JPH0581676U - 圧力検出装置 - Google Patents

圧力検出装置

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JPH0581676U
JPH0581676U JP2335092U JP2335092U JPH0581676U JP H0581676 U JPH0581676 U JP H0581676U JP 2335092 U JP2335092 U JP 2335092U JP 2335092 U JP2335092 U JP 2335092U JP H0581676 U JPH0581676 U JP H0581676U
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JP
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pressure sensor
pressure
output
semiconductor
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JP2335092U
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Inventor
隆 竹林
邦子 鈴木
充浩 斉藤
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エスエムシー株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 流体圧を使用する圧力機器において、圧力セ
ンサに異常が生じた場合であっても、誤表示することな
く危険領域にあることを表示する。 【構成】 半導体圧力センサ12と、当該半導体圧力セ
ンサ12の出力を増幅する増幅部14と、前記増幅部1
4の出力と所定の設定値とを比較する比較部16と、前
記増幅部14の出力に基づいて前記半導体圧力センサ1
2の異常を検出する圧力センサ異常検出回路18とを備
え、増幅部14の出力が所定の設定値以上であることを
示す信号を前記比較部16が出力する時、あるいは、前
記半導体圧力センサ12が異常であることを示す信号を
前記圧力センサ異常検出回路18が出力する時、前記半
導体圧力センサ12の検出圧力が危険領域にあることを
危険領域出力回路22で表示する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、空気等の流体圧を使用する圧力機器において、配管内の圧力を検出 する圧力検出装置に関し、一層詳細には、圧力検出に用いられる圧力センサに異 常が生じた場合でも、配管内の残圧が危険領域にあるか、安全領域にあるかを正 しく検出、表示することのできる圧力検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、空気等の流体圧を使用する圧力機器において、シリンダ等の駆動機器 の交換作業を行う場合がある。この場合、配管内に高い圧力が残っていると、前 記駆動機器の取り出し作業等において危険である。このため、これらの圧力機器 においては、配管内の圧力等を検出する圧力検出装置が使用されている。なお、 この圧力検出装置には、半導体圧力センサが用いられることが多い。
【0003】 図7は、半導体圧力センサの基本構成を示す図であり、半導体圧力センサ1は 、抵抗値がR1 、R2 、R3 、R4 である半導体抵抗2、3、4、5で構成され たブリッジ回路、増幅器6、電源7から構成されている。圧力が加わっていない 状態でR1 =R2 =R3 =R4 =Rとすると、明らかにV2 −V1 =0(V)で ある。
【0004】 一方、半導体抵抗2乃至5に何らかの圧力が加わった場合、各半導体抵抗2乃 至5がその抵抗値を変化させ、従って、増幅器6からは加わった圧力に応じた電 圧が出力される。
【0005】 従って、増幅器6の出力と、検出したい圧力に対応して設定した設定電圧とを 比較することにより、設定圧力と検出圧力の大小関係を検出でき、空気等の流体 圧を使用する圧力機器において、配管内に所定以上の圧力が残っているか否かを 検出する圧力検出装置として使用することができる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、空気等の流体圧を使用する圧力機器において、圧力センサが圧力に よって破壊されたり、断線等によって圧力センサに異常が発生した場合、上記の 如き従来回路であると、配管内の圧力の如何にかかわらず、危険領域を示す出力 がオン(例えば赤ランプ表示が点灯)したままの状態になったり、安全領域を示 す出力がオン(例えば緑ランプ表示が点灯)したままの状態になったりする不都 合が生じてしまう。
