JPH0583196A - 光伝送装置 - Google Patents

光伝送装置

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JPH0583196A
JPH0583196A JP3239644A JP23964491A JPH0583196A JP H0583196 A JPH0583196 A JP H0583196A JP 3239644 A JP3239644 A JP 3239644A JP 23964491 A JP23964491 A JP 23964491A JP H0583196 A JPH0583196 A JP H0583196A
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JP
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signal
light
optical
differential
optical transmission
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JP3239644A
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Inventor
Yoichi Oikawa
陽一 及川
Takeshi Ihara
毅 井原
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロジック回路素子間やパッケージ間、更には
ボード間の光伝送を行う光伝送装置に関し、1本の光伝
送線路によって安定なデータ伝送を行う伝送方式を目的
とする。 【構成】 正転と反転の2個の光信号を伝送する際、2
個の光信号を分離情報を含んで1個に構成して伝送し、
受信側ではこの分離情報を基に光分離手段1が2個の光
に分離し、変換手段2で電気信号に変換し、差動増幅器
3にその2つの信号を入力して伝送信号を再生するよう
に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光伝送システムに係
り、更に詳しくはロジック回路素子間やパッケージ間、
更にはボード間の光伝送を行う光伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、遠距離間通信の需要に応じて通信
システムに求められ情報伝送速度は増加する傾向にあ
る。
【0003】特に光通信システムにおいては、マルチギ
ガビット級の伝送速度が必要となりつつある。このよう
な超高速光通信システムにおける光送信機や光受信機に
おいては、高速特性と同時に高感度化と高安定化を図っ
たプリアンプ回路ICの実現が課題となっている。ま
た、各ロジック回路ICの実現も課題となっている。
【0004】さらに、各ロジック回路IC間や各種パッ
ケージ間、またはボード間における信号伝送において
は、信号線路の引き回し、グランドの弱さなどに起因し
た信号劣化が問題となっている。
【0005】図14は、従来のICまたはパッケージ間
の伝送構成図である。IC等のパッケージ21は、ドラ
イバー回路を有し、この送出すべきデータをこのドライ
バに入力し、転送すべきデータをこのドライバー回路を
介し伝送線路22に出力している。そして、伝送線路2
2を介しIC等のパッケージに伝送される。パッケージ
内にはプリアンプと電圧発生回路25が設けられてお
り、伝送線路22で伝送した信号をリファレンス電圧と
比較し、目的のデジタル信号に変換している。
【0006】更に、このデータ伝送が高速であることが
要求された場合には、この伝送線路22に光ファイバを
用い、送信側で伝送データを光に変換してファイバに加
え受信機内でファイバを介して加わる光を受光素子によ
って電圧等に変換し、その変換電圧と特定のリファレン
ス回路の出力電圧とを比較して伝送データを再生してい
た。
【0007】図15は前述の光によるデータの伝送にお
ける受信機側の従来の差動増幅器である、プリアンプ回
路の構成図である。トランジスタTr1 ,Tr2 ,Tr
3 と抵抗RL ,RF によって直流増幅器を構成し、受光
素子Dr1 で受光して電気に変換した信号をこのトラン
