JPH0583945A - 遞降単巻変圧器およびこの変圧器を用いた順変換装置 - Google Patents

遞降単巻変圧器およびこの変圧器を用いた順変換装置

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JPH0583945A
JPH0583945A JP3238445A JP23844591A JPH0583945A JP H0583945 A JPH0583945 A JP H0583945A JP 3238445 A JP3238445 A JP 3238445A JP 23844591 A JP23844591 A JP 23844591A JP H0583945 A JPH0583945 A JP H0583945A
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JP
Japan
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autotransformer
voltage side
winding
side terminal
partial
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JP3238445A
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English (en)
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Seishirou Ozaki
正志朗 尾崎
Seiichi Suzuki
精一 鈴木
Masato Nakazato
正人 中里
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】直列巻線に互いに同一の巻数を持つ2個の部分
直列巻線を持つ遞降単巻変圧器を採用することで、複数
の順変換装置の持つ遞降単巻変圧器の高圧側端子に対す
る単相交流電源線の接続を互いに異ならせてしまった場
合でも、過大な横流や整流アームへの過大な逆電圧の発
生を防止する。 【構成】順変換装置を遞降単巻変圧器として、直列巻線
を互いに同一の巻数を持つ2個の部分直列巻線111,
112で構成し、この部分直列巻線111,112の一
方の端部を高圧側端子の互いに異なる端子U21,V21
接続し、それぞれの前記部分直列巻線111,112の
他方の端部を前記分路巻線102の互いに異なる端部に
接続した遞降単巻変圧器T21を用い、全波整流器として
ブリッジ形全波整流器B1 を用いるようにする。これに
より、過大な横流や整流アームへの過大な逆電圧の発生
を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遞降単巻変圧器および
それを用いた順変換装置に係わり、特に高圧側で互いに
並列に接続された複数の順変換装置を用いる場合に直流
側でのコモン線接続を可能とするよう改良した構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】図5に、従来技術による遞降単巻変圧器
およびそれを用いた順変換装置の事例をその負荷装置と
ともに図示した回路図を示す。T11は一対の高圧側端子
として端子U11およびV11と、一対の低圧側端子として
端子u11およびv11を持ち、低圧側端子u11およびv11
の間に分路巻線102が接続され、この分路巻線102
は高圧側端子U11およびV11と低圧側端子u11およびv
11とから共用されるものであり、また、高圧側端子の一
方の端子U11に一方の端部が接続され、しかも分路巻線
102に他方の端部が接続された直列巻線101とを有
する遞降単巻変圧器である。遞降単巻変圧器T11の高圧
側端子U11およびV11には、それぞれ単相交流電源線
R,Tが接続されて、すなわち、電源線Rは端子U
11に、電源線Tは端子V11に接続されて、単相交流電源
線R,Tから例えば200ボルトの単相交流電圧が印加
される。この結果分路巻線102には、従って低圧側端
子u11およびv11間には、高圧側端子U11およびV11
印加された電圧に対し、「分路巻線102の巻数」/
