JPH0579548B2 - - Google Patents

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JPH0579548B2
JPH0579548B2 JP59500827A JP50082784A JPH0579548B2 JP H0579548 B2 JPH0579548 B2 JP H0579548B2 JP 59500827 A JP59500827 A JP 59500827A JP 50082784 A JP50082784 A JP 50082784A JP H0579548 B2 JPH0579548 B2 JP H0579548B2
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JP
Japan
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pin
retainer
preform
link
groove
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JP59500827A
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JPS60500761A (ja
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Jeemusu Ei Gaaman
Suchiibun Deii Suifuto
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Caterpillar Inc
Original Assignee
Caterpillar Inc
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Publication date
Application filed by Caterpillar Inc filed Critical Caterpillar Inc
Publication of JPS60500761A publication Critical patent/JPS60500761A/ja
Publication of JPH0579548B2 publication Critical patent/JPH0579548B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D55/00Endless track vehicles
    • B62D55/08Endless track units; Parts thereof
    • B62D55/18Tracks
    • B62D55/20Tracks of articulated type, e.g. chains
    • B62D55/205Connections between track links

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)
  • Paper (AREA)
  • Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
  • Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
  • Automatic Assembly (AREA)
  • Pivots And Pivotal Connections (AREA)

Description

請求の範囲 1 ジヨイントが少なくとも1個の空洞と該空洞
内に押し込みリテイナとを有し、前記空洞がピン
の端部分の溝と、前記ピンの端部分を囲み、かつ
リンクの端部分の外側に開口を有する前記リンク
の端部分のソケツトとによつて形成される、クロ
ーラタイプの車両の無限軌道のジヨイントを修理
する方法において、 前記ピンを前記リンクの端部分から押し出し、
前記押し込みリテイナを剪断し、 前記剪断されたリテイナを前記ジヨイントから
取り出し、 前記ピンの端部分を前記リンクの端部分の中へ
位置させ、 前記空洞の開口に隣接して環状の金属製の予備
成形品を位置させ、および 前記予備成形品を押し込んで変形させ、かつ前
記予備成形品を新規な押し込みリテイナに永久変
形させるのに十分な軸線方向の力を前記予備成形
品に作用させる、 無限軌道のジヨイントを修理する方法。
2 リンクが穴と前記穴の一端に軸線方向外方に
開放したソケツトとを有し、ピンが前記穴内に位
置決めされ、前記ソケツトに整合して配置された
周方向の溝を有するような、クローラタイプの車
両の無限軌道の軌道ジヨイントのピンにリンクを
保持する方法において、 前記外方に開放したソケツトに隣接して環状の
金属製の予備成形品を位置決めし、および 前記予備成形品を前記ピンの前記溝内へ押し込
んで変形させ、かつ前記予備成形品を前記リンク
と前記ピンの間で新規な押し込みリテイナに永久
変形させるのに十分な軸線方向の力を前記予備成
形品に作用させる、 無限軌道のジヨイントのピンにリンクを保持する
方法。