ジスタTr 1 〜Tr3 よりなる増幅器で増幅し、差動増
幅器26に出力している。差動増幅器26には、リファ
レンス制御回路27が設けられており、このリファレン
ス電圧と入力した電圧とを比較し、伝送されたデータを
再生している。
【0008】前述の図15のプリアンプ回路(トランジ
スタTr1 〜Tr3 、抵抗RL ,R F で構成される)は
図16の如く差動増幅器Avと抵抗Rfで表わせ、その
等価回路は図17の如くなる。この場合、出力電圧V
out
【0009】
【数1】
【0010】雑音電流源In
【0011】
【数2】
【0012】となる。尚、ここでKはボルツマン定数、
Tは絶対温度である。よって、雑音電圧は
【0013】
【数3】
【0014】となり、S/Nは
【0015】
【数4】
【0016】となる。このようなリファレンス制御回路
を設けないようにするため、図18に示す如く反転・正
転信号を伝送する方式がある。図18においてはICま
たはパッケージ21,23間を2本の伝送線路22,
外1 で正転信号と反転信号を共に伝
【0017】
【外1】
【0018】送している。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の方式に
おいて、電気信号を伝送線路1本で伝送する方式はリフ
ァレンスに対して変動幅を保証するため、伝送信号振幅
を大きくしていた。このため、信号速度が速くなると、
信号振幅を大きくとれなくなり、高速ロジックの伝送は
出来なくなっていた。
【0020】これを解決する方法として図18の如く正
転・反転の両方の信号を送信する方式があるが、この方
式においては2本の高速伝送線路が本質的に必要とな
り、この伝送のお互いのクロストークを少なくし、高速
の電気信号を扱うために高速領域までのグランド系の強
化をしなくてはならないなどの問題があった。更には伝
送線路が2本であるうえ、その距離を同じにしないと、
そのずれによって伝送エラーが発生する問題を有してい
た。
【0021】また、光で受信する場合には、光パワーの
変動に対応するためにリファレンス電圧のための専用回
路が必要であり回路が複雑になるという問題を有してい
た。このため、図19に示す如く(実用公開昭和60-771
46)、正転と反転によって光ファイバを夫々用いて伝送
し、リファレンス制御回路を無くして、高速な伝送を行
えるようにした伝送システムも考えられている。しかし
ながら、これによると2本のファイバが必要となり高価
となるとともに、伝送距離が長くなるとファイバ伝送遅
延時間差が大きくなり、正常な信号伝送が不可能となっ
ていた。
【0022】本発明は、1本の光伝送線路によって安定
なデータ伝送を行う伝送方式を提供することを目的とす
る。
【0023】
【課題を解決するための手段】図1は第1の発明の原理
ブロック図である。光分離手段1は1個の端子より入力
する分離情報を有する正転信号と反転信号とよりなる光
を分離情報を基に分離する。
【0024】変換手段2は前記分離された2個の光が加
わりその光を電気信号にそれぞれ変換する。差動増幅器
3は前記変換手段2の正転信号と反転信号の電気信号が
加わり、該電気信号から伝送された信号を再生する。
【0025】前記1個の入力端子より入力する光は、例
えば差動出力を有する差動駆動回路4と、分離情報によ
って分離される光をそれぞれ発生し、前記差動増幅器3
の差動出力との一方に接続される第1の発光素子と、他
方の端子に接続される第2の発光素子と、該2つの発光
素子の出力を合流する前記光変換回路とよりなる光回路
5とで発生した光である。
【0026】図2は第2の発明の原理ブロック図であ
る。信号生成手段10は、入力する光の信号からその光
の反転信号を生成する。光電気変換手段11は、前記正
転信号と生成した反転信号とが加わり電気信号に変換す
る。
【0027】差動増幅器12は、前記光電気変換手段1
1によって変換された電気信号を基に伝送される信号を
再生する。例えば、信号生成手段10に加わる光は、駆
動回路7と該駆動回路7によって駆動される前記電気光
変換回路8とによって発生し、ファイバ等の光伝送路9
を介し伝送された光である。
【0028】
【作用】第1の発明の作用は以下の如くである。2個の
正転信号と反転信号の光を伝送する際、この2個の光信
号を分離情報を含んで1個に構成し伝送する。その分離
