JPH0584736U - ブレードの目地材掻落し装置 - Google Patents

ブレードの目地材掻落し装置

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JPH0584736U
JPH0584736U JP3752692U JP3752692U JPH0584736U JP H0584736 U JPH0584736 U JP H0584736U JP 3752692 U JP3752692 U JP 3752692U JP 3752692 U JP3752692 U JP 3752692U JP H0584736 U JPH0584736 U JP H0584736U
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JP
Japan
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blade
scraping
joint material
tile
panel
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Pending
Application number
JP3752692U
Other languages
English (en)
Inventor
伊東 早川
Original Assignee
株式会社イナックス
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 タイルパネル表面の余剰目地材をブレードで
確実に除去することができ、しかもブレードに付着した
目地材をも自動的に掻き落とすことのできる装置を提供
する。 【構成】 タイルパネル2の進行方向と直交する方向に
進退自在なブレード板8を、水平移動自在で且つ昇降自
在に装置本体1に取り付けると共に、該ブレード板8の
掻取面に当接し、しかも装置本体に対して固定された掻
落し板13を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、パネル基板上へ塗布された目地材の余剰分を除去するブレードと、 該ブレードに付着した目地材を掻落す装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、珪酸カルシウム板やALC(軽量コンクリート)基板等をパネル基板 とし、該パネル基板上に所定間隔ごとにタイルを配列貼着し、タイルパネルを形 成したものは周知である。このようなタイルパネルは、壁面へボルト等で取り付 けることにより、該タイルパネル自体がそのままタイル壁面を構成するものであ る。そのため、建築工事において建物躯体壁面を構築した後、タイルをモルタル 等の接着剤で接着施工するという湿式工法に比較して極めて簡単に行え、しかも 壁面自体の軽量化が可能であるので、最近の高層ビル等は殆どがこのタイルパネ ルによる乾式工法を行っている。
【0003】 而して、従来のタイルパネルの製造は、先ず、所定の大きさのパネル基板を準 備し、該パネル基板にモルタル等の接着剤を所定厚みだけ均一に塗布している。 一方、所定間隔ごとに仕切られた枠体内にタイルを配列して準備し、これらのタ イルを吸着ボックスの下面に配設した吸盤で吸着し、前記パネル基板のモルタル 塗布面へ移載している。次に、前記吸着ボックスを下降動作させて各タイルを、 パネル基板のモルタル塗布面へ圧着している。然る後は、各タイル間の目地間隔 を微調整し、乾燥・養生させて接着剤を硬化させ、最後に目地材を充填して製品 としてのタイルパネルを得るようにしている。 目地材の充填は、タイルパネルの表面へ大量に流し込んだモルタル等の目地材 を回転羽根を用いてタイルどうしの間の目地間隙へ押し込むか又は作業員が手作 業により鏝を用いて行っている。 そして、目地込みが完了した後は、タイルパネル表面の余剰の目地材をエンド レスのスポンジ製ベルト等で掻き取り、タイル表面を清掃仕上げしていた。スポ ンジ製のベルトは、タイルパネルの搬送方向に対して斜めに配設され、そのベル ト側面で拭き取るものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、前記従来の目地材の掻取装置にあっては、エンドベルトがタイルパ ネルの両端側へ跨がって架設され、駆動されているので、その中間部において垂 れ下がり、タイルパネルの全幅に亘る表面の余剰目地材を確実に除去することが 困難であった。そのため、更に仕上げの拭き取り作業を行う必要があり、極めて 面倒であるという欠点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は従来の前記課題に鑑みてこれを改良除去したものであって、タイルパ ネル表面の余剰目地材をブレードで確実に除去することができ、しかもブレード に付着した目地材をも除去することのできる掻落し装置を提供せんとするもので ある。 而して、前記課題を解決するために本考案が採用した手段は、パネル上に貼着 されたタイルどうしの間へ目地材を充填するためにタイルパネルの上面へ流し込 まれた目地材の余剰分を除去するための水平移動自在で且つ昇降自在なブレード と、該ブレードの掻取面に接合すると共に、装置本体側へ固定された掻落し板と で構成したことを特徴とするブレードの目地材掻落し装置である。
【0006】
【作用】
本考案の装置は、タイルパネルの表面に流し込まれた目地材の余剰分を、ブレ ードで掻き取りながら確実に除去するようにしている。そして、タイルパネルの 一回の掻取動作の終了後に、二回目の掻取動作に対してブレードを上昇待機させ る場合に、該ブレードの掻取面に当接する掻落し板によって自動的にブレードに 付着した目地材を掻き落とすようにしている。従って、ブレード板を清掃するこ となく、すぐに次の掻取動作を行うことが可能である。
【0007】
【実施例】
以下に、本考案の装置を目地材の掻取装置へ組み込んだ場合の実施例に基づい て図面を参照して説明すると次の通りである。
【0008】 図1は本考案に係る目地材の掻取装置の一実施例を示す概略側面図である。同 図に示すように、この実施例の掻取装置1は、タイルパネル2の搬送方向に対し て直交する方向(図1の左右方向)へ移動自在な門型のフレーム本体3を有して いる。タイルパネル2の搬送方向は、図1では紙面に対して垂直な方向である。 タイルパネル2は、珪酸カルシウム板や軽量コンクリート板等のパネル基板4に モルタル等の接着剤5を介してタイル6が所定の目地間隙7を以て多数配列され 、貼着されている。
