JPH058472Y2 - - Google Patents

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JPH058472Y2
JPH058472Y2 JP7037086U JP7037086U JPH058472Y2 JP H058472 Y2 JPH058472 Y2 JP H058472Y2 JP 7037086 U JP7037086 U JP 7037086U JP 7037086 U JP7037086 U JP 7037086U JP H058472 Y2 JPH058472 Y2 JP H058472Y2
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vacuum
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vacuum tank
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は真空ホツトプレスに関するものであ
る。
〔従来の技術〕
第6図は従来の真空、あるいは雰囲気ホツトプ
レス装置(以下、真空ホツトプレスという)の概
略構成図である。
1は加熱、加圧されて焼結される試料であり、
成形型2の中に装入せられ、下パンチ棒3と上パ
ンチ棒4により軸心方向に加圧される。すなわ
ち、従来の真空ホツトプレスは下パンチ棒3がパ
ンチ受台5を介して下部フレーム13に設けられ
た加圧シリンダ6のシリンダロツド7と連結して
おり、また、上パンチ棒4が上部パンチ受8を介
して上部ロツド9と上部ロツド受10に連結され
てプレス装置の上部フレーム11につながり、上
部フレーム11がプレス支柱12によりプレス装
置の下部フレーム13に固着されている。よつ
て、加圧シリンダ6により試料1を加圧(圧縮)
したときに生ずる加圧力の反力である引張り力を
上下部フレーム11,13と支柱12により支え
るようになしている。
ところで、成形型の加熱法には抵抗加熱方式と
誘導加熱方式あるいは直接通電方式等いろいろあ
るが、第6図は誘導加熱方式を示している。
誘導加熱方式の場合、成形型は金属あるいは黒
鉛等導電性の高温耐熱材料で製作され、パンチ棒
も、それに準じた材料で作られるのが一般的であ
る。成形型はその周囲を断熱材14,14,14
で囲われて断熱保温される。側部断熱材14の外
側には耐熱絶縁円筒15が設置せられ、誘導コイ
ル16の絶縁性を高めている。
これらの試料、成形型、パンチ棒、断熱材、誘
導コイル等はタンク本体17とタンク上蓋18に
より構成されるタンク(以下真空タンク)内に収
納され、図示していないが真空タンクに取り付け
られた排気口より真空ポンプに接続され、真空タ
ンク内を真空あるいは不活性ガス等試料の焼結に
適した雰囲気に制御されるものである。真空タン
クのシリンダロツド7及び上部ロツド9の貫通部
にはそれぞれ下部真空シール19及び上部真空シ
ール20によりシールされ、外部雰囲気の真空タ
ンク内への混入を防いでいる。シリンダロツド7
及び上部ロツド9は真空シールされて上、下に移
動し得るものである。
誘導コイル16への誘導加熱電力の供給は、真
空タンクを貫通した端子21より行われ、この端
子部も十分に真空シールされている。
成形型の温度測定は熱電対、あるいは光温度計
等により行われる。第6図は光温度計により測温
する場合の構造を示しており、誘導コイルと断熱
材、耐火絶縁円筒を貫通した中空の測温パイプ2
2によりその端部に真空シールを施して設けられ
たガラス23を介して真空タンク外部より成形型
側面を覗き、測温するものである。
タンク上蓋18はクランプ機構24により、タ
ンク本体17に固定され、図示していないが、蓋
のフランジ部に嵌入されたパツキンにより気密性
を保つが、試料を取り出し、または装入するとき
の蓋の開閉は次のようにして行うのが一般的であ
る。
加圧シリンダ6が加圧しない状態、すなわち、
シリンダロツド7が下つている状態では上パンチ
棒4と上部パンチ受8は接触せず、その間に〓間
が生じている状態となり、従つて上部ロツド9と
上部ロツド受10の間も上部ロツド9がその耳の
部分9aが、タンク上蓋18のフランジ部25に
当たるまで降下するために〓間を生じることにな
る。ここで上部ロツド受10は、図には示してい