情報は例えば周波数(波長)であったり偏波面であった
りする。
【0029】受信側では、この分離情報を基に光分離手
段1が2個の光に分離する。そして、変換手段2で電気
信号に変換する。この変換した光は正転信号と反転信号
であり、差動増幅器3にその2つの信号を入力すること
によって伝送信号を再生する。
【0030】1本の伝送線路によって正転信号と反転信
号を同時に伝送しているので、時間誤差等もなく、また
1本の伝送線路であるので安価となる。第2の発明の作
用は以下の如くである。
【0031】信号生成手段10では、例えば電気光変換
回路8を駆動回路7で駆動して発生した光が光伝送路9
を介して光の正転信号として入力したならば、この信号
の反転信号を光で発生する。そして、2個の光電気変換
手段11で正転信号と反転信号の電気信号に変換し差動
増幅器12に入力し、再生する。
【0032】光伝送路9で伝送される光は1本である
が、受信する際反転信号を作成しており、差動増幅器に
入力するリファレンスを作成する必要はなく、また1本
の伝送線路でデータを伝送するので、時間等の遅れを生
じることはない。
【0033】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を詳細に
説明する。図3は本発明の第1の実施例の構成図であ
る。
【0034】差動駆動回路31には差動信号が入力し、
差動駆動回路31はその信号でレーザーダイオードLD
1 ,LD2 を駆動する。レーザーダイオードLD1 が発
生する光の波長はλ1 であり、ダイオードLD2 が発生
する光の波長はλ2 である。これらの光を合波器32は
合波し、SM光ファイバである伝送線路35を介し光受
信機34に入力する。
【0035】伝送線路35を介して入力した光は、まず
分波器37に加わり、波長λ1 並びに波長λ2 の光に分
離される。そして、受光ダイオードPD1 ,PD2 によ
って電気信号に変換され、差動プリアンプ回路36に加
わる。差動プリアンプ回路36は伝送すべき情報に対応
した電気信号を再生する。
【0036】差動プリアンプ回路36の一方の入力は信
号であり、他方の入力は反転したリファレンスと等価で
ある。図3における本発明の第1の実施例において、伝
送線路35は1本のSM光ファイバである。よって波長
λ1 ,λ2 の夫々の光は同一経路を経由して、光受信機
34に加わり、さらに分離されるまでその伝送距離はλ
1 ,λ2 ともに同一であり、信号とリファレンスとがま
ったく時間の進み,遅れのない信号となり、確実なデー
タ転送が行える。
【0037】前記の差動プリアンプの回路は図4に示す
如く、差動プリアンプ38と2個の帰還抵抗Rfで構成
される。この差動プリアンプ38の等価回路を求める
と、図5に示す如く表わされる。このとき、前述と同様
に雑音電流In
【0038】
【数5】
【0039】である。また、出力電圧Vout
【0040】
【数6】
【0041】となる。雑音電圧Vn 2
【0042】
【数7】
【0043】となる。そして、そのS/Nを求めると
【0044】
【数8】
【0045】となり、S/Nは2倍となる。以上の如
く、S/Nは2倍になるとともに、この伝送すべき光フ
ァイバは1本で済み、又その時間差もないので確実なデ
ータ伝送が可能となる。
【0046】また、光送信機,光受信機は、例えばIC
やパッケージ、更には回路間にそれぞれ設けられ、それ
らの間の伝送を行う。図6は本発明の第2の実施例の構
成図である。
【0047】第1の実施例においては、2つの光を1本
の光ファイバに伝送する際に、その分離情報としては波
長を用いていた。これに対し、図6の第2の実施例にお
いては、偏波を異ならせて分離情報としている。すなわ
ち、光送信機45では差動駆動回路41によってレーザ
ーダイオードLD3 ,LD4 を正転並びに反転の信号と
して駆動している。そして、レーザーダイオードLD3
から発生するTE波をそのまま、レーザーダイオードL
4 から発生するTE波を偏波回転器40によってTM
波に変更し、偏波面保存カプラ42によって結合し、伝
送線路43(PMF)を介し光受信機46に加えてい
る。
【0048】光受信機46はPBS44を有し、このP
BS44によって入力した光をTE波,TM波に分離
