JPH058574A - 印刷版評価方法 - Google Patents
印刷版評価方法Info
- Publication number
- JPH058574A JPH058574A JP16046491A JP16046491A JPH058574A JP H058574 A JPH058574 A JP H058574A JP 16046491 A JP16046491 A JP 16046491A JP 16046491 A JP16046491 A JP 16046491A JP H058574 A JPH058574 A JP H058574A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- printing
- printing plate
- limit number
- plate
- evaluation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Printing Plates And Materials Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】実際に印刷限界枚数を印刷することなしに、し
かも短時間でそれほど費用もかからずに印刷版の印刷限
界枚数を判明する方法を提供する。 【構成】超音波洗浄装置を用いて、所定時間、印刷版を
液体中に浸して超音波振動を与え、印刷版の質量の減少
量に印刷版の印刷限界枚数を対応させることにより、印
刷版の印刷限界枚数を判定することを特徴とする印刷版
評価方法。 【効果】実際に印刷することなしに、印刷版の印刷限界
枚数を判定できるので、簡便で手軽にできる。また、官
能検査と異なり、計量値での評価であるので、正確であ
る。
かも短時間でそれほど費用もかからずに印刷版の印刷限
界枚数を判明する方法を提供する。 【構成】超音波洗浄装置を用いて、所定時間、印刷版を
液体中に浸して超音波振動を与え、印刷版の質量の減少
量に印刷版の印刷限界枚数を対応させることにより、印
刷版の印刷限界枚数を判定することを特徴とする印刷版
評価方法。 【効果】実際に印刷することなしに、印刷版の印刷限界
枚数を判定できるので、簡便で手軽にできる。また、官
能検査と異なり、計量値での評価であるので、正確であ
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、印刷版の耐刷力を判定
する評価方法に関する。
する評価方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】印刷版の印刷限界枚数を知るには、実際
に印刷限界まで印刷していた。その為、高い耐刷力を持
つ印刷版では、それを評価する為の物品量や人の労力
は、はかりしれなく、大量の紙、インク、水を必要とし
ていた。また、その評価方法は、人間が、被印刷物を目
視することによる官能的評価で判断していた。そのた
め、限界状態を定めきれずに、限界時の決定には、かな
りの誤差を生じていたと思われる。
に印刷限界まで印刷していた。その為、高い耐刷力を持
つ印刷版では、それを評価する為の物品量や人の労力
は、はかりしれなく、大量の紙、インク、水を必要とし
ていた。また、その評価方法は、人間が、被印刷物を目
視することによる官能的評価で判断していた。そのた
め、限界状態を定めきれずに、限界時の決定には、かな
りの誤差を生じていたと思われる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、実際に印刷
限界枚数を印刷することなしに、しかも短時間でそれほ
ど費用もかからずに印刷版の印刷限界枚数を判明する方
法を提供することを目的とする。
限界枚数を印刷することなしに、しかも短時間でそれほ
ど費用もかからずに印刷版の印刷限界枚数を判明する方
法を提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、超
音波洗浄装置を用いて、所定時間、印刷版に液体による
超音波振動を与えた後の版材の質量の減少量に、印刷版
の印刷限界枚数を対応させることにより、印刷版の印刷
限界枚数を判定することを特徴とする印刷版評価方法で
ある。
音波洗浄装置を用いて、所定時間、印刷版に液体による
超音波振動を与えた後の版材の質量の減少量に、印刷版
の印刷限界枚数を対応させることにより、印刷版の印刷
限界枚数を判定することを特徴とする印刷版評価方法で
ある。
【０００５】言い換えると、本発明は、印刷版が印刷時
に印圧や紙等の被印刷体との摩擦によって摩耗する状態
を、超音波洗浄装置によって振動を与えることで疑似的
に作り、印刷版の印刷限界枚数を、超音波洗浄装置で所
定時間処理後の、版材の質量の減少量に対応させること
によって、解決したと言える。
に印圧や紙等の被印刷体との摩擦によって摩耗する状態
を、超音波洗浄装置によって振動を与えることで疑似的
に作り、印刷版の印刷限界枚数を、超音波洗浄装置で所
定時間処理後の、版材の質量の減少量に対応させること
によって、解決したと言える。
【０００６】印刷版を液体中に浸し、超音波洗浄装置に
よって、振動を与える。この振動は、印刷版が印刷時に
印圧のかかる圧胴やブランケットにより摩耗することに
対応する。なお、用いる液体は、水、平版に用いられる
湿し水（エッチ液）、酸水溶液、アルカリ水溶液、有機
溶媒等、印刷版の性状に応じて、適宜のものが選択され
る。
よって、振動を与える。この振動は、印刷版が印刷時に
印圧のかかる圧胴やブランケットにより摩耗することに
対応する。なお、用いる液体は、水、平版に用いられる
湿し水（エッチ液）、酸水溶液、アルカリ水溶液、有機
溶媒等、印刷版の性状に応じて、適宜のものが選択され
る。
【０００７】本発明の評価方法に適用される印刷版は、
平版、凸版、凹版（グラビア版）のいずれにも、適応で
きる。各版式にしたがって、用いる液体について例示す
ると、平版や樹脂凸版のように、インキ受容部が樹脂層
であるものは、インキに用いる有機溶媒のほか、特に平
版にあっては湿し水を使用することができる。また、グ
ラビア版のような金属版にあっては、酸水溶液を用いる
