JPH058247Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、調理用焼物機等に使用するのに適し
た曲線コンベヤーに関するものである。

従来の技術 曲線路にそつて物品を搬送するコンベヤーとし
て従来提案されているものとしては、例えば、添
付図面の第１１図に平面的に略示するようなもの
がある。この第１１図に示す曲線式コンベヤー
は、スラツト型コンベヤーと呼ばれるもので、可
撓性のあるエンドレスベルト２にそつて多数の板
状のスラツト３を枢着したものを、曲線ガイド１
にそつてエンドレスに移動させるようにしたもの
である。また、従来提案されている曲線式コンベ
ヤーとしては、第１２図および第１３図に略示す
る構成のものもあつた。第１２図は、その曲線式
コンベヤーの平面図であり、第１３図は、その曲
線式コンベヤーの正面図である。これら第１２図
および第１３図に示されるように、この従来の曲
線式コンベヤーは、第１の直線式のエンドレスコ
ンベヤー４と、回転する円形コンベヤー５と、第
２の直線式のエンドレスコンベヤー６とを組み合
わせてなつている。この曲線式コンベヤーでは、
第１の直線式コンベヤー４によつて矢印方向へ搬
送されてくる物品は、回転する円形コンベヤー５
の上へと落とされて、さらに回転搬送される。そ
して、円形コンベヤー５から物品は、第２の直線
式コンベヤー６の上へと落とされて、この第２の
直線式コンベヤー６によつて矢印方向へと搬送さ
れていくのである。この曲線式コンベヤーを構成
する各コンベヤー部分は、ネツト式でもバー式で
もありうる。さらにまた、従来提案されている曲
線式コンベヤーとしては、第１４図および第１５
図に略示するようなものもあつた。第１４図は、
その曲線式コンベヤーの平面図、第１５図は、そ
の曲線式コンベヤーの正面図である。これら第１
４図および第１５図に示すように、この従来の曲
線式コンベヤーは、曲線路にそつてエンドレス状
に張つたネツトを、モータ９によつて駆動される
駆動軸８にてエンドレス回転させるようにしたも
のである。

考案が解決しようとする課題 前述した従来の曲線式コンベヤーのうち、第１
１図に示したスラツト型コンベヤーは、比較的に
構造が簡単ではあるが、物品の搬送面が板状のス
ラツト３からなるので、次のような場合に問題が
あつた。すなわち、調理用焼物機や乾燥機等の加
熱機においては、被加熱物を効率よく加熱するた
めには、その被加熱物の上並びに前後左右からの
加熱に加えて、下からも加熱することが必要であ
る。ところが、物品の搬送面が板状のスラツトか
らなるのでは、下からの加熱を行えない。従つ
て、第１１図に示したような従来のスラツト型コ
ンベヤーは、調理用焼物機や乾燥機等のためのコ
ンベヤーとしては適したものではない。

前述した従来の曲線式コンベヤーのうち、第１
２図および第１３図に示した曲線式コンベヤー
は、各コンベヤー部分４，５および６をそれぞれ
ネツト式またはバー式のものとすれば、下からの
加熱にも適したものとすることができる。しかし
ながら、この従来の曲線式コンベヤーは、直線式
コンベヤーと円形コンベヤーとを組み合わせて構
成するものなので、その全体としてのレイアウト
が難しく、システムが複雑となり、価格も高くな
りがちである。

前述した従来の曲線式コンベヤーのうち、第１
４図および第１５図に示した曲線式コンベヤー
は、ネツト式であるから、勿論、下からの加熱に
は適している。しかしながら、その曲線路の内径
をあまり小さくできないため、円周が大きくな
り、設置面積を広く必要とする問題がある。

本考案の目的は、このような従来の曲線式コン
ベヤーの問題点を解消し、非常に簡単な構成で設
置スペースもあまりとらず、しかも下からの加熱
にも適したような曲線コンベヤーを提供すること
である。

