JPH0582413A - 露光装置及び露光方法 - Google Patents

露光装置及び露光方法

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JPH0582413A
JPH0582413A JP3240022A JP24002291A JPH0582413A JP H0582413 A JPH0582413 A JP H0582413A JP 3240022 A JP3240022 A JP 3240022A JP 24002291 A JP24002291 A JP 24002291A JP H0582413 A JPH0582413 A JP H0582413A
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JP
Japan
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exposure
exposure light
exposed
mounting table
moving
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JP3240022A
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English (en)
Inventor
Masaaki Higashiya
政昭 東谷
Yoshinori Obata
義則 小畑
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、凹凸を有する被露光体を露光する露
光装置及び露光方法に関し、凹凸を有する被露光体を露
光する際にフォーカスマージンの増大及び解像力の向上
を同時に図ることができる露光装置を提供することを目
的とする。 【構成】被露光体12を載置する載置台11と、載置台
11を光軸方向に上下移動させる移動手段13と、被露
光体12の位置検出手段15〜17と、被露光体12に
照射される露光光発生手段21と、被露光体12の位置
に露光光を集中させる投影レンズ22とを有する露光装
置であって、載置台11の移動及び停止を制御する信号
を載置台11の移動手段13に送り、かつ位置検出動作
を制御する信号を前記位置検出手段17に送り、かつ位
置検出手段16からの位置情報に基づいて露光光の照射
の開始と終了を制御する信号を露光光発生手段21に送
る制御手段19を含み構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (目次) ・産業上の利用分野 ・従来の技術(図6) ・発明が解決しようとする課題 ・課題を解決するための手段 ・作用 ・実施例 (1)第1の実施例(図1) (2)第2の実施例(図2,図3) (3)第3の実施例(図4) (4)第4の実施例(図5) ・発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、露光装置及び露光方法
に関し、更に詳しく言えば、凹凸を有する被露光体を露
光する露光装置及び露光方法に関する。
【0003】半導体装置においては、高密度化のために
素子形成層や配線層の多層化が行われており、製造工程
途中の半導体基板の表面での段差は拡大する傾向にあ
る。このような半導体基板上に、微細なパターンを形成
するためには、焦点深度の増大と解像力の向上とを同時
に図ることが必要である。
【0004】
【従来の技術】図6は、従来例の露光方法に用いられる
露光装置について説明する構成図である。
【0005】図6において、1は被露光体としてのウエ
ハ2を載置するステージ、そして、ベストフォーカス位
置を検出するための検出手段はレーザ発生装置4とディ
テクタ5とスリット6からなる。そして、スリット6は
ベストフォーカス位置でディテクタ5に検出されるレー
ザ光の強度が最大になるように、予め傾斜角度θが設定
されている。従って、ステージ1を上下させてベストフ
ォーカス位置にウエハ2が固定される。また、ウエハ2
の厚さの違い等によるベストフォーカス位置のズレの微
調は、ステップモータ4によりステージ1を上下するこ
とにより行われる。
【0006】更に、7は光学系で、例えばi線を発生す
る露光光発生手段8及び投影レンズ9からなる。このよ
うな露光装置を用いて、まず、露光マスク10を光学系
とウエハ2との間に設置し、更に、ステージ1上にレジ
