JPH058144U - 回転式流路切換弁 - Google Patents

回転式流路切換弁

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JPH058144U
JPH058144U JP6243491U JP6243491U JPH058144U JP H058144 U JPH058144 U JP H058144U JP 6243491 U JP6243491 U JP 6243491U JP 6243491 U JP6243491 U JP 6243491U JP H058144 U JPH058144 U JP H058144U
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JP
Japan
Prior art keywords
valve housing
rotary shaft
flow path
input port
path switching
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6243491U
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English (en)
Inventor
広光 真子
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Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
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Publication of JPH058144U publication Critical patent/JPH058144U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡易な構造の単一の弁装置で多段階の流路切
換を可能とする。 【構成】 入力ポート11及び出力ポート12A〜12
Dが互いに軸方向位置及び(または)位相が異なる部分
に開設された弁ハウジング1と、弁ハウジング1内に軸
心Oを中心にして回転自在に挿通された回転軸2と、回
転軸2の外周に前記軸心Oと直交する面に対して傾斜し
た状態に装着されて弁ハウジング1の内周面に密封的に
摺接する環状弾性体3,4,5とを有し、環状弾性体
3,4,5が回転軸2の回転に伴って入力ポート11と
出力ポート12A〜12Dとの接続を順次切り換えるよ
うにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、流路切換弁であって、とくに、ひとつの弁装置で流路を多段階に切 換可能とし、細分化した流量制御に有用なものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば段階的な流量制御は、複数の電磁弁と絞りの組み合わせによって 行われている。すなわち、図6に示すように、入力側と出力側の間に、流路径が 互いに異なる絞りC1 ,C2 ,・・・ ,Cn をそれぞれ設けた複数の切換流路を並 列に接続し、各切換流路を、電磁弁V1 ,V2 ,・・・ ,Vn で切り換えることに よって、出力側への流量を制御するものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術によると、流量制御を細分化して多段階で行なう 場合は、切換用の電磁弁V1 ,V2 ,・・・ ,Vn が多数必要になり、それに伴っ て、電磁弁を駆動させる電気回路も複雑にならざるを得なかった。
【0004】 本考案は、上記のような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところ は、簡易な構造の単一の弁装置で多段階の流路切換を可能とすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本考案に係る回転式流路切換弁は、入力ポート及び 一ないし複数の出力ポートが互いに軸方向位置及び(または)位相が異なる部分 に開設された弁ハウジングと、この弁ハウジング内に軸心を中心にして回転自在 に挿通された回転軸と、この回転軸の外周に前記軸心と直交する平面に対して傾 斜した状態に装着されて弁ハウジングの内周面に密封的に摺接する環状弾性体と を有し、前記入力ポート及び出力ポートは、弁ハウジングの内周面のうち、前記 環状弾性体との摺動面に開口している構成としたものである。
【0006】
【作用】
上記構成によると、回転軸の外周に軸心と直交する平面に対して傾斜した状態 に装着された環状弾性体は、回転軸の回転に伴って弁ハウジングの内周面を摺動 する過程で一または複数のポートを順次通過し、通過の前後で、入力ポートと出 力ポート接続が切り換えられる。
【0007】
【実施例】
図1ないし図3は、本考案の回転式流路切換弁の一実施例を示すもので、各図 において、1は一箇所の入力ポート11及び四箇所の出力ポート12A,12B ,12C,12Dが開設された弁ハウジング、2は弁ハウジング1内に軸心Oを 中心にして回転自在に挿通された回転軸、3,4,5はそれぞれ回転軸2の外周 面に形成した環状溝21,22,23に装着されて弁ハウジング1の内周面に密 封的に摺接する環状弾性体としてのOリングである。弁ハウジング1の軸方向両 端と回転軸2の間は、図示しないパッキン等で軸封されている。
【0008】 出力ポート12Aと12Cは互いに同位相上に開口しており、出力ポート12 Bと12Dは出力ポート12A,12Cに対して180度異なる位相上に開口し ており、入力ポート11は出力ポート12A,12C及び出力ポート12B,1 2Dの双方に対して90度異なる位相上に開口している。
【0009】 図4(A)〜(D)に、回転軸2を一定方向に90度ずつ回転させたときの環 状溝21,22,23の見かけ上の形状の変化を示すように、Oリング3,4, 5を装着する環状溝21,22,23は、軸心Oと直交する面に対してそれぞれ 異なる方向へ傾斜した平面に沿って、回転軸2の外周面を楕円形をなして延びる ものである。すなわち、Oリング3と4は軸心Oを中心として互いに90度異な る方向に傾斜し、同様に、Oリング4と5も軸心Oを中心として互いに90度異 なる方向に傾斜し、Oリング3と5は軸心Oを中心として互いに180度異なる 方向に傾斜している。
【0010】 また、出力ポート12Aと12Bは、弁ハウジング1の内周面のうちOリング 3との摺動面1a内に位置して開口しており、入力ポート11は、弁ハウジング 1の内周面のうちOリング4との摺動面1b内に位置して開口しており、出力ポ ート12Cと12Dは、弁ハウジング1の内周面のうちOリング5との摺動面1 c内に位置して開口している。
【0011】 上記のように構成された本実施例の回転式流路切換弁によると、図2及び図3 に示す状態では、入力ポート11が、Oリング4,5の間の軸周空間S2を通じ て出力ポート12Cと接続されており、他の出力ポート12A,12B,12D との間は前記Oリング4,5によって遮断されている。
【0012】 この状態から、回転軸2を一定方向に回転させると、回転に伴って弁ハウジン グ1の内周面に対するOリング3,4,5の密封箇所が変化するため、入力ポー ト11との接続が、前記出力ポート12Cから例えば出力ポート12D、12D から12B、12Bから12Aへと順次切り換えられる。
【0013】 このため、各出力ポート12A〜12Dに、それぞれ絞り径の異なる図示しな い絞りを設けることによって、出力される流体の流量を、例えば図5に示すよう に四段階に切り換えることができる。しかも、回転軸2の一定方向の回転のみに よって切換制御可能であるため、この流路切換弁は簡素な電気回路で駆動させる ことができるものである。
【0014】 なお、上記実施例では出力を四段階に切り換える構成としたが、これは、出力 ポートの数、環状弾性体の数及びその傾斜角度によって任意に設定することがで き、弁ハウジングの内周面に対する各ポートの開口位置関係及び各環状弾性体の 傾斜方向によって、流路切換の順序も任意に設定することができる。また、環状 弾性体としてのOリング3,4,5は、これを他のパッキン等に代えても良く、 その他細部の形状等についても、何ら図示の一実施例には限定されないものであ る。
【0015】
【考案の効果】
本考案の回転式流路切換弁によると、軸心と直交する面に対して傾斜状態で回 転軸に装着された環状弾性体が、回転軸の回転に伴って入力ポートと出力ポート の接続を順次切り換えるものであるため、構造が簡素になり、多数の弁装置を用 いることなく、回転軸の一方向回転のみによって多段階での流量制御が可能とな り、その駆動回路も簡素化することができるといった優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す軸心方向から見た概略
構成説明図である。
【図2】図1におけるII方向から見た概略構成説明図で
ある。
【図3】図1におけるIII 方向から見た概略構成説明図
である。
【図4】一定方向へ90度ずつ回転させたときの回転軸
の外観図である。
【図5】流量制御の一例として回転軸の回転角度と流量
の関係を示す図である。
【図6】従来例を示す配管図である。
【符号の説明】
1 弁ハウジング 1a,1b,1c 摺動面 2 回転軸 3,4,5 Oリング(環状弾性体) 11 入力ポート 12A,12B,12C,12D 出力ポート 21,22,23 環状溝 O 軸心 S1,S2 軸周空間