【0007】 本考案は、上記の不都合を解決するものであり、空気等の流体圧を使用する圧 力機器において、配管内の残圧が危険領域にあるか、安全領域にあるかを正しく 検出、表示するとともに、圧力検出に用いられるセンサに異常が生じた場合であ っても、誤表示を回避することのできる圧力検出装置を提供することを目的とす る。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するために、本考案は、圧力センサと、 前記圧力センサの出力を所定の設定値と比較する比較部と、 前記圧力センサの出力が所定の設定範囲内であるか否かを検出する圧力センサ 異常検出回路と、 前記圧力センサの出力が所定の設定値以下若しくは未満であることを示す信号 を前記比較部が出力する時、前記圧力センサによる検出圧力が安全領域にあるこ とを示す信号を出力する安全領域出力回路と、 前記圧力センサの出力が所定の設定値以上若しくはそれを越えることを示す信 号を前記比較部が出力する時、あるいは、前記圧力センサの出力が所定の前記設 定範囲外であることを示す信号を前記圧力センサ異常検出回路が出力する時、前 記圧力センサによる検出圧力が危険領域にあることを示す信号を出力する危険領 域出力回路と、 を備えることを特徴とする。
【0009】
【作用】
本考案に係る圧力検出装置では、圧力センサの出力が圧力検出電圧として比較 部に入力されて任意の設定圧力に相当する電圧値を設定値とした設定電圧と比較 され、比較結果が、設定電圧未満、すなわち、圧力センサの検出圧力が設定圧力 未満の時、安全領域出力回路より、圧力センサの検出圧力が安全領域にあること を示す信号を出力し、例えば、緑ランプを点灯表示する。
【0010】 一方、圧力センサの出力は、圧力センサの異常を検出する圧力センサ異常検出 回路に入力される。圧力センサ異常検出回路は、圧力センサの出力電圧と、所望 の設定範囲の電圧値とを比較し、出力電圧がこの電圧値外の場合に圧力センサの 異常が発生したとして危険領域出力回路により圧力センサが異常であることを示 す信号を出力し、例えば、赤ランプを点灯表示する。
【0011】
【実施例】
本考案に係る圧力検出装置について、実施例を挙げ、添付の図面を参照しなが ら以下詳細に説明する。
【0012】 図1は本実施例の圧力検出装置10の構成を示すブロック図である。圧力検出 装置10は、半導体圧力センサ12と、当該半導体圧力センサ12の出力信号を 増幅する増幅部14と、増幅部14の出力と所定の設定値とを比較する比較部1 6と、増幅部14の出力に基づいて、半導体圧力センサ12の異常を検出する圧 力センサ異常検出回路18とを備えている。また、圧力検出装置10は、増幅部 14の出力と所定の設定値とが所定の関係にあることを示す信号を前記比較部1 6が出力する時、半導体圧力センサ12の検出圧力が安全領域にあることを示す 信号を出力する安全領域出力回路20と、半導体圧力センサ12が異常であるこ とを示す信号を圧力センサ異常検出回路18が出力する時、危険領域にあること を示す信号を出力する危険領域出力回路22とから構成されている。
【0013】 図2は図1に示す本考案に係る圧力検出装置10の詳細構成を示す回路図であ る。半導体圧力センサ12は、半導体抵抗R1、R2、R3、R4およびオフセ ット用の抵抗Ra、Rbで構成されたブリッジ回路からなり、その出力は差動増 幅器Sからなる増幅部14に入力される。
【0014】 比較部16は、電圧比較器C1から構成され、その一方の入力端子には、差動 増幅器S(増幅部14)の出力が入力され、他方の入力端子には、抵抗R5によ り設定される設定電圧が入力されている。この設定電圧は、半導体圧力センサ1 2により検出される圧力と比較するための所定の圧力値に対応した電圧値となる ように設定される。なお、設定電圧は固定の設定値としてもよく、また、抵抗R 5を可変として可変の設定値としてもよい。
【0015】 安全領域出力回路20は、比較部16の出力によりオン、オフされるトランジ スタT1と、トランジスタT1により駆動され、例えば、緑色に点灯するLED 等の表示素子L1により構成され、比較部16による比較結果が設定電圧未満、 すなわち、半導体圧力センサ12の検出圧力が設定圧力未満の時、LED等の表 示素子L1(緑色)を点灯し、検出圧力が安全領域にあることを示す。