3 前記溝が切頭円錐状の表面を有し、前記ソケ
ツトが前記溝の表面に対して離隔した同心の関係
に配置された対向の切頭円錐状の表面を有し、前
記リテイナが前記双方の表面の間で前記溝とソケ
ツトに実質的に適合する、請求の範囲第2項に記
載の方法。
4 ジヨイントがその中空のブシユの両端に押し
込まれた一対の内側のリンク端部分、両端部分を
前記ブシユから突出させた状態で前記中空のブシ
ユを通つて受け入れられたピンおよびそれぞれが
ピン穴を有する一対の外側のリンク端部分を有
し、前記外側のリンク端部分が前記ピン端部分の
前記両端部分のそれぞれに押し込まれて前記ブシ
ユおよび前記内側のリンク端部分に対して前記ピ
ンおよび前記外側のリンク端部分を枢動可能にす
る、クローラタイプの車両の無限軌道のジヨイン
トを保持する方法において、 全体として軸線方向の内方を向いた表面を有す
る周方向の溝を前記ピン端部分の各々に設け、 前記外側のリンク端部分の各々にソケツトをそ
の各々のピン穴の外側端あたりに設け、各々の前
記ソケツトが全体として軸線方向の外方を向いた
表面を有し、各々のソケツトが前記ピンの溝の
各々と正しく合わさり、前記各々の溝とソケツト
が前記外側のリンク端部分の外側に開口を有する
リテイナ空洞を画成するようにし、 前記リテイナ空洞の各々の前記開口に隣接して
環状の金属製の予備成形品を位置決めし、および 前記予備成形品を前記リテイナ空洞へ突き込
み、かつ各々の予備成形品を新規な押し込みリテ
イナに永久変形させるのに十分な軸線方向の力を
各々の前記予備成形品に作用させ、各々のリテイ
ナが前記外側を向くソケツトの表面と前記内方を
向く溝の表面との間で各々のリテイナ空洞に実質
的に充填され、車両の運転中に前記ピンの前記リ
ンク端部分の軸線方向の外側への移動を抑制する
ようにする、 クローラタイプの車両の無限軌道のジヨイントを
保持する方法。
5 前記予備成形品が131000から207000MPaの
範囲の弾性係数を有する鉄材料で作られている、
請求の範囲第4項に記載の方法。
6 各々の前記予備成形品がロツクウエルB60か
らC35の範囲の硬度を有する錬鋼で作られてい
る、請求の範囲第5項に記載の方法。
7 前記硬度が実質的にロツクウエルB90であ
る、請求の範囲第6項に記載の方法。
8 前記予備成形品が6.8グラム/立方センチの
最小密度を有する鉄金属の粉末で作られている、
請求の範囲第5項に記載の方法。
9 前記リテイナ空洞に突き込まれて変形した後
に前記粉末金属が7.5グラム/立方センチの最小
密度を有する、請求の範囲第8項に記載の方法。
10 前記予備成形品がロツクウエルB40から
B100の範囲の硬度を有する、請求の範囲第8項
に記載の方法。
11 前記硬度が実質的にロツクウエルB90であ
る、請求の範囲第10項に記載の方法。
12 前記予備成形品が軸線方向の長さの一部に
沿つて内側の端部から延びている、全体として半
径方向を向いた複数の溝を有するリングである、
請求の範囲第5項に記載の方法。
13 前記予備成形品が内側の端部に斜めの案内
面取り部を備えた、実質的に長方形断面の形状を
有し、前記案内面取り部が前記ソケツトの入口の
軸線方向の外側へ向いた表面の角度と実質的に同
じである角度で配置されている、請求の範囲第1
2項に記載の方法。
技術分野 本発明は一般的にはクローラタイプの車両用の
無端軌道に関し、より詳しくは前記軌道のジヨイ
ントを保持または修理する方法に関する。
背景技術 軌道ジヨイントは軌道ピンの端部と該ピンの端
部が受入れられる各リンクの孔との間のしまりば
めによつて相互に保持されるのが通常である。リ
ンクを各ピンの端部に圧入するには著しい力、時
には60トン(54.4メートルトン)を越える力が典
型的に使用されるが、それでも、車両の作動中軌
道に加えられる力のためにリンクはピン上で外方
に運動しようとする。
最近に至るまで、作動中に発生する軸方向の遊
びの量は許容しうる限度内であつた。しかしなが
ら、より大型のクローラ車両や、小型車両に対し
てより大きな馬力のエンジンが導入されるにつ
れ、軸方向の遊びびの量は増加し、特にシール
し、潤滑した軌道に対しては問題となつてきてい
る。シールされ、潤滑された軌道においては、過
度の軸方向の遊びは潤滑剤の喪失や、軌道を過度
に摩耗させ寿命を早めうる摩擦材の侵入に連がり
うる。
軌道ジヨイントにおける軸方向の遊びの量を制
限するため各種の方法が採用されてきた。双方共
リチヤード イー.リブセイ他(Richard E.
Livesay et al.)にして発行され、かつ本発明の
譲受人に譲渡された、1980年1月8日付の米国特
許第4182578号および1981年9月8日付米国特許
第4288172号に開示のようなキーパ組立体が前記
軸方向の遊びの動きを減少するため成巧裡に採用
されてきた。製作上の公差を許容するために、前
記キーパを使用したジヨイントはある量の空隙が
必要であるが、その空隙が組立時限定された量の
軸方向の遊びを発生させる。その結果、前記キー
パーは軸方向の遊びを減少させるが完全には排除
しない。
限定的な軸方向の遊びを提供する別の方法は、
これも本発明の譲受人に譲渡された、1974年8月
27日ロージヤ エル.ボツゴス他(Roger L.
