JPH0579568A - 自己循環軸冷却軸封装置 - Google Patents
自己循環軸冷却軸封装置Info
- Publication number
- JPH0579568A JPH0579568A JP24090791A JP24090791A JPH0579568A JP H0579568 A JPH0579568 A JP H0579568A JP 24090791 A JP24090791 A JP 24090791A JP 24090791 A JP24090791 A JP 24090791A JP H0579568 A JPH0579568 A JP H0579568A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- shaft seal
- cooling
- rotary
- ring
- Prior art date
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- Pending
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- Mechanical Sealing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は高温で運転される撹拌槽の軸封部へ供
給する潤滑液で回転軸を冷却する自己循環軸冷却軸封装
置に関するもので、回転軸の回転有無に拘らず軸封部の
回転軸を冷却し、回転環及びOリングの劣化等を防止す
ることを目的としたものである。 【構成】軸封箱3の範囲にジャケット5が設けられた回
転軸2、回転軸2に挿入し、吸入翼6,吸入溝7,吸入
孔8,排出翼9,排出溝10及び排出孔11が設けられ
た軸冷却環4より構成され、軸冷却環4の外周と軸封箱
3の内周との隙間を小さくしている。 【効果】軸封室内の回転軸を確実に冷却し、かつ摺動面
の除熱を促進し、より信頼性の高い軸封装置を提供する
ことができる。
給する潤滑液で回転軸を冷却する自己循環軸冷却軸封装
置に関するもので、回転軸の回転有無に拘らず軸封部の
回転軸を冷却し、回転環及びOリングの劣化等を防止す
ることを目的としたものである。 【構成】軸封箱3の範囲にジャケット5が設けられた回
転軸2、回転軸2に挿入し、吸入翼6,吸入溝7,吸入
孔8,排出翼9,排出溝10及び排出孔11が設けられ
た軸冷却環4より構成され、軸冷却環4の外周と軸封箱
3の内周との隙間を小さくしている。 【効果】軸封室内の回転軸を確実に冷却し、かつ摺動面
の除熱を促進し、より信頼性の高い軸封装置を提供する
ことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撹拌槽内の気密を保持
し、高温で運転される軸封装置に好適な自己循環軸冷却
軸封装置に関する。
し、高温で運転される軸封装置に好適な自己循環軸冷却
軸封装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、潤滑液により軸封部の軸を冷却す
る方法としては例えば、実公昭53−4058号公報に
記載される軸封装置部の回転軸温度制御装置等があり、
回転軸ジャケットに潤滑液を吸い込み、回転軸を冷却す
る方法が実施されていた。
る方法としては例えば、実公昭53−4058号公報に
記載される軸封装置部の回転軸温度制御装置等があり、
回転軸ジャケットに潤滑液を吸い込み、回転軸を冷却す
る方法が実施されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術で回転軸
を冷却する場合、回転軸が回転することにより環の外周
の吸入孔より潤滑液が吸入されて回転軸を冷却すること
になるが、この場合、軸が回転しない状態で容器内が加
熱された場合、軸封室に潤滑液を流しても回転軸が冷却
されないため、回転環のOリングが加熱されて劣化し洩
れが生ずる等の問題があった。
を冷却する場合、回転軸が回転することにより環の外周
の吸入孔より潤滑液が吸入されて回転軸を冷却すること
になるが、この場合、軸が回転しない状態で容器内が加
熱された場合、軸封室に潤滑液を流しても回転軸が冷却
されないため、回転環のOリングが加熱されて劣化し洩
れが生ずる等の問題があった。
【0004】また、吸入孔が外周でかつ1ヶ所であるた
め、回転による遠心力等により吸入力が弱く、潤滑液が
回転軸ジャケット部に充分入らず冷却が不充分である等
の問題があった。
め、回転による遠心力等により吸入力が弱く、潤滑液が
回転軸ジャケット部に充分入らず冷却が不充分である等
の問題があった。
【0005】本発明の目的は、回転軸が回転しない状態
で容器内が加熱されても軸封室部の回転軸を冷却し、か
つ回転中の潤滑液の吸入を確実に行なうと同時に、軸封