【0016】 一方、半導体圧力センサ12の検出圧力が設定圧力以上であると、当該圧力検 出装置10が取着される配管内に圧力が残っていることになり、安全領域出力回 路20のトランジスタT1がオフになるとともに、トランジスタT3がオンとな り、危険領域出力回路22の赤色の表示素子L2に電流が流れて点灯し、危険領 域にあることが表示される。
【0017】 圧力センサ異常検出回路18は、電圧比較器C2、C3から構成され、電圧比 較器C2の一方の入力端子には抵抗R6により生成される電圧値が加えられ、他 方の入力端子には増幅部14の出力電圧が加えられる。同様に、電圧比較器C3 の一方の入力端子には抵抗R7により生成される電圧値が加えられ、他方の入力 端子には増幅部14の出力電圧が加えられる。
【0018】 抵抗R6、R7により生成されるC点、D点の電圧は、図3に示すように、半 導体圧力センサ12の出力断線や電源断線等の異常時に、増幅部14の出力のB 点の電圧に対して、電圧比較器C2、C3が異常出力を発生する関係に設定され る。従って、半導体圧力センサ12の出力断線や電源断線等の異常時に、この圧 力センサ異常検出回路18の出力がオンとなる。なお、この電圧比較器C2、C 3の設定電圧は固定の設定値としてもよく、また、抵抗R6、R7を可変として 可変の設定値としてもよい。
【0019】 危険領域出力回路22は、圧力センサ異常検出回路18の出力によりオン、オ フされるトランジスタT2と、このトランジスタT2により駆動され、例えば、 赤色に点灯するLED等の表示素子L2とにより構成され、圧力センサ異常検出 回路18の出力がオンの時に、LED等の表示素子L2(赤色)を点灯し、半導 体圧力センサ12の出力断線や電源断線等の異常を示す。
【0020】 本実施例に係る圧力検出装置10は、基本的には以上のように構成されるもの であり、以下その動作について説明する。
【0021】 圧力検出装置10は、圧力機器の配管部に設けられる。半導体圧力センサ12 は、配管内の圧力を検出し、この圧力に応じた電圧を差動増幅器Sからなる増幅 部14に出力する。
【0022】 増幅部14の出力は、比較器16の電圧比較器C1において設定電圧と比較さ れる。この場合、例えば、設定電圧に対応する圧力設定を0.3〔kgf/cm 2 〕とした時、半導体圧力センサ12の検出圧力が0.3〔kgf/cm2 〕未 満であれば、比較部16の出力により、安全領域出力回路20のトランジスタT 1がオンとなり、緑色の表示素子L1が点灯し、安全領域にあることが表示され る。また、半導体圧力センサ12の検出圧力が0.3〔kgf/cm2 〕以上で あれば、配管内に圧力が残っていることになり、安全領域出力回路20のトラン ジスタT1がオフとなる一方、トランジスタT3がオンとなり、危険領域出力回 路22の赤色の表示素子L2に電流が流れて点灯し、危険領域にあることが表示 される。
【0023】 一方、圧力センサ異常検出回路18には、増幅器14のB点の出力電圧が供給 されている。この場合、抵抗R6、R7により生成されるC点、D点の電圧は、 半導体圧力センサ12の出力断線や、電源断線等の異常時に、増幅部14のB点 の出力電圧に対して、電圧比較器C2、C3が異常出力を発生する関係に設定さ れる。従って、半導体圧力センサ12の出力断線や電源断線等の異常時に、この 圧力センサ異常検出回路18の出力がオンとなる。
【0024】 すなわち、出力断線時の増幅部14のB点の出力電圧には、半導体圧力センサ 12の(−)側出力に抵抗Ra、Rbを接続することにより、大気開放時にオフ セット(Vo)を持たせることができる(図3参照)。従って、何らかの力が加 わり半導体圧力センサ12の(−)側、(+)側電源線および(−)側、(+) 側出力線が断線すると、増幅部14のB点の出力電圧は、必ず、増幅部14の電 源電圧付近または0V付近となるため、これらの場合に出力センサ異常検出回路 18の出力がオンとなる。圧力センサ異常検出回路18の出力がオンになると、 危険領域出力回路22のトランジスタT2がオンとなり、赤色の表示素子L2が 点灯し、半導体圧力センサ12に異常があり、危険状態にあることが表示される 。