「直列巻線101の巻数+分路巻線102の巻数」によ
る比率に応じて遞降された電圧が生じる。本事例の場
合、直列巻線101の巻数と分路巻線102の巻数が同
数であるので、端子u11およびv11間の電圧すなわち分
路巻線102の電圧は、端子U11およびV11間の電圧2
00ボルトの2分の1の100ボルトである。また直列
巻線101の電圧は、端子U11およびV11間の電圧から
分路巻線102の電圧を差引いたものであるから、10
0ボルトである。低圧側端子u11,v11間には整流アー
ム31,32,33,34からなるブリッジ形全波整流
器B1 が接続され順変換装置が構成されて、その出力端
子P1 ,N1 間に直流電圧を供給する。この出力端子P
1 ,N1 間には、負荷装置として例えば直流電動機7が
直列にスイッチ8を備えて接続されている。
【0003】T12は遞降単巻変圧器T11と同様の構成の
遞降単巻変圧器であり、遞降単巻変圧器T11における高
圧側端子U11およびV11,低圧側端子u11およびv11
直列巻線101,および分路巻線102を、それぞれ高
圧側端子U12およびV12,低圧側端子u12およびv12
直列巻線201,および分路巻線202に置き換えたも
のである。遞降単巻変圧器T12の高圧側端子U12および
12には、遞降単巻変圧器T11と同様にそれぞれ同じ単
相交流電源線R,Tが接続される。また、遞降単巻変圧
器T12の場合も遞降単巻変圧器T11の場合と同様に、端
子u12およびv 12間の電圧すなわち分路巻線202の電
圧は100ボルトである。端子u12,v 12間には整流ア
ーム41,42,43,44からなるブリッジ形全波整
流器B2 が接続され順変換装置が構成されて、その出力
端子P2 ,N2 間に直流電圧を供給する。この出力端子
2 ,N2 間には、負荷装置として例えば直流電動機9
が直列にスイッチ10を備えて接続されている。さら
に、直流回路側のそれぞれのN側;N1 ,N2 をコモン
線11で互いに接続し、直流側回路の配線作業の簡便化
を図ったものとしている。
【0004】上記の構成によって、遞降単巻変圧器T11
およびブリッジ形全波整流器B1 による順変換装置と、
遞降単巻変圧器T12およびブリッジ形全波整流器B2
よる順変換装置ごとに、200ボルトの単相交流電源か
ら単相交流100ボルトに対応する直流電圧が得られ
て、個別に直流負荷の運転を随時行うことができ、かつ
コモン線11を介して横流が流れることはない。また、
各整流アーム31,〜34および41,〜44には単相
交流100ボルトに対応する逆電圧が加わるだけであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来技術によ
る遞降単巻変圧器およびそれを用いた順変換装置におい
ては、互いに並列に接続される複数用いる順変換装置の
各々に接続された遞降単巻変圧器の、高圧側端子U1
よびV1 に対する単相交流電源線R,Tの接続を互いに
異ならせてしまった場合には、以下に述べる問題が生じ
る。図6は、図5とは一方の遞降単巻変圧器T12の高圧
側端子のU12が単相交流電源線Tに、V12が単相交流電
源線Rにと、図5で示した場合とは逆に接続がなされた
遞降単巻変圧器を用いた順変換装置の事例をその負荷装
置とともに図示した回路図であり、前記した図5との相
違点以外は図5のものと同一のものである。以下その相
違によって生じる問題点に就いて説明する。図6におい
て、スイッチ10が投入されていてかつRの電位>T
の電位の瞬間には、電源線R→高圧側端子V12→低圧側
端子v12→整流アーム43→直流電動機9→スイッチ1
0→コモン線11→整流アーム34→低圧側端子v11
高圧側端子V11→電源線Tと、電源線R−T間の電圧2
00ボルトがそのまま直流電動機9に印加されてしまう
ので、コモン線11を介して単巻変圧器T11と単巻変圧
器T12にまたがる横流が発生する。
【0006】スイッチ8が投入されていてかつTの電
位>Rの電位の瞬間には、電源線T→高圧側端子V11
低圧側端子v11→整流アーム33→直流電動機7→スイ
ッチ8→コモン線11→整流アーム44→低圧側端子v
12→高圧側端子V12→電源線Rと、この場合も電源線R
−T間の差電圧200ボルトがそのまま直流電動機7に
印加されてしまい、コモン線11を介して単巻変圧器T