スト膜の形成されたウエハ2を載置する。続いて、レー
ザ光を照射し、スリット6を通過してディテクタ5に検
出されるレーザ光の強度が最大になるように、ステージ
1を上下させてベストフォーカス位置にステージ1を固
定する。
【0007】続いて、ウエハ2の平面移動によりウエハ
2上の既形成パターンと露光マスク10上のパターンと
を位置合わせする。次いで、露光マスク10を介してウ
エハ2上のレジスト膜に例えばi線からなる露光光を照
射し、露光マスク10上のパターンを転写する。
【0008】このとき、解像力(R)及び焦点深度
(D)は、理論上次のように表される。即ち、 R=k1 λ/NA D=k2 λ/(NA)2 但し、k1 …定数、k2 …定数、λ…露光光の波長、N
A…レンズの開口数。
【0009】上記のR,Dの表現式によれば、通常、i
線で、R=0.5μm程度でよい場合、対応するλ,N
Aで決まる焦点深度は、D=2μm程度となり、現実の
段差を十分にカバーできる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、パターンの
微細化により、R=0.3μm以上の解像力が要求され
る場合、対応するλ,NAで決まる焦点深度は、D=1
μm以下となり、段差のカバーが不十分になり,パター
ン切れが悪くなるという問題がある。つまり、露光光の
波長(λ)や開口数(NA)を変化させて解像力と焦点
深度とを調整したのでは、一方の向上は図れるが、他方
は悪化するため、同時に両方を向上させることは難しい
という問題がある。
【0011】本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので、凹凸を有する被露光体を露光する際に焦
点深度の増大及び解像力の向上を同時に図ることができ
る露光装置及び露光方法を提供することを目的とするも
のである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題は、第1に、被
露光体を載置する載置台と、該載置台を光軸方向に移動
させる移動手段と、前記被露光体の位置検出手段と、前
記被露光体に照射される露光光の発生手段と、前記被露
光体の位置に前記露光光を集中させる投影レンズとを有
する露光装置であって、前記載置台の移動及び停止を制
御する信号を前記載置台の移動手段に送り、かつ前記位
置検出動作を制御する信号を前記位置検出手段に送り、
かつ該位置検出手段からの位置情報に基づいて前記露光
光の発生の開始と終了を制御する信号を前記露光光の発
生手段に送る制御手段を有することを特徴とする露光装
置によって達成され、第2に、被露光体を載置する載置
台と、該載置台を光軸方向に移動させる移動手段と、前
記被露光体の位置検出手段と、前記被露光体に照射され
る露光光発生手段と、前記被露光体の位置に前記露光光
を集中させる投影レンズとを有する露光装置であって、
前記載置台の移動を開始させ、予め設定されている距離
を移動の後、前記載置台の移動を終了させる信号を前記
載置台の移動手段に送り、かつ前記載置台の移動の開始
及び終了に応じて前記露光光の発生の開始及び終了を制
御する信号を前記露光光発生手段に送る制御手段を有す
ることを特徴とする露光装置によって達成され、第3
に、第1又は第2の発明に記載の露光装置であって、露
光マスクを保持するマスク保持手段と、前記露光マスク
と前記被露光体との位置合わせ手段とを有することを特
徴とする露光装置によって達成され、第4に、露光光の
結像面を固定した後、前記結像面が前記被露光体内部を
通過するように前記被露光体を光軸方向に連続的に移動
させながら、前記露光光を照射することを特徴とする露
光方法によって達成され、第5に、被露光体と露光マス
クとの位置合わせを行い、その後、露光光の結像面を固
定した後、前記結像面が前記被露光体内部を通過するよ
うに前記被露光体を光軸方向に連続的に移動させなが
ら、前記露光マスクを介して前記露光光を前記被露光体
に選択的に照射することを特徴とする露光方法によって
達成され、第6に、前記露光光の結像面を固定した後、
前記露光光の照射を開始し、その後、前記結像面が前記
被露光体内部を通過するように前記被露光体を光軸方向
に連続的に移動させ、少なくとも前記被露光体の最上部
と最下部との差に相当する距離だけ前記被露光体が移動
した後、前記露光光の照射を停止することを特徴とする
第4又は第5の発明に記載の露光方法によって達成され
る。
