JPH0584334A - ゴルフクラブのヘツド製造方法 - Google Patents

ゴルフクラブのヘツド製造方法

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JPH0584334A
JPH0584334A JP3089985A JP8998591A JPH0584334A JP H0584334 A JPH0584334 A JP H0584334A JP 3089985 A JP3089985 A JP 3089985A JP 8998591 A JP8998591 A JP 8998591A JP H0584334 A JPH0584334 A JP H0584334A
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JP
Japan
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resin layer
head
synthetic resin
club head
pigment
Prior art date
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Pending
Application number
JP3089985A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Matsuura
英生 松浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kunimori Kagaku Co Ltd
Original Assignee
Kunimori Kagaku Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】少なくともコア材の外周に合成樹脂層を被覆成
形したクラフブヘッドにおいて外面の全体にメタリック
顔料が均一に分散した外観を呈したクラブヘッドを製造
することができる。フェースプレートなどに対するマス
キングさ行および塗装作業を不要にし、合成樹脂層の成
形と同時にメタリック観を有した外観のクラブヘッドを
製造することができ、クラブヘッドの製造工程を低減す
るとともに製造コストを低減することができる。 【構成】少なくとも低比重のコア材の外周に合成樹脂層
を成形する際、高反射率顔料を含有した樹脂をコア材の
外周に対して所定の厚さとなるように成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ゴルフクラブのヘッ
ド製造方法、詳しくはメタリック感を呈した外観のゴル
フクラブのヘッド製造方法に関する。
【0002】
【従来技術】所謂、ウッドと称されるゴルフクラブにあ
っては、近年、例えば炭素繊維、ボロン繊維などの強化
繊維を含有した複合樹脂あるいはポリウレタン、ABS
樹脂などにより成形されたものが知られている。
【0003】これらの合成樹脂製ヘッドにあっては、メ
タリック感を出すため、成形された合成樹脂製ヘッドの
外面に、例えばアルミニウム顔料を含有したメタリック
塗料を塗付した後、クリア塗装している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たメタリック塗料およびクリア塗料を塗装する方法にあ
っては、以下の不都合を有している。
【0005】すなわち、これらの合成樹脂製ヘッドにあ
っては、ボールが当たるフェイスプレートに、高硬度、
高反発係数の複合繊維強化樹脂板、セラミック板などを
使用しているが、メタリック塗装に先だってこれらのフ
ェースプレートを覆うようにマスキングする必要があ
る。
【0006】このマスキング作業は、フェースプレート
に対して高い位置精度で作業する必要があり、マスキン
グ作業に時間がかかるため、クラブヘッドを効率的に製
造できなかった。
【0007】また、ヘッドにメタリック塗料を塗付した
とき、塗料に対してメタリック顔料の比重が高いため、
乾燥までに塗料中のメタリック顔料が流動して色ムラ、
垂れ下がりなどの外観不良が生じて不良品になる問題を
有している。
【0008】本発明は、上記した従来の欠点を解決する
ために発明されたものであり、その目的とするところ
は、マスキングなどの工程を不要にして作業効率を高め
ることができるとともに、メタリック顔料が全体に均一
に分散した外観を有するように製造することが可能なゴ
ルフクラブのヘッド製造方法を提供することにある。
【0009】
【問題点を解決するための手段】このため本発明は、少
なくとも低比重のコア材からなるヘッドコア材の外周面