11と単巻変圧器T12にまたがる横流が発生する。スイ
ッチ10が開放されていてかつRの電位>Tの電位の瞬
間には、整流アーム44に電源線R−T間の差電圧20
0ボルトに相当する過大な逆電圧が加わる。スイッチ
8が開放されていてかつTの電位>Rの電位の瞬間に
は、整流アーム34に電源線R−T間の差電圧200ボ
ルトに相当する過大な逆電圧が加わる。,〜に例示
した如く遞降単巻変圧器の高圧側の端子U1 およびV1
に対する単相交流電源線R,Tの接続を互いに異ならせ
てしまった場合には、コモン線11を介して流れる過大
な横流によって遞降単巻変圧器,整流器おるいは負荷装
置に損傷を与え、また遞降単巻変圧器あるいは整流器に
過大な電圧を加えて損傷を与えるという問題がある。ま
たこのため、単巻変圧器には小型・軽量であるという特
長があるのであるが、上記の問題を避けるために、高圧
側端子と低圧側端子とのそれぞれに、互いに電気的に絶
縁された独立の巻線を接続した普通の変圧器を使用し
て、順変換装置を構成しなければならないこととなり、
順変換装置が大型で,かつ重くなるという問題がある。
【0007】遞降単巻変圧器を用いた順変換装置とし
て、分路巻線に中性点端子を備えた遞降単巻変圧器を採
用し、全波整流器としてセンタータップ形全波整流器を
採用したものもある。直流側のN極で互いにコモン線で
接続された複数のこうした構成の順変換装置の場合にお
いても、変換装置が持つ遞降単巻変圧器の、高圧側端子
に対する単相交流電源線の接続を互いに異ならせてしま
った場合には、前述の場合とほぼ同様の問題を生じる。
【0008】本発明は、前述の従来技術の問題点に鑑み
なされたものであり、その目的は、直列巻線に互いに同
一の巻数を持つ2個の部分直列巻線を持つ遞降単巻変圧
器を採用することで、複数の順変換装置の遞降単巻変圧
器の高圧側端子に対する単相交流電源線の接続を互いに
異ならせてしまった場合でも、過大な横流や整流アーム
への過大な逆電圧が発生することのない順変換装置を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では前述の目的
は、1)受電用の高圧側端子と、出力用の低圧側端子
と、この低圧側端子の間に接続されかつ高圧側端子と低
圧側端子とから共用される分路巻線と、高圧側端子の一
方の端子に一方の端部が接続されかつ前記分路巻線に他
方の端部が接続された直列巻線とを有する遞降単巻変圧
器において、直列巻線を互いに同一の巻数を持つ2個の
部分直列巻線で構成し、それぞれのこの部分直列巻線の
一方の端部を高圧側端子の互いに異なる端子に接続し、
それぞれの前記部分直列巻線の他方の端部を前記分路巻
線の互いに異なる端部に接続したこと、また
【0010】2)前記1項記載の手段において、分路巻
線を互いに直列結線される同一巻数の2個の部分分路巻
線で構成し、この部分分路巻線相互の接続点から中性点
端子を引き出したこと、また3)前記1項または2項記
載の遞降単巻変圧器によって単相交流電圧を遞降したう
えで、この遞降単巻変圧器の低圧側端子に全波整流器を
接続して直流に変換する順変換装置の構成としたこと、
また4)前記3項記載の手段において、遞降単巻変圧器
として前記1項記載の遞降単巻変圧器を用い、全波整流
器としてブリッジ形全波整流器を用いた構成としたこ
と、さらにまた5)前記3項記載の手段において、遞降
単巻変圧器として前記2項記載の遞降単巻変圧器を用
い、全波整流器としてセンタータップ形全波整流器を用
いた構成としたことで達成される。
【0011】
【作用】本発明においては前述の通り、それぞれの順変
換装置の遞降単巻変圧器の直列巻線を、互いに同一の巻
数を持つ2個の部分直列巻線で構成し、それぞれのこの
部分直列巻線の一方の端部を高圧側端子の互いに異なる
端子に接続し、それぞれの前記部分直列巻線の他方の端
部を分路巻線の互いに異なる端部に接続するものとし、
かつこの遞降単巻変圧器の低圧側にブリッジ形全波整流
器を接続する構成としたので、直流側のN極で互いにコ
モン線で接続された複数の順変換装置において、変換装
置が持つ遞降単巻変圧器の、高圧側端子に対する単相交
流電源線の接続を互いに異ならせてしまった場合であっ
たとしても、例えば、負荷のスイッチが投入されている