課題を解決するための手段 本考案による曲線コンベヤーは、少なくとも
90°の角度的範囲に亘つて延長する曲線路を含む
移送ラインにそつて延長するコンベヤー枠と、該
コンベヤー枠の外側曲線壁にそつて設けられたガ
イドレールと、前記コンベヤー枠の内側曲線壁に
そつて設けられたスライド部材と、前記曲線路の
外側であつて前記移送路の一端で前記コンベヤー
枠に設けられたチエーン駆動ギアと、前記曲線路
の内側であつて前記移送路の前記一端で前記コン
ベヤー枠に設けられ前記チエーン駆動ギアの直径
と実質的に同じ直径を有する第１のマグネツトプ
ーリーと、前記曲線路の外側であつて前記移送路
の他端で前記コンベヤー枠に設けられたスプロケ
ツトと、前記曲線路の内側であつて前記移送路の
前記他端で前記コンベヤー枠に設けられ前記スプ
ロケツトと実質的に同じ直径を有する第２のマグ
ネツトプーリーと、前記チエーン駆動ギアと前記
第１のマグネツトプーリーとを同軸的に接続する
駆動シヤフトと、前記スプロケツトと前記第２の
マグネツトプーリーとを同軸的に接続する回転シ
ヤフトと、前記チエーン駆動ギアと前記スプロケ
ツトとの間に掛けられ、前記ガイドレールにそつ
て走行しうるガイドローラを間隔をおいて有して
いて前記外側曲線壁にそつてエンドレス状に設け
られたチエーン部材と、一端を前記チエーン部材
に取付け他端を前記スライド部材上でフリーにス
ライドしうるようにして、それらチエーン部材お
よびスライド部材の延長方向にそつて間隔をおい
て設けられた複数本の磁気的に吸着されうるよう
な材料で形成されたコンベヤーバーと、前記チエ
ーン駆動ギアを回転駆動させるための駆動源と、
前記第１のマグネツトプーリーと前記スライド部
材との間に配置されて前記第１のマグネツトプー
リーに前記スライド部材上から吸着されて送られ
てくる前記コンベヤーバーの他端を、その第１の
マグネツトプーリーからそのスライド部材上へと
戻すようにする第１のスクレパー部材と、前記第
２のマグネツトプーリーと前記スライド部材との
間に配置されて前記第２のマグネツトプーリーに
前記スライド部材上から吸着されて送られてくる
前記コンベヤーバーの他端を、その第２のマグネ
ツトプーリーからそのスライド部材上へと戻すよ
うにする第２のスクレパー部材とを備えたことを
特徴とする。

実施例 次に、添付図面の第１図から第１０図に基づい
て、本考案の実施例について本考案をより詳細に
説明する。

第１図は、本考案の一実施例としての曲線コン
ベヤーを示す平面図であり、第２図は、第１図の
曲線コンベヤーの左側の端部を示す端面図であ
り、第３図は、第１図の曲線コンベヤーの右側の
端部を示す端面図である。これら図に示されるよ
うにこの実施例の曲線コンベヤーは、所定の曲線
路にそつて延長するコンベヤー枠１０と、このコ
ンベヤー枠１０の外側曲線壁にそつて設けられた
ガイドレール１７と、コンベヤー枠１０の内側曲
線壁にそつて設けられたスライドレール２１およ
び２２と、ガイドレール１７にそつて走行しうる
ガイドローラ１８を間隔をおいたアタツチメント
１６Ａに取り付けていて前記外側曲線壁にそつて
エンドレス状に設けられたアタツチメント付きチ
エーン１６と、コンベヤー枠１０に設けられチエ
ーン１６に係合してそのチエーン１６をエンドレ
スに移動させるチエーン駆動ギア１５と、一端を
チエーン１６に取付け他端をスライドレール２
１，２２に掛けるようにしてそれらチエーン１６
およびスライドレール２１，２２の延長方向にそ
つて間隔をおいて設けられた多数本のコンベヤー
バー１９とを備えている。