およびフェースプレートの背面と周囲を覆うように合成
樹脂層を被覆成形したゴルフクラブのヘッドにおいて、
高反射率顔料を含有した合成樹脂により合成樹脂層を成
形してヘッドを製造することを特徴としている。
【0010】
【実施例】以下、本発明方法を実施例にしたがって説明
する。
【0011】実施例1 図1はクラブヘッドの一部破断斜視図である。
【0012】図2は内蔵されるヘッドコアを示す斜視図
である。
【0013】クラブヘッド1のフレーム3は、例えばガ
ラス繊維を含有した複合強化樹脂により一体成形され、
そのヒール側にはシャフトの取り付け孔5aを有した取
り付け部5が一体形成されている。
【0014】取り付け部5にはリブ7がヒール側からト
ゥ側へ延びるように形成され、このリブ7の中央部には
フェイス側からバック側へ向う軸線を有した複数の中空
軸9が一体形成されている。
【0015】なお、各中空軸9のバック側軸端には閉鎖
板11が中空部の後端を閉鎖するように一体成形されて
いる。
【0016】一方、各中空軸9のフェイス側軸端にはフ
ェイスプレート13が中空部の前端を閉鎖するように取
り付けられている。このフェイスプレート13は、例え
ば炭素樹脂、ボロン繊維、ウィスカー繊維あるいはケブ
ラー繊維を含有した高硬度で、高い反発係数を有した複
合樹脂により形成されている。
【0017】中空軸9の外周面には低比重の発泡性コア
材15が、フェイスプレート13の背面側を含んで全体
を覆うように取り付けられている。
【0018】この発泡性コア材15は所要の粒径に発泡
したポリプロピレンとポリスチレンとの樹脂(積水化学
製、商品名:ピオセラン)からなり、フェイスプレート
13の背面側を含むフレーム9の外周面全体を覆い易い
ように、上下一対の分割体に構成されている。
【0019】上記のように構成されたヘッドコア17の
外周面には熱可塑性樹脂層19が、所定の厚さとなるよ
うに低圧射出成形されている。
【0020】熱可塑性樹脂層19は、例えばGX樹脂
(住友ノーガタック株式会社製)などのABS樹脂に、
着色顔料および、例えば射出成形用メタリックコンパウ
ンド、Tシリーズ(東洋アルミニウム株式会社製)など
のメタリック顔料を含有した樹脂により成形される。
【0021】次に、上記のように構成されたクラブヘッ
ド1の製造条件を具体的に説明する。
【0022】図3は金型におけるヘッドコアの取り付け
状態を示す断面図である。
【0023】図4は成形状態を示す断面図である。
【0024】図3に示すように、一方に金型30内に治
具31を介してヘッドコア17を取り付けた後、他方の
金型32を型締めする。この状態において、フレーム3
の底面は他方の金型32のコアに当接している。
【0025】上記状態で一対の金型30・32間の成形
空間34内にメタリック顔料を含有したABS樹脂を、
以下の条件で射出する。 基本樹脂 : ABS樹脂(住友ノーガタ
ッタ株式会社製 GX−180) メタリック顔料 : アルミニウム顔料(東洋ア
ルミニウム株式会社製メタリックコンパウンド、Tシリ
ーズ) メタリック顔料添加量: 1%wt 射出シリンダー温度 : 210℃ 金型温度 : 25℃(常温) 射出時間 : 10秒 射出圧 : 30kg/平方cm 冷却時間 : 100秒 なお、上記の射出圧は、射出シリンダー内にて供給され
た樹脂を溶融および混練するスクリューの回転にともな
って生じる圧力であり、射出シリンダー内に投入された
樹脂が溶融した後に回転が継続されるスクリューにより
射出される圧力である。
【0026】また、メタリック顔料を含有した樹脂の射
出量は、クラブヘッド1全体の重量からヘッドコア17
の重量を減じた重量の樹脂を射出する定量射出とした。
【0027】このため、スクリューの回転にともなって
射出シリンダー内の樹脂が金型30・32内に射出され
たとき、金型30・32内における射出された樹脂に対
してスクリューの回転にともなって発生する圧力が作用
することを回避している。
【0028】これにより発泡性コア材15が過度に圧縮
変形することを防止し、重量の均一化を図ることができ
る。
【0029】上記の射出条件で成形されたクラブヘッド
1は、アルミニウム顔料が全体に均一に分散した外観が
得られた。
【0030】上記のように、熱可塑性樹脂層19が被覆
成形されたクラブヘッド1のソール面に、アルミニウム
プレートあるいは真鍮プレートなどのソールプレート2
1をねじ止めした後、クラブヘッド1の外周面全体をク
リア塗装して製造される。
【0031】上記のように、アルミニウム顔料を含んだ
ABS樹脂を低圧および定量射出成形して熱可塑性樹脂
層19を成形することにより、後の塗装工程および塗装
する際のマスキング工程を不要にするとともにメタリッ