し、フォトダイオードPD3 ,PD4 に加えている。T
E波は正転信号であり、TM波は反転信号であるので、
夫々ダイオードPD3 ,PD4 で発生した電気信号は差
動型の信号すなわち正転信号と反転信号となる。そし
て、それらの信号が差動プリアンプ回路47に加わり、
この差動プリアンプ回路47によって目的の信号に変換
され再生される。
【0049】以上の如く波長や偏波面を分離情報とし、
受信側においてその光を受信して分離し、正転信号と反
転信号を得ている。そして、その正転信号と反転信号に
より差動アンプによって伝送信号を再生している。
【0050】図7は本発明の第3の実施例の構成図であ
る。第3の実施例においては、送信側は従来と同様であ
る。例えば、光送信機51では1個のダイオードを駆動
回路で駆動して光を発生し、SMファイバ52を介して
光を伝送している。
【0051】光受信機53では、まず3dBカプラによ
ってSMファイバ52より入力する光を分配する。そし
て、光インバータA,光インバータBに入力する。光イ
ンバータAは光増幅率3dB以上の動作の光増幅器であ
り、光インバータBは光増幅率3dB以上であって更に
インバータ動作をする増幅器である。
【0052】この光インバータA55,光インバータB
56の出力はフォトダイオードPD 5 ,PD6 に加わ
る。光インバータB56によって光の反転信号を得てい
るので、フォトダイオードPD5 は正転信号、またフォ
トダイオードPD6 は反転信号となり、差動プリアンプ
回路57に入力する。ここで、3dB以上の光インバー
タA55,光インバータB56はそれぞれ3dB以上の
光増幅器を有するが、これは3dBカプラ54によって
3dB減衰したのを補正するためである。
【0053】以上の動作により、例えば送信機は従来の
ものであっても光受信機53によって確実な再生を可能
とする。図8(a) ,(b) は本発明の実施例における差動
プリアンプ回路形式の構成図である。
【0054】図8(a) は、エミッタ接地型差動型プリア
ンプ、図8(b) はベース接地型差動型プリアンプであ
る。図8(a) のエミッタ接地型においては、入力端子I
N, 外2 にダイオード
【0055】
【外2】
【0056】D1 ,D2 が接続している。そして、差動
型プリアンプはトランジスタT1 〜T 6 、電流源I1
5 、抵抗RF ,Rl1、差動増幅器PBより成る。エミ
ッタ接地型は、プリアンプ段のトランジスタT1 ,T2
がどの接地であるかによるものであり、エミッタ接地の
場合トランジスタにはT1 ,T2 のエミッタを電流源I
1 を介して接地している。
【0057】また、図8(b) ベース接地型の場合には、
トランジスタT7 〜T10、電流源I 6 〜I9 、電源
BX、抵抗Rl2と差動増幅器PBより成り、トランジス
タT7 ,T8 のベースを特定の電圧VBXとし、エミッタ
より入力する。ベース接地型においては、電流源I6
7 にそのエミッタが接続され、入力のダイオード
1 ,D2 はそのエミッタに接続される。
【0058】このような差動型プリアンプによって前述
した受信時における信号の再生がなされる。図9は前記
第1,第2の実施例における2個のLDの駆動の構成図
である。
【0059】LD1バイアス回路61並びにLD2バイ
アス回路62によってレーザーダイオードLD1,LD
2にスレッショルド電流を流す。この電流は例えば+数
mAである。また、トランジスタT11,T12は差動増
幅器AMPの出力信号によってオン,オフが制御され、
そのオン、オフによってそれぞれレーザーダイオードL
D1,LD2に電流源I11の電流が流れる。ただし、一
方がオンの時他方がオフであるので結果的に正転信号並
びに反転信号でドライブされる。尚、この電流源の電流
値は例えば50mA程である。
【0060】図10は本発明の実施例における応用回路
図である。ICまたはパッケージ71,72間を光ファ
イバまたは光導波路73によって接続している。そし
て、一方からの通信を1本の光ケーブルによって行う。
【0061】高速のロジック電気信号を伝送するICチ
ップ間、パッケージ間、ボード間においても、電気の正
転、反転ロジック信号を光信号にし、1本の光ファイバ
で伝送し、差動型のロジック回路で受光し、電気信号に