Boggs et al)に対して発行された米国特特許第
3831257号に記載されており、該特許は軌道ピン
の端部の周りを溶接する方法を採用している。こ
の方法においては、保持如何は溶接強度に全く依
存している。事実、溶接強度は一貫して制御する
のは難しい。溶接部が弱ければ破断して、その保
持能力全てが失われる。
1924年9月9日エドウイン エイチ.サーベツ
ジ(Edwin H.Savage)に発行された米国特許第
1507757号においては、軌道ユニツトののレール
とシユーの開口を通し、かつ角度をつけたピンの
溝へ軟質のメタルキーを打込みピンを軌道ユニツ
トと固定するロツク装置を提供している。
発明の開示 本発明の一局面によれば、クローラタイプ車両
用の無限軌道のジヨイントはピンと一対のリンク
とを有する。前記ピンは両端と、第1と第2の端
部分とを有する。前記リンクは各々、第1と第2
のピンの端部分のそれぞれを受入れるに十分な寸
法の孔を有している。第1と第2のピンの端部分
はそれぞれ溝を有する。各溝はピンの両端からそ
れぞれ予め選定した距離だけ隔置されている。各
リンクにはリンク孔に隣接してソケツトを設けて
いる。各ソケツトは、リンクをピンの端部で取り
付けた位置においてピンの溝の各々との境面に沿
つて概ね整合している。前記ソケツトと溝の各々
はそれぞれ協働して対となつたリテイナ用空洞の
1個を形成する。各空洞は十分な剪断強度を有す
る、押し込みリテイナーをその境面に沿つて受入
れ、かつ変形させて車両の作動中各リンクをピン
上で軸線方向の固定関係に保持する。
本発明の一局面においては、無端軌道は前記リ
テイナ用空洞の各々の開口に隣接して一対の金属
製予備成形品を位置させ、予備成形品を各空洞中
へ圧入し、かつ空洞の壁と緊密接触するよう変形
させ、押し込みリテイナを提供する過程により組
み立てられる。
本発明の別の局面においては、無端軌道のジヨ
イントはリンクの端部からピンを押し出し、押し
込みリテイナを剪断し、剪断したリテイナをその
空洞から取り外し、ピンの端部をそのリンクの端
部に位置させ、空洞の開口に隣接して金属製予備
成形品を位置させ、前記予備成形品を空洞に圧入
し、該予備成形品を変形させて新しい押し込みリ
テイナをつくる過程により修理される。
詳しくは、押し込みリテイナはその変形状態に
おいて、弾性係数が1平方インチ当り250万ポン
ド(172000Mpa)を上廻ることが好ましく、か
つリンクのソケツトの面とピン溝の対向面との間
でリテイナ用空洞に緊密に挿入され、ピンとリン
クとの間でしつかりしたロツクを堤供し、軸方向
の遊びの動きを制限する。
【図面の簡単な説明】
第1図は保持装置の一実施例を示す、ジヨイン
トの一部を断面で示す無端軌道の破断平面図、 第2図は予備成形品の好適実施例の正面図、 第3図は第2図に示す予備成形品の側面図、 第4図は第1図に示すジヨイントの一端の拡大
した断面図、 第5図は第1図に示す装置の大きく拡大した部
分断面図、 第6図は第5図と類似であるが、変形する前に
リテイナ用空洞へ入る状態での予備成形品を示す
図、第7図は押し込みリテイナの好適実施例の力
と移動量との関係の曲線、および 第8図は第4図と類似の拡大した部分断面図で
あるがピンを取り外す際それに応じて剪断される
際の状態の、押し込みリテイナを示す図である。
発明の実施するための最良の態様 第1図を詳しく参照すれば、本発明の方法の実
施に用いる装置が、図示していないがクローラタ
イプの車両で使用される形式の無端軌道14のジ
ヨイント12をしつかり保持するものとして全体
的に10で指示されている。無端軌道14は全体
的に従来の構造のものであつて、その主要な要素
は複数の右側のリンク16,16′と左側のリン
ク18,18′、ピン20および中空のブツシユ
22とを含む。右側のリンク16,16′および
左側のリンク18,18′の各々は内端部24,
25と、反対側の外端部26,27とをそれぞれ
有する。前記内端部24,25は、該内端部がブ
ツシユ22の端部30,32に圧入しうるように
するに十分な寸法の孔28をそれぞれ有する。前
記ピン20は中間部分34と、両端36,38
と、反対方向の端部分40,42とを有する。前
記中間部分34は中空ブツシユ32内で受入れら
れ、該ブツシユに対して枢動自在となる寸法であ
る。
リンク16′,18′の外端部26,27の各々
は孔44を有する。各孔44はリンクの外端部分
