JPH0583065U - 水撃吸収機構付き水栓取付脚 - Google Patents

水撃吸収機構付き水栓取付脚

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JPH0583065U
JPH0583065U JP3208392U JP3208392U JPH0583065U JP H0583065 U JPH0583065 U JP H0583065U JP 3208392 U JP3208392 U JP 3208392U JP 3208392 U JP3208392 U JP 3208392U JP H0583065 U JPH0583065 U JP H0583065U
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JP
Japan
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water
elastic tube
faucet
mounting leg
water hammer
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Application number
JP3208392U
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English (en)
Inventor
直樹 金丸
Original Assignee
前澤給装工業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 特にレバー式給水栓を取り付けるための水栓
取付脚に、ウォーターハンマーを防止するための水撃吸
収機構を内蔵させる。 【構成】 一端側に水道配管を接続し、他端側に水栓金
具を接続する水栓取付脚であって、その中間部に水栓金
具を急に閉めた際に発生する水撃を吸収するためのゴム
等の弾性管を設ける。中間部に外筒を設け、この外筒の
内側に弾性管を配設して二重管構造にする。外筒の両端
部を縮径し、この縮径端部と流入口又は流出口となる円
筒体若しくは孔あき円筒管との間に弾性管の端部を挟着
して固定する。閉栓時の水圧上昇を弾性管が膨らむこと
で吸収することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、水撃吸収機構付き水栓取付脚に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近時、システムキッチンの水栓やトイレ等の手洗い水栓は、レバーを上げ下げ して操作するタイプのものが多く使用されている。この種のレバー式水栓は開閉 操作がワンタッチで出来るため非常に簡単で使い勝手が良い反面、閉栓時にドー ンという不快な音を発する所謂ウォーターハンマー現象が起き易い欠点がある。 これは、水栓金具を急に閉めると勢い良く流れていた水が瞬間的に塞き止めら れ、圧力上昇を起こして配管や器具、設備等を衝撃により振動させ、比較的大き な音を発するのであり、時には漏水の原因になるなど好ましくないものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、このような従来の問題点を解決するためになされ、特にレバー式水 栓を取り付けるための水栓取付脚であって、ウォーターハンマーを防止するため の水撃吸収機構を内蔵した、水撃吸収機構付き水栓取付脚を提供することを課題 としたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この課題を技術的に解決するための手段として、本考案は、一端側に水道配管 を接続し、他端側に水栓金具を接続する水栓取付脚であって、その中間部に前記 水栓金具を閉めた際に発生する水撃を吸収するためのゴム等の弾性管を設けたこ とを要旨とするものである。 更に、前記中間部に外筒を設け、この外筒の内側に前記弾性管を配設して二重 管構造としたこと、前記外筒の両端部を縮径して形成し、弾性管の一端側に流入 口となる円筒体を内側に嵌着すると共に、他端側に流出口となる円筒体を内側に 嵌着し、これらの円筒体を前記外筒の縮径端部の内側にそれぞれ嵌め込んで弾性 管の両端部を固定したこと、一端側が流入口で他端側が流出口となり、且つ周壁 に複数個の孔を有する円筒管に前記弾性管を被着し、この弾性管を前記中間部に 配設したことを要旨とするものである。
【0005】
【作 用】
水栓金具を急に閉めた際に、塞き止められて圧力上昇した水が中間部に設けら れた弾性管を膨らませることにより、その圧力が吸収されウォーターハンマー現 象を未然に防止することができる。弾性管は外筒とで二重管構造になっているの で充分保護され、膨出時の破裂も未然に防止され、且つ外筒の縮径端部とその内 側に位置して流入口又は流出口となる円筒体又は孔あき円筒管との間で挟着固定 される構造であるから、特別の締付具を必要とせずに簡単に着脱することができ る。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の実施例を添付図面により詳説する。 図1において、1は水栓取付脚であり、一端側に水道配管の接続部1aを有し、 他端側には水栓金具を取り付けるための接続部1bを有している。
【0007】 前記水道配管側の接続部1aは、雄ねじの切られた後部にフランジ部材2が嵌 着され、前部には止水栓3が螺挿されており、中央部の下側には通孔1cが設け られ、流入口となる金属製の円筒体4に連通している。
【0008】 前記水栓金具側の接続部1bは、側部に通孔1dを有し下部の開口1eから流 出口となるフランジ付きの円筒体5とストレーナー6が内部に嵌入されると共に 、止め蓋7をねじ込むことによって固定され、通孔1dに連通する開口端部には ソケット8が取り付けられている。
【0009】 前記水栓取付脚1の中間部には外筒9が接続部1a、1bと一体に形成され、 この外筒9の両端部はそれぞれ縮径して形成されている
