JPH0582687A - 発熱素子の冷却装置 - Google Patents

発熱素子の冷却装置

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JPH0582687A
JPH0582687A JP24192091A JP24192091A JPH0582687A JP H0582687 A JPH0582687 A JP H0582687A JP 24192091 A JP24192091 A JP 24192091A JP 24192091 A JP24192091 A JP 24192091A JP H0582687 A JPH0582687 A JP H0582687A
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JP
Japan
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cooling water
cooling
secondary conductor
water channel
module body
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Pending
Application number
JP24192091A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Terada
厚 寺田
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CKD Nikki Denso Co Ltd
Original Assignee
Nikki Denso Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モジュール本体に発熱素子の熱が蓄熱される
ことがない。放熱が良好になる。モジュール全体が軽量
となる。 【構成】 ダイオード、サイリスタなどの発熱素子1の
両面を導電性モジュール本体3,4で挟着する。発熱素
子3,4の両面に形成した電極2にモジュール本体3,
4を接触する。モジュール本体3,4の端面に流入口5
および流出口6を開口する。流入口5と流出口6とを連
通させる冷却水路7をモジュール本体1に貫通形成す
る。モジュール本体3,4に冷却水路7の近傍に位置し
て端面に開口する冷却力拡散防止用孔8を形成する。 【効果】 モジュール本体3,4の冷却水路7を流れる
冷却液体によってモジュール本体3,4は熱交換して放
熱する。冷却力拡散防止用孔8によって、モジュール本
体3,4に蓄熱されない。発熱素子1を熱損傷すること
がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、スポット溶接
機の水冷溶接変圧器などの水冷トランスに接続された制
御用ダイオード、サイリスタなどの発熱素子の放熱装置
に係り、冷却のために冷却水路を形成して通電中に生じ
る電流の発熱を抑止するものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のスポット溶接機の水冷溶
接変圧器(水冷トランス)に用いられる大電流を整流す
るダイオードはアルミニューム、または銅にて形成した
盤状の導電性モジュール本体にて挟着し、この両導電性
モジュール本体をダイオードの両面の電極に接触させる
とともにこのモジュール本体に冷却水路を貫通形成し、
このモジュール本体とダイオードとを電気的に接続する
とともにダイオードを冷却する構造が採られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構造のダイ
オードの放熱装置では、ダイオードに流れる電流値が低
い場合には問題が少ないが、電流値が非常に高い場合に
は、例えば、14KAと高い場合は、モジュール本体が、例
え熱伝導率の高い銅材にて成型されていても、冷却水路
を拡げるか、冷却水路を長くしないと、ダイオードの発
熱を抑えることができない。そこで、冷却水路を拡げる
には、モジュール本体の厚みを厚くしなくてはならず、
モジュール本体の重量が増加し、そのバランスを保つこ
とが困難であるなどの問題を有している。
【0004】本発明は上記問題点に鑑みなされたもの
で、モジュール本体に蓄熱されることなく放熱を良好に
した発熱素子の冷却装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の発熱素子の冷却
装置は、ダイオード、サイリスタなどの発熱素子とこの
発熱素子の両面を挟着しこの発熱素子の両面に形成した
電極に接触される導電性モジュール本体とを備え、この
モジュール本体には端面に流入口および流出口を開口し
この流入口と流出口とを連通させた冷却水路を貫通形成
し、前記モジュール本体に前記冷却水路の近傍に位置し
て端面に開口する冷却力拡散防止用孔を形成したもので
ある。
【0006】
【作用】本発明の発熱素子の冷却装置は、発熱素子から
放熱された熱はモジュール本体に熱伝導され、モジュー
ル本体の冷却水路を流れる冷却液体によってモジュール
本体は熱交換され、放熱されるとともに、モジュール本
体に冷却水路の近傍に形成した冷却力拡散防止用孔によ
って、発熱素子から吸熱された熱がモジュール本体に蓄
熱されることなく、良好に冷却され、発熱素子を熱損傷
することがない。
【0007】
【実施例】本発明の発熱素子の冷却装置の一実施例の構
成を図面について説明する。
【0008】図1および図2において、1はダイオード
またはサイリスタなどの発熱素子で、この発熱素子1の
両面には電極が形成されている。
【0009】3,4は前記発熱素子1の両面を挟着しこ
の発熱素子1の両面に形成した電極2に接触されるアル
ミニュームまたは銅などにて盤状に成型された導電性モ
ジュール本体で、このモジュール本体3,4には一端面
に流入口5および流出口6を開口しこの流入口5と流出
口6とを連通させた略U字状の冷却水路7が貫通形成さ
れている。
【0010】また、前記モジュール本体3,4の前記冷
却水路7の両側および中央近傍に位置して一端面にドリ
ルなどにて開口した冷却力拡散防止用孔8が形成されて
いる。
【0011】次にこの発熱素子の冷却装置を用いるトラ
ンス9を図3ないし図7について説明する。
【0012】10は二次導体で、複数対の二次導体部材11
にて形成されている。この各二次導体部材11は銅などの
導電材料にて略矩形枠状の環状形状に形成され、内周部
にて鉄心挿通部12が形成されている。この各二次導体部
材10の一端には上向き突出した一方の端子接続部13が形