【0013】
【作用】本発明の露光装置においては、被露光体の載置
台を光軸方向に移動させる移動手段と、被露光体の位置
検出手段と、載置台の移動と停止を制御する信号を載置
台の移動手段に送り、かつ位置検出動作を制御する信号
を位置検出手段に送り、かつ位置検出手段からの位置情
報に基づいて、露光光の照射の開始と終了を制御する信
号を露光光発生手段に送る制御手段とを有している。特
に、載置台の所定の位置で露光光の照射を開始し、予め
設定された載置台の移動距離に基づいて、露光光の照射
を終了する信号を露光光発生手段に送る制御手段を有し
ている。
【0014】従って、必要な距離を被露光体が移動する
間だけ露光光を照射することができるので、被露光体の
全ての部分が露光光の結像面を通過するようにすること
ができる。これにより、被露光体が焦点深度よりも大き
い凹凸の段差を有していても、露光光の照射強度は積分
された合計の照射強度により決まるので、凹部の選択照
射領域と凸部の選択照射領域はともに中央部が凸状の極
めてコントラストの良い、同じ様な照射強度の分布を示
す。従って、十分な焦点深度を得ることができる。しか
も、露光光の波長やレンズの開口数はもとのままにして
おくことができるので、十分な解像力も保持することが
できる。
【0015】また、露光マスクの保持手段,及び被露光
体と露光マスクとの位置合わせ手段が設けられることに
より、位置合わせと露光とを同一の装置で行うことがで
きる。
【0016】更に、本発明の露光方法においては、露光
光の結像面を固定した後、結像面が被露光体内部を通過
するように被露光体を光軸方向に連続的に移動させなが
ら、露光光を照射している。特に、少なくとも被露光体
の最上部と最下部との差に相当する距離を被露光体が移
動する間だけ露光光を連続的に照射している。
【0017】これにより、被露光体が焦点深度よりも大
きい凹凸の段差を有していても、被露光体の全ての部分
が露光光の結像面を通過するようにすることができるの
で、どの選択照射領域も合計の露光光の照射強度は中央
部が凸状の極めてコントラストの良い、同じ様な照射強
度の分布を示し、十分な焦点深度を確保することができ
る。しかも、露光光の波長やレンズの開口数はもとのま
まにしておくことができるので、十分な解像力も保持す
ることができる。また、露光光を連続的に照射している
ので、一度の露光で済み、スループットの向上を図るこ
とができる。
【0018】更に、被露光体と位置合わせされた露光マ
スクを介して露光光を被露光体に選択的に照射すること
により、位置合わせと露光とを連続して行うことができ
る。
【0019】
【実施例】(1)第1の実施例 図1は、本発明の第1の実施例の露光装置及び露光方法
を用いたDRAMの作成方法について説明する図である
図1において、11は被露光体としてのレジスト膜が形
成されたウエハ12を載置するステージ(載置台)で、
ステージ11はステージ11を光軸に沿って上下移動さ
せるステップモータ(移動手段)13と接続されてい
る。また、ベストフォーカス位置を検出するための位置
検出手段は、レーザ発生装置15とディテクタ16とス
リット17からなる。いま、例えば、スリット17を通
過してディテクタ16に検出されるレーザ光の強度が最
大になるステージ11の位置がベストフォーカス位置と
すると、段差を被覆するレジスト膜を全て露光光の結像
面が通過するように、ベストフォーカス位置をレジスト
膜の最下部及び最上部の2点に設定し、露光の開始を最
下部とし、終了を最上部として、ステージ11を上昇さ
せるようになっている。露光装置上は、これらの2点に
対応するように、スリットと結合しているステップモー
タ18を用いてスリット16の角度を変え、この位置情
報に基づいてステージ11のステップモータ13を制御
する。このような制御を制御手段19が行う。
【0020】更に、20は光学系で、露光光発生手段2
1,投影レンズ22からなる。また、露光光発生手段2
1はi線ランプとi線の選択照射を行うシャッタとから
なる。23は露光マスクを保持するマスク保持具(マス
ク保持手段)で、ここに露光マスク24がセットされ、
露光マスク24を介して露光光がレジスト膜に照射され
ると、マスクパターンがレジスト膜に転写される。
【0021】以上のように、本発明の第1の実施例の露
光装置においては、ウエハ12のステージ11を上下移
動させるステップモータ13と、ウエハ12の位置検出
手段14と、ステージ11の移動と停止を制御する信号
