JPH0582833U - 自動販売機用容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 好ましい感じを与え、商品に対する嗜好欲を
そそることのできる容器を提供する。 【構成】 容器１の外側表面２に時効性香料インクによ
る印刷３を施す。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、自動販売機で販売される商品を収容する容器、例えば飲料を注入し て供給するためのカップに関する。

【０００２】

【従来の技術】

販売すべき商品を販売時に包装して利用者に提供する型の自動販売機、例えば カップ式飲料自動販売機においては、調理された飲料をカップに注入して利用者 に供する。この場合に用いられるカップは紙又はプラスチックで作られ、その外 側表面には場合によって宣伝や装飾のための印刷が施されているが、従来のもの はその印象がいかにも安っぽく、飲料を入れる容器としてはあまりに味気なく、 感覚的に味覚に悪影響を及ぼすおそれがある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の目的は、好ましい感じを与え、商品に対する嗜好欲をそそり得る自動 販売機用容器を提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上述の目的を達成するため、本考案においては、容器の外側表面に時効性香料 インクによる印刷を施すものである。

【０００５】

【作用】

本考案においては、販売商品が入れられた容器を利用者が手にしたとき、容器 の外側表面に付されたインクに含まれる香料が発散し、清涼感を増し、味覚に好 影響を与える。

【０００６】

【実施例】

次に本考案の実施例を図面について説明する。図において１は飲料を注入して 利用者に供するためのカップで、紙又はプラスチックで作られ、その外側表面２ には時効性香料インクにより装飾図形３が印刷されている。時効性香料インクと しては、例えば匂いや香りのエッセンスをマイクロカプセル化したものを印刷イ ンクに混合したもの等を使用することができる。香りとしては利用者が購入商品 を飲むとき好ましい雰囲気を感じさせるようなものがよく、又匂いとしてはその 商品そのものが持つ匂いを強調するようなものが好ましく、あまり強い香料で商 品を利用するとき違和感を感じるようなものは好ましくない。

【０００７】 時効性香料インクによる印刷は、必ずしも上述の実施例で示すような装飾図形 とする必要はなく、全面に無地の印刷でもよい。

【０００８】

【考案の効果】

本考案によれば、商品を購入した利用者が容器を手にしたとき、その外側表面 から香りが発散することにより、容器に上質感を抱くと共に、好ましい雰囲気が 漂うことにより味覚を高めることができるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例の斜視図である。

【符号の説明】

１ カップ ２ 外側表面 ３ 装飾図形

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 外側表面に時効性香料インクによる印刷
   を施したことを特徴とする自動販売機用容器。