JPH0586301U - 内視鏡用ケーブル固定具 - Google Patents

内視鏡用ケーブル固定具

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JPH0586301U
JPH0586301U JP2887292U JP2887292U JPH0586301U JP H0586301 U JPH0586301 U JP H0586301U JP 2887292 U JP2887292 U JP 2887292U JP 2887292 U JP2887292 U JP 2887292U JP H0586301 U JPH0586301 U JP H0586301U
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cable fixing
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厚 貴俵
信吉 谷沢
雅博 萩原
忠義 原
裕 龍野
一成 小林
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ケーブルを誤って破損することなく、確実に
ドレープ等の不動部材に固定する。 【構成】 内視鏡に接続される撮像装置の信号ケーブル
を固定するケーブル固定具24は、ケーブル固定部26
とフック28とを有している。手術時などに信号ケーブ
ルを固定する際には、ケーブル固定部26に信号ケーブ
ルを固定する一方、手術台上の患者を覆うドレープにフ
ック28を取り付けて固定する。そして、カバー27を
フック28側に摺動させてフック28の先端を覆うよう
にし、フック28が外れないようにすることにより、信
号ケーブルがケーブル固定具24によってドレープに固
定される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、腹腔鏡等に接続する内視鏡用撮像装置のケーブルを固定する内視鏡 用ケーブル固定具に関する。
【0002】
【従来の技術】
医用分野において、内視鏡の内視鏡像を観察しながら処置を行うことが従来か ら行われている。例えば、腹腔内に挿入して観察する腹腔鏡を用いる場合におい て、腹腔鏡は接眼部から観察できるのは原則として1人であり、肉眼観察では内 視鏡像による診断や1人で可能な範囲の処置などが行われている。腹腔内の臓器 等の手術の場合は、多数の術者により行われるため、腹腔鏡下において1人でし か観察できない肉眼観察によっては不可能であった。しかし、近年小型で高性能 のTVカメラが開発されており、これを腹腔鏡の接眼部に接続して光学像を撮像 し、カメラコントロールユニット等の画像処理装置を介して観察用モニタに内視 鏡画像を表示することにより、観察用モニタを通して多数の術者が同時に腹腔内 を観察できるようになった。このため、腹腔鏡を用いて腹腔内を観察しながら行 う腹腔内手術の手技が開発され、実施されている。このような腹腔内手術として 、例えば腹腔鏡下に行う胆嚢摘出手術があるが、この胆嚢摘出手術では、腹腔鏡 と処置具とを腹腔内に挿入し、腹腔鏡による内視鏡像を観察することにより腹腔 内の状態を術者が認識しながら胆嚢の摘出が行われる。
【0003】 前記腹腔内手術を行う場合、腹腔鏡の接眼部にTVカメラ等の撮像装置を取り 付けて腹腔内の像を撮像し、この撮像装置に接続されたカメラコントロールユニ ット(以下、CCUと記す)で画像信号に変換して内視鏡画像を観察用モニタに 表示するようにしている。このとき、術者は観察用モニタで腹腔内の様子を観察 しながら手技を行っている。
【0004】 従来の外科手術に対して、腹腔鏡下の手術の場合は、CCU等を接続したTV カメラ装置,腹腔内照明装置,腹腔内にガスを送るための気腹装置等を新たに設 ける必要があり、取り扱いが煩雑になっている。
【0005】 ここで、従来の腹腔鏡下の手術におけるTVカメラ等の配置状態を図12に示 す。患者にはドレープ1がかけられ、ドレープ1の開口部1aによって手術部位 が露呈している。この手術部位にはシース2を介して腹腔鏡3が挿入され、腹腔 鏡3の手元側接眼部にはTVカメラ4が接続されている。また、腹腔鏡3の側部 よりライトガイドケーブル5が延出しており、照明光を供給する図示しない光源 装置に接続されている。TVカメラ4は、カメラヘッド6と信号ケーブル7とを 有して構成されており、信号ケーブル7は図示しないCCUに接続されるように なっている。