変換することにより、以下の利点が生じる。 (1) 高速の電気信号ラインが2本必要であったのが、1
本の光ファイバになることにより、クロストークによる
信号劣化が解消される。また、空間接続が可能になるの
で、レイアウトが自由になる。 (2) 光信号にしたことにより、電気の高速信号伝送で問
題になる、グランド強化が不要になる。
【0062】特に、ロジック回路に適用するには、前記
差動プリアンプ回路をロジック回路の光入力インタフェ
ース回路として、差動駆動回路をロジック回路の光出力
インタフェース回路として付加すればよい。また、この
場合、光伝送線路としては、光ファイバのみならず、伝
送距離が比較的短い、ICチップ間、パッケージ間で
は、光導波路基板等でも応用できる。
【0063】図11乃至図13は本発明の他の実施例の
構成図である。図3に示した本発明の第1の実施例にお
いては、異なる波長を発生するダイオードを用いていた
が、図11においてはともに同一のダイオードを用い波
長変換素子74を用いて波長λ1 から波長λ2 の光に変
換し、合波器32への入力を2種類の波長にしている。
【0064】また、図12では1個の単相駆動回路75
によって出力波長λ1 のレーザーダイオードLD1 を駆
動し、3dBカプラ76によって分割し、一方はそのま
ま他方は光インバータ77並びに波長変換素子78を介
して合波器79に入力している。この場合、例えばレー
ザーダイオードLD1 の出力を3dBアップしておくこ
とにより、合波器79からは分離情報を含む目的のパワ
ーの光を出力することができる。
【0065】また、図13では同様にレーザーダイオー
ドLD1 によってTE波を発生し、偏波保存3dBカプ
ラ80によって分割し、更に光インバータ77、偏波回
転路81を介し合波器79で合波器することにより同様
に2つの偏波の異なる波を1本の線でファイバに出力す
ることができる。
【0066】尚、前述した光インバータ77と波長変換
素子78や、光インバータ77と偏波回転器81は前後
を逆にし、例えば波長変換素子78の出力をインバータ
77や、偏波回転器81の出力を光インバータ77に入
力しても同様である。
【0067】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、光
受信機におけるプリアンプを差動構成にすることによ
り、電源電圧,温度変動による影響を受けずらくなり、
かつ、S/Nを3dB向上させることができる。また、
伝送線路が1本なので2本の伝送線路を用いる場合にお
いて問題となった経済性、ならびに長距離伝送時に発生
するファイバ伝送遅延時間差が大きくなるといった問題
も解消できる。さらに、同様の構成をロジック回路に適
用することにより、クロストークによる信号劣化など電
気の高速信号伝送で問題になるグランド強化といった課
題を解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の原理ブロック図である。
【図2】第2の発明の原理ブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施例の構成図である。
【図4】差動プリアンプの回路図である。
【図5】差動プリアンプの等価回路である。
【図6】本発明の第2の実施例の構成図である。
【図7】本発明の第3の実施例の構成図である。
【図8】(a) は差動型プリアンプ回路形式の一実施例図
で、(b) は差動型プリアンプ回路形式の他の実施例であ
る。
【図9】送信回路の一実施例図である。
【図10】ロジック回路間での実施例図である。
【図11】送信回路の他の実施例図である。
【図12】送信回路の他の実施例図である。
【図13】送信回路の他の実施例図である。
【図14】従来のICまたはパッケージ間伝送構成図で
ある。
【図15】従来のプリアンプ回路である。
【図16】従来プリアンプの回路である。
【図17】従来プリアンプの等価回路である。
【図18】従来のICまたはパッケージ間伝送構成図で
ある。
【図19】従来の光伝送の構成図である。
【符号の説明】
1 光分離手段 2 変換手段 3 差動増幅器 4 差動駆動回路 5 光回路

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1個の端子より入力する正転信号と反転信