第１図によく示されるように、ガイドレール１
７は、間隔をおいて配置したガイドレールスペー
サ２８によつて、コンベヤー枠１０の外側曲線壁
に対して一定の間隔に保持されている。第４図
は、第１図の曲線コンベヤーの左側の端部の構造
を詳細に示す部分斜視図である。この第４図によ
く示されるように、コンベヤー枠１０の左側の端
部には、軸受１２および３０（第２図参照）を介
して駆動シヤフト１１が設けられている。この駆
動シヤフト１１には、前述したチエーン駆動ギア
１５と、後述するような作用を果たすマグネツト
プーリー２０および駆動スプロケツト１３とが取
り付けられており、駆動スプロケツト１３には、
駆動ベルト１４が掛けられている。この駆動ベル
ト１４は、図示していない適当な駆動モータによ
り駆動されて、第４図において矢印方向に駆動ス
プロケツト１３を回転させて、駆動シヤフト１１
を回転駆動させるようになつている。このように
駆動シヤフト１１が回転させられると、チエーン
駆動ギア１５がそれにつれて回転し、そこに掛け
られたチエーン１６がエンドレスに移動させられ
る。前述したようにチエーン１６のアタツチメン
ト１６Ａに取り付けられたガイドローラ１８は、
ガイドレール１７にそつて走行し、チエーン１６
自身の曲線部、直線部における伸縮を促してチエ
ーンがコンベヤ枠１０の外側曲線壁にそつて逸脱
せずにエンドレス走行しうるようにする。このよ
うに外側曲線壁にそつて走行するチエーン１６に
そつて等間隔に一端を取り付けたコンベヤーバー
１９は、他端をコンベヤー枠１０の内側曲線壁に
そつて設けられたスライドレール２１，２２の上
をフリーの状態でスライドさせながら、チエーン
１６の移動につれて移動していく。このとき、第
１図の平面図によく示されるように、曲線部にお
いては、各コンベヤーバー１９の外側端の間隔
は、チエーン１６の伸縮によりひろがり、内側端
の間隔は、狭くなり、このようにして、コンベヤ
ーバー１９は、曲線路にそつて適正に追随移動し
ていくことになる。第２図および第４図によく示
されているように、外側曲線壁にそつてガイドレ
ール１７の下にそつてスライドレール２９を設け
ておき、チエーン１６の下方パスにて移動してい
くコンベヤーバー１９を支え且つスライドさせる
ようにしておくと、チエーン１６の下方パスが垂
れ下がつて、ガイドローラ１８がガイドレール１
７から外れてしまうのを防止できて好ましい。

