JPH0585573A - 粘着式クツシヨンシ−ト並びにその使用方法 - Google Patents

粘着式クツシヨンシ−ト並びにその使用方法

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JPH0585573A
JPH0585573A JP3270167A JP27016791A JPH0585573A JP H0585573 A JPH0585573 A JP H0585573A JP 3270167 A JP3270167 A JP 3270167A JP 27016791 A JP27016791 A JP 27016791A JP H0585573 A JPH0585573 A JP H0585573A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
metal foil
foam
foam sheet
adhesive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3270167A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Kameda
進 亀田
Masanori Sano
正典 佐野
Kazuo Suenaga
和夫 末永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
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Publication date
Application filed by Nitto Denko Corp filed Critical Nitto Denko Corp
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Publication of JPH0585573A publication Critical patent/JPH0585573A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】厚いクッションシ−トを、切り込み加工等のや
っかいな加工を必要とせずに、被保護面に粘着剤により
安定に貼着し得るクッションシ−ト並びにそのクッショ
ンシ−トの使用方法を提供する。 【構成】クッションシ−トは発泡体シ−ト1と金属箔2
との積層体であり、金属箔2の厚みが発泡体シ−ト1の
10分の1以下であり、片面に粘着層3を有することを
特徴とし、クッションシ−トの使用方法は前記の粘着式
クッションシ−トを、発泡体シ−トを弾性限度以内で、
金属箔を弾性限度以上でそれぞれ歪ませて被着面に粘着
させることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は被保護面に貼着して使用
するクッションシ−ト並びにその使用方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】衝突荷重から物品を保護するためにその
物品の表面に発泡ウレタンシ−ト等のクッションシ−ト
を粘着剤により貼着することがあり、衝突荷重に対し応
力集中を生じるコ−ナに貼着することが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この場合、衝突荷重が
大であるとクッションシ−トの厚さを厚くする必要があ
り、例えば、10〜20mmもの厚手のクッションシ−
トを使用することがあるが、かかる厚手のクッションシ
−トをコ−ナに粘着剤により貼着すると、クッションシ
−トの弾性曲げ反力に基づき貼着界面に剥離力(貼着界
面に垂直方向の引っ張り力)が作用し、その界面に剥離
が生じ易い。
【0004】かかる不具合を排除するために、クッショ
ンシ−トの裏面側に切り込みを入れ、クッションシ−ト
の曲げ剛性(EI)を小にすることが知られているが、
切り込み加工がやっかいである。
【0005】本発明の目的は、厚いクッションシ−ト
を、切り込み加工等のやっかいな加工を必要とせずに、
被保護面に粘着剤により安定に貼着し得るクッションシ
−ト並びにそのクッションシ−トの使用方法を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のクッションシ−
トは発泡体シ−トと金属箔との積層体であり、金属箔の
厚みが発泡体シ−トの10分の1以下であり、片面に粘
着層を有することを特徴とする構成であり、本発明のク
ッションシ−トの使用方法は前記の粘着式クッションシ
−トを、発泡体シ−トを弾性限度以内で、金属箔を弾性
限度以上でそれぞれ歪ませて被着面に粘着させることを
特徴とする構成である。
【0007】
【作用】金属箔の厚みが発泡体シ−トの10分の1以下
であって発泡体シ−トの占める割合を充分に大きくして
あるから、衝突荷重に対しクッションシ−トにクッショ
ン作用を充分に営まし得る。
【0008】また、被保護面に金属箔の曲げ歪みを弾性
限度以上にして貼着しており、金属箔の弾性率が発泡体
シ−トの弾性率よりも大であって金属箔が充分な曲げ剛
性を有するために、発泡体シ−トの弾性限度内の曲げ歪
みによる応力の一部を金属箔が支え、発泡体シ−トの応
力に基づき粘着界面に作用する剥離力が小さくなる。従
って、粘着界面の剥離を軽減できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。図1は本発明のクッションシ−トの実施例を示す断
面図である。
【0010】図1において、1は発泡体シ−トであり、
例えば、発泡ポリウレタン、発泡ゴム等を使用できる。
2は発泡体シ−ト1の片面に積層した金属箔であり、ア
ルミニウム、銅、ステンレス等を使用でき、発泡体シ−
ト1の発泡成形時に当該金属箔2を発泡シ−ト1に融着
させてある。この金属箔2の厚みは発泡体シ−ト1の厚
みの10分の1以下としてある。3は発泡体シ−ト1の
他面に塗布した粘着剤、4は剥離紙である。
【0011】本発明のクッションシ−トの使用方法によ
り、上記のクッションシ−トを被保護面に貼着して使用
するには、剥離紙4を除去し、金属箔2を弾性限界以上
で曲げ変形させると共に発泡体シ−ト1を弾性限界内で
曲げ変形させてクッションシ−トを粘着剤3において被
保護面に貼着する。而して、金属箔2においては、その
弾性限度以上の曲げ変形により永久変形する。
【0012】今、上記のようにして貼着されたクッショ
ンシ−トが粘着面より解放されたとすると、発泡体シ−
ト1においては、歪みが弾性変形によるものであるため
に元の状態に復帰しようとするが、金属箔2においては
歪みが永久変形に基づくものであるためにその永久変形
状態にとどまろうとし、結局、金属箔2がその剛性によ
り発泡体シ−ト1の弾性復帰を妨げようとし、粘着面か
ら解放されたクッションシ−トの曲率半径R1は、発泡
体シ−ト1の反力モ−メント(平面状、即ち曲率半径∞
から上記曲率半径R1に弾性変形させるのに必要なモ−
メント)と金属箔2の反力モ−メント(上記永久変形の
曲率半径、即ち、貼着面の曲率半径R2から上記曲率半
径R1に弾性変形させるのに必要なモ−メント)との釣
合いより定まる。
【0013】従って、発泡体シ−ト1の曲げ剛性をE1
1、金属箔2の曲げ剛性をE22とすれば、上記粘着
面から解放されたクッションシ−トの曲率半径R1は、 R1=(E11/E22+1)R2 で与えられる。
【0014】而るに、金属の弾性率E2は発泡体(例え
ば発泡ウレタン)の弾性率E1に較べて著しく大であ
り,金属箔2の厚みが発泡体シ−ト1の厚みの10分の
1以下であってI1>I2であっても、E22>E11
でき、R1をR2に充分に近接させ得る。
【0015】本発明のクッションシ−トの使用方法によ
りクッションシ−トを被保護面に粘着剤により貼着する
場合、粘着界面に作用する剥離力は、上記曲率半径R1
のクッションシ−トを曲率半径R2の被保護面に粘着し
たときにその粘着面に作用する垂直方向引張り力に等し
いが、R1がR2に近接しているから、その垂直方向引張
り力を、平面状の曲率半径∞のクッションシ−トを曲率
半径R2の被保護面に粘着したときにその粘着面に作用
する垂直方向引張り力に較べて充分に小にできる。
【0016】本発明のクッションシ−トにおいては、上
記した通り粘着界面に作用する垂直方向引張り力、即ち
剥離力を小さくできる。また、金属箔2の厚みに対して
発泡体シ−ト1の厚みを10倍以上にしてクッションシ
−トの厚み中、発泡体シ−ト1の占める割合を大にして
いるから、クッション作用(厚みの弾性変形による衝突
力の吸収)を充分に発揮させることができる。
【0017】本発明のクッションシ−トにおいて、金属
箔2の厚みは金属箔2の材質、発泡体シ−ト1の厚み並
びに発泡体シ−ト1の材質等に応じて設定する。例え
ば、発泡体シ−ト1が厚み3mm〜15mmのウレタン
フオ−ム高発泡体で、金属箔2がアルミニウムの場合、
金属箔2の厚みを0.05mm〜0.1mmとすること
が適切であり、発泡体シ−ト1が厚み3mm〜15mm
のゴム発泡体で、金属箔2がアルミニウムの場合、金属
箔2の厚みを0.1mm〜1.0mmとすることが適切
である。
【0018】本発明のクッションシ−トは、角のある搬
送中資材、例えば、H型鋼やL型鋼に貼着したり、建物
の壁コ−ナや柱に貼着したり、または工事用ポ−ルに貼
着して使用し、用途によっては、図1において、金属箔
2の表面に危険標識を印刷することができる。
【0019】また、図2に示すように、発泡体シ−ト1
の裏面側に発泡体シ−ト1の発泡成形時に金属箔2を積
層し、この金属箔2に粘着剤3を塗布し、この粘着剤3
に剥離紙4を仮着することもでき、この場合、表面側に
印刷が可能なシ−ト5を積層し、このシ−ト5に危険標
識を印刷してもよい。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、上述した通り発泡体シ
−トが厚くその曲げ剛性が大(反発性が強い)であって
も、クッションシ−トと貼着面との間の粘着界面に作用
する剥離力を充分に小さくでき、クッションシ−トの貼
着状態を安定に維持でき、クッションシ−トの剥離を防
止できる。また、貼着に当たっては剥離紙を除去して被
貼着面に貼着するだけでよく、取扱も容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクッションシ−トの実施例を示す断面
図である。
【図2】本発明のクッションシ−トの上記とは別の実施
例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 発泡体シ−ト 2 金属箔 3 粘着剤

