JPH0579927U - リング状コイル製造装置 - Google Patents

リング状コイル製造装置

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JPH0579927U
JPH0579927U JP3028392U JP3028392U JPH0579927U JP H0579927 U JPH0579927 U JP H0579927U JP 3028392 U JP3028392 U JP 3028392U JP 3028392 U JP3028392 U JP 3028392U JP H0579927 U JPH0579927 U JP H0579927U
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JP
Japan
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winding
coil
driven
tape winding
tape
Prior art date
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Pending
Application number
JP3028392U
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English (en)
Inventor
輝夫 高橋
勉 宮川
誠 石川
美智夫 堀
徹 松本
雅彦 藤原
Original Assignee
株式会社北斗製作所
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】コイルの巻線と絶縁テープ巻を1台のコイル製
造装置で連続的に行う。 【構成】ベースaのほぼ中央に中空軸bを取付け、その
先端部にフライヤーアームcを取付ける。中空軸bの周
辺に駆動プーリーd、従動プーリーeを配置して巻線機
構とし、駆動プーリーdの中間部にテープ巻ヘッドfを
取付けて絶縁テープ巻機構を一体化させる。従動プーリ
ーeの内若干を矢印15方向に取付位置を移動可能とす
る。中空軸b、フライヤーアームcは、モーター、タイ
ミングベルトに駆動され、テープ巻ヘッドfは他のモー
ターにより駆動されて、傘歯車箱、タイミングベルト、
変速機、他のタイミングベルトを介して駆動プーリーd
を回転させる。従動プーリーeは、ロックピンlにより
固定が可能で、クランプyは、巻線時電線sの先端を固
定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、リング状コイル製造において、コイルの巻線と絶縁テープ巻 を1台の装置に依り連続的に行なう製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
リング状コイルの製造におけるコイルの巻線と絶縁テープ巻は、従来、別 々の装置を用いて行なわれ、巻線したコイルを巻線機から取り外す際、コイ ルがバラバラにならない様に、数箇所、テープで仮止めを行なう必要があっ た。また、各装置への取付け取り外し等、人手に依る作業が多く、非効率的 であった。またサイズの異なるリング状コイルを製造しようとする場合には 巻線機の改造、入れ替え等が必要であった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題点】
本案は、巻線したコイルを巻線機から取り外す際の、テープでの仮止め及 び各装置への取付け取り外し作業を不要にし、巻線からコイル外周の絶縁テ ープ巻までの連続作業を可能にしようとするものである。 さらに、サイズの異なるリング状コイルを製造する際、巻線機の改造や変 更を必要とせずに対応可能にしようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
いまその構成を図面を追いながら説明すれば、 (a) ベースaのほぼ中央に中空軸bを取付け、その先端部に共に回転する フライヤーアームcを取付ける。 (b) 中空軸bの周辺に溝車である駆動プーリーd及び、従動プーリーeを 配置し、巻線機構とする。また、従動プーリーeの内、いくつかは矢印 15の方向に、取付け位置を移動させることができる。 (c) 駆動プーリーdの中間部にテープ巻ヘッドfを取付け、絶縁テープ巻 機構を一体化させる。 (b) なお、テープ巻ヘッドfの内部機構については、リング状コイル製造 の絶縁テープ巻作業において従来より使用されているものと同一機構で あるため本案での説明は省略する。 (e) 従動プーリーeの1つにレバーgを取付け、ロッドhによりペダルi に連結する。 (f) レバーgはピンrを支点にバネjによって支持され、ストッパーk及 巻線作業に連動してプランジャー5により突出、引き込みされるロック ピンlにより、固定することができる。 (g) 中空軸b及びフライヤーアームcは、軸受mにより支持され、モータ n及びタイミングベルトpにより駆動される。ブレーキoは停止用、セ ンサーqは巻回数検知用である。 (h) 電線sは中空軸bに通され、フライヤーアームcのガイドローラーt を通って先端引き出し口uより出される。 (i) クランプyは巻線時、電線sの先端を固定するものである。 (j) テープ巻に使用するテープvはテープ巻ヘッドfに取付けられる。 (k) テープ巻ヘッドfには電線s(コイル)の通る穴wと、巻線時に電線 sが通過し、作業完了時にコイル(製品)を取り出すための切り欠きx を設ける。 (l) テープ巻ヘッドfはモータzにより駆動され、同駆動軸より傘歯車箱 1タイミンベルト2、変速機3、タイミンベルト4を介して駆動プーリ ーdを回転させる。
【0005】
【作用】
本案の装置により作業するときは、まず電線sをフライヤーアームcの先 端引き出し口uより引き出し、クランプyに固定する。 次に、巻線スイッチによりモータnが駆動され、中空軸b及びフライヤー アームcは矢印10の方向に回転し、電線s駆動プーリーd及び従動プー リーeの溝に巻線される。この時、モータzは停止状態であるから、駆動プ ーリーd及びテープ巻ヘッドfは固定状態であり、ロックピンlはプランジ ャー5により突出され、レバーgも固定状態にある。 あらかじめ設定された巻線回数まで回転すると、制御回路によりモータn を停止させると同時にブレーキoを作動させて巻線機構を自動停止させる。 停止と同時にプランジャー5によりロックピンlが引き込まれ、レバーg の固定は解除される。 テープvを引き出し、その先端を巻線されたコイルに貼りつける。 テープvを貼りつけた後、電線sの先端をクランプyより取り外し、フラ イヤーアームcより出るもう片方の電線sは、先端引き出し口u付近で切断 する。 従来の作業方法であれば、巻線されたコイルの周囲数箇所をテープで仮止 めし、巻線機より取り外し、さらにテープ巻装置に取付ける必要があったが 本案では、巻線機からの取り外し、テープ巻装置への取付け、テープでの仮 止め等の作菜は必要としない。 次に、テープ巻スイッチによりモータzが駆動し、テープ巻ヘッドfが回 転すると同時に、駆動プーリーgが回転する。 このことにより、テープvが巻線されたコイルの周辺を矢印11の方向に 回転して巻付けられながらコイルは、駆動プーリーdが矢印12の方向に回 転することにより矢印16の方向へ送られて、駆動プーリーd及び従動プー リーeの外接上を回る。 この時、駆動プーリーd及び従動プーリーeの溝に巻かれた電線s(コイ ル)は、テープvによって束ねられる形となり、コイルの周長にわずかな変 化をきたすが、レバーgを支持するバネjの作用により、その変化を吸収す ることができる。 巻線されたコイルが、駆動プーリーd及び従動プーリーeの外接上を一周 したところで、制御回路によりモータzを停止させることによって、テープ 巻機構を自動停止させる。 テープ巻完了後、テープvはテープ巻ヘッドfより引き出された箇所で切 断する。 テープ巻されたコイル(製品)の取出しは、ペダルiを矢印13の方向へ 踏み込むことにより、ロッドhに連結されたレバーgとその先端に取付けら れた従動プーリーeは矢印14の方向へピンrを中心に回転し、コイル(製 品)の緊張が解かれて、容易に装置からコイル(製品)を取り出すことがで きる。 また、異径のリング状コイルを製造しようとする場合、従動プーリーeの 取付け位置を矢印15の方向に移動させるか、又は取り外すことにより装置 の改造なしで、容易に異形のリング状コイルの製造に対応可能となる。 さらに、テープ巻仕様(テープの巻層数、重ね代寸法等)の変更にも、変速機 3により、テープvの回転速度と駆動プーリーdの回転によるコイル送り速度の 比を連続的に変化させことができるため、異なるテープ巻仕様のリング状コイル 製造にも極めて容易に対応可能である。 本案では、円形ではなく、多角形にコイルを巻く形になるが、リング状コイル は目的形状にフォーミング(型取り)された上で製品となるため、本案巻線方法 で何ら問題はない。
【0006】
【実施例】
なお、本考案の実施に当たって、次の如きことができる。 (a) 駆動プーリーd及び従動プーリーeの取付け数は、リング状コイル の径電線の太さ、テープ巻時の駆動プーリーdとコイルとの滑り等を 考慮して任意とすることができる。 (b) 電線及びテープの装着、装填、切断、またはコイル(製品)の取出 しを自動化した機構を付加すれば、さらに効率的な製造装置とするこ とができる。
【0007】
【考案の効果】
したがって、巻線機構とテープ巻機構を一体化し、巻線から絶縁テープ巻 までを1台の装置に依り連続的に行なうことで、効率的作業が可能である。 さらに、異なる径のリング状コイル製造に対しても、装置の改造や入れ替え なしで対応可能なリング状コイル製造装置である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の正面斜視図
【図2】図1の矢視B図
【図3】図1の矢視A、巻線機構詳細断面図
【図4】図1の矢視D、テープ巻機構詳細図
【図5】図4の矢視E図
【符号の説明】
aはベース bは中空軸 cはフライヤーアーム dは駆動プーリー eは従動プーリー fはテープ巻ヘッド gはレバー hはロッド iはペダル jはバネ kはストッパー lはロックピン mは軸受 nはモータ oはブレーキ pはタイミングベルト qはセンサー rはピン sは電線 tはガイドローラー uは先端引き出し口 vはテープ wはテープ巻ヘッドの穴 xはテープ巻ヘッドの切り欠き yはクランプ zはモータ 1は傘歯車箱 2はタイミングベルト 3は変速機 4はタイミングベルト 5はプランジャー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 藤原 雅彦 愛媛県新居浜市新田町2丁目7番7号