をステージ11のステップモータ13に送り、かつ位置
検出動作を制御する信号を位置検出手段14に送り、か
つ位置検出手段14からの位置情報に基づいて露光光の
照射の開始と終了を制御する信号を露光光発生手段20
に送る制御手段19を有している。
【0022】従って、ウエハ12を連続的に移動しなが
ら、位置情報に基づいて必要な距離だけ露光光を照射す
ることができるので、ウエハ12上のレジスト膜の全て
の部分が露光光の結像面を通過するようにすることがで
きる。これにより、ウエハ12の表面に焦点深度よりも
大きい凹凸の段差を有していても、露光光の照射強度は
積分された合計の照射強度により決まるので、凹部の選
択照射領域と凸部の選択照射領域はともに中央部が凸状
の極めてコントラストの良い、同じ様な照射強度の分布
を示す。従って、十分な焦点深度を得ることができる。
しかも、露光光の波長やレンズの開口数はもとのままに
しておくことができるので、十分な解像力も保持するこ
とができる。
【0023】また、マスク保持具23,及びレジスト膜
と露光マスクとの位置合わせ手段が設けられることによ
り、位置合わせと露光とを同一の装置で行うことができ
る。 (2)第2の実施例 次に、このような露光装置を用いて、配線層を形成する
工程を含むDRAMの作成方法について図1,図2
(a),(b)を参照しながら説明する。
【0024】まず、露光マスク24をマスク保持具23
にセットするとともに、配線層となるAl膜25の上に
被露光体としてのレジスト膜26が形成されたウエハ1
2をステージ11に載置する。なお、このウエハ12の
メモリ素子領域(A部)にはキャパシタやトランジスタ
が形成され、駆動素子領域(B部)にはトランジスタが
形成されており、A部とB部とでは焦点深度以上の大き
い段差を有している。
【0025】次いで、ウエハ12上の既形成パターンと
露光マスク24上のパターンと位置合わせする。続い
て、ステップモータ18によりスリット17の角度がθ
1になるようにスリット17を回転させる。ここで、ス
リット17の角度θ1は露光光がレジスト膜26の下部
に結像するような位置でディテクタ16に最大の照射強
度が検出されるように調整してある。
【0026】続いて、ステップモータ13によりステー
ジ11を光軸に沿って上に移動させながら、ディテクタ
16によりレーザ光の照射強度を検出する。そして、レ
ーザ光の最大の照射強度を検出したら、その位置でi線
のシャッタを開いて露光を開始する。これにより、露光
マスク24を介してウエハ12上のレジスト膜26にi
線が照射される。
【0027】次いで、レジスト膜26にi線を照射し
て、ステージ11を光軸に沿って上に連続移動させなが
ら、ステップモータ18によりスリット17の角度がθ
2になるようにスリット17を回転させる。ここで、ス
リット17の角度θ2は露光光がレジスト膜26のほぼ
上部に結像するような位置でディテクタ16に最大の照
射強度が検出されるように調整してある。
【0028】続いて、ディテクタ16によりレーザ光の
最大の照射強度が検出されたら、その位置でi線のシャ
ッタを閉める。これにより、レジスト膜26に露光マス
ク24上のパターンが転写される。このとき、ウエハ1
2表面に焦点深度よりも大きい凹(B部)凸(A部)の
段差を有していても、上記と同様にA部及びB部の選択
照射領域の合計の露光光の照射強度は、共に中央部が凸
状の極めてコントラストの良い、同じ様な照射強度の分
布(図3(z))を示し、十分な焦点深度を確保するこ
とができる。しかも、露光光の波長やレンズの開口数は
もとのままにしておくことができるので、十分な解像力
も保持することができる。なお、図3(a)〜(e)
は、ステージ11の移動途中のA部及びB部のレジスト
膜26に照射されるi線の強度分布を示し、図3(z)
は合計の露光光の照射強度の分布を示す。
【0029】次に、レジスト膜26を現像してレジスト
パターン26aを形成した後、Al膜25をエッチング・
除去して配線層25aを形成する(図2(b))。その
後、通常の工程を経て、DRAMが完成する。
【0030】以上のように、本発明の第2の実施例の露
光方法によれば、露光光がレジスト膜26の下部に結像
するように露光光の結像面を固定した後、結像面がレジ
スト膜26内部を通過するようにウエハ12を光軸に沿
って上に連続的に移動させながら、露光光を照射してい
るので、ウエハ12の表面が焦点深度よりも大きい凹凸