ないが支え機構により上部フレーム11の下面1
1′に止められ、かつ上部フレーム下面11′に沿
つて水平移動が可能な構造になつている。上部ロ
ツド受10を水平移動し、上部ロツド9の上部に
空間ができた状態で、タンク上蓋のクランプ機構
24を外し、タンク上蓋の中心軸の位置を、タン
ク上蓋に取り付けられ、かつタンク外に設けた回
転軸26を中心に旋回させることにより、タンク
上蓋18をタンク本体17の上部より移動させ、
真空タンクを開口させる。この状態で上部断熱材
14を取り外し加圧シリンダロツドを上昇させる
ことにより、成形型をタンク上部に持ち上げ、こ
の位置において成形型と試料、上、下パンチ棒の
組み合わせた状態で装置外への取り出しと装置内
への設置を行うものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
このように従来の真空ホツトプレスは、上、下
部フレームと支柱及び加圧シリンダより成るプレ
ス装置と、プレスシリンダ及びロツドを貫通させ
た真空タンクとその中に設けられた加熱装置とに
より構成されたものであり、試料の加圧(圧縮)
時生ずる加圧力の反力である引張り力を上、下部
フレームと支柱により支えるようになしているた
め、装置が大型になり、設置面積が大となる等の
問題点がある。
本考案は上記事情に鑑みて考案されたものであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は軸心方向の一端あるいは両端に蓋を有
する真空タンクの胴、蓋及び蓋のクランプ機構の
機械的強度を大にするとともに、上記真空タンク
の一方あるいは両方の蓋に軸心方向に加圧力を与
える加圧機構を直接取り付けたことを特徴とす
る。
〔実施例〕
以下本考案真空ホツトプレスの実施例を図面に
もとづいて説明する。
第1図は本考案に係る真空ホツトプレスの概略
構成図である。
試料1は成形型2内に装入せられ、下パンチ棒
3と上パンチ棒4を介して上部ロツド9により固
定され、シリンダロツド7により押上力により加
圧される。そして図示のものは、従来例と同じく
誘導加熱方式により加熱されるようになしたがこ
れに限定されるものではない。
上記成形型を装填する真空タンクは図示の如き
機台上部または床面(図示省略)上に設置され、
タンク本体17のタンク上蓋18には、例えば補
強板18′等を取り付けるか、鏡板の厚みを大に
することにより、その機械的強度を大にする。ま
た、タンク本体17の胴部17aについてもフラ
ンジを設けてその板厚を厚くするか、機台または
床面上よりタンク本体の上部フランジ間に胴部外
周に沿つて上下方向に突設した補強板(図示省
略)等により機械的強度を高めるものである。さ
らに、タンク本体17とタンク上蓋18の締付に
ついても後述の一例の如く加圧シリンダの加圧力
により生ずる反力である引張り力に耐える強度を
もたせることにより、真空タンク外部に上下フレ
ームを設けることなく、真空タンクの軸心上の一
端(第1図ではタンク本体17の下部)に直接取
り付けた加圧シリンダ6により加圧することによ
り生ずる反力に抗することができる構造とする。
なお図中従来例と同一符号は同様の作用をなす
ものである。
加圧機構については加圧シリンダだけではな
く、電動式ネジ機構等を採用することもできる
し、また加圧シリンダはタンク本体の下部だけで
はなく上蓋にも取り付けることができる。
タンク本体と上蓋の締付については、いろいろ
あるが第1図に示すものは簡単な操作で開閉がで
きるいわゆるクラツチ・ドア方式である。次に第
2〜5図に基づきクラツチドア方式の機構を説明
する。
第2図はタンク上蓋18のフランジ部の構造説
明図で、aは一部断面図、bは平面図、第3図は
タンク本体17のフランジ構造の説明図で、aは
一部断面図、bは平面図、第4図はクラツチリン
グの構造を説明するためのリングの一部を切断し
た斜視図、第5図は締付状態を示す説明図であ
る。
クラツチリング27は、その断面形状がコの字
形をしておりコの字の三辺を形成する部材の中へ
タンク上蓋とタンク本体の胴部のフランジをはさ
み込んで、閉止するものであるが、タンク上蓋を
クラツチリングの中から取り外し、また装入する
ことができるように、クラツチリングの片側(第
4図では上面)に均等間隔に切り欠き部28を設
け、タンク上蓋18のフランジには、この切り欠
き部28を通過してクラツチリングの内外に移動
することのできる上蓋フランジ耳部30がある。
タンク本体の胴部のフランジにもクラツチリング
にはめ込むための突起部を設けるが、機能的には
突起部が必要ではないので、実施例では一様な外
径を有するタンク本体胴部フランジ耳部31を一
体に設けている(第3図)。上記クラツチリング
は駆動機構(図示省略)によりタンク本体胴部フ
ランジの周方向に回転移動するようになす。クラ
ツチリングが周方向に、回転することにより、そ
の切り欠き部28とタンク上蓋のフランジ耳部3
0の位置が一致したところで、タンク上蓋をタン
ク軸心方向に上、下に移動することにより、タン
ク本体より着脱することができる。図中32はタ
ンク上蓋フランジ部に嵌入せられたパツキンであ
りタンク上蓋閉時の気密を保つものである。
上記実施例の真空ホツトプレスは、タンク本体
の上部に上蓋を設け、かつタンク本体の下部に加
圧機構を設けたが、これに限定されることなく、
蓋はタンク本体の軸心方向の一端あるいは両端に
設け、また加圧機構も真空タンクの一方あるいは
両方の蓋に直接取り付けることができるものであ
る。さらに、実施例の真空ホツトプレスは粉体の
焼結のほか、試料を真空加圧下で加熱するものに
適用できる。
〔考案の効果〕
本考案によるときは、真空、雰囲気タンクの中
心軸方向の機械的引張り強度を高め、かつそのタ
ンクの中心軸上の一端あるいは両端に直接加圧機
構を取り付けることにより、構造が簡単で設置ス
ペースも小さく取り扱いの容易な真空ホツトプレ
スを提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る真空ホツトプレスの概略
構成図、第2図はタンク上蓋を示し、aは一部断
面図、bは平面図、第3図はタンク本体の要部を
示し、aは一部断面図、bは平面図、第4図はク
ラツチリングの一部切断斜視図、第5図は締付状
態を示す説明図、第6図は従来の真空ホツトプレ
スの概略構成図である。 1は試料、2は成形型、3は下パンチ棒、4は
上パンチ棒、5はパンチ受台、6は加圧シリン
ダ、7はシリンダロツド、8は上部パンチ受、9
は上部ロツド、9aは上部ロツドの耳部分、10
は上部ロツド受、11は上部フレーム、12はプ
レス支柱、13は下部フレーム、14は断熱材、
15は耐熱絶縁円筒、16は誘導コイル、17は
タンク本体、17aはタンク本体の胴部、18は
タンク上蓋、18′は補強板、19は下部真空シ
ール、20は上部真空シール、21は端子、22
は測温パイプ、23はガラス、24はクランプ機
構、25はフランジ部、26は回転軸、27はク
ラツチリング、28は切欠部、29は耳部、30
は上蓋フランジの耳部、31はタンク本体胴部フ
ランジの耳部、32はパツキンである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軸心方向の一端あるいは両端に蓋を有する真空
    タンクの胴、蓋及び蓋のクランプ機構の機械的強
    度を大にするために、真空タンクの内圧及び軸方
    向に加圧力を加えることに生ずる応力に耐えるよ
    う真空タンクの胴部の外周に沿つて上下方向に補
    強板を突設し、上蓋にはその内面に補強板を配設
    し、上記真空タンクの一方あるいは両方の蓋に軸
    心方向に加圧力を与える加圧機構を直接取り付け
    たことを特徴とする真空ホツトプレス。
JP7037086U 1986-05-09 1986-05-09 Expired - Lifetime JPH058472Y2 (ja)

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JP7037086U JPH058472Y2 (ja) 1986-05-09 1986-05-09

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JP7037086U JPH058472Y2 (ja) 1986-05-09 1986-05-09

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JPS62181892U JPS62181892U (ja) 1987-11-18
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