JPH058383Y2 - - Google Patents

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JPH058383Y2
JPH058383Y2 JP1984022622U JP2262284U JPH058383Y2 JP H058383 Y2 JPH058383 Y2 JP H058383Y2 JP 1984022622 U JP1984022622 U JP 1984022622U JP 2262284 U JP2262284 U JP 2262284U JP H058383 Y2 JPH058383 Y2 JP H058383Y2
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cylinder
seal
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rod
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JP1984022622U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、シリンダーの一側の開口端部内へロ
ツドカバーを挿入螺着するようにした構成の流体
シリンダの改良に関するものである。
(従来の技術) 一般に流体シリンダに於いては、第2図に示す
如く、円筒形シリンダ1の一方の開口端部内へロ
ツドカバー2を挿入螺着し、ロツドカバー2に嵌
合したシール3によつてシリンダ開口部を気密
(又は液密)に閉塞すると共に、ロツドカバー2
に穿設した摺動孔2eを挿通せしめてシリンダ1
内に設けたピストンロツド4を密封状に摺動させ
るようにした構成が、多く採用されている。
ところで、従前のこの種流体シリンダでは、前
記ロツドカバー2をシリンダ1の開口端部内へ挿
入螺着する際に、ロツドカバー2に嵌着したシー
ル3がシリンダ端部の内壁面に設けた内ねじ1c
によつて損傷を受けることになる。
そのため、通常は第2図に示す如く、シリンダ
1の端部内壁面を切削して段部aを形成し、その
内径ψ1を本体部の内径ψ2よりも大きくするよう
にしている。
しかし、切削加工によつて前記段部aを設けた
場合には必然的にシリンダ本体部1aの壁暑さb
はc+aとなる(但し、cはシリンダ端部の壁厚
さ)。その結果、もし本体部1aの壁厚さbを適
正な厚さにすると、シリンダ端部の壁厚さcが薄
くなつて機械的強度の点に問題が生じることにな
り、また逆に、壁厚さcを適正な値にすると、本
体部1aの壁厚さbが厚くなり過ぎてシリンダ1
が大形化するという問題がある。
一方、上述の様な問題を避けるため、第3図の
如くシリンダ本体1aの開口端へこれよりやや大
径で且つシリンダ本体の壁厚さbと同じ壁厚さの
短管1dを溶接し、これによつて段部aを形成す
るようにしたシリンダが開発されている。
しかし、前記溶接構造のシリンダに於いては、
短管1dの溶接やその仕上げ加工に多くの手数を
要することになり、製造コストの引下げが図れな
いと云う難点がある。
(考案が解決しようとする課題) 本考案は、従前のロツドカバー2をシリンダ1
の一側開口端部内へ挿入螺着してシリンダの開口
部を密封する型式の流体シリンダに於ける前述の
如き問題、即ち ○イシリンダの端部内壁を切削
して段部aを形成した場合には、シリンダ本体1
aの壁厚さbが大きくなり過ぎて流体圧シリンダ
が大型化すること、○ロシリンダを溶接構造とした
場合には、シリンダ1の組立て加工に手数がかか
り、製造コストの引下げが図れないこと等の問題
を解決せんとするものであり、小型化と製造コス
トの引下げを同時に達成し得るようにした流体シ
リンダを提供するものである。
(課題を解決するための手段) 本考案は、一側の開口端部の内周面に内ねじを
有する円筒形シリンダ内へ、外周面にシールを嵌
合したロツトカバーを挿入螺着すると共に、シリ
ンダ内に配設したピストンロツドを前記ロツドカ
バーの摺動孔に挿通して密封状に摺動させる構成
とした流体圧シリンダに於いて、円筒形本体部1
aと、該本体部1aの一方の端部をプレス加工に
より拡径してその内周面に内ねじを設けた拡管部
1bとから成る円筒形シリンダ1と;前記シリン
ダ1の本体部1aの内径より僅かに小さな外径を
有しその外周面にシール3を嵌合したシール部1
aと、前記シリンダ1の拡管部1bの内ねじ1c
に螺合する外ねじ2cを設けた螺合部2bとから
成り、前記シリンダ1の一側の開口端部内へ挿入
螺着したロツドカバー2と;前記シリンダ1内へ
配設され、ロツドカバー2の摺動孔2eを挿通し
て密封状に摺動するピストンロツド4とを考案の
基本構成とするものである。
(作用) シリンダ本体1aの開口端には、プレス加工に
よつて、本体部の1aの内径よりやや大きい内径
の拡管部1bが形成されており、また拡管部1b
の内壁面には内ねじ1cが形成されている。
一方、ロツドカバー2の方は細径のシール部2
aと大径の螺合部2bとから形成されており、そ
の外周面には、シリンダ内壁面の段部aとほぼ同
形の段部a′が形成されている。
その結果、ロツドカバー2はこれをシリンダ1
内へ挿入螺着する際に、シール部に嵌着したシー
ル3の外表面がシリンダ1の拡管部内壁面の内ね
じ1cと接触することなしにシリンダ本体部1a
内へ挿着でき、シール3に損傷を生じない。ま
た、ロツドカバー2は、その外ねじ2cがシリン
ダ1の内ねじ1cへ螺合することにより、シリン
ダ1へ堅固に固着され、シール3により密封性が