【0006】 前記信号ケーブル7は、ドレープ1の上を這わせてCCUまで設けられている が、落下防止や手術の際に邪魔になるのを防ぐため、数ヶ所においてつまみ上げ たドレープ1で信号ケーブル7を挟み、このドレープ1の端部8をタオル鉗子9 でつまんで信号ケーブル7を固定するようにしている。図12では簡単のため1 ヶ所のみ固定した状態を示している。なお、ライトガイド5についても、図示し ていないが長すぎる場合は信号ケーブル7と同様の方法で固定する。このように して、TVカメラ装置等のケーブルをドレープに固定し、手技の妨げとなる要素 を排除して、手技をスムーズに行えるようにしている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記のようにタオル鉗子によってケーブルを挟んだドレープ端 部を把持してケーブルを固定する場合には、誤ってケーブルを破損してしまう恐 れが多々あった。
【0008】 ドレープを固定するために使用されるタオル鉗子9は、図13(a)に示すよ うに、先端部に鋭い爪9aが設けられており、この爪9aをドレープ1に食い込 ませてドレープ1の端部8が外れないように確実に固定するようにしている。し かし、図13(b)に示すように、ドレープ1のつまみ方が少ないと、誤って信 号ケーブル7を挟み込んでしまう場合があり、信号ケーブル7の外皮に孔をあけ てしまう不具合が起こる。この結果、消毒のために薬液に浸漬する際などに水分 が内部に進入し、TVカメラを破壊してしまうことがあった。
【0009】 本考案は、これらの事情に鑑みてなされたもので、ケーブルを誤って破損する ことなく、確実にドレープ等の不動部材に固定することが可能な内視鏡用ケーブ ル固定具を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案による内視鏡用ケーブル固定具は、内視鏡に接続して内視鏡による光学 像を撮像する撮像装置のケーブルに固定するケーブル固定手段と、前記ケーブル 固定手段を含む本体を不動部材に着脱自在に取り付ける取着手段とを備えたもの である。
【0011】
【作用】
ケーブル固定手段により撮像装置のケーブルに固定する一方、取着手段によっ て前記ケーブル固定手段を含む本体を不動部材に着脱自在に取り付けることによ り、ケーブル固定具本体を介してケーブルを不動部材に固定する。
【0012】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。 図1ないし図3は本考案の第1実施例に係り、図1はケーブル固定具の構成を 示す斜視図、図2は図1のケーブル固定具の断面を示す図、図3は腹腔鏡下の手 術における撮像装置等の配置を示す説明図である。
【0013】 本実施例では、腹腔鏡下の手術における撮像装置のケーブルを固定する場合を 例にして説明する。
【0014】 図3に示すように、手術台11上の患者12にはドレープ13がかけられ、ド レープ13の中央部に設けられた開口部13aより手術部位14が露呈している 。前記手術部位14には、シースを介して腹腔鏡15が挿入され、腹腔鏡15の 手元側接眼部には撮像装置としてのTVカメラ16が接続されている。TVカメ ラ16は、光学像を撮像する撮像素子を有したカメラヘッド17と、このカメラ ヘッド17の後端部より延出し、信号を伝達する信号ケーブル18とを備えて構 成され、信号ケーブル18の他端はTVカメラ16の制御及びTVカメラ16で 得られた画像信号の信号処理を行うCCU19に接続されている。CCU19の 出力端は、映像ケーブル20を介してモニタ21に接続され、腹腔鏡15を介し てTVカメラ16で撮像された手術部位の内視鏡画像がモニタ21に表示される ようになっている。また、腹腔鏡15には腹腔内を照明するための照明光を伝達 するライトガイド22の一端が接続され、ライトガイド22の他端は照明光を供 給する光源装置8に接続されている。
【0015】 前記信号ケーブル18は、数ヶ所(図3においては3ヶ所)にケーブル固定具 24が取り付けられ、ケーブル固定具24によってドレープ13に固定されてい る。なお、図示していないが、ライトガイド22についても長すぎる場合など必 要に応じて、信号ケーブル18と同様にケーブル固定具24によってドレープ1 3に固定することができる。
【0016】 また、手術部位14には、さらに2〜4ヶ所(図3においては2ヶ所)シース を介して処置用鉗子25等が挿入され、複数の術者によってモニタ21に表示さ れた内視鏡画像を観察して腹腔内の様子を確認しながら手術が行われるようにな っている。なお、手術室には、麻酔装置、腹腔内に空気を送り込む気腹装置、高 周波電気メス、生理食塩水等を供給する送液装置等の各種装置や、種々の器具が 配置されるが、これらの構成や手術時における術者の配置等については説明を省 略する。
【0017】 次に、図1及び図2を参照して前記ケーブル固定具24の構成について説明す る。
【0018】 ケーブル固定具24は、信号ケーブル18に固定するケーブル固定手段として のケーブル固定部26と、このケーブル固定部26の基端部に設けられたカバー 27と、カバー27のケーブル固定部26と反対側より延出し、ドレープ13等 の不動部材に着脱自在に取り付けて固定する取着手段としてのフック28とによ り構成されている。前記ケーブル固定部26は、多少の弾性を持ったプラスチッ ク等の部材で構成され、先端部は信号ケーブル18を掛けて固定できるように鍵 状に曲げられて形成されている。
