JPH0585115U - 自動利得調整回路 - Google Patents

自動利得調整回路

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JPH0585115U
JPH0585115U JP3338592U JP3338592U JPH0585115U JP H0585115 U JPH0585115 U JP H0585115U JP 3338592 U JP3338592 U JP 3338592U JP 3338592 U JP3338592 U JP 3338592U JP H0585115 U JPH0585115 U JP H0585115U
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JP
Japan
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gain adjustment
automatic gain
adjustment circuit
sensitivity
switched
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Pending
Application number
JP3338592U
Other languages
English (en)
Inventor
武 松塚
Original Assignee
株式会社ユピテック
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Publication date
Application filed by 株式会社ユピテック filed Critical 株式会社ユピテック
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動利得調整回路に関するものである。自動
利得調整回路の感度を変えようとする場合に生じる出力
電圧のわずかな変化、および入力信号が急激に変化した
時の出力電圧の過渡応答特性の変化を抑えることができ
るようにしたものである。 【構成】 フィードバック抵抗を切り替えることによっ
て感度の切り替えを行う自動利得調整回路において、そ
の感度の切り替えと同時に、時定数決定用の抵抗も切り
替えるように構成したものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、入力電圧のいかんにかかわらず、出力電圧を一定に抑えようとす る自動利得調整回路に係り、特に、その回路の感度を変えようとする場合に生ず る出力電圧のわずかな変化、および入力信号が急変した時の出力電圧の過渡応答 特性の変化を抑えるように構成した自動利得調整回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動利得調整回路(以下ALC回路という)は、入力電圧があるレベル以上に なると、それから先は出力電圧レベルが一定となるように構成され、従来より様 々な用途に使用されている。例えば、増幅器の保護的な目的に使用する場合は、 なるべく直線増幅部分を利用して、あるレベル以上の出力が出ないように電圧を 一定にする目的で使用されている。
【0003】 また、ALC回路の感度を切り替え、入力レベルが異なってもよいように構成 したものがある。このような感度切り替えを設けた一般的なALC回路として、 図2に示すようなものがある。
【0004】 図2に示すALC回路においては、抵抗R3 ,R5 、または抵抗R4 ,R5 で 決まる利得で、図3のL1 ,L2 までは直線的に増幅されるが、それ以上の入力 に対しては、コンデンサC2 とダイオードD1 ,D2 で倍電圧整流された電圧が 抵抗R6 を通してトランジスタQに加えられる。このトランジスタQのコレクタ ・エミッタ間の抵抗と抵抗R1 とによって分圧されて、たえずトランジスタQの VBE電圧が一定、すなわち、出力電圧が一定となるように動作する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上述した図2に示すALC回路においては、スイッチSによってこの 回路の感度を変えようとすると、トランジスタQの動作点が変わるため、図3に 示すように出力電圧差が生じる。
【0006】 また、過渡応答特性は、抵抗R6 とコンデンサC3 、そしてループゲインによ って決まるが、例えば、図4に示す入力のように急変する入力信号を加えた場 合、スイッチSをa側あるいはb側へ切り替えると、図4に示す出力あるいは 出力のように、ループゲインの変化によって異なった過渡応答特性となる。
【0007】 上述した出力電圧レベル差、あるいは過渡応答特性差は、正確に出力抑圧を行 なおうとする場合、大きな問題となり、この差を無くす必要があった。
【0008】 この考案は、上述した従来のALC回路がもつ問題点を改善した新規のALC 回路を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、この考案のALC回路は、感度切り替えを行な うためのフィードバック抵抗を切り替えると同時に、時定数決定用の抵抗も切り 替えるように構成している。
【0010】
【作用】
感度切り替えを行なうスイッチによりフィードバック抵抗を切り替える。これ と同時に、時定数決定用の抵抗も切り替え、利得調整領域の出力電圧レベル差お よび過渡応答特性差を無くす。
【0011】
【実施例】
実施例について図面を参照して説明する。図1はこの考案のALC回路の実施 例を示すものである。この図1に示すALC回路においては、ALCの時定数を 決める抵抗R6 を、コンデンサC2 及びダイオードD1 ,D2 からなる整流回路 の入力側にコンデンサC2 と直列に入れる。このように抵抗R6 を入れても時定 数は、コンデンサC3 、抵抗R6 およびループゲインで決まることに変わりはな い。
【0012】 上述したように構成した図1のALC回路において、スイッチSをa側へ切り 替えると、抵抗R4 はショートされて、オペレーショナルアンプAの利得は、抵 抗R3 と抵抗R5 とによって決定され、図3に示すaの特性となり、過渡応答も ループゲインが小さいため、あまりオーバーシュートせず、図4の出力で示す 特性となる。
【0013】 一方、スイッチSをb側に切り替えると、利得は増大し、図3に示すbの特性 、および図4の出力の特性になるところであるが、抵抗R7 の働きによって、 利得調整領域の出力電圧レベル差および過渡応答特性差を無くすことができる。
【0014】 この図1に示すALC回路の制御作用は、トランジスタQのVBE電圧(0.6 〜0.7V)が一定となるように動作するから、抵抗R6 の値を小さくすると、 その電圧降下の減少分だけ出力電圧を下げることができる。
【0015】 すなわち、スイッチSをb側へ切り替えると、抵抗R7 は抵抗R6 に対し並列 に入るため、ここでの損失が小さくなり、出力電圧が下がる。したがって、抵抗 R7 を適当な値に設定することにより、スイッチSをa側へ切り替えた時との出 力電圧レベル差を無くすことができる。また、その分、フィードバック時定数も 小さくなるから、オーバーダンピングも小さくなり、あまりオーバーシュートせ ず、図4に示す出力の特性に近づけることができ、過渡応答特性差をほとんど 無くすことができる。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案のALC回路によれば、感度の切り替えと同時 に時定数決定用の抵抗も切り替えるように構成したから、感度を切り替えること によって生じる出力電圧レベル差および過渡応答特性差をほとんど無くすことが できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の自動利得調整回路の1実施例を示す
回路図である。
【図2】従来の自動利得調整回路を示す回路図である。
【図3】感度切り替えスイッチを切り替えた時の入力電
圧対出力電圧特性を示す特性図である。
【図4】自動利得調整回路の入力信号特性および出力信
号特性を示す特性図である。
【符号の説明】
Sは感度切り替えスイッチである。R1 〜R7 は抵抗で
ある。C1 〜C4 はコンデンサである。Aはオペレショ
ナルアンプである。Qはトランジスタである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィードバック抵抗を切り替えることに
    よって感度の切り替えを行う自動利得調整回路におい
    て、前記感度の切り替えと同時に時定数決定用の抵抗も
    切り替え、利得調整領域の出力電圧レベル差および過渡
    応答特性差を無くすように構成したことを特徴とする自
    動利得調整回路。
JP3338592U 1992-04-22 1992-04-22 自動利得調整回路 Pending JPH0585115U (ja)

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JP3338592U JPH0585115U (ja) 1992-04-22 1992-04-22 自動利得調整回路

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JPH0585115U true JPH0585115U (ja) 1993-11-16

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JP3338592U Pending JPH0585115U (ja) 1992-04-22 1992-04-22 自動利得調整回路

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