場合には、高電位側の電源線→一方の遞降単巻変圧器の
高電圧側の一方の端子→一方の遞降単巻変圧器の一方の
部分直列巻線→一方の遞降単巻変圧器の低電圧側の一方
の端子→一方のブリッジ形全波整流器の整流アーム→負
荷→コモン線→他方のブリッジ形全波整流器の整流アー
ム→他方の遞降単巻変圧器の低電圧側の一方の端子→他
方の遞降単巻変圧器の一方の部分直列巻線→他方の遞降
単巻変圧器の高電圧側の一方の端子→低電位側の電源線
と、コモン線を介して一方の遞降単巻変圧器と他方の遞
降単巻変圧器にまたがる循環回路が構成されはするが、
この循環回路中に部分直列巻線を2個所通過することに
なるので、負荷には、高電位側の電源線の電位と低電位
側の電源線の電位との差電圧すなわち電源電圧から直列
巻線で遞降される分の電圧(結局、分路巻線に生ずる電
圧=正常な電圧)が印加されることとなり、負荷に流れ
る電流は、高圧側端子に対する単相交流電源線の接続を
互いに同極性に接続された場合と同一になしえる。また
同じ理由から整流アームに過大な逆電圧が印加されるこ
ともなくなる。
【0012】また、遞降単巻変圧器の直列巻線を互いに
同一の巻数を持つ2個の部分直列巻線で構成し、それぞ
れのこの部分直列巻線の一方の端部を高圧側端子の互い
に異なる端子に接続し、それぞれの前記部分直列巻線の
他方の端部を分路巻線の互いに異なる端部に接続し、し
かも前記分路巻線を互いに直列結線される同一巻数の2
個の部分分路巻線で構成し、この部分分路巻線相互の接
続点から中性点端子を引き出すものとし、かつこの遞降
単巻変圧器の低圧側にセンタータップ形全波整流器を接
続する構成としたので、直流側のN極で互いにコモン線
で接続された複数の順変換装置において、変換装置が持
つ遞降単巻変圧器の、高圧側端子に対する単相交流電源
線の接続を互いに異ならせてしまった場合で有ったとし
ても、高電位側の電源線→一方の遞降単巻変圧器の高電
圧側の一方の端子→一方の遞降単巻変圧器の一方の部分
直列巻線→一方の遞降単巻変圧器の一方の部分分路巻線
→一方の遞降単巻変圧器の中性点端子→コモン線→他方
の遞降単巻変圧器の中性点端子→他方の遞降単巻変圧器
の一方の部分分路巻線→他方の遞降単巻変圧器の一方の
部分直列巻線→他方の遞降単巻変圧器の高電圧側の一方
の端子→低電位側の電源線と、コモン線を介して一方の
遞降単巻変圧器と他方の遞降単巻変圧器にまたがる循環
回路が構成されはするが、この循環回路中に部分直列巻
線を2個所通過することになるので、各遞降単巻変圧器
の分路巻線には、高電位側の電源線の電位と低電位側の
電源線の電位との差電圧すなわち電源電圧から直列巻線
で遞降される分の電圧(結局、分路巻線に生ずる電圧=
正常な電圧)が印加されることとなり、各遞降単巻変圧
器の分路巻線に印加される電圧は、高圧側端子に対する
単相交流電源線の接続を互いに同極性に接続された場合
と同一になしえる。
【0013】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照して詳細に
説明する。図1は本発明の一実施例による遞降単巻変圧
器およびそれを用いた順変換装置をその負荷装置ととも
に図示した回路図である。図5の従来技術による遞降単
巻変圧器およびそれを用いた順変換装置と同一部分には
同じ符号を付し、その説明を省略する。図1において、
21は、図5における直列巻線101に替えて、直列巻
線101とは巻数が2分の1であり、しかも高圧側端子
の一方の端子U21に一方の端部が接続され、しかも分路
巻線102の一方の端部に他方の端部が接続された一方
の部分直列巻線111と、前記部分直列巻線111と同
一の巻数を持ち、しかも高圧側端子の他方の端子V21
一方の端部が接続され、しかも分路巻線102の一方の
部分直列巻線111が接続されていない方の端部に他方
の端部が接続された他方の部分直列巻線112を持つよ
うにした以外は、図5の従来技術による遞降単巻変圧器
11と同じ構成の遞降単巻変圧器である。なお、低圧側
端子の記号を各々u21およびv21と定める。
【0014】また、T22は遞降単巻変圧器T21と同様の
構成の遞降単巻変圧器であり、遞降単巻変圧器T21にお
ける高圧側端子U21およびV21,低圧側端子u21および
21,一方の部分直列巻線111,他方の部分直列巻線