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a) 巻線装置とコイル外周の絶縁テー
    プ巻装置を一体化した。 (b) 巻線とコイル外周の絶縁テープ巻を連続的に行
    なう。 (c) 従動プーリーeの取付け位置を移動させるか、
    又は取り外すことに依り、サイズの異なるコイルの製造
    が可能である。 以上の如く構成された、リング状コイル製造装置。
  2. 【請求項2】駆動プーリーd及び従動プーリーeの数を
    任意とした、請求項1のリング状コイル製造装置。
  3. 【請求項3】電線及びテープの装着、装填、切断、また
    はコイル(製品)の取出しを、自動化した機構を付加し
    た、請求項1のリング状コイル製造装置。
JP3028392U 1992-03-24 1992-03-24 リング状コイル製造装置 Pending JPH0579927U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3028392U JPH0579927U (ja) 1992-03-24 1992-03-24 リング状コイル製造装置

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JP3028392U JPH0579927U (ja) 1992-03-24 1992-03-24 リング状コイル製造装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0579927U true JPH0579927U (ja) 1993-10-29

Family

ID=12299395

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3028392U Pending JPH0579927U (ja) 1992-03-24 1992-03-24 リング状コイル製造装置

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JP (1) JPH0579927U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006329360A (ja) * 2005-05-27 2006-12-07 Hitachi Metals Ltd 電気融着継手、その製造方法及び巻線装置

Cited By (1)

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