ことが推奨できる。例示したような液体を使うと、超音
波振動をかける時間が短くなり、評価に要する時間が短
くなって実際的である。
平版、凸版、凹版（グラビア版）のいずれにも、適応で
きる。各版式にしたがって、用いる液体について例示す
ると、平版や樹脂凸版のように、インキ受容部が樹脂層
であるものは、インキに用いる有機溶媒のほか、特に平
版にあっては湿し水を使用することができる。また、グ
ラビア版のような金属版にあっては、酸水溶液を用いる
ことが推奨できる。例示したような液体を使うと、超音
波振動をかける時間が短くなり、評価に要する時間が短
くなって実際的である。
【０００８】用いる超音波の振動数は、市販されている
超音波洗浄装置に用いられている範囲で十分である。そ
の範囲は、１０ＫＨｚから５０ＫＨｚ程度となるが、も
ちろん、これに限定されない。
超音波洗浄装置に用いられている範囲で十分である。そ
の範囲は、１０ＫＨｚから５０ＫＨｚ程度となるが、も
ちろん、これに限定されない。
【０００９】
【作用】超音波洗浄装置により、振動を与えることによ
って、印刷版の感光材部分が、時間経過にともなって、
はがれ出す。このはがれ易さと、実際に印刷した時の印
刷限界枚数とを対応させて、関係を予め認識しておけ
ば、超音波洗浄装置によって、版の耐刷力が判明できる
ので、印刷版の評価方法として、有効である。
って、印刷版の感光材部分が、時間経過にともなって、
はがれ出す。このはがれ易さと、実際に印刷した時の印
刷限界枚数とを対応させて、関係を予め認識しておけ
ば、超音波洗浄装置によって、版の耐刷力が判明できる
ので、印刷版の評価方法として、有効である。
【００１０】
【実施例】耐刷試験 ４種類の平版印刷版Ａ，Ｂ，Ｃ，Ｄを10％に希釈したエ
ッチ液（富士写真フィルム（株）製ＰＳエッチ液商品名
「EU-3」）中に浸し、所定時間、超音波洗浄機（日本精
機（株）製商品名「200-6U」28KHz±3KHz）にて超音波
処理を行なった。所定時間後に取り出し、乾燥後、平版
印刷版のインキ受容層の質量を測定する。超音波処理前
の質量を予め測定しておき、超音波処理後での質量の減
少量を求める。超音波処理時間と減少量から求めた残存
率（％）を、各時間で測定することによって、耐刷力を
把握することが出来る。一定時間後の残存率と、実際に
印刷した場合の耐刷枚数との関係を明らかにしておくこ
とによって、残存率を測定するだけで、各実験印刷版の
耐刷枚数の目安を判断することができた。
ッチ液（富士写真フィルム（株）製ＰＳエッチ液商品名
「EU-3」）中に浸し、所定時間、超音波洗浄機（日本精
機（株）製商品名「200-6U」28KHz±3KHz）にて超音波
処理を行なった。所定時間後に取り出し、乾燥後、平版
印刷版のインキ受容層の質量を測定する。超音波処理前
の質量を予め測定しておき、超音波処理後での質量の減
少量を求める。超音波処理時間と減少量から求めた残存
率（％）を、各時間で測定することによって、耐刷力を
把握することが出来る。一定時間後の残存率と、実際に
印刷した場合の耐刷枚数との関係を明らかにしておくこ
とによって、残存率を測定するだけで、各実験印刷版の
耐刷枚数の目安を判断することができた。
【００１１】下記の表１は、平版印刷版Ａ，Ｂ，Ｃ，Ｄ
に対して、１〜４時間の超音波処理を行なった時の、平
版印刷版のインキ受容層（樹脂層）の質量換算による残
存率（％）を示す。
に対して、１〜４時間の超音波処理を行なった時の、平
版印刷版のインキ受容層（樹脂層）の質量換算による残
存率（％）を示す。
【００１２】
【表１】
【００１３】下記の表２は、４時間処理した時の残存率
と耐刷枚数との関係を示す。明らかに、残存率が高いほ
ど耐刷力があることが、理解される。
と耐刷枚数との関係を示す。明らかに、残存率が高いほ
ど耐刷力があることが、理解される。
【００１４】
【表２】
【００１５】
【効果】本発明は、以上のようなものであり、実際に印
刷することなしに、印刷版の印刷限界枚数を判定できる
のであるから、簡便で手軽に出来る。また、官能検査と
異なり、計量値での評価であるので、正確で客観的であ
り、また得られる情報が豊富である。
刷することなしに、印刷版の印刷限界枚数を判定できる
のであるから、簡便で手軽に出来る。また、官能検査と
異なり、計量値での評価であるので、正確で客観的であ
り、また得られる情報が豊富である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】超音波洗浄装置を用いて、所定時間、印刷
版を液体中に浸して超音波振動を与え、印刷版の質量の
減少量に印刷版の印刷限界枚数を対応させることによ
り、印刷版の印刷限界枚数を判定することを特徴とする
印刷版評価方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16046491A JPH058574A (ja) | 1991-07-01 | 1991-07-01 | 印刷版評価方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16046491A JPH058574A (ja) | 1991-07-01 | 1991-07-01 | 印刷版評価方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH058574A true JPH058574A (ja) | 1993-01-19 |
Family
ID=15715512
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16046491A Pending JPH058574A (ja) | 1991-07-01 | 1991-07-01 | 印刷版評価方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH058574A (ja) |
-
1991
- 1991-07-01 JP JP16046491A patent/JPH058574A/ja active Pending
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