112,および分路巻線102を、それぞれ高圧側端子
22およびV22,低圧側端子u22およびv22,一方の部
分直列巻線211,他方の部分直列巻線212,および
分路巻線202に置き換えたものである。遞降単巻変圧
器T21の一方の部分直列巻線211,他方の部分直列巻
線212には各々同値の電圧を生じる。本事例の場合、
図5の従来技術による遞降単巻変圧器T11の場合に合わ
せた条件から、部分直列巻線111の巻数と部分直列巻
線112の巻数の和は、分路巻線102の巻数と同一で
あるとして、部分直列巻線111,部分直列巻線112
には各々50ボルトの電圧を生じる。このことは、遞降
単巻変圧器T22の場合も当てはまり、遞降単巻変圧器T
22の一方の部分直列巻線211,他方の部分直列巻線2
12には各々同一の50ボルトの電圧を生じる。上記の
構成によって、遞降単巻変圧器T21およびブリッジ形全
波整流器B1 による順変換装置と、遞降単巻変圧器T22
およびブリッジ形全波整流器B2 による順変換装置ごと
に、200ボルトの単相交流電源から単相交流100ボ
ルトに対応する直流電圧を得られて、個別に直流負荷の
運転を随時行うことが出来る。また、各整流アーム3
1,〜34および41,〜44には単相交流100ボル
トに対応する逆電圧が加わることになり、従来例による
図5の場合と同様の動作を行う。
【0015】次に、本発明の前述の構成による遞降単巻
変圧器およびそれを用いた順変換装置においての、図2
に示す如き、複数用いる順変換装置の各々に接続された
遞降単巻変圧器の、高圧側端子U2 およびV2 に対する
単相交流電源線R,Tの接続を互いに異ならせてしまっ
た場合の順変換装置の動作を説明する。図2は、図1と
は一方の遞降単巻変圧器T22の高圧側端子のU22が単相
交流電源線Tに、V22が単相交流電源線Rにと、図1で
示した場合とは逆に接続がなされた遞降単巻変圧器を用
いた順変換装置の事例をその負荷装置とともに図示した
回路図であり、前記した図1との相違点以外は図1のも
のと同一である。図2に示す場合において、スイッチ
10が投入されていてかつRの電位>Tの電位の瞬間に
は、電源線R→高圧側端子V22→部分直列巻線212→
低圧側端子v22→整流アーム43→直流電動機9→スイ
ッチ10→コモン線11→整流アーム34→低圧側端子
21→部分直列巻線112→高圧側端子V21→電源線T
と、コモン線11を介して単巻変圧器T21と単巻変圧器
22にまたがる経路は存在するが、部分直列巻線21
2,部分直列巻線112にはそれぞれ50ボルトの電圧
が生じていて2個の部分直列巻線合わせて100ボルト
の電圧を負担するので、結局負荷としての電動機9に
は、遞降単巻変圧器の、高圧側端子U2 およびV2 に対
する単相交流電源線R,Tの接続が正規の場合と同じ1
00ボルトの単相交流に対応する直流電圧が加わるのみ
となり、コモン線11を介して単巻変圧器T21と単巻変
圧器T22にまたがる横流は発生しない。
【0016】スイッチ8が投入されていてかつTの電
位>Rの電位の瞬間には、電源線T→高圧側端子V21
部分直列巻線112→低圧側端子v21→整流アーム33
→直流電動機7→スイッチ8→コモン線11→整流アー
ム44→低圧側端子v22→部分直列巻線212→高圧側
端子V22→電源線Rと、この場合もコモン線11を介し
て単巻変圧器T21と単巻変圧器T22にまたがる経路は存
在するが、と同様のことで、負荷としての電動機7に
は、遞降単巻変圧器の、高圧側の一対の端子U 2 および
2 に対する単相交流電源線R,Tの接続が正規の場合
と同じ100ボルトの単相交流に対応する直流電圧が加
わるのみとなり、コモン線11を介して単巻変圧器T21
と単巻変圧器T22にまたがる横流はこの場合も発生しな
い。スイッチ10が開放されていてかつRの電位>T
の電位の瞬間には、で述べたことと同様のことで、整
流アーム44には、遞降単巻変圧器の高圧側端子U2
よびV2 に対する単相交流電源線R,Tの接続が正規の
場合と同じ100ボルトの単相交流電圧に対応する逆電
圧が加わるのみである。スイッチ8が開放されていて
かつTの電位>Rの電位の瞬間には、で述べたことと
同様のことで、整流アーム34には正規の場合と同じ1
00ボルトの単相交流電圧に対応する逆電圧が加わるの
みである。
