JPH0580605U - 潤滑装置 - Google Patents

潤滑装置

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JPH0580605U
JPH0580605U JP3078392U JP3078392U JPH0580605U JP H0580605 U JPH0580605 U JP H0580605U JP 3078392 U JP3078392 U JP 3078392U JP 3078392 U JP3078392 U JP 3078392U JP H0580605 U JPH0580605 U JP H0580605U
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JP
Japan
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connecting shaft
tailstock
lubricating oil
carriage
piston
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Pending
Application number
JP3078392U
Other languages
English (en)
Inventor
敏章 大口
Original Assignee
オークマ株式会社
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Publication date
Application filed by オークマ株式会社 filed Critical オークマ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 往復台2に連結軸15により心押台9を連結
して往復台のZ軸移動で移動される構造の旋盤におい
て、心押台のベッド1と当接する摺動部9aへの潤滑油
の供給を始動直前一回に限定して、油の浪費と、たれ流
しによる切削液の老化を防止する。 【構成】 ピストン14を外周に有するピストンロッド
を兼ねる連結軸15を、軸方向移動可能にポンプシリン
ダ13A,13Bに設けたピストンポンプ12を心押台
9の側面側に固着し、ピストンポンプより上側位置に潤
滑油タンク18を、また下側位置に分配器19を設け
て、連結軸を押し心押台を往復台2に連結するとき、チ
ェックバルブ26を開いて必要量の潤滑油を分配器19
へ送り出し、連結軸を引抜いて連結を解除するときチェ
クバルブ25を開いてシリンダの前室に潤滑油を吸い込
んで蓄える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば旋盤の往復台に連結軸で連結されて連動される心押台のよう な被連動側移動体用潤滑装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、図4に示すNC旋盤の心押台101を、ベッド102の摺動面102a に沿って移動させる必要が生じるのは、センタワークの長手方向が大幅に変わる ときか又はチャックワークからセンタワークへの段取り換えのときのみであり、 頻繁に移動が行われる訳ではないので、独自の駆動軸を持っていない。しかし手 動で移動させるには重量があり困難なため、必要時に連結軸104により往復台 103とかけ外し自在に連結し、往復台のZ駆動軸を利用して連動させるものが 多い。この摺動面102aに当接する摺動部101aに供給される潤滑油は、一 定量を間欠的に供給する容積式ポンプユニット105により他の潤滑個所と同時 に供給される一括供給方式を採用しているものが多い。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の技術で述べた潤滑油を一括供給する方式は、心押台が移動されず潤滑の 必要がないときでも、常時間欠的に一定量の潤滑油を供給し続けるので、供給さ れた潤滑油がたれ流しされ回収再利用されることがないため、切削液に混入して 切削液の寿命を縮め、潤滑油を浪費するという問題点を有していた。 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みなされたものであり、 その目的とするところは、簡単かつ確実に心押台移動開始直前に必要量の潤滑油 を一回だけ供給する潤滑装置を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案における潤滑装置は、平行移動可能に設けら れた二個の移動体をかけ外し自在な連結軸により連結して駆動軸を有する側の第 1移動体により連動される第2移動体用の潤滑装置であって、ピストンが前記連 結軸の外周に形成されているピストンポンプを前記第2移動体に設け、前記連結 軸を前記第1移動体に係合させるときのみ潤滑油を摺動面側に送り出す弁部材を 設けてなり、連結軸とピストンポンプを一体化したものである。
【0005】
【作用】
第2移動体を第1移動体に連結する際の連結軸の押し込み動作で、連結軸外周 のピストンが移動して、シリンダの油室に蓄えられている潤滑油を摺動面側に送 り出す。次いで第1移動体側の駆動軸により第1,第2移動体が連動して位置決 めされたのち、連結を解除するための連結軸の引き抜き動作で、潤滑油タンクよ り潤滑油をシリンダの油室に吸い込んで蓄える。
【0006】
【実施例】
図3のNC旋盤のベッド1上に二組のZ軸案内1a,1bが設けられており、 上側の案内1a上に第1往復台2が移動位置決め可能に載置されている。第1往 復台2はベッド1の後端面に固着の図示しないサーボモータによりボールねじを 介して駆動され、上面にX軸方向の案内2aが設けられている。この案内2a上 に第1刃物台3が移動位置決め可能に載置され、第1刃物台3は第1往復台2の 後端面に固着のサーボモータ4により図示しないボールねじを介して駆動される 。
【0007】 第1刃物台3にZ軸方向の旋回中心軸のまわりで旋回割出し可能に第1タレッ ト5が設けられており、第1タレット5の複数の工具取付けステーションに工具 が着脱可能に装着される。ベッド1上の下側の案内1b上に第2往復台6が移動 可能に載置されており、第2往復台6はベッド1の後端面に固着の図示しないサ ーボモータによりボールねじを介して駆動され、上面にX軸案内6aが設けられ ている。そしてこの案内6a上に第2刃物台7が移動位置決め可能に載置されて おり、第2刃物台7は図示しないサーボモータによりボールねじを介して駆動さ れる。
【0008】 第2刃物台7にはZ軸方向の旋回中心軸のまわりで旋回割出し可能に第2タレ ット8が設けられており、第2タレット8に設けられた複数の工具取付けステー ションに複数の工具が着脱可能に装置される。 更にベッド1上のZ軸案内1b上には心押台9が位置移動可能に設けられてお り、心押台9に心押軸11が軸方向のみ移動可能に嵌挿されている。 心押台9には図1に示すように側面にピストンポンプ12がX軸方向を第1往 復台2側向きに固着されており、ピストンポンプ12は図2に示すようにポンプ シリンダ13A,13Bに軸方向移動可能に嵌挿されるピストン14が、ピスト ンロッドを兼ねる連結軸15の外周に一体に形成されている。