【0019】 ケーブル固定部26の基端部は、図2に示すように、角柱状の固定具本体29 が一体に形成されており、カバー27内に摺動可能に嵌挿されている。前記フッ ク28は、先端部がドレープ13に突き刺さって係合し、固定できるように、先 端が鋭利な針状部28aとなっており、この針状部28aを含む先端部が鍵状に 曲がって形成されている。フック28の基端部は、固定具本体29の側面周囲に 形成された段部29aに係入するように方形状に巻回されて固定されている。ま た、固定具本体29の段部29aが形成された面の隣の側面には、ピン30が突 出しており、カバー27の側面に長手方向に形成された溝部27aに係合し、カ バー27の位置を規制するようになっている。
【0020】 前記カバー27は、固定具本体29よりも弾性が大きいプラスチック等の部材 で構成されており、溝部27aに係合した固定具本体29のピン30が移動可能 な範囲で長手方向に摺動できるようになっている。カバー27がケーブル固定部 26側に移動したとき(図1の状態)は、フック28の先端部が露呈するように 、カバー27がフック28側に移動したとき(図2の状態)は、フック28の先 端の針状部28aがカバー27内に入って覆われるように摺動範囲が設定されて いる。また、カバー27の外側の側面下部には、縦断面が三角形状をなした凹凸 条からなる滑り止め31が形成されている。なお、カバー27の溝部27aの幅 は、両端部がピン30の径と同じで、中間部がピン30の径よりやや狭くなるよ うに設定されており、ピン30が両端部でクリック感を有して保持されるように なっている。
【0021】 前記ケーブル固定具24によって、信号ケーブル18をドレープ13に固定す る際には、まず、ケーブル固定具24のカバー27をケーブル固定部26側に摺 動させ、フック28の先端部が十分露出した状態で、フック28の針状部28a をドレープ3の所定の位置に縫うように突き刺し、再度手元側に突出させる。そ して、カバー27をフック28側に摺動させてフック28の針状部28aをカバ ー27内に入れて覆うようにする。このような状態にすると、ドレープ13に取 り付けたフック28が外れることがなく、術者や看護婦が針先で怪我をすること も防止できる。フック28をドレープ13に固定した後、ケーブル固定部26に 信号ケーブル18を掛けて固定する。これにより、信号ケーブル18がドレープ 13に対して固定される。
【0022】 このように、信号ケーブル18をケーブル固定具24を介してドレープ13に 固定することによって、ドレープ13を固定するための鋭利なタオル鉗子等の器 具で直接信号ケーブル18を挟む必要がないため、誤って信号ケーブルを挟んで 孔をあけるなどの不具合がなくなり、ケーブルの破損を防止でき、確実に信号ケ ーブルを固定することができる。これにより、手技を行う際や内視鏡の操作時に おいても、信号ケーブル等が邪魔になることなく、操作性を向上できる。
【0023】 なお、本実施例のケーブル固定具は、TVカメラの信号ケーブルだけでなく、 光源装置に接続されるライトガイドや、他の装置のケーブル類にも適用すること ができる。
【0024】 図4ないし図6は本考案の第2実施例に係り、図4はケーブル固定具によって ケーブルを固定した状態の装置全体の構成を示す説明図、図5はケーブル固定具 の構成を示す説明図、図6はケーブルに固定するケーブル固定部の変形例を示す 説明図である。
【0025】 図4に第2実施例のケーブル固定具を用いてCCUの信号ケーブル及び光源装 置のライトガイドを固定したCCU近傍の装置の状態を示す。TVカメラの制御 及び映像信号の処理を行うCCU41は、図示しないTVカメラより延設された 信号ケーブル42が接続されている。また、照明光を供給する光源装置43は、 図示しない内視鏡内を挿通してこの内視鏡の手元側より延出したライトガイド4 4が接続されている。前記信号ケーブル42及びライトガイド44は、ケーブル 固定具45が接続、固定されており、このケーブル固定具45によってドレープ 13に取り付け固定されている。なお、図4ではケーブルを1ヶ所のみ固定して いるが、実際にはケーブル固定具45で複数の箇所を固定する。
【0026】 前記ケーブル固定具45は、図5に示すように、信号ケーブル42等に固定す る円環状のケーブル固定部46と、ドレープに取り付けて固定するタオル鉗子4 7とを有しており、これらが鎖状の接続部48によって接続されている。