【0017】図3は本発明の異なる実施例による遞降単
巻変圧器およびそれを用いた順変換装置をその負荷装置
とともに図示した回路図である。図1の本発明の一実施
例による遞降単巻変圧器およびそれを用いた順変換装置
と同一部分には同じ符号を付し、その説明を省略する。
図3において、T31は、図1における分路巻線102に
替えて、分路巻線を互いに直列結線される同一巻数の2
個の部分分路巻線で構成し、しかも低圧側端子の一方の
端子u31および部分直列巻線111の端部とにその一方
の端部が接続され、しかも他方の端部を中性点端子x31
に接続された一方の部分分路巻線221と、この部分分
路巻線221と同一の巻数を持ち、しかも低圧側端子の
他方の端子v31および部分直列巻線112の端部とにそ
の一方の端部が接続され、しかも他方の端部をこれもま
た中性点端子x31に接続するようにした他方の部分分路
巻線222とを備える以外は、図1の本発明の一実施例
による遞降単巻変圧器T11と同様の構成の遞降単巻変圧
器である。なお、高圧側端子の記号を各々U31およびV
31と定める。B3 はセンタータップ形整流アーム51,
52からなるセンタータップ形全波整流器であって、低
圧側端子u31,v31および中性点端子x31側から交流電
圧を入力し、その出力端子P3 ,N3 間に直流電圧を供
給する。
【0018】また、T32は遞降単巻変圧器T31と同様の
構成の遞降単巻変圧器であり、遞降単巻変圧器T31にお
ける高圧側端子U31およびV31,低圧側端子u31および
31,中性点端子x31,一方の部分直列巻線111,他
方の部分直列巻線112,一方の部分分路巻線221お
よび他方の部分分路巻線222を、それぞれ高圧側端子
32およびV32,低圧側端子u32およびv32,中性点端
子x32,一方の部分直列巻線211,他方の部分直列巻
線212,一方の部分分路巻線231および他方の部分
分路巻線232に置き換えたものである。B4 はセンタ
ータップ形全波整流器B3 と同様の構成のセンタータッ
プ形全波整流器であって、センタータップ形全波整流器
3 におけるセンタータップ形整流アーム51,52お
よび出力端子P3 ,N3 を、それぞれセンタータップ形
整流アーム61,62および出力端子P4 ,N4 に置き
換えたものである。上記の構成によって、遞降単巻変圧
器T31およびセンタータップ形全波整流器B3 による順
変換装置と、遞降単巻変圧器T32およびセンタータップ
形全波整流器B4 による順変換装置ごとに、200ボル
トの単相交流電源から単相交流100ボルトに対応する
直流電圧を得られて、個別に直流負荷の運転を随時行う
ことが出来る。また、各整流アーム51,52および6
1,62には単相交流100ボルトに対応する逆電圧が
加わることになり、本発明の一実施例による図1の場合
と同様の動作を行う。
【0019】次に、本発明の前述の構成による遞降単巻
変圧器およびそれを用いた順変換装置においての、図4
に示す如き、複数用いる順変換装置の各々に接続された
遞降単巻変圧器の、高圧側端子U3 およびV3 に対する
単相交流電源線R,Tの接続を互いに異ならせてしまっ
た場合の順変換装置の動作を説明する。図4は、図3と
は一方の遞降単巻変圧器T32の高圧側端子のU32が単相
交流電源線Tに、V32が単相交流電源線Rにと、図3で
示した場合とは逆に接続がなされた遞降単巻変圧器を用
いた順変換装置の事例をその負荷装置とともに図示した
回路図であり、前記した図3との相違点以外は図3のも
のと同一である。図4に示す場合において、スイッチ
10が投入されていてかつRの電位>Tの電位の瞬間に
は、電源線R→高圧側端子V32→部分直列巻線212→
低圧側端子v32→整流アーム62→直流電動機9→スイ
ッチ10→コモン線11→中性点端子x31→部分分路巻
線222→部分直列巻線112→高圧側端子V31→電源
線Tと、コモン線11を介して単巻変圧器T31と単巻変
圧器T32にまたがる経路は存在するが、部分直列巻線2
12,部分直列巻線112にはそれぞれ50ボルトの電
圧が生じていて2個の部分直列巻線合わせて100ボル
トの電圧を負担するので、結局負荷としての電動機9に
は、遞降単巻変圧器の、高圧側端子U3 およびV3 に対
する単相交流電源線R,Tの接続が正規の場合と同じ1