【0009】 フレーム本体3には、硬めのスポンジ等で成形されたブレード8と、合成ゴム 等で成形された回転円盤9とが掻取方向に前後して取り付けられている。この場 合、ブレード8の方が掻取方向の前方側に位置している。而して、前記ブレード 8は、その上端側がフレーム本体3の水平状取付板10に昇降シリンダ11を介 して取り付けられている。また前記取付板10には、前記ブレード8に付着した 目地材12を掻き落とすための掻落し板13が取り付けられている。
【0010】 一方、回転円盤9は、その回転軸14及びモータ15が昇降板16に取り付け られている。そして、この昇降板16は、フレーム本体3の水平状の取付板17 にガイドバー18,19及び昇降シリンダ20を介して取り付けられている。
【0011】 次に、上述の如く構成された掻取装置1の動作態様を説明する。前工程におい て、タイルパネル2の表面には、その全体に目地材12が所定厚みで塗布され、 タイル6どうしの間の目地間隙7へ目地材12が充填されている。この状態でタ イルパネル2は、掻取装置1のところへ搬入されて来る。掻取装置1は、フレー ム本体3がタイルパネル2の一端側から他端側へ向けて例えば図1の右側から左 側へ向けて前進する。 この前進時にあって、昇降シリンダ11は突出動作をしており、ブレード8を タイル6の表面へ所定の押圧力で当接するようになっている。また回転円盤9に あっては、モータ15の駆動により回転軸14を介して回転を始めると共に、昇 降シリンダ20の突出動作により前進方向側の端縁部が所定の押圧力でタイル表 面へ当接するようになっている。
【0012】 従って、フレーム本体3が図1に示すタイルパネル2の右側から左側へ向けて 前進すると、先ずスポンジ製のブレード8がタイル6の表面に塗布された余剰目 地材12を掻き取るようになる。このブレード8はタイル6との間に隙間を形成 することがなく、また従来のベルト方式のように撓みが発生する等の問題は皆無 であるので、優れた掻き取り効果を得ることが可能である。
【0013】 ところが、このブレード8の掻き取りだけでは、タイル6どうしの間の目地間 隙7に充填されていた掻取後の目地材12がブレード8の進行方向側に押し寄せ られるようになり、進行方向と反対側に空隙21を発生させたり、充填密度に差 を生じさせ、目地割れや目地脱落の原因になるという問題がある。 このことを考慮し、本実施例の掻取装置1にあっては、後続の回転円盤9が掻 取後の目地材12を回転運動により均しながら前進し、その充填密度を目地間隙 7の全体に亘って均一化するようにしている。
【0014】 目地材12の掻き取りが、タイルパネル2の横幅全体を完了した後は、昇降シ リンダ11が退入動作をし、ブレード8を上昇させるようになる。このブレード 8は上昇するときに、その掻取面側が掻落し板13と当接し、これによって付着 した目地材12が掻き落とされるようになる。そのため、ブレード8の清掃をす ることなく、直ぐに次の掻取動作へ移行することが可能である。一方、回転円盤 9側では昇降シリンダ20が退入動作をし、回転円盤9を上昇させて次の掻取動 作に対して待機するようになる。 このようにして一回の掻取動作が完了すると、フレーム本体3は後退動作をし 、最初の位置へ復帰する。そして、タイルパネル2が所定寸法前進し、次の掻取 動作が行われる。
【0015】 ところで、本考案は上述した実施例に限定されるものではなく、例えばブレー ド8の昇降機構及び掻落し板の取付構造等は適宜の変更が可能である。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように本考案にあっては、タイルパネル表面の余剰目地材をブレ ードで均一な押圧力で押圧しながら掻き取ることができるので、確実な掻取が可 能である。またブレードの上昇復帰動作に連動させて、該ブレードに当接する掻 落し板で自動的にブレードに付着した目地材を掻き落とすことが可能であり、ブ レードを一々清掃する必要がなく、全体を自動化することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の目地材の掻取装置の一例を示す概略側
面図である。
【符号の説明】
1…目地材の掻取装置 2…タイルパネル 3…フレーム本体 4…パネル基板 6…タイル 7…目地間隙 8…スポンジ等のブレード 12…目地材 13…掻落し板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネル上に貼着されたタイルどうしの間
    へ目地材を充填するためにタイルパネルの上面へ流し込
    まれた目地材の余剰分を除去するための水平移動自在で
    且つ昇降自在なブレードと、該ブレードの掻取面に接合
    すると共に、装置本体側へ固定された掻落し板とで構成
    したことを特徴とするブレードの目地材掻落し装置。
JP3752692U 1992-04-17 1992-04-17 ブレードの目地材掻落し装置 Pending JPH0584736U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3752692U JPH0584736U (ja) 1992-04-17 1992-04-17 ブレードの目地材掻落し装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3752692U JPH0584736U (ja) 1992-04-17 1992-04-17 ブレードの目地材掻落し装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0584736U true JPH0584736U (ja) 1993-11-16

Family

ID=12499989

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JP3752692U Pending JPH0584736U (ja) 1992-04-17 1992-04-17 ブレードの目地材掻落し装置

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