【0027】 前記ケーブル固定部の変形例を図6に示す。図6(a)は斜視図、(b)は径 方向に切った断面から見た断面図である。この変形例では、円環状のケーブル固 定部49には、外周部から円環の中心方向へ向けて螺合した固定ネジ50が設け られており、固定ネジ50を締めてケーブル固定部49本体に挿通したケーブル を圧接することにより、ケーブルを固定できるようになっている。この構成によ り、ケーブル固定部49をケーブルの長手方向の任意の位置に固定することがで き、ドレープにケーブルを固定する際の位置決めを状況に応じて自在に設定する ことができる。
【0028】 本実施例では、まず、信号ケーブル42やライトガイド44にケーブル固定具 45のケーブル固定部46を固定し、そして、ケーブル固定部46に接続された タオル鉗子47によって手術台11上にかけられたドレープ13を挟んで固定す る。これにより、信号ケーブル42やライトガイド44がドレープ13に固定さ れる。
【0029】 このように、ケーブルをケーブル固定部に固定した後、ケーブル固定具の他方 のタオル鉗子によってドレープに固定することにより、ケーブルを傷つけること なく、かつ容易にケーブルを固定することができる。
【0030】 図7は本考案の第3実施例に係るケーブル固定具の構成を示す説明図である。
【0031】 第3実施例は、第2実施例のケーブル固定部及びタオル鉗子の構成を変更した 例である。ケーブル固定具51は、第2実施例と同様にケーブル固定部52と、 取り付け鉗子53とが設けられており、これらが鎖状の接続部54によって接続 されている。ケーブル固定部52は、帯状のもので構成され、一端に突起55を 形成し、他端に突起55に係合する切り込み部56が形成されており、ケーブル 固定部52本体を信号ケーブル42等に巻きつけ、突起55に切り込み部56を 係合させて固定することにより、着脱自在にケーブル固定具51を信号ケーブル 42等に固定できるようになっている。なお、ケーブル固定部52の切り込み部 56は複数形成されており、ケーブルの径に応じて固定することができる。また 、取り付け鉗子53は、樹脂等で構成され、ドレープ13を挟んで固定するよう になっている。
【0032】 第2実施例と同様に、まず、信号ケーブル42やライトガイド44にケーブル 固定具51のケーブル固定部52を巻きつけて固定し、そして、ケーブル固定部 52に接続された取り付け鉗子53によってドレープ13を挟んで固定する。
【0033】 第3実施例では、ケーブル固定部52は着脱自在に固定できるため、ケーブル 固定具51をケーブルの任意の位置に固定できると共に、不要なケーブル固定具 51を設けずに必要数だけ配置することができる。また、ケーブル固定具51は 樹脂等で構成され、使用後に廃棄可能なディスポ対応となっているため、消毒等 の必要がなく衛生上において容易に取り扱うことができる。
【0034】 図8及び図9は本考案の第4実施例に係り、図8はケーブル固定具によって信 号ケーブルを固定した状態を示す説明図、図9はケーブル固定具の構成を示す説 明図である。
【0035】 第1実施例と同様に、腹腔鏡15の手元側接眼部にはTVカメラのカメラヘッ ド17が接続されている。カメラヘッド17の後端部より信号ケーブル18が延 出しており、図示しないCCUに接続されるようになっている。信号ケーブル1 8は、帯状のケーブル固定具61が取り付けられており、ケーブル固定具61に よってドレープ62に固定されるようになっている。ケーブル固定具61は、図 9に示すように、マジックテープ(商品名)からなる面接合体63を一方の面に 設けた帯状の部材で構成されており、基端部が信号ケーブル18に巻きついた状 態で固定されている。このケーブル固定具61は、1本の信号ケーブル18に対 していくつ設けても良いし、また信号ケーブル18に固定されていても、信号ケ ーブル18に対して摺動自在、回動自在に設けても良い。
【0036】 一方、ドレープ62には、図8に示すように、前記ケーブル固定具61と接合 可能な面接合体64が帯状に(図8では2本)設けられている。
【0037】 本実施例では、信号ケーブル18に取り付けたケーブル固定具61をドレープ 62上の面接合体64の任意の位置に接合して固定することにより、信号ケーブ ル18等をドレープ62に固定する。
【0038】 このように、本実施例においても、ケーブルを破損する恐れがなく、確実に固 定することができる。また、マジックテープ(商品名)からなる面接合体によっ て固定するようにしたので、容易に任意の位置に固定することができる。
【0039】 図10及び図11は本考案の第5実施例に係り、図10はケーブル固定具の構 成を示す説明図、図11はケーブル固定具によって信号ケーブルを固定した状態 を示す説明図である。
【0040】 第5実施例は第4実施例の変形例であり、ケーブル固定具の形状を変更した例 である。図10に示すように、ケーブル固定具71は、帯状の部材が先端側で2 本の帯状部材72,73に分離した形に構成されており、基端部が信号ケーブル 18に巻きついた状態で固定されている。帯状部材72,73の一方の面には、 第4実施例と同様に面接合体63a,63bが設けられており、ケーブル固定具 71の基端部側の他方の面には帯状部材73の面接合体63bと接合可能な面接 合体64が設けられている。