00ボルトの単相交流に対応する直流電圧が加わるのみ
となり、コモン線11を介して単巻変圧器T31と単巻変
圧器T 32にまたがる横流は発生しない。
【0020】スイッチ8が投入されていてかつTの電
位>Rの電位の瞬間には、電源線T→高圧側端子V31
部分直列巻線112→低圧側端子v31→整流アーム52
→直流電動機7→スイッチ8→コモン線11→→中性点
端子x32→部分分路巻線232→部分直列巻線212→
高圧側端子V32→電源線Rと、この場合もコモン線11
を介して単巻変圧器T31と単巻変圧器T32にまたがる経
路は存在するが、と同様のことで、負荷としての電動
機7には、遞降単巻変圧器の、高圧側端子U3 およびV
3 に対する単相交流電源線R,Tの接続が正規の場合と
同じ100ボルトの単相交流に対応する直流電圧が加わ
るのみとなり、コモン線11を介して単巻変圧器T31
単巻変圧器T32にまたがる横流はこの場合も発生しな
い。スイッチ10が開放されていてかつRの電位>T
の電位の瞬間には、で述べたことと同様のことで、部
分分路巻線222,232には、遞降単巻変圧器の高圧
側端子U2 およびV2 に対する単相交流電源線R,Tの
接続が正規の場合と同じ100ボルトの単相交流電圧に
対応する電圧が加わるのみである。スイッチ8が開放
されていてかつTの電位>Rの電位の瞬間には、で述
べたことと同様のことで、この場合も部分分路巻線22
2,232には、正規の場合と同じ100ボルトの単相
交流電圧に対応する電圧が加わるのみである。
【0021】
【発明の効果】本発明においては、遞降単巻変圧器の直
列巻線を互いに同一巻数の2個の部分直列巻線で構成
し、それぞれの部分直列巻線の一方の端部を高圧側端子
の互いに異なる端子に接続し、それぞれの部分直列巻線
の他方の端部を分路巻線の互いに異なる端部に接続する
ものとし、かつこの遞降単巻変圧器の低圧側にブリッジ
形全波整流器を接続する構成としたので、直流側のN極
で互いにコモン線で接続された複数の順変換装置におい
て、変換装置が持つ遞降単巻変圧器の、高圧側端子に対
する単相交流電源線の接続を互いに異ならせてしまった
場合であったとしても、負荷に流れる電流は、高圧側端
子に対する単相交流電源線の接続を互いに同極性に接続
された場合と同一になしえるし、また遞降単巻変圧器の
分路巻線や整流アームに過大な電圧が印加されることも
無くなる。また遞降単巻変圧器の直列巻線を互いに同一
巻数の2個の部分直列巻線で構成し、それぞれの部分直
列巻線の一方の端部を高圧側端子の互いに異なる端子に
接続し、それぞれの部分直列巻線の他方の端部を分路巻
線の互いに異なる端部に接続し、しかも前記分路巻線を
互いに直列結線される同一巻数の2個の部分分路巻線で
構成し、この部分分路巻線相互の接続点から中性点端子
を引き出し、かつこの遞降単巻変圧器の低圧側にセンタ
ータップ形全波整流器を接続する構成としたので、直流
側のN極で互いにコモン線で接続された複数の順変換装
置において、変換装置が持つ遞降単巻変圧器の、高圧側
端子に対する単相交流電源線の接続を互いに異ならせて
しまった場合であったとしても、負荷に流れる電流は、
高圧側端子に対する単相交流電源線の接続を互いに同極
性に接続された場合と同一になしえるし、また遞降単巻
変圧器の分路巻線に過大な電圧が印加されることが無く
なる。
【0022】これにより順変換装置に遞降単巻変圧器を
使用しても、単相交流電源線の接続を互いに異ならせて
しまった場合に、遞降単巻変圧器,整流器おるいは負荷
装置に損傷を与えるという問題を解消することができる
とともに、遞降単巻変圧器の採用が可能になることで、
単巻変圧器の持つ小型・軽量であるという特長を生かす
ことができて順変換装置を小型・軽量にできるという効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による遞降単巻変圧器および
それを用いた順変換装置をその負荷装置とともに図示し
た回路図
【図2】図1において、一方の遞降単巻変圧器の高圧側
端子が単相交流電源線に図1で示した場合とは互いに逆
に接続がなされた、遞降単巻変圧器を用いた順変換装置
の事例をその負荷装置とともに図示した回路図
【図3】本発明の異なる実施例による遞降単巻変圧器お
よびそれを用いた順変換装置をその負荷装置とともに図