前述したように、各コンベヤーバー１９は、そ
の外側端をチエーン１６に固定しているものの、
その内側端は、スライドレール２１，２２の上を
フリーにスライドする構造とされていることか
ら、このコンベヤーを、第４図において矢印方向
へ単にエンドレスに走行させる場合には、コンベ
ヤー端においてフリーなコンベヤーバーの内側端
は、計画走行路を逸脱してしまうことになる。こ
のような逸脱を防止して、このコンベヤーバー１
９の内側端を、コンベヤー枠１０の左側端（第１
図にて）で走行軌道上に拘束する手段として、前
述のマグネツトプーリー２０と、スクレパー２３
とが設けられている。このマグネツトプーリー２
０とスクレパー２３との作用について説明する
に、第４図に示すように、上側のスライドレール
２１の上をスライド走行してきた、コンベヤーバ
ー１９の端部は、そのスライドレール２１の終端
で、マグネツトプーリー２０に受け渡され反転す
るが、マグネツトプーリー２０に磁気的に吸着さ
れているコンベヤーバー１９の端部は、落下せず
にマグネツトプーリー２０の回転につれて反転さ
せられていく。こうして、マグネツトプーリー２
０によつて、下側のスライドレール２２の上まで
反転させられたコンベヤーバー１９の端部は、ス
クレパー２３によりマグネツトプーリー２０から
はぎ取り除かれて、下側のスライドレール２２の
上に開放されて戻り軌道をフリー状態でスライド
しながらたどることになる。このようなマグネツ
トプーリーとスクレパーとの組み合わせ機構は、
コンベヤー枠１０の右側端（第１図にて）にも設
けられている。第５図は、第１図のコンベヤーの
右側端の構造の詳細を示す部分拡大斜視図であ
る。この第５図によく示されるように、軸受２５
を介してコンベヤー枠１０に取り付けられた回転
シヤフト２４にマグネツトプーリー２６が設けら
れており、コンベヤー枠１０にスクレパー２７が
設けられている。回転シヤフト２４の他端には、
第１図に示されるように、スプロケツト３１が設
けられており、このスプロケツト３１には、チエ
ーン１６が掛けられている。また、第１図および
第３図に示されるように、回転シヤフト２４の他
端には、テンシヨンアーム３２が取り付けられて
いて、テンシヨンスプリング３３を挟んでコンベ
ヤー枠１０に設けられたテンシヨン調整ノブ３４
を操作することにより、チエーン１６のテンシヨ
ンを適当に調整しうるようにされている。第５図
に戻つて説明するに、チエーン１６の移動につれ
て下側のスライドレール２２の上をスライドしな
がら送られてくるコンベヤーバー１９の端部は、
そのスライドレール２２の終端部において、マグ
ネツトプーリー２６により磁気的に吸着されて、
上側のスライドレール２１の方へ持ち上げられ
る。このようにして持ち上げられてきたコンベヤ
ーバー１９の端部は、スクレパー２７によつてマ
グネツトプーリー２６からはぎ取られて、スライ
ドレール２１の上へと引き渡される。

第６図は、コンベヤーの各端部において、コン
ベヤーバー１９のフリー端部を、下側のスライド
レールから上側のスライドレールへ、または、そ
の逆に、上側のスライドレールから下側のスライ
ドレールへと引き渡すための別の機構例を示す第
５図と同様の図である。この第６図の機構は、マ
グネツトプーリー２０に代えて、歯車を使用する
ものである。回転シヤフト２４には、バーガイド
ギヤ３５が設けられており、そのバーガイドギヤ
３５の周りに、バーガイド板３６が設けられてい
る。下側のスライドレール２２の上を進んできた
コンベヤーバー１９の端部は、バーガイドギヤ３
５の歯部３７に引つ掛けられてバーガイド板３６
にそつて上側のスライドレール２１へと運ばれて
いく。同様の機構にて、その逆に、コンベヤーバ
ー１９を上側のスライドレール２１から下側のス
ライドレール２２へと運ぶこともできることは容
易に理解できよう。

第７図は、本考案の曲線コンベヤーの別の実施
例を示す平面図であり、第８図は、第７図の曲線
コンベヤーの左側端部を示す端面図であり、第９
図は、第７図の曲線コンベヤーの右側端部を示す
端面図である。第１図から第６図に関して説明し
た実施例では、コンベヤーバーの内側のフリー端
を単にスライドレールの上をスライドさせるよう
にしたものであつたが、あまり搬送荷重の大きく
ないコンベヤーの場合には、これで充分である。
しかし、搬送荷重が重くなる場合には、コンベヤ
ーバーがスライドレール上をうまくスライドし得
ないおそれがでてくる。第７図の実施例は、搬送
荷重が大きいような場合に適したものである。第
７図の実施例は、大部分において、第１図の実施
例と同じ構造であるので、以下、異なる部分につ
いてのみ説明する。