26,27がピン20の両端に圧入しうるように
するに十分な寸法である。
前述の組立体は次の隣接するリンク、ピンおよ
びブツシユに対して順次繰返され無端軌道構造を
完成する。
限定する訳ではないが、以下説明する本発明の
通用例はシールされ、潤滑された無端軌道に使用
するのに特によく適している。前記形状の軌道は
通常各ジヨイントに、その中の1個を46で示す
一対のシールと、例えばピン20のシールされた
孔50のような潤滑剤のリザーバとをそれぞれ備
えている。第1図で最もよく示されているよう
に、リザーバ50内の潤滑剤は、ピン20の横孔
54によりブツシユ22とピン20の中間部分3
4との間の枢動境界面に連通する。各カウンタボ
ア52にスラストリング56が配設され、そのた
めジヨイント要素の全てはシール46を破損する
ことなく当接するよう共に押し込みうる。換言す
れば、リンクの外端部分26,27はスラストリ
ング56の隣接する端部と緊密に当接している。
スラストリングの他端はブツシユ22の隣接する
対向端部と当接している。その結果、組立完了後
はジヨイント12には本質的に軸方向の遊びはな
い。
保持装置10は本質的にはクローラタイプの車
両の作動の間前述の当接関係を保持することを指
向する。前記装置10は一対のリテイナ用空洞6
0,62を含み、各空洞は、対となつた押し込み
リテイナ64,66の各々を受入れ、かつ変形さ
せる形状と方向とを有する。
双方の空洞60,62は相互に対称形なので、
特に第4図から第6図までを参照して空洞60の
みを以下詳細に説明するが、その説明は空洞62
にも適用されることが理解される。
空洞60はピン溝70とリンクソケツト72と
により画成される。溝70は各ピン端部40に形
成され、該端部の周囲の少なくとも一部の周りを
延びている。前記溝70はピンの周囲の周り一部
分のみ延び、あるいは断片的であればよいが、該
部分を機械加工するときの時間、労力および設備
の無駄を排除するため連続的、あるいは環状が望
ましいことを理解すべきである。
溝70は隣接するピン端部36からの所定の距
離に配置されている。そのような距離はピンの物
性に関係し、ピンの端部36と溝70との間のピ
ンの部分にリテイナ64のそれより大きい強度を
提供すれば十分である。この相対的な強度関係を
保持すればジヨイントの分解中のピンの損傷また
は破損を阻止する。
第5図を参照すれば、溝70は切頭円錐形面7
0、底部78および曲線の側壁80とを有するこ
とが好ましい。曲線の側壁80はピンの端部40
から底部78まで延びている。切頭円錐形の面7
6は底部78に隣接して曲線面80に連がり、か
つピンの端部36に隣接してその周囲の縁部に向
かつて半経方向外方に延びている。切頭円錐形面
76はその中心軸から20から30度の範囲内の角
度、好ましくは約25度の角度がつけられている。
前述の形状は溝70をリテイナ64で概ね完全に
充てんしやすくする。
ソケツト72はリンクの外端部26に形成され
ている。ソケツト72は、リンクの外端部26が
ピンの端部40に取り付けられた位置にあるとき
ピンの溝70に対して仮想境面81に沿つて整合
して配置される。ソケツト72は、例えばリテイ
ナの予備成形品の材料硬度や形状のような各種の
基準に応じてその他の形状としてもよい。しかし
ながら、ソケツト72は少なくとも第1の切頭円
錐形面82を有することが好ましい。前記の第1
の切頭円錐形面82は溝の切頭円錐形面76に対
して隔置されるが同心関係で配置され、かつリン
クの外端部26の外側84からリンクの孔44に
向かつて半径方向内方に延びる。空洞60はその
外側84に環状の開口85を有する。第1の切頭
円錐形面82は、溝の切頭円錐形面76の角度よ
り小さい第2の角度をつけて配置されることが好
ましい。前記第2の角度は15から35度の範囲内が
好ましく、約20度の角度が好ましい。第1の切頭
円錐形の面82に溝の切頭円錐形面76の角度よ
り小さい角度を付与することにより、第5図に示
すように軸線方向の力Fを加えるとリテイナに剪
断力を負荷させやすくするくさび作用をリテイナ
64に発生させて有利である。
ソケツト72は、第1の切頭円錐形面82から
リンクの孔44に隣接する円周縁部88まで延び
る第2の切頭円錐形面86を含むことが好まし
い。第2の切頭円錐形面86はリテイナ64を溝
70に入れやすくする約45度の角度であることが
好ましい。
変形される前は、押し込みリテイナ64,66