【0025】 図4(図5のIV−IV線断面図)、図5(図4のV−V線断面図)は、圧力 検出装置10の構造を示す断面図であり、透明体からなる上部筐体30と下部筐 体32と中部筐体34とから構成される筐体中に、半導体圧力センサ12と回路 基板36が組み込まれたものである。なお、回路基板36上には、増幅部14、 比較部16、圧力センサ異常検出回路18、安全領域出力回路20、危険領域出 力回路22が設けられる。上部筐体30と下部筐体32と中部筐体34はOリン グ38によって密閉された構造となっており、下部筐体32と中部筐体34はタ ッピンねじ40によって結合され、上部筐体30は中部筐体34に嵌合される。 この圧力検出装置10はコードブッシュ42を介してリード線44によって外部 に接続される。
【0026】 図6は圧力検出装置10を圧力機器であるシリンダ48に管継手50を介して 接続した状態を示す。この場合、管継手50にはチューブ52を介して圧力流体 が供給され、また、管継手50の分岐路54には前記圧力検出装置10が接続さ れる。そして、圧力流体の圧力状態が圧力検出装置10において表示される。
【0027】
【考案の効果】
本考案に係る圧力検出装置によれば、以下の効果が得られる。すなわち、圧力 機器において、圧力センサを用いた場合、当該圧力センサに異常が発生した際で であっても、危険領域を示す出力がオン(例えば赤ランプ表示が点灯)したまま の状態になったり、安全領域を示す出力がオン(例えば緑ランプ表示が点灯)し たままの状態になったりすることを防止でき、配管内の残圧が危険領域にあるか 、安全領域にあるかを正しく検出、表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る圧力検出装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】本考案に係る圧力検出装置の詳細構成を示す回
路図である。
【図3】圧力センサ異常検出回路の動作特性図である。
【図4】本考案に係る圧力検出装置の構造を示す断面図
である。
【図5】本考案に係る圧力検出装置の構造を示す断面図
である。
【図6】本考案に係る圧力検出装置を圧力機器に接続し
た場合の取り付け構造を示す図である。
【図7】従来の半導体圧力センサの構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
10…圧力検出装置 12…半導体圧力センサ 14…増幅部 16…比較部 18…圧力センサ異常検出回路 20…安全領域出力回路 22…危険領域出力回路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧力センサと、 前記圧力センサの出力を所定の設定値と比較する比較部
    と、 前記圧力センサの出力が所定の設定範囲内であるか否か
    を検出する圧力センサ異常検出回路と、 前記圧力センサの出力が所定の設定値以下若しくは未満
    であることを示す信号を前記比較部が出力する時、前記
    圧力センサによる検出圧力が安全領域にあることを示す
    信号を出力する安全領域出力回路と、 前記圧力センサの出力が所定の設定値以上若しくはそれ
    を越えることを示す信号を前記比較部が出力する時、あ
    るいは、前記圧力センサの出力が所定の前記設定範囲外
    であることを示す信号を前記圧力センサ異常検出回路が
    出力する時、前記圧力センサによる検出圧力が危険領域
    にあることを示す信号を出力する危険領域出力回路と、 を備えることを特徴とする圧力検出装置。
JP2335092U 1992-04-13 1992-04-13 圧力検出装置 Pending JPH0581676U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001183165A (ja) * 1999-10-13 2001-07-06 Denso Corp センサの異常検出回路及び物理量検出装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001183165A (ja) * 1999-10-13 2001-07-06 Denso Corp センサの異常検出回路及び物理量検出装置
JP4617545B2 (ja) * 1999-10-13 2011-01-26 株式会社デンソー センサの異常検出回路及び物理量検出装置

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