第７図の実施例では、コンベヤー枠１０の内側
曲線壁にそつて、上下のスライドレールを設ける
代わりに、エンドレス状に移動させられるワイヤ
ロープ４０を設けたものである。このワイヤロー
プ４０は、シヤフト１１の端部に設けられたロー
プ車３９とシヤフト２４の端部に設けられたロー
プ車４１との間に掛けられている。ワイヤロープ
４０は、コンベヤー枠１０の内側曲線壁にそつて
設けられたワイヤガイド４５によりその曲線路に
そつて引き張られた状態にて、ワイヤロープ車３
９および４１の回転につれてエンドレスに移動さ
せられるようになつている。したがつて、そのワ
イヤロープ４０の上に乗つたコンベヤーバー１９
の端部は、移動するワイヤロープ４０につれて移
動しつつスライドもしうるので、搬送荷重が大き
くても曲線路にそつてスムースに移動しうる。

回転シヤフト２４の端部には、テンシヨンアー
ム４２が取り付けられていて、テンシヨンスプリ
ング４３を挟んでコンベヤー枠１０に設けられた
テンシヨン調整ノブ４４を操作することにより、
ワイヤロープ４０のテンシヨンを適当に調整しう
るようにされている。

第１０図は、本考案のさらに別の実施例を示す
部分拡大斜視図である。この第１０図は、コンベ
ヤーバー１９のフリー端とコンベヤー枠１０との
関係を示しており、この実施例では、コンベヤー
バー１９のフリー端に回転自在のローラー３８を
取り付けて、コンベヤー枠１０の上を回転しつつ
スライドしうるようにしている。こうすることに
より、非常に大きな搬送荷重にも耐えうるものと
することができる。

考案の効果 本考案の曲線コンベヤーは、前述したような構
成であるから、次のような効果を得ている。

(1) 直線式コンベヤーと円形式コンベヤーとを組
み合わせる等の複雑な構造をとることなく、単
一ラインのコンベヤーとされているので、構造
が簡単でコストの安いものとすることができ
る。

(2) コンベヤーバーの一端をフリーとしてスライ
ドしうるものとしたので、曲線路の内側曲率を
比較的に小さくすることができ、したがつて、
設置スペースをあまり必要としないコンパクト
な曲線コンベヤーとすることができる。

(3) コンベヤーの搬送面が間隔をおいたコンベヤ
ーバーによつて与えられているので、被搬送物
体を搬送面より下からも加熱することができる
ので、調理用焼物機、乾燥機等の加熱機におい
て被加熱物体を搬送するためのコンベヤーとし
ての使用にも適している。

(4) 曲線コンベヤーの移送路の両端における反転
を、実質的に同じ直径のチエーン駆動ギアおよ
び第１のマグネツトプーリーと、実質的に同じ
直径のスプロケツトおよび第２のマグネツトプ
ーリーとで行うようにしたので、コンベヤーバ
ーによつて与えられるコンベヤー搬送面を常に
水平なものとすることができ、しかも、コンベ
ヤー移送方向に対して常にコンベヤーバーが直
交するようにして送られるので、コンベヤーバ
ーに無理な力が作用することなく、スムースに
コンベヤーバーを送ることができる。このた
め、移送路における曲線部から直線部への移行
もスムースに行うことができる。