示した回路図
【図4】図3において、一方の遞降単巻変圧器の高圧側
端子が単相交流電源線に図3で示した場合とは互いに逆
に接続がなされた、遞降単巻変圧器を用いた順変換装置
の事例をその負荷装置とともに図示した回路図
【図5】従来技術による遞降単巻変圧器およびそれを用
いた順変換装置の事例をその負荷装置とともに図示した
回路図
【図6】図5において、一方の遞降単巻変圧器の高圧側
端子が単相交流電源線に図5で示した場合とは互いに逆
に接続がなされた、遞降単巻変圧器を用いた順変換装置
の事例をその負荷装置とともに図示した回路図
【符号の説明】
102 分路巻線 202 分路巻線 101 直列巻線 201 直列巻線 111 部分直列巻線 112 部分直列巻線 211 部分直列巻線 212 部分直列巻線 221 部分分路巻線 222 部分分路巻線 231 部分分路巻線 232 部分分路巻線 U21 高圧側端子 V21 高圧側端子 U22 高圧側端子 V22 高圧側端子 U31 高圧側端子 V31 高圧側端子 U32 高圧側端子 V32 高圧側端子 u21 低圧側端子 v21 低圧側端子 u22 低圧側端子 v22 低圧側端子 u31 低圧側端子 v31 低圧側端子 u32 低圧側端子 v32 低圧側端子 x31 中性点端子 x32 中性点端子 T21 遞降単巻変圧器 T22 遞降単巻変圧器 T31 遞降単巻変圧器 T32 遞降単巻変圧器 B1 ブリッジ形全波整流器 B2 ブリッジ形全波整流器 B3 センタータップ形全波整流器 B4 センタータップ形全波整流器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受電用の高圧側端子と、出力用の低圧側端
    子と、この低圧側端子の間に接続されかつ高圧側端子と
    低圧側端子とから共用される分路巻線と、高圧側端子の
    一方の端子に一方の端部が接続されかつ前記分路巻線に
    他方の端部が接続された直列巻線とを有する遞降単巻変
    圧器において、直列巻線を互いに同一の巻数を持つ2個
    の部分直列巻線で構成し、それぞれのこの部分直列巻線
    の一方の端部を高圧側端子の互いに異なる端子に接続
    し、それぞれの前記部分直列巻線の他方の端部を前記分
    路巻線の互いに異なる端部に接続したことを特徴とする
    遞降単巻変圧器。
  2. 【請求項2】請求項1記載の遞降単巻変圧器において、
    分路巻線を互いに直列結線される同一巻数の2個の部分
    分路巻線で構成し、この部分分路巻線相互の接続点から
    中性点端子を引き出したことを特徴とする遞降単巻変圧
    器。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2記載の遞降単巻変
    圧器によって単相交流電圧を遞降したうえで、この遞降
    単巻変圧器の低圧側端子に全波整流器を接続して直流に
    変換することを特徴とした順変換装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の順変換装置において、遞降
    単巻変圧器として請求項1記載の遞降単巻変圧器を用
    い、全波整流器としてブリッジ形全波整流器を用いたこ
    とを特徴とした順変換装置。
  5. 【請求項5】請求項3記載の順変換装置において、遞降
    単巻変圧器として請求項2記載の遞降単巻変圧器を用
    い、全波整流器としてセンタータップ形全波整流器を用
    いたことを特徴とした順変換装置。
JP3238445A 1991-09-19 1991-09-19 遞降単巻変圧器およびこの変圧器を用いた順変換装置 Pending JPH0583945A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102522735A (zh) * 2011-12-07 2012-06-27 浙江大学 变阻抗自耦变压器型短路限流器
JP2017046582A (ja) * 2016-09-06 2017-03-02 卓男 宮坂 単相2線式50/100v降圧装置

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