の段差を有していても、A部及びB部の選択照射領域の
合計の露光光の照射強度は共に中央部が凸状の極めてコ
ントラストの良い、同じ様な照射強度の分布を示し、十
分な焦点深度を確保することができる。しかも、露光光
の波長やレンズの開口数はもとのままにしておくことが
できるので、十分な解像力も保持することができる。ま
た、露光光を連続的に照射しているので、一度の露光で
済み、スループットの向上を図ることができる。
【0031】更に、ウエハ12表面の既形成パターンと
位置合わせされた露光マスク24を介して露光光をレジ
スト膜26に選択的に照射することにより、位置合わせ
と露光とを連続して行うことができる。
【0032】なお、第2の実施例では、最初にレジスト
膜25の最下部に結像面を合わせ、ステージ11を上に
移動して露光を行っているが、逆に、最初にレジスト膜
25の最上部に結像面を合わせ、ステージ11を下に移
動して露光を行ってもよい。
【0033】(3)第3の実施例 図4は、本発明の第3の実施例の露光装置について説明
する構成図である。図4において、図1に示す第1の実
施例の露光装置と異なるところは、露光光発生手段21
としてi線ランプ27の他にi線の選択照射を行うシャ
ッタ28を有し、かつ移動手段30としてステップモー
タ13の他にステージ(載置台)11aに組み込まれ、不
図示のレジスト膜(被露光体)の形成されたウエハ12
を光軸方向に上下移動させることができるピエソ素子2
9を有し、かつピエソ素子29又はステップモータ13
と連動させて、ウエハ12が所定の位置に合致したとき
シャッタ28を開き、ウエハ12の移動距離が予め設定
されている距離に合致したときシャッタ28を閉じる制
御手段31を有していることである。なお、他の符号に
ついては、図1と同じ符号で示すものは図1と同じもの
を示す。
【0034】図5(a)〜(c)に、シャッタ28の開
閉(図5(a))とピエゾ素子29への電圧の印加(図
5(b))との間のタイミングの一例について示す。即
ち、シャッタ28の開放と同時に又は開放の後、時間に
比例して増加するような電圧をピエゾ素子29に印加す
る。これにより、ピエゾ素子29の対向面の間の距離が
変化し、ステージ11aが光軸方向に上下する(図5
(c))。なお、上記ではシャッタ28とピエゾ素子2
9とを連動させた場合について説明しているが、シャッ
タ28とステップモータ13とを連動させた場合につい
ても同様なタイミングで行う。
【0035】以上のように、本発明の第3の実施例の露
光装置においては、ウエハ12のステージ11を光軸方
向に上下移動させるステップモータ13と、ウエハ12
の位置検出手段14と、ステージ11の移動と停止を制
御する信号をステージ11のピエゾ素子29又はステッ
プモータ13に送り、かつウエハ12の移動距離が予め
設定されている距離に基づいて露光光の照射の開始と終
了を制御する信号を露光光発生手段20に送る制御手段
19を有している。
【0036】従って、ウエハ12を連続的に移動しなが
ら、必要な距離だけ露光光を照射することができるの
で、ウエハ12上のレジスト膜の全ての部分が露光光の
結像面を通過するようにすることができる。これによ
り、ウエハ12の表面に焦点深度よりも大きい凹凸の段
差を有していても、露光光の照射強度は積分された合計
の照射強度により決まるので、凹部の選択照射領域と凸
部の選択照射領域はともに中央部が凸状の極めてコント
ラストの良い、同じ様な照射強度の分布を示す。従っ
て、十分な焦点深度を得ることができる。しかも、露光
光の波長やレンズの開口数はもとのままにしておくこと
ができるので、十分な解像力も保持することができる。
【0037】また、マスク保持具23,及びレジスト膜
と露光マスクとの位置合わせ手段が設けられることによ
り、位置合わせと露光とを同一の装置で行うことができ
る。 (4)第4の実施例 次に、このような露光装置を用いて行う本発明の第4の
実施例の露光方法について図4,図5(a)〜(c)を
参照しながら説明する。
【0038】まず、ウエハ12をステージ11aに載置し
た後、ステージ11aを上下させてレーザ発生装置15,
スリット17及びディテクタ16とによりベストフォー
カス位置にウエハ12をもってくる。なお、ベストフォ
ーカス位置は露光光が不図示のレジスト膜の内部で結像
するように設定されている。
【0039】次いで、ウエハ12表面の凹凸の段差に相
当する距離dだけステージ11aを下げた後、時間に比例