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 入力ポート11及び一ないし複数の出力
    ポート12A〜12Dが互いに軸方向位置及び(また
    は)位相が異なる部分に開設された弁ハウジング1と、
    弁ハウジング1内に軸心Oを中心にして回転自在に挿通
    された回転軸2と、回転軸2の外周に前記軸心Oと直交
    する平面に対して傾斜した状態に装着されて弁ハウジン
    グ1の内周面に密封的に摺接する環状弾性体3,4,5
    とを有し、前記入力ポート11及び出力ポート12A〜
    12Dは、弁ハウジング1の内周面のうち、前記環状弾
    性体3,4,5との摺動面1a,1b,1c内に開口し
    ていることを特徴とする回転式流路切換弁。
JP6243491U 1991-07-15 1991-07-15 回転式流路切換弁 Withdrawn JPH058144U (ja)

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JP6243491U JPH058144U (ja) 1991-07-15 1991-07-15 回転式流路切換弁

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JP6243491U JPH058144U (ja) 1991-07-15 1991-07-15 回転式流路切換弁

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JPH058144U true JPH058144U (ja) 1993-02-05

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ID=13200078

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JP6243491U Withdrawn JPH058144U (ja) 1991-07-15 1991-07-15 回転式流路切換弁

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017158825A (ja) * 2016-03-10 2017-09-14 パナソニックIpマネジメント株式会社 飲料製造装置
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Effective date: 19951102