ同士の出力と、各温
度センサ同士の出力とをそれぞれ1組の検出信号として
検出し、かつ垂直方向に隣接する部屋毎の各湿度センサ
同士の出力と、各CO2 センサ同士の出力と、各COセ
ンサ同士の出力と、各バイオセンサ同士の出力と、各温
度センサ同士の出力とをそれぞれ1組の検出信号として
検出する検出手段と、検出手段から1組づつ出力される
両センサ出力の振幅比較をして極性を判別する比較手段
とを備え、比較手段の出力により換気扇を正転、もしく
は反転駆動させるよう構成したので、隣接する部屋同士
の湿度の微調整をはかってダニ等の発生を防止し、ま
た、CO2 、COガス濃度の微調整をはかって空気の清
浄度をはかるとともに、温度の微調整を行って熱エネル
ギーの有効利用をはかり、さらにアレルギー症状発生の
おそれのある状態の低減をはかることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の発明の構成図である。
【図2】 本発明の実施例の全体構成図である。
【図3】 上記実施例における水槽の詳細を示す図であ
る。
【図4】 上記実施例における制御装置のブロック図で
ある。
【図5】 上記実施例におけるフローチャートである。
【図6】 上記実施例における水槽の汚染検知等と、床
上、床下の除加湿を行うフローチャートである。
【図7】 本発明の別の発明の構成図である。
【図8】 本発明の別の実施例の全体構成図である。
【図9】 上記実施例における制御装置のブロック図で
ある。
【図10】 上記実施例におけるフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 建物、2 外気吸引用ダクト、3 排気用ダクト、
5 外気吸引用換気扇、6 排気用換気扇、7 フィル
タ、8 温度センサ、9 CO2 センサ、10COセン
サ、11 バイオセンサ、12 室内湿度センサ、13
室外湿度センサ、14 換気量検出器、15 フィル
タ汚染センサ、16 床上湿度センサ、17 床下湿度
センサ、25 水槽、18 水槽汚染センサ、26 給
水管、27 排水管、28 オゾン供給管、29 孔、
30 電磁弁、40 ビル、41A乃至44A及び41
B乃至44B 部屋、51A、51B、61A、61
B、71A、71B、81A、81B 湿度センサ、5
2A、52B、62A、62B、72A、72B、82
A、82B CO2 センサ、53A、53B、63A、
63B、73A、73B、83A、83B COセン
サ、54A、54B、64A、64B、74A、74
B、84A、84B バイオセンサ、55A、55B、
65A、65B、75A、75B、85A、85B 温
度センサ、93A乃至91A、93B乃至91B、94
C乃至91C 換気扇。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温度センサの出力と設定値とを比較する
    手段と、CO2 センサの出力と設定値とを比較する手段
    と、COセンサの出力と設定値とを比較する手段と、ア
    レルギー症状を生ぜしめる原因物質を検出するバイオセ
    ンサの出力と設定値とを比較する手段と、室内湿度セン
    サの出力と設定値とを比較する手段とを備え、上記温度
    センサ、CO2 センサ、COセンサ、室内湿度センサ及
    びバイオセンサのいずれかの出力が上記それぞれの設定
    値を超える時に外気吸引用換気扇及び排気用換気扇を駆
    動し、居住空間内の空気をアレルギー症状を生ぜしめな
    いとともに、健康的環境となすようにすることを特徴と
    する居住空間の健康的環境生成システム。
  2. 【請求項2】 上記室内湿度センサの出力及び室外湿度
    センサの出力の偏差を検出する手段と、上記偏差検出手
    段の出力と上記外気吸引用換気扇の近傍に設けた換気量
    検出器により検出した外気吸引量とから室内に設けた除
    加湿器の駆動時間を設定する手段とを備えることを特徴
    とする「請求項1」記載の居住空間の健康的環境生成シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 上記外気吸引用換気扇の外気入り口部に
    設けた花粉等の除塵用フィルタと、上記フィルタの花粉
    等の塵埃による汚染度を検出するセンサと、上記フィル
    タ汚染センサの出力と設定値とを比較する手段とを備
    え、上記比較手段の出力により該フィルタの汚染の発生
    を指示する指示装置とを備えることを特徴とする「請求
    項1」記載の居住空間の健康的環境生成システム。
  4. 【請求項4】 床上湿度を検出する湿度センサの出力と
    設定値とを比較する手段と、床下湿度を検出する湿度セ
    ンサの出力と設定値とを比較する手段とを備えるととも
    に、上記それぞれの比較手段の出力により作動される床
    上湿度を調整する除加湿器及び床下湿度を調整する除加
    湿器とを備えることを特徴とする「請求項1」記載の居
    住空間の健康的環境生成システム。
  5. 【請求項5】 設置した水槽内の水の汚染を検出する水
    槽汚染センサの出力と設定値とを比較する手段と、上記
    比較手段の出力により付勢されて水槽汚染表示器に水槽
    に汚染発生したのを表示する水槽汚染表示器及び上記水
    槽水の殺菌を行う殺菌装置とを備えることを特徴とする
    「請求項1」記載の居住空間の健康的環境生成システ
    ム。
  6. 【請求項6】 水平方向に隣接する部屋及び垂直方向に
    隣接する部屋毎に湿度センサ、CO2 センサ、COセン
    サ、バイオセンサ、及び温度センサを備え、上記水平方
    向に隣接する部屋の仕切り壁及び垂直方向に隣接する部
    屋の仕切り壁にそれぞれ換気扇を備えるとともに、上記
    水平方向に隣接する部屋毎の各湿度センサ同士の出力
    と、各CO2 センサ同士の出力と、各COセンサ同士の
    出力と、各バイオセンサ同士の出力と、各温度センサ同
    士の出力とをそれぞれ1組の検出信号として検出し、か
    つ垂直方向に隣接する部屋毎の各湿度センサ同士の出力
    と、各CO2 センサ同士の出力と、各COセンサ同士の
    出力と、各バイオセンサ同士の出力と、各温度センサ同
    士の出力とをそれぞれ1組の検出信号として検出する検
    出手段と、上記検出手段から1組づつ出力される両セン
    サ出力の振幅比較をして極性を判別する比較手段とを備
    え、上記比較手段の出力により上記換気扇を正転、もし
    くは反転駆動させることを特徴とする「請求項1」記載
    の居住空間の健康的環境生成システム。
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