して増加するような電圧をピエゾ素子29に印加する。
これにより、ウエハ12が一定の速度で光軸方向に上昇
しはじめる。
【0040】次に、シャッタ28を開放し、ウエハ12
にi線を照射する。そして、ステージ11aが距離2dだ
け上昇した後、制御装置31からの信号によりシャッタ
28を閉じて、ウエハ12へのi線の照射を停止する。
続いて、ピエゾ素子29に一定の電圧を印加すると、ウ
エハ12の上昇は停止し、光軸上でウエハ12の位置が
保持される。これにより、レジスト膜の最上部から+d
又は最下部から−dの距離の範囲内に初期の結像面が存
在すれば、結像面がレジスト膜の内部の全ての部分を通
過することになる。
【0041】以上のようにして、露光が終了する。以上
のように、本発明の第4の実施例の露光方法において
は、露光光がレジスト膜の内部で結像するように露光光
の結像面を固定した後、凹凸の段差dだけウエハ12を
下げ、次いで、結像面がレジスト膜内部を通過するよう
にウエハ12を上に連続的に移動させながら、距離2d
の移動の間だけ露光光を照射している。
【0042】従って、レジスト膜の全ての部分が露光光
の結像面を通過するようにすることができるので、ウエ
ハ12の表面が焦点深度よりも大きい凹凸の段差を有し
ていても、選択照射領域の合計の露光光の照射強度は共
に中央部が凸状の極めてコントラストの良い、同じ様な
照射強度の分布を示し、十分な焦点深度を確保すること
ができる。しかも、露光光の波長やレンズの開口数はも
とのままにしておくことができるので、十分な解像力も
保持することができる。また、露光光を連続的に照射し
ているので、一度の露光で済み、スループットの向上を
図ることができる。
【0043】更に、ウエハ12表面の既形成パターンと
位置合わせされた露光マスク24を介して露光光をレジ
スト膜に選択的に照射することにより、位置合わせと露
光とを連続して行うことができる。
【0044】なお、第4の実施例では、ベストフォーカ
ス位置にウエハ12をもってくることによりレジスト膜
の内部のいずれかの部分に結像面を合わせた後、ウエハ
12表面の凹凸の段差に相当する距離dだけステージ11
aを下げ、その後、ステージ11aを上に移動しながら露
光を行っているが、逆に、最初にステージ11aを距離d
だけ上昇させた後、ステージ11aを下に移動しながら露
光を行ってもよい。
【0045】
【発明の効果】以上のように、本発明の露光装置におい
ては、被露光体の載置台を光軸方向に上下移動させる移
動手段と、被露光体の位置検出手段と、載置台の移動と
停止を制御する信号を載置台の移動手段位置検出手段に
送り、かつ位置検出動作を制御する信号を位置検出手段
に送り、かつ位置検出手段からの位置情報に基づいて露
光光の発生の開始と終了を制御する信号を露光光の発生
手段に送る制御手段を有している。
【0046】また、本発明の露光方法においては、露光
光が被露光体の下部又は上部に結像するように露光光の
結像面を固定した後、結像面が被露光体内部を通過する
ように被露光体を光軸方向に連続的に移動させながら、
露光光を照射している。
【0047】このため、被露光体の全ての部分が露光光
の結像面を通過するようにすることができる。これによ
り、被露光体が凹凸を有していても、十分な焦点深度を
得ることができ、しかも、露光光の波長やレンズの開口
数はもとのままにしておくことができるので、十分な解
像力を保持することができる。
【0048】また、被露光体を連続的に移動させながら
露光光を照射しているので、露光が一度で済み、スルー
プットの向上を図ることができる。更に、露光マスクの
保持手段と被露光体と露光マスクとの位置合わせ手段と
が設けられ、被露光体と位置合わせされた露光マスクを
介して露光光を被露光体に選択的に照射することによ
り、位置合わせと露光とを同一の装置で連続的に行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の露光装置について説明
する構成図である。
【図2】本発明の第2の実施例の露光方法について説明
する断面図である。
【図3】本発明の第2の実施例の露光方法に係るレジス
ト膜へのi線の照射強度分布を示す図である。
【図4】本発明の第3の実施例の露光装置について説明
する構成図である。
【図5】本発明の第4の実施例の露光方法について説明
する図である。
【図6】従来例の露光装置について説明する構成図であ
る。
【符号の説明】