室内の潤滑液の停滞を無くす自己潤滑軸冷却軸封装置を
提供することにある。
で容器内が加熱されても軸封室部の回転軸を冷却し、か
つ回転中の潤滑液の吸入を確実に行なうと同時に、軸封
室内の潤滑液の停滞を無くす自己潤滑軸冷却軸封装置を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、軸封室内に軸封箱内面迄大きくし、かつ側面に潤滑
液の吸入翼及び排出翼を設けた軸冷却環を回転軸に設置
したものである。
に、軸封室内に軸封箱内面迄大きくし、かつ側面に潤滑
液の吸入翼及び排出翼を設けた軸冷却環を回転軸に設置
したものである。
【0007】
【作用】軸封室内を流れる潤滑液は、回転軸が停止状態
でも軸封室箱の中間部を遮蔽した軸冷却環に当り、軸冷
却環に設けられた吸入翼部より回転軸のジャケット内に
入り、ジャケット内を冷却し軸冷却環に設けた排出翼よ
り出ていき、回転中は軸冷却環に設けた翼により潤滑液
は強力に回転軸のジャケット内に送給され、軸封部の回
転軸を冷却し、かつ軸封箱内の潤滑液の流動を促進す
る。
でも軸封室箱の中間部を遮蔽した軸冷却環に当り、軸冷
却環に設けられた吸入翼部より回転軸のジャケット内に
入り、ジャケット内を冷却し軸冷却環に設けた排出翼よ
り出ていき、回転中は軸冷却環に設けた翼により潤滑液
は強力に回転軸のジャケット内に送給され、軸封部の回
転軸を冷却し、かつ軸封箱内の潤滑液の流動を促進す
る。
【0008】
【実施例】本発明の一実施例を図1から図3により説明
する。1は密閉された容器、2は容器1を貫通し、軸封
箱3の範囲にジャケット5が設けられた回転軸、4は回
転軸2に嵌合し、下方に吸入翼6,吸入溝7及び吸入孔
8、上方に排出翼9,排出溝10及び排出孔11が設け
られた軸冷却環で、この軸冷却環4はキー12により回
転軸2と同じ回転をする。13は油滑液入口、14は潤
滑液出口、15はばね、16は回転環、17は固定環で
ある。しかして、軸封箱3の内周と軸冷却環4の外周の
隙間を小さくする。
する。1は密閉された容器、2は容器1を貫通し、軸封
箱3の範囲にジャケット5が設けられた回転軸、4は回
転軸2に嵌合し、下方に吸入翼6,吸入溝7及び吸入孔
8、上方に排出翼9,排出溝10及び排出孔11が設け
られた軸冷却環で、この軸冷却環4はキー12により回
転軸2と同じ回転をする。13は油滑液入口、14は潤
滑液出口、15はばね、16は回転環、17は固定環で
ある。しかして、軸封箱3の内周と軸冷却環4の外周の
隙間を小さくする。
【0009】回転軸が停止していても、軸封箱3と軸冷
却環4の隙間は小さくされているので、潤滑液入口13
より入った潤滑液は吸入翼6よりジャケット5を通り回
転軸2を冷却し、排出翼9より出て潤滑液出口14より
出ていくことになる。また、回転中は吸入翼6及び排出
翼9は数多く設けられているため、強力に潤滑液を回転
軸2のジャケット5内に送給して、回転軸2を冷却し、
また軸封箱3内の潤滑液の循環を促進し、したがって、
回転中も停止中も回転軸2を確実に冷却することができ
る。
却環4の隙間は小さくされているので、潤滑液入口13
より入った潤滑液は吸入翼6よりジャケット5を通り回
転軸2を冷却し、排出翼9より出て潤滑液出口14より
出ていくことになる。また、回転中は吸入翼6及び排出
翼9は数多く設けられているため、強力に潤滑液を回転
軸2のジャケット5内に送給して、回転軸2を冷却し、
また軸封箱3内の潤滑液の循環を促進し、したがって、
回転中も停止中も回転軸2を確実に冷却することができ
る。
【0010】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、軸封箱内
の中間部を遮蔽し、数個の吸入翼及び排出翼を設けた軸
冷却環を容器内が高温で使用される撹拌槽等の軸封室に
設けることにより、潤滑液は回転軸に設けたジャケット
内に回転停止中でも確実に循環されて回転軸を冷却し、
回転環等のOリングの熱による劣化を防止し、かつ回転
軸が回転した場合には、軸冷却環の回転により回転軸の
冷却はもちろん、軸封室内の潤滑液の循環を強力に促進
することにより摺動面の除熱を行ない、摺動材の寿命を
長くする効果がある。
の中間部を遮蔽し、数個の吸入翼及び排出翼を設けた軸
冷却環を容器内が高温で使用される撹拌槽等の軸封室に
設けることにより、潤滑液は回転軸に設けたジャケット
内に回転停止中でも確実に循環されて回転軸を冷却し、
回転環等のOリングの熱による劣化を防止し、かつ回転
軸が回転した場合には、軸冷却環の回転により回転軸の
冷却はもちろん、軸封室内の潤滑液の循環を強力に促進
することにより摺動面の除熱を行ない、摺動材の寿命を
長くする効果がある。
【図1】本発明による自己循環軸冷却軸封装置の一実施
例の縦断面図を示す。
例の縦断面図を示す。