【0010】 10はゴム等により形成された弾性管であり、その上下端部10a、10bの 外側には突起10cが円周方向にそれぞれ形成されており、この上下端部10a 、10bの内側に前記円筒体4、円筒体5をそれぞれ嵌め、焼き付け処理により 固定して一体化してある。 この弾性管10は、円筒体4側の端部を前記外筒9の縮径端部9aに圧入する と共に、フランジ付きの円筒体5を縮径端部9bに圧入し、弾性管10の両端部 をそれぞれサンドイッチ状に挟着することで取り付けることができる。従って、 弾性管10の両端部を固定するための締付具等は不要であり、前記突起10cに より滑り止め作用とシール作用が得られ、極めて安定した取付状態が得られる。
【0011】 本考案に係る水栓取付脚1は上記のように構成され、これを使用するには例え ば図3に示すように壁等の取付部11にあけた孔11aに接続部1aの後端部を 挿入し、その後端部に管継手12を介して水道配管13を接続し、接続部1bに は前記ソケット8を介してレバー式等の水栓金具14を取り付ける。この時、前 記フランジ部材2を取付部11に当接させて、取付部11の孔11aを前面側か ら塞ぐようにする。
【0012】 更に、前記止水栓3をドライバー等で回して手前に移動させることにより開栓 状態にし、水栓金具14のレバー(図略)を開くと、水道配管13からの水が水 栓取付脚1の接続部1aに入り、通孔1cから流入口である円筒体4に流れ込み 、弾性管10を通って流出口である円筒体5に至り、この円筒体5からストレー ナー6に流れ込み、ここで漉されて接続部1bの通孔1dから水栓金具14に至 る連続の導水路を経て外部に給水される。
【0013】 水栓金具14のレバーを閉じると、水栓取付脚1内において勢い良く流れてい た水が瞬間的に塞き止められて圧力上昇を起こすが、前記弾性管10が瞬間的に 膨らんでその上昇した水圧を吸収するのでウォーターハンマー現象を未然に防止 することができる。又、水道配管13側へ掛かる急激な圧力も緩和されるため、 配管や器具、設備等に悪影響を与えることもない。
【0014】 水栓金具14のレバーを開けば再び水を出すことができ、弾性管10は元の非 膨出状態に自己復帰する。尚、図示は省略したが給湯管側にも水栓取付脚1を取 り付けて混合栓をセットすれば、給湯・給水が可能となることは言うまでもない 。
【0015】 前記止め蓋7を外すと水栓取付脚1の下方が開口するのでストレーナー6及び 弾性管10を外すことができ、従ってストレーナー6又は弾性管10の交換が簡 単にできる。弾性管10は、前記のように上下端部とも締付具は用いられていな いので、円筒体4、5ごと外すことができ又嵌めることができるので交換作業が 極めて容易である。これら部品の交換時には、前記止水栓3をドライバー等で回 転させて押し込んで図1に示す止水状態にしておく。水栓金具14のみを交換す る時も同様である。
【0016】 弾性管10は前記のように外筒9により囲まれて二重管構造となっているので 、その外筒9によって充分保護されると共に前記のように閉栓時に瞬間的に膨ら んだ際にその最大膨出量が規制されるため破裂等の事故を未然に防止することが できる。
【0017】 図4は本考案の他の実施例を示すもので、特に弾性管10の取付部材が前記実 施例とは異なり、下端部にフランジの付いた金属製の円筒管15が用いられ、こ の円筒管15は上下端部15a、15bを除く部分の周壁に複数個の孔15cが 設けられており、この円筒管15に弾性管10を被着してその上下端部を焼き付 け処理して一体化してある。
【0018】 図示は省略したがこの弾性管10も、前記実施例(図1)と同様に円筒管15 の上端部15aを外筒9の縮径端部9aに圧入すると共に、フランジ付きの下端 部15bを縮径端部9bに圧入すれば、弾性管10の両端部をそれぞれサンドイ ッチ状に挟着することで取り付けることができる。
【0019】 円筒管15には前記のように複数個の孔15cが設けられているので、閉栓時 に水栓取付脚1内において圧力上昇した水が孔15cから円筒管15の外側に出 て弾性管10を膨らませることができ、これにより前記実施例と同じ作用・効果 が得られる。
【0020】 この場合は、弾性管10の中間部が円筒管15によって内側から補強(剛性付 与)されているので、前記実施例のものよりも外筒9の縮径端部9a、9bに対 する着脱作業がし易くなる利点がある。
【0021】 尚、孔あき円筒管15の代わりにスリットを形成した円筒管又はメッシュ状の 円筒管等を用いることもでき、要するに外側に嵌めた弾性管を水圧により膨らま せることができる構造のものであれば良い。
【0022】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、一端側に水道配管を接続し、他端側に レバー式等の水栓金具を接続する水栓取付脚の中間部に、水撃を吸収するための ゴム等の弾性管を設けたので、水栓金具を急に閉めた時に生じる急激な水圧の上 昇を弾性管が膨らむことで吸収することができ、これにより不快な音を発生した り漏水の原因となるウォーターハンマー現象を防止すると共に、配管や器具、設 備の損傷を未然に防止する等の優れた効果を奏する。
【0023】 更に、弾性管は外筒とで二重管構造になっているので、充分保護されると共に 膨出時の破裂を未然に防止することができ、且つ外筒の縮径端部とその内側に位 置する円筒体又は円筒管との間に弾性管を挟んで固定する構造としたので、特別 の締付具を必要とせずに弾性管を簡単に着脱できる等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】 同、正面図である。
【図3】 使用状態を示すもので、急閉止時での要部の
縦断面図である。
【図4】 本考案の他の実施例を示す弾性管部分の断面
図である。
【符号の説明】
1…水栓取付脚 1a、1b…接続部 1c、1d
…通孔 1e…開口 2…フランジ部材 3…止水栓 4…円筒体 5
…フランジ付き円筒体 6…ストレーナー 7…止
め蓋 8…ソケット 9…外筒 9a、9b…縮
径端部 10…弾性管 10a…上端部 10b
…下端部 10c…突起 11…取付部 11a…孔 12…
管継手 13…水道配管 14…水栓金具 15
…円筒管 15a…上端部 15b…下端部 15c…孔