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発泡体シ−トと金属箔との積層体であり、
    金属箔の厚みが発泡体シ−トの10分の1以下であり、
    片面に粘着層を有することを特徴とする粘着式クッショ
    ンシ−ト。
  2. 【請求項2】請求項1記載の粘着式クッションシ−ト
    を、発泡体シ−トを弾性限度以内で、金属箔を弾性限度
    以上でそれぞれ歪ませて被着面に粘着させることを特徴
    とする粘着式クッションシ−トの使用方法。
JP3270167A 1991-09-23 1991-09-23 粘着式クツシヨンシ−ト並びにその使用方法 Pending JPH0585573A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006206820A (ja) * 2005-01-31 2006-08-10 Dainippon Ink & Chem Inc 自動車用ワイヤーハーネス固定用粘着シート及び自動車用成型部品
WO2010000701A1 (fr) * 2008-07-04 2010-01-07 Astrium Sas Dispositif de protection de structures composites contre les impacts

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JP2006206820A (ja) * 2005-01-31 2006-08-10 Dainippon Ink & Chem Inc 自動車用ワイヤーハーネス固定用粘着シート及び自動車用成型部品
WO2010000701A1 (fr) * 2008-07-04 2010-01-07 Astrium Sas Dispositif de protection de structures composites contre les impacts
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