成され、他端には前記一方の端子接続部13に上向に隣接
して他方の端子接続部14が形成されている。そして、こ
の各二次導体部材11には一方の端子接続部13から他方の
端子接続部14に貫通した冷却水路15が貫通形成されてい
る。
【0013】また、この各二次導体部材10の外表面には
エポキシ樹脂に浸漬して、または、二次導体部材10を加
熱後にエポキシ樹脂ハウダーを吹き付け塗布して絶縁被
膜を形成する。
【0014】また、一次導体20は略矩形枠状に導線を巻
回した複数の巻線からなる一次導体部材21で形成されて
いる。
【0015】そして、前記各対をなす二次導体部材11を
それぞれ隣接して並列に配設する。この対をなす二次導
体部材11を同一方向に向け、一方の一組の対をなす二次
導体部材11は一方の端子接続部13を一側に位置させ、他
方の一組の対をなす二次導体部材11は一方の端子接続部
13を他側に位置させることにより、各二次導体部材11の
他方の端子接続部14は中央位置に配設される。また、こ
の各二次導体部材11を一次導体部材21で挟着する。な
お、この二次導体部材11と一次導体部材21との間にノメ
ックス絶縁材22を挟着し、または、一次導体部材21にノ
メックス絶縁材22を巻回して、二次導体部材11と一次導
体部材21との間に絶縁材22を介在させる。また、前記各
二次導体部材11はねじなどで固着される端子盤30にて他
方の端子接続部14を並列に接続する。この端子盤30には
対をなす各二次導体部材11の他方の端子接続部14に開口
した冷却水路15に液密に連通する冷却水路31,31が形成
され、この冷却水路31,31は一端面に開口されている。
【0016】また、前記二次導体部材11の一方の端子接
続部13にはそれぞれ対をなす二次導体部材11ごとに端子
盤32,32がねじなどにて固着されている。そして、この
端子盤32,32には各二次導体部材11の一方の端子接続部
13に開口した冷却水路15に液密に連通する冷却水路33,
33が形成され、この冷却水路33,33は一端面に開口され
ている。この端子盤32,32には前記モジュール本体3,
4が接続される柱状の端子部34がそれぞれ接続されてい
る。
【0017】また、前記トランス9の回路は図7に示す
ように、このように接続された二次導体部材11は図8に
示すように、並列に接続されて二次導体10を構成し、一
次導体部材21は直列に接続されて一次導体20を構成して
いる。
【0018】40は鉄心で、前記一次導体20と二次導体10
とに挿通される。
【0019】次にこの実施例の作用を説明する。
【0020】発熱素子1から放熱された熱はモジュール
本体3,4に熱伝導され、モジュール本体3,4の冷却
水路7を流れる冷却液体によってモジュール本体3,4
は熱交換されて放熱される。また、同時に、モジュール
本体3,4に冷却水路7の近傍に形成した冷却力拡散防
止用孔8によって、発熱素子1から吸熱された熱がモジ
ュール本体3,4に蓄熱されることなく、良好に放熱さ
れ、発熱素子1を熱損傷することがない。そして、この
発熱素子1がダイオードの場合には、トランス9からの
電流を整流し、サイリスタの場合はトランス9からの電
流を制御する。
【0021】そして、トランス9は二次導体10は複数対
の二次導体部材11に分割して並列に配設したため、二次
導体10の断面積が拡がり、直流抵抗値が低下し、二次導
体部材11は比較的細く成型でき、もれ磁束が二次導体部
に鎖交することなく、リアクタンスの降下がない。ま
た、複数対の二次導体部材11に分割したことにより表面
積が拡大し、一次導体部材21と二次導体部材11との接触
面積が拡大し、表皮効果による交流抵抗値が増加するこ
とがない。
【0022】また、二次導体10は各二次導体部材11にそ
れぞれ形成した冷却水路15を流動する冷却液により冷却
されるため、冷却効果が高められる。
【0023】また、二次導体10の重量も二次導体部材11
に分割したため大きくすることなく、軽量となり、ロボ
ットなどへの組込みも容易となる。
【0024】また、例えば、スポット溶接機の電源トラ
ンスのように、入力電圧が600V程度と高圧とし、出
力電圧は出力電流を大きくするために1〜10V程度と
低くし、一次導体20と二次導体10との電位差が大きくし
ても、二次導体10の表面に絶縁被膜を形成したため、絶
縁材22が多少破損しても、絶縁破壊が生じることがな
い。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、発熱素子から放熱され
た熱はモジュール本体に熱伝導されて、モジュール本体
の冷却水路を流れる冷却液体によってモジュール本体は
熱交換され、放熱されるとともに、モジュール本体に冷
却水路の近傍に形成した冷却力拡散防止用孔によって、
発熱素子から吸熱された熱がモジュール本体に蓄熱され
ることなく、良好に放熱され、発熱素子を熱損傷するこ
とがない。また、モジュール全体が軽量となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す発熱素子の冷却装置の
斜視図である。
【図2】同上モジュール本体の正面図である。
【図3】同上発熱素子の冷却装置を装着するトランスの
正面図である。
【図4】同上側面図である。
【図5】同上平面図である。
【図6】同上二次導体の分解斜視図である。
【図7】同上回路図である。
【符号の説明】
1 発熱素子 3,4 モジュール本体 5 流入口 6 流出口 7 冷却水路 8 冷却力拡散防止用孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発熱素子とこの発熱素子の両面を挟着し
    この発熱素子の両面に形成した電極に接触される導電性
    モジュール本体とを備え、 このモジュール本体には端面に流入口および流出口を開
    口しこの流入口と流出口とを連通させた冷却水路を貫通
    形成し、 前記モジュール本体に前記冷却水路の近傍に位置して端
    面に開口する冷却力拡散防止用孔を形成したことを特徴
    とする発熱素子の冷却装置。
JP24192091A 1991-09-20 1991-09-20 発熱素子の冷却装置 Pending JPH0582687A (ja)

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ID=17081526

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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