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端側に水道配管を接続し、他端側に水
    栓金具を接続する水栓取付脚であって、その中間部に前
    記水栓金具を閉めた際に発生する水撃を吸収するための
    ゴム等の弾性管を設けたことを特徴とする水撃吸収機構
    付き水栓取付脚。
  2. 【請求項2】 前記中間部に外筒を設け、この外筒の内
    側に前記弾性管を配設して二重管構造とした、請求項1
    記載の水撃吸収機構付き水栓取付脚。
  3. 【請求項3】 前記外筒の両端部を縮径して形成し、弾
    性管の一端側に流入口となる円筒体を内側に嵌着すると
    共に、他端側に流出口となる円筒体を内側に嵌着し、こ
    れらの円筒体を前記外筒の縮径端部の内側にそれぞれ嵌
    め込んで弾性管の両端部を固定した、請求項2記載の水
    撃吸収機構付き水栓取付脚。
  4. 【請求項4】 一端側が流入口で他端側が流出口とな
    り、且つ周壁に複数個の孔を有する円筒管に前記弾性管
    を被着し、この弾性管を前記中間部に配設した、請求項
    1乃至3記載の水撃吸収機構付き水栓取付脚。
JP3208392U 1992-04-17 1992-04-17 水撃吸収機構付き水栓取付脚 Pending JPH0583065U (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4106581B2 (ja) * 1997-11-28 2008-06-25 ヴルフ シユーベルト, 2つの構造部分を互いに支持する装置
JP4106580B2 (ja) * 1999-06-18 2008-06-25 テクステイールマシーネンフアブリーク・ドクトル・エルンスト・フエーレル・アクチエンゲゼルシヤフト 繊維ウエブのニードルパンチ装置

Patent Citations (2)

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