は第2図、第3図および第6図に示すようにそれ
ぞれ予備成形品90の形である。予備成形品90
はここでは連続したリングとして説明するが、本
発明の範囲にはスプリツトしたリングあるいはセ
グメント化したリングも含める意図である。ま
た、予備成形品90はその他の形状であつてもよ
く、以下の説明は好適形状の例である。
第3図と第6図とに最もよく示すように、予備
成形品90は一端の周囲に導入面取り部92と、
かつ該端部に傾斜面94とを備えた、全体的に長
方形の断面である。前記導入面取り部はソケツト
92の第1の切頭円錐形面82と同じ角度である
ことが好ましい。前記傾斜面94は、溝70の充
てんを促進するよう、予備成形品を空洞60に挿
入したとき溝の側壁80と該傾斜面90が平行と
なるような角度であることが好ましい。
第2図と第3図とに最もよく示すように、予備
成形品90には複数の半径方向に向いたスロツト
96を設けることが好ましい。前記スロツト96
は傾斜端面94から予め選定した軸線方向距離だ
け予備成形品90中へ延びる。この配置は、後述
するように、必要なジヨイント12の分解中有利
であつて、溝70への予備成形品90の挿入を促
進する。
軌道ジヨイント12で使用するに十分な強度と
剛性とを付与するために、予備成形品90は19百
万psiから30百万psi(131000から207000Mpa)の
範囲の弾性係数を有する鉄材料である。硬度がロ
ツクウエルB60からC35の範囲の錬鋼から構成し
た予備成形品90が好ましいことが判明してい
る。しかしながら、予備成形品90の硬度は空洞
60を形成するリンクやピンの材料の対応する硬
度以下である必要があることを理解すべきであ
る。
粉末の鉄金属材が予備成形品90に対して満足
に使用できる。そのような粉末金属製の予備成形
品90は初期の最小密度が1立方センチ当り6.8
グラムであることが好ましい。取付け後、粉末金
属材料は最小密度がセンチメートル当り7.5グラ
ムであることが好ましい。粉末金属製の予備成形
品90の硬度はロツクウエルB40からB100の範
囲であつて、ロツクウエルB90が好ましい。
産業上の利用性 無端軌道14を構成するには、リンク16,1
6′およびび18,18′、ピン20およびブツシ
ユ22は前述の要領で組み立てられる。その後、
予備成形品90は空洞60の環状開口85に隣接
して位置される。次いで、例えばプレス97によ
り十分な力が予備成形品90に加えられ、予備成
形品90を空洞60に圧入し、そのため予備成形
品90が塑性変形し、概ね空洞60の形状と合致
する。100000から200000ポンド(445から
890KN)の範囲の力が通常必要とされ、約
150000ポンド(667KN)の力が典型的である。
この範囲の力は空洞60を概ね完全に充てんさ
せ、空洞60の面全てに対してリテイナ材料を緊
密にくさび作用させる。さらに重要なことは溝7
0の切頭円錐形の面76とソケツト72の第2の
切頭円錐形面86とによつて主として形成され、
空洞60の溝70とソケツト72との間の境界8
1の両側に配置される反応面でリテイナ材料がし
つかりと固められることである。その結果、第5
図に示すようにリンクの外端部分26に作用する
軸線方向の力Fは押し込みリテイナ64の剪断特
性により抵抗を受ける。その弾性係数が大きいた
め、リテイナ64は著しく剛性であつて、ピンの
端部40において外端部分26の著しい外方の、
軸線方向運動を阻止する。ジヨイント12の他端
で第2の予備成形品90が同様に空洞62へ圧入
される。
一例の組立体において、粉末鉄金属材料からつ
くられ、硬度がロツクウエルB60の前述の形状の
リテイナに対する実験室用プレスにより試験を行
つた。境界98に沿つて約1.5平方インチ(9.68
cm2)の剪断面は、リテイナに塑性変形をもたらす
ことなく50000ポンド(22.680Kg)を上廻る剪断
力に耐えることができた。粉末金属製リテイナは
変形前に約19百万psi(131000Mpa)、変形後は約
25百万psi(172000Mpa)の弾性係数を有した。こ
の弾性係数の増加は予備成形品90を空洞へ挿入
する間に大きな変形力を加えたことにより密度が
増加したためであつた。
剪断面積を変えることにより、リテイナ64の
耐剪断力性を変えうることに注目すべきである。
したがつて、リテイナ64は各種サイズのクロー
ラタイプ車両を作動させている間に経験される実
際の力にしたがつて設計すればよい。そのため耐
剪断