    号との分離情報を有する光を、該分離情報を基に分離す
    る光分離手段(1)と、 該光分離手段(1)で分離された2個の光が加わり、該
    光を電気信号に変換する変換手段(2)と、 該変換手段(2)の正転信号と反転信号の電気信号が加
    わり、電気信号を再生する差動増幅器(3)とよりなる
    ことを特徴とする光伝送装置。
  2. 【請求項2】前記分離情報は光の波長であることを特徴
    とする請求項1記載の光伝送装置。
  3. 【請求項3】前記分離情報は光の偏波であることを特徴
    とする請求項1記載の光伝送装置。
  4. 【請求項4】前記正転信号と反転信号とよりなる光は、 差動出力を有する差動駆動回路(4)と、分離情報によ
    って分離される光を発生し、前記差動駆動回路(4)の
    差動出力の一方に接続される第1の発光素子と、他方の
    端子に接続される第2の発光素子と、前記第1の発光素
    子と第2の発光素子とより発する光を合流する合流手段
    とよりなる光回路(5)によって発生した光であること
    を特徴とする請求項1記載の光伝送装置。
  5. 【請求項5】1個の端子より入力する光から、光の正転
    信号と反転信号とを生成する信号生成手段(10)と、 該正転信号と反転信号とを受光し、電気信号に変換する
    光電気変換手段(11)と、 該光電気変換手段(11)によって変換された正転信号
    と反転信号とより転送電気信号を再生する差動増幅器
    (12)とよりなることを特徴とする光受信機。
  6. 【請求項6】差動駆動回路と、 該差動駆動回路によって駆動される光の正転信号と反転
    信号とを夫々発生する2個の電気光変換手段とからなる
    光送信機と、 該光送信機より発生する光の正転信号と反転信号とを分
    離する分離手段と、該光の正転信号と反転信号とを夫々
    受光する光電気変換素子と、該光電気変換素子の信号が
    差動入力端子に加わり、転送信号を再生する差動型プリ
    アンプから構成される光受信機と、 前記光送信機と光受信機との間を結ぶ一本の光伝送線路
    とよりなることを特徴とする光伝送装置。
  7. 【請求項7】前記光電気変換手段は、正転信号を第1の
    波長で発光させる第1の発光手段と、 反転信号は第2の波長で発光される第2の発光手段と、 これら2波長の信号を合波させる合波器とより成ること
    を特徴とする請求項6記載の光伝送装置。
  8. 【請求項8】単相駆動回路と、 該駆動回路によって駆動される1個の電気光変換手段と
    からなる光送信機と、 光の反転信号と正転信号とを生成する生成手段と、該信
    号を夫々受光する2個の光・電気変換素子と、該2個の
    光・電気変換素子の電気信号が加わり伝送信号を再生す
    る差動型プリアンプから構成される光受信機と、 該光送信機と前記光受信機間を結ぶ1本の光伝送線路と
    からなることを特徴とする光伝送装置。
  9. 【請求項9】前記光電気変換手段は正転信号を第1の偏
    波で発光させる第1の発光手段と、反転信号を第2の偏
    波で発光させる第2の発光手段と、これら2偏波の信号
    を合流させる偏波面保存型カプラとよりなることを特徴
    とする請求項8記載の光伝送装置。
  10. 【請求項10】前記生成手段は、入力する光を2分岐す
    るカプラと、分岐された一方の光の信号を反転させる反
    転手段とよりなることを特徴とする請求項8記載の光伝
    送装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07183871A (ja) * 1993-12-24 1995-07-21 Nec Corp 波長多重光通信方式
JP2012002965A (ja) * 2010-06-16 2012-01-05 Nikon Corp パルス光の伝送方法及びこの伝送方法を用いたレーザ装置
US10625304B2 (en) 2017-04-26 2020-04-21 UHV Technologies, Inc. Recycling coins from scrap

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