【0041】 このように構成したケーブル固定具71によって、信号ケーブル18をドレー プ62に固定する場合は、図11に示すように、まず信号ケーブル18が長い場 合などに信号ケーブル18を巻束にしてこれに帯状部材73を巻きつけて面接合 体63bと面接合体64とを接合させて固定する。そして、第4実施例と同様に 帯状部材72の面接合体63aをドレープ62上の面接合体64の任意の位置に 接合して固定する。
【0042】 このように、第5実施例では、第4実施例の効果の他に、信号ケーブル等を小 さくまとめた形でドレープ上に固定できると共に、少ない数のケーブル固定具で 固定でき、よりまとまった手術の際に邪魔にならない状態でケーブルを配置でき る。
【0043】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、ケーブルを誤って破損することなく、確 実にドレープ等の不動部材に固定することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図3は本考案の第1実施例に係り、
図1はケーブル固定具の構成を示す斜視図
【図2】図1のケーブル固定具の断面を示す図
【図3】腹腔鏡下の手術における撮像装置等の配置を示
す説明図
【図4】図4ないし図6は本考案の第2実施例に係り、
図4はケーブル固定具によってケーブルを固定した状態
の装置全体の構成を示す説明図
【図5】ケーブル固定具の構成を示す説明図
【図6】ケーブルに固定するケーブル固定部の変形例を
示す説明図
【図7】本考案の第3実施例に係るケーブル固定具の構
成を示す説明図
【図8】図8及び図9は本考案の第4実施例に係り、図
8はケーブル固定具によって信号ケーブルを固定した状
態を示す説明図
【図9】ケーブル固定具の構成を示す説明図
【図10】図10及び図11は本考案の第5実施例に係
り、図10はケーブル固定具の構成を示す説明図
【図11】ケーブル固定具によって信号ケーブルを固定
した状態を示す説明図
【図12】従来の腹腔鏡下の手術における撮像装置等の
配置状態を示す説明図
【図13】図12の状態において撮像装置のケーブルを
固定する際に生じる不具合を説明する説明図
【符号の説明】
11…手術台 13…ドレープ 15…腹腔鏡 16…TVカメラ 18…信号ケーブル 24…ケーブル固定具 26…ケーブル固定部 27…カバー 28…フック 29…固定具本体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 原 忠義 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)考案者 龍野 裕 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)考案者 小林 一成 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡に接続して内視鏡による光学像を
    撮像する撮像装置のケーブルに固定するケーブル固定手
    段と、 前記ケーブル固定手段を含む本体を不動部材に着脱自在
    に取り付ける取着手段とを備えたことを特徴とする内視
    鏡用ケーブル固定具。
JP2887292U 1992-04-30 1992-04-30 内視鏡用ケーブル固定具 Pending JPH0586301U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006085649A1 (ja) * 2005-02-14 2006-08-17 Takeda, Naoto 管およびコード類固定具並びに該固定具のための係止具
JP2015533097A (ja) * 2012-11-09 2015-11-19 マッケ・ゲゼルシャフトミットベシュレンクターハフトゥング 医療機器をジョイントアームに取り付けるためのインスツルメントホルダ
JP2021142332A (ja) * 2014-03-17 2021-09-24 インテュイティブ サージカル オペレーションズ, インコーポレイテッド 手術用ドレープ並びに手術用ドレープ及び取付けセンサを含むシステム
US11883123B2 (en) 2016-07-14 2024-01-30 Intuitive Surgical Operations, Inc. Mechanism for managing and retaining a surgical drape

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