(5) コンベヤーバーの内側端の間隔を比較的に自
由にとれるので、曲線コンベヤーの内側曲率を
比較的に小さくすることができるだけでなく、
その内側曲率を比較的に自由に選定できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本考案の一実施例としての曲線コン
ベヤーを示す平面図、第２図は、第１図の曲線コ
ンベヤーの左側の端部を示す端面図、第３図は、
第１図の曲線コンベヤーの右側の端部を示す端面
図、第４図は、第１図の曲線コンベヤーの左側の
端部の構造を詳細に示す部分斜視図、第５図は、
第１図のコンベヤーの右側端の構造の詳細を示す
部分拡大斜視図、第６図は、本考案の別の実施例
を示す第５図と同様の部分拡大斜視図、第７図
は、本考案の曲線コンベヤーの別の実施例を示す
平面図、第８図は、第７図の曲線コンベヤーの左
側端部を示す端面図、第９図は、第７図の曲線コ
ンベヤーの右側端部を示す端面図、第１０図は、
本考案のさらに別の実施例を示す部分拡大斜視
図、第１１図は、従来の曲線式コンベヤーの一例
を示す概略平面図、第１２図は、従来の曲線式コ
ンベヤーの別の例を示す概略平面図、第１３図
は、第１２図のコンベヤーの概略正面図、第１４
図は、従来の曲線式コンベヤーのさらに別の例を
示す概略平面図、第１５図は、第１４図のコンベ
ヤーの概略正面図である。 １０……コンベヤー枠、１１……駆動シヤフ
ト、１２……軸受、１３……駆動スプロケツト、
１４……駆動ベルト、１５……チエーン駆動ギ
ヤ、１６……アタツチメント付チエーン、１７…
…ガイドレール、１８……ガイドローラ、１９…
…コンベヤーバー、２０……マグネツトプーリ
ー、２１，２２……スライドレール、２３……ス
クレパー、２４……回転シヤフト、２５……軸
受、２６……マグネツトプーリー、２７……スク
レパー、３１……スプロケツト。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 少なくとも90°の角度的範囲に亘つて延長する
   曲線路を含む移送ラインにそつて延長するコンベ
   ヤー枠と、該コンベヤー枠の外側曲線壁にそつて
   設けられたガイドレールと、前記コンベヤー枠の
   内側曲線壁にそつて設けられたスライド部材と、
   前記曲線路の外側であつて前記移送路の一端で前
   記コンベヤー枠に設けられたチエーン駆動ギア
   と、前記曲線路の内側であつて前記移送路の前記
   一端で前記コンベヤー枠に設けられ前記チエーン
   駆動ギアの直径と実質的に同じ直径を有する第１
   のマグネツトプーリーと、前記曲線路の外側であ
   つて前記移送路の他端で前記コンベヤー枠に設け
   られたスプロケツトと、前記曲線路の内側であつ
   て前記移送路の前記他端で前記コンベヤー枠に設
   けられ前記スプロケツトと実質的に同じ直径を有
   する第２のマグネツトプーリーと、前記チエーン
   駆動ギアと前記第１のマグネツトプーリーとを同
   軸的に接続する駆動シヤフトと、前記スプロケツ
   トと前記第２のマグネツトプーリーとを同軸的に
   接続する回転シヤフトと、前記チエーン駆動ギア
   と前記スプロケツトとの間に掛けられ、前記ガイ
   ドレールにそつて走行しうるガイドローラを間隔
   をおいて有していて前記外側曲線壁にそつてエン
   ドレス状に設けられたチエーン部材と、一端を前
   記チエーン部材に取付け他端を前記スライド部材
   上でフリーにスライドしうるようにして、それら
   チエーン部材およびスライド部材の延長方向にそ
   つて間隔をおいて設けられた複数本の磁気的に吸
   着されうるような材料で形成されたコンベヤーバ
   ーと、前記チエーン駆動ギアを回転駆動させるた
   めの駆動源と、前記第１のマグネツトプーリーと
   前記スライド部材との間に配置されて前記第１の
   マグネツトプーリーに前記スライド部材上から吸
   着されて送られてくる前記コンベヤーバーの他端
   を、その第１のマグネツトプーリーからそのスラ
   イド部材上へと戻すようにする第１のスクレパー
   部材と、前記第２のマグネツトプーリーと前記ス
   ライド部材との間に配置されて前記第２のマグネ
   ツトプーリーに前記スライド部材上から吸着され
   て送られてくる前記コンベヤーバーの他端を、そ
   の第２のマグネツトプーリーからそのスライド部
   材上へと戻すようにする第２のスクレパー部材と
   を備えたことを特徴とする曲線コンベヤー。