確保される。
(実施例) 以下、第1図に基づいて本考案の実施例を説明
する。
第1図に於いて、1は円筒形シリンダ、2はロ
ツドカバー、3はシール、4はピストンロツド、
5はロツドシールである。
前記円筒形シリンダ1はほぼ同じ壁厚さbを有
する本体部1aと拡管部1bとから形成されてお
り、両者の間に段部aが設けられている。
前記拡管部1bは、本体部1aの一側開口端部
をプレス加工により冷間に於いて段付き状に拡径
することにより、本体部1aと段部aを介して連
続的に形成されている。前記拡管部1bの壁厚さ
cは、本体部1aの壁厚さbとほぼ同じ厚さを有
しており、シリンダ1はその全長に亘つてほぼ同
じ壁厚さbを有している。
尚、本実施例では雄型と雌型を用いた冷間プレ
ス加工により拡管部1bを形成しているが、バル
ジ加工等によつて拡管部1bを形成することも可
能である。
前記ロツドカバー2は、シリンダ本体部1aの
内径より僅かに小さい外径のシール部2aとこれ
より大径の螺合部2bとから成る筒状体であり、
その外壁面には、前記シリンダ1の内壁面の段部
aとほぼ同じ形状の段部a′が設けられている。
又、前記シール部2aの外壁面にはシール3の嵌
合溝2dが、また螺合部2bの外壁面には、前記
シリンダの内ねじ1cに螺合する外ねじ2cが設
けられている。尚、2eはロツド摺動孔であり、
ピストンロツド4がロツドシール5を介設して摺
動自在に貫挿されている。
前記ロツドカバー2は、ピストンロツド4を摺
動孔2eへ挿通せしめた状態でシリンダ拡管部1
bの内方へ挿入され、外ねじ2cを拡管部1bの
内ねじ1cへ螺合することにより、シリンダ拡管
部1b内へ挿入螺着されており、これによりシリ
ンダ1の一側開口部が密封状に閉鎖されている。
(考案の効果) 本考案では、流体シリンダのシリンダ1を、本
体部1aとその一側開口端部を拡径して形成した
拡管部1bとを有する構造とすると共に、ロツド
カバー2を細径のシール部2aと大径の螺合部2
bとから成る形態としシール部2aの外周面にシ
ール3を嵌合した下ロツドカバー2をシリンダ1
内へ挿入してシリンダ1の内ねじ1cとロツドカ
バー2の外ねじ2cを螺合することにより、シリ
ンダ1へロツドカバー2を固定する構成としてい
る。
そのため、ロツドカバー2の挿着時にシール3
の外表面に内ねじ1cによつて傷がつくこともな
く、極めて円滑にロツドカバー2をシリンダ1へ
挿入螺着することが出来るうえ、内ねじ1cと外
ねじ2cの螺合により、ロツドカバー2は簡単且
つ強固に固定される。
また、本考案では、シリンダ1が所定の寸法に
切断したパイプ材の一端部をプレス加工により冷
間拡管することにより形成されているため、肉暑
をシリンダの全長に亘つて必要最小限の値にする
ことが出来ると共に、拡管部の内・外周面も美麗
であつて特別な仕上げ加工を必要とせず、シリン
ダの小形化と大幅なコストダウンを図り得る。
本考案は上述の通り優れた実用的効用を奏する
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る流体シリンダの要部の
上半分を縦断した断面図である。第2図及び第3
図は、従前の流体シリンダに於けるシリンダの部
分縦断面図である。 1……円筒形シリンダ、1
a……本体部、1b……拡管部、1c……内ね
じ、2……ロツドカバー、2a……シール部、2
b……螺合部、2c……外ねじ、2d……シール
嵌合溝、2e……ロツド摺動孔、3……シール、
4……ピストンロツド、5……ロツドシール。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一側の開口端部の内周面に内ねじを有する円筒
    形シリンダ内へ、外周面にシールを嵌合したロツ
    ドカバーを挿入螺着すると共に、シリンダ内に配
    設したピストンロツドを前記ロツドカバーの摺動
    孔を挿通して密封状に摺動させる構成とした流体
    シリンダに於いて、円筒形本体部1aと該本体部
    1aの一方の端部をプレス加工により拡径してそ
    の内壁面に内ねじ1cを設けた拡管部1bとから
    成る円筒形シリンダ1と;前記シリンダ1の本体
    部1aの内径より僅かに小さな外径を有しその外
    壁面にシール3を嵌合したシール部2aと、前記
    シリンダ1の拡管部1bの内ねじ1cに螺合する
    外ねじ2cを設けた螺合部2bとから成り、前記
    シリンダ1の一側の開口端部内へ挿入螺着したロ
    ツドカバー2と;前記シリンダ1内へ配設され、
    ロツドカバー2の摺動孔2eを挿通して密封状に
    摺動するピストンロツド4とより構成した流体シ
    リンダ。
JP2262284U 1984-02-20 1984-02-20 流体シリンダ Granted JPS60134964U (ja)

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JP2262284U JPS60134964U (ja) 1984-02-20 1984-02-20 流体シリンダ

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JPS60134964U JPS60134964U (ja) 1985-09-07
JPH058383Y2 true JPH058383Y2 (ja) 1993-03-02

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