ク顔料を全体に分散させた外観を有したクラブヘッド1
に製造することができる。
【0032】実施例2 請求項3に係る発明を実施例2にしたがって説明する。
【0033】実施例2は、実施例1のヘッドコア17の
外周に、例えば炭素繊維、ボロン繊維、ウィスカー繊維
あるいはケブラー繊維およびアルミニウムなどのメタリ
ック顔料を含有したポリウレタン樹脂、フェノール樹
脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、ポリエステル樹脂、エ
ポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂の被覆合成樹脂層を以下
の成形条件で成形したものである。 基本樹脂 : ポリウレタン樹脂 強化材料 : 炭素繊維 メタリック顔料 : アルミニウム顔料(東洋アル
ミニウム株式会社製メタリックコンパウンド、Tシリー
ズ) メタリック顔料添加量: 0.5%wt 加熱温度 : 70℃ 上記の成形条件で成形された合成樹脂層にあっては、炭
素繊維の間にメタリック顔料が均一分散した外観を有し
たクラブヘッドに製造された。
【0034】上記説明は、フレーム3の外周に発泡性コ
ア材15を被覆したヘッドコア17の外周にメタリック
顔料を含有した熱可塑性樹脂層19あるいは炭素繊維を
含有した熱硬化性複合樹脂を所定の厚さで被覆成形した
が、図5に示すように、フレーム3を設けることなく、
発泡樹脂コア材51のフェイス側にフェースプレート
(図示せず)を、また発泡性コア材15の底面にソール
プレート21を仮と止めしてヘッドコア55を形成し、
このヘッドコア55の外周に、メタリック顔料を含有し
た熱可塑性樹脂あるいは必要に応じて炭素繊維などの強
化材料とメタリック顔料を含有した熱硬化性樹脂の合成
樹脂層57を所定の厚さとなるように被覆成形する方法
であってもよい。
【0035】また、上記説明は高反射率顔料としてアル
ミニウム粉などをメタリック顔料としたが、この他にパ
ール粉などの顔料、またはマイカ粉などの顔料であって
もよい。
【0036】
【発明の効果】このため本発明は、マスキングなどの工
程を不要にして作業効率を高めることができるととも
に、メタリック顔料が全体に均一に分散した外観を有す
るように製造することが可能なゴルフクラブのヘッド製
造方法を提供を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
図1はクラブヘッドの一部破断斜視図である。 図2は内蔵されるヘッドコアを示す斜視図である。 図3は金型におけるヘッドコアの取り付け状態を示す断
面図である。 図4は成形状態を示す断面図である。 図5は変更実施例を示す説明図である。 1:クラブヘッド 3:フレーム 5:取り付け部 13:フェースプレート 15:発泡性コア材 17:ヘッドコア 19:熱可塑性樹脂層 21:ソールプレート 30:金型 32:金型

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも低比重のコア材からなるヘッド
    コア材の外周面およびフェースプレートの背面と周囲を
    覆うように合成樹脂層を被覆成形したゴルフクラブのヘ
    ッドにおいて、合成樹脂層は高反射率顔料を含有した合
    成樹脂により成形したヘッド製造方法。
  2. 【請求項2】合成樹脂層は熱可塑性樹脂からなる請求項
    1のヘッドの製造方法。
  3. 【請求項3】合成樹脂層は熱硬化性樹脂からなる請求項
    1のヘッドの製造方法。
  4. 【請求項4】高反射率顔料は金属顔料からなる請求項1
    のヘッド製造方法。
  5. 【請求項5】ヘッドコア材はシャフトの取り付け部に軸
    部が一体形成されたフレームにコア材を取り付けれた請
    求項1のヘッドの製造方法。
JP3089985A 1991-03-27 1991-03-27 ゴルフクラブのヘツド製造方法 Pending JPH0584334A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002325868A (ja) * 2001-04-27 2002-11-12 Sumitomo Rubber Ind Ltd ゴルフクラブヘッド

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002325868A (ja) * 2001-04-27 2002-11-12 Sumitomo Rubber Ind Ltd ゴルフクラブヘッド

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