【0009】 連結軸15の後端には握り15aが形成されており、連結軸はボールノッチ1 6により引出し位置と押し込み位置がクランプされるようになっている。そして 第1往復台2の対応位置にブロック17が固着されており、ブロック17の穴1 7aと連結軸15が同心となる位置に第1往復台2がZ軸位置決めされたとき、 連結軸15を押し込んで先端15bを穴17aに挿入することにより心押台9が 第1往復台2に連結される。 更に心押台9にはピストンポンプ12より上方位置に潤滑油タンク18が、ま た下方位置に、分配器19が取り付けられており、タンク18とポンプシリンダ 13A間に吸入側フレキパイプ21が、分配器19とポンプシリンダ13A間に 吐出側フレキパイプ22がそれぞれ取つけられている。
【0010】 このフレキパイプ21,22はシリンダの前室に油路23,24を介して連通 されており、油路23の途中に前室側に開くチェックバルブ25が、また油路2 4の途中にフレキパイプ22側に開くチェックバルブ26が設けられている。従 って連結軸15が係合のため押し込まれたとき、シリンダの前室内に蓄えられて いた潤滑油が分配器19側に送り出され、分配器19より各管路を経てベッド摺 動面1bに当接する摺動部9aに配給され、連結軸15が係合解除のため引き抜 かれたときタンク18より新しい潤滑油が前室に送り込まれて蓄えられるようチ ェックバルブ25,26が作用するようになっている。
【0011】 続いて本実施例の作用について説明する。 今、チャックワーク加工が終わって、次に行うセンタワーク加工のための段取 り換えが行われている。第2刃物台7が干渉のない位置に移動退避したのち、第 1往復台2がベッド上右端位置に待機中の心押台9側にZ軸移動されて、ブロッ クの穴17aが連結軸15と同心となる位置に位置決めされる。 次いで手動で連結軸15が押し込まれ、先端がブロック穴17a内に挿入され て心押台9が往復台2に連結される。この連結時のピストン14の前進で、シリ ンダの前室に蓄えられている潤滑油がチェックバルブ26を押し開いて分配器1 9に送り込まれ、各管路を経て摺動部9aに配給される。
【0012】 次いで心押台のクランプが解除されたあと、第1往復台2がサーボモータによ り主軸側に移動され、プログラム指定の停止位置に位置決めされると、心押台9 もこれに伴われて同時移動位置決めされる。次いで連結軸15を引き抜いて連結 を解除し、心押台9をベッド1にクランプする。この連結を解除するときのピス トン14の後退で、チェックバルブ25が開いてタンク18よりフレキパイプ2 1を介して新しい潤滑油が前室に吸い込まれて蓄えられる。 尚、本実施例は往復台2に追従移動される心押台9を例として説明を行ったが 、本考案は心押台に限定されるものでなく駆動軸を反対側の移動体に連動される 移動体全部に適応可能なことは勿論である。 また、連結軸15は手動で抜き差しされるのと限定されるのではなく、アクチ ュエータにより自動抜き差し可能とすることもできる。
【0013】
【考案の効果】
本考案は上述のとおり構成されているので次に記載する効果を奏する。 駆動軸を有する第1移動体により駆動軸を持たない第2移動体を連動させるた めの連結軸に、潤滑用ピストンポンプのピストンを設けてピストンロッドを兼ね る構造とし、ピストンポンプと連結軸を一体化したので、第2移動体の始動前に 必ず摺動部に必要量の潤滑油が一回だけ供給されるようになり、無駄な潤滑油の 浪費がなくなり、切削液に流入する廃油の量が減少して切削液の寿命が延びて、 交換時期を延長することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の潤滑油装置を有する心押台の側面図
である。
【図2】ピストンポンプの断面図である。
【図3】NC旋盤の姿図である。
【図4】従来の技術の潤滑油装置付心押台の側面図であ
る。
【符号の説明】
1 ベッド 1b 摺
動面 2 往復台 9 心押
台 9a 摺動部 12 ピ
ストンポンプ 13A,13B ポンプシリンダ 14 ピ
ストン 15 連結軸 17 ブ
ロック 18 潤滑油タンク 19 分
配器 25,26 チェックバルブ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平行移動可能に設けられた二個の移動体
    をかけ外し自在な連結軸により連結して駆動軸を有する
    側の第1移動体により連動される第2移動体用の潤滑装
    置であって、ピストンが前記連結軸の外周に形成されて
    いるピストンポンプを前記第2移動体に設け、前記連結
    軸を前記第1移動体に係合させるときのみ潤滑油を摺動
    面側に送り出す弁部材を設けてなり、連結軸とピストン
    ポンプを一体化したことを特徴とする潤滑装置。
JP3078392U 1992-04-10 1992-04-10 潤滑装置 Pending JPH0580605U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3078392U JPH0580605U (ja) 1992-04-10 1992-04-10 潤滑装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3078392U JPH0580605U (ja) 1992-04-10 1992-04-10 潤滑装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0580605U true JPH0580605U (ja) 1993-11-02

Family

ID=12313276

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3078392U Pending JPH0580605U (ja) 1992-04-10 1992-04-10 潤滑装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH0580605U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100350630B1 (ko) * 2000-07-13 2002-08-30 위아 주식회사 자동공구교환기의 윤활유 재활용 공급장치
JP2014058025A (ja) * 2012-09-19 2014-04-03 Takamatsu Machinery Co Ltd 潤滑油供給装置の制御方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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