11,11a ステージ(載置台)、 12 ウエハ、 13 ステップモータ(移動手段)、 15 レーザ発生装置、 16 ディテクタ、 17 スリット、 18 ステップモータ、 19,31 制御手段、 20,20a 光学系、 21 露光光発生手段、 22 投影レンズ、 23 マスク保持具(マスク保持手段)、 24 露光マスク、 25 Al膜、 26 レジスト膜(被露光体)、 27 i線ランプ、 28 シャッタ、 29 ピエゾ素子、 30 移動手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03F 9/00 H 7818−2H

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被露光体を載置する載置台と、該載置台
    を光軸方向に移動させる移動手段と、前記被露光体の位
    置検出手段と、前記被露光体に照射される露光光発生手
    段と、前記被露光体の位置に前記露光光を集中させる投
    影レンズとを有する露光装置であって、 前記載置台の移動及び停止を制御する信号を前記載置台
    の移動手段に送り、かつ前記位置検出動作を制御する信
    号を前記位置検出手段に送り、かつ該位置検出手段から
    の位置情報に基づいて前記露光光の照射の開始と終了を
    制御する信号を前記露光光発生手段に送る制御手段を有
    することを特徴とする露光装置。
  2. 【請求項2】 被露光体を載置する載置台と、該載置台
    を光軸方向に移動させる移動手段と、前記被露光体の位
    置検出手段と、前記被露光体に照射される露光光発生手
    段と、前記被露光体の位置に前記露光光を集中させる投
    影レンズとを有する露光装置であって、 前記載置台の移動を開始させ、予め設定されている距離
    を移動の後、前記載置台の移動を終了させる信号を前記
    載置台の移動手段に送り、かつ前記載置台の移動の開始
    及び終了に応じて前記露光光の照射の開始及び終了を制
    御する信号を前記露光光発生手段に送る制御手段を有す
    ることを特徴とする露光装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の露光装置で
    あって、露光マスクを保持するマスク保持手段と、前記
    露光マスクと前記被露光体との位置合わせ手段とを有す
    ることを特徴とする露光装置。
  4. 【請求項4】 露光光の結像面を固定した後、前記結像
    面が前記被露光体内部を通過するように前記被露光体を
    光軸方向に連続的に移動させながら、前記露光光を照射
    することを特徴とする露光方法。
  5. 【請求項5】 被露光体と露光マスクとの位置合わせを
    行い、その後、露光光の結像面を固定した後、前記結像
    面が前記被露光体内部を通過するように前記被露光体を
    光軸方向に連続的に移動させながら、前記露光マスクを
    介して前記露光光を前記被露光体に選択的に照射するこ
    とを特徴とする露光方法。
  6. 【請求項6】 前記露光光の結像面を固定した後、露光
    光の照射を開始し、その後、前記結像面が前記被露光体
    内部を通過するように前記被露光体を光軸方向に連続的
    に移動させ、少なくとも前記被露光体の最上部と最下部
    との差に相当する距離だけ前記被露光体が移動した後、
    前記露光光の照射を停止することを特徴とする請求項4
    又は請求項5記載の露光方法。
JP3240022A 1991-09-19 1991-09-19 露光装置及び露光方法 Withdrawn JPH0582413A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5965640A (en) * 1996-06-06 1999-10-12 Jsr Corporation Acrylic rubber composition

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US5965640A (en) * 1996-06-06 1999-10-12 Jsr Corporation Acrylic rubber composition

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