【図2】図1のA−A線断面図を示す。
【図3】図2のB−B方向より見た軸冷却環の外周展開
図を示す。
図を示す。
1…容器、2…回転軸、3…軸封箱、4…軸冷却環、5
…ジャケット、6…吸入翼、7…吸入溝、8…吸入孔、
9…排出翼、10…排出溝、11…排出孔、13…潤滑
液入口、14…潤滑液出口。
…ジャケット、6…吸入翼、7…吸入溝、8…吸入孔、
9…排出翼、10…排出溝、11…排出孔、13…潤滑
液入口、14…潤滑液出口。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 章 山口県下松市大字東豊井794番地 日立テ クノエンジニアリング株式会社笠戸事業所 内 (72)発明者 伊藤 幸香 山口県下松市大字東豊井794番地 日立テ クノエンジニアリング株式会社笠戸事業所 内 (72)発明者 河村 直 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸工場内 (72)発明者 木下 高年 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸工場内
Claims (1)
- 【請求項1】容器内を貫通する回転軸の軸封部にジャケ
ットを設け、回転軸外周に軸封箱内を遮蔽し、かつ側面
に循環液の吸入翼及び排出翼を設けた軸冷却環を設置し
たことを特徴とする自己循環軸冷却軸封装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24090791A JPH0579568A (ja) | 1991-09-20 | 1991-09-20 | 自己循環軸冷却軸封装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24090791A JPH0579568A (ja) | 1991-09-20 | 1991-09-20 | 自己循環軸冷却軸封装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0579568A true JPH0579568A (ja) | 1993-03-30 |
Family
ID=17066452
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24090791A Pending JPH0579568A (ja) | 1991-09-20 | 1991-09-20 | 自己循環軸冷却軸封装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0579568A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005133852A (ja) * | 2003-10-30 | 2005-05-26 | Kobelco Eco-Solutions Co Ltd | コンタミレスの耐食性軸封装置 |
JP4785996B1 (ja) * | 2011-03-29 | 2011-10-05 | 株式会社寺田ポンプ製作所 | 水中ポンプのオイル室内軸封装置における摺動面を潤滑するオイルリフター装置 |
JP2017515075A (ja) * | 2014-05-09 | 2017-06-08 | イーグルブルクマン ジャーマニー ゲセルシャフト ミト ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディトゲゼルシャフト | ガス分離性能が向上した回転メカニカルシール装置 |
-
1991
- 1991-09-20 JP JP24090791A patent/JPH0579568A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005133852A (ja) * | 2003-10-30 | 2005-05-26 | Kobelco Eco-Solutions Co Ltd | コンタミレスの耐食性軸封装置 |
JP4785996B1 (ja) * | 2011-03-29 | 2011-10-05 | 株式会社寺田ポンプ製作所 | 水中ポンプのオイル室内軸封装置における摺動面を潤滑するオイルリフター装置 |
JP2017515075A (ja) * | 2014-05-09 | 2017-06-08 | イーグルブルクマン ジャーマニー ゲセルシャフト ミト ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディトゲゼルシャフト | ガス分離性能が向上した回転メカニカルシール装置 |
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