JPH058437U - 液面計 - Google Patents

液面計

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JPH058437U
JPH058437U JP6271791U JP6271791U JPH058437U JP H058437 U JPH058437 U JP H058437U JP 6271791 U JP6271791 U JP 6271791U JP 6271791 U JP6271791 U JP 6271791U JP H058437 U JPH058437 U JP H058437U
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liquid
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栄佐二 金子
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栄佐二 金子
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 液体の量を監視するための液面計に関し、通
路のコーティングを行わずに、液体からの腐食作用を防
止できる液面計を実現することを目的とする。 【構成】 透明性を帯びる程度に薄くした耐腐食性を有
する液体通過用のパイプを液体の通路用として設け、こ
れを保持部材と透明部材とにより窓空間における空隙が
生じないように保持するように構成し、液体からの腐食
作用を確実に防ぐことができると共にスプレイ作業によ
るコーティングを不要にすることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は液面計に関し、特に液体の量を監視するための液面計に関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
図1は、従来から用いられている液面計の平面図を示しており、この液面計は 、図示のように鉄等で出来た保持部材としてのカバー部材1に窓2が設けてある ものをこの例では3つ連なって配置させたものであり、窓2に設けられているガ ラス部材3を介して、フランジ部を有する結合部4において結合される外部の例 えば液体タンク等の液体量を目視できるようにするものである。
【0003】 このような液面計を図1において線−で切断した断面図が図4に示されて おり、同じく図1の線−で切断したときの断面図が図5に示されている。尚 、これらのいずれの図においても窓2が細長いものであるため、一部省略して示 している。
【0004】 まず、図4において、窓2を有するカバー部材1は上下に2つ設けられており 、ボルト・ナット5によって互いに締結されている。この上下のカバー部材1の 間には、各カバー部材1に連通しているやはり保持部材としての鉄製のチャンバ ー6が配置されており、これらのカバー部材1とチャンバー6とで図示のように ガラス部材3を嵌め込んで保持している。尚、9はカバー部材1とガラス部材 との間に設けられたガラス部材保護用のソフトパッキンであり、10はチャンバ ー6とガラス部材3との間に設けられたガラス部材保護用のガスケットである。
【0005】 これにより、ガラス部材3とチャンバー6とで図示のような通路7が形成され 、この通路7を、結合部4における開孔部8からの液体が通るようになっている 。尚、この通路7はガラス部材3に接触する部分だけ図5に示すように凹んでお り、この凹部11まで液体が入り込んで液面を示すこととなる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
このように従来の液面計においては、チャンバー6が鉄等で出来ているため、 通路7を流れる液体の酸性及び高温により腐食作用を受けてしまう。そこで、従 来より、この通路7の内部を結合部4の両側からスプレイ等によってテフロン材 等の耐腐食性を有し約0.3mm のコーティング12(図4参照)を設けていた。
【0007】 このような0.3mm の厚さのコーティング12を得るには、5〜6回に渡るスプ レイ作業を必要とすると共に、この通路7が細く長いため、コーティングが完璧 には行えず、ピンホールが生じてしまうという問題があった。
【0008】 また、コーティングを行うと、必要のない部分にまで及んでしまい、これによ っても不測のピンホールが生じてしまうという問題もあった。
【0009】 従って、本考案は、通路のコーティングを行わずに、液体からの腐食作用を防 止できる液面計を実現することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本考案に係る液面計では、薄くしたときに透明性 を有し且つ耐腐食性を有する液体通過用パイプと、該パイプ内の液体が該パイプ を透して見えるように窓を設けた保持部材と、該保持部材によって保持されると 共に該窓の空間において該パイプとの空隙が生じないように該パイプに接触した 透明部材とを備えている。
【0011】
【作用】
本考案では、コーティングを行う代わりに、最初からそのコーティング材と同 様の通過液体に対する耐腐食性材料のパイプを用意しておく。しかも、このパイ プは、中を通る液体の液面が目視できるような透明性を有する厚さで作られたも のである。
【0012】 このようなパイプの回りを透明部材と保持部材とで保持し、この透明部材を透 して窓からパイプ中の液面を目視することができる。
【0013】 この場合、パイプの強度を補強するため、透明部材は窓の空間において該パイ プとの空隙が生じないようにして、パイプが受ける液体圧を支えるように配置さ れている。
【0014】 このようにして、通路の内側をスプレイすること無く、完璧にスプレイしたの と同等の耐腐食液面計が実現できる。
【0015】
【実施例】
本考案に係る液面計の平面図は図1と同じであり、その線−によって切断 した本考案の実施例による断面図が図2に示されており、同じく線−によっ て切断した本考案の実施例による断面図が図3に示されている。
【0016】 まず、図2に示した断面図を図4に示した従来の断面図から分かるように、本 考案では、厚さ0.3 〜0.4mm のテフロン重合体(四フッ化エチレン又は六フッ化 エチレン)の円形パイプ20を用い、この回りをチャンバー6と透明部材として のガラス部材30とにより囲んでいる。このガラス部材30は、チャンバー6と このチャンバー6及びカバー部材1により保持されたやはり透明部材としてのガ ラス部材3とによって形成される窓空間(図5の符号11の部分)を埋めること により、パイプ20内の液体圧が該窓空間においてパイプ20を破損させてしま うような事態を防ぐものである。
【0017】 これにより、液体の通路7は常にテフロンパイプ20とだけしか接触しておら ず、しかも従来と同様に窓2に設けたガラス部材3,30を介して液面を監視す ることができる。
【0018】
【考案の効果】
以上のように、本考案に係る液面計によれば、透明性を帯びる程度に薄くした 耐腐食性材料のパイプを液体の通路用として設け、これを保持部材と透明部材と により窓空間における空隙が生じないように保持するように構成したので、液体 からの腐食作用を確実に防ぐことができると共にスプレイ作業によるコーティン グを無くすことができるので、コストの低廉化にも大きく寄与するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案及び従来例に共通な液面計を示した平面
図である。
【図2】本考案において図1の線−で切断したとき
の断面図である。
【図3】本考案において図1の線−で切断したとき
の断面図である。
【図4】従来例において図1の線−で切断したとき
の断面図である。
【図5】従来例において図1の線−で切断したとき
の断面図である。
【符号の説明】
1 カバー部材 2 窓 3,30 ガラス部材 6 チャンバー 7 通路 20 液体通過用パイプ 図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 薄くしたときに透明性を有し且つ耐腐食
    性を有する液体通過用パイプと、 該パイプ内の液体が該パイプを透して見えるように窓を
    設けた保持部材と、 該保持部材によって保持されると共に該窓の空間におい
    て該パイプとの空隙が生じないように該パイプに接触し
    た透明部材と、 を備えたことを特徴とする液面計。
JP6271791U 1991-07-12 1991-07-12 液面計 Expired - Lifetime JPH0620106Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6271791U JPH0620106Y2 (ja) 1991-07-12 1991-07-12 液面計

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JP6271791U JPH0620106Y2 (ja) 1991-07-12 1991-07-12 液面計

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JPH058437U true JPH058437U (ja) 1993-02-05
JPH0620106Y2 JPH0620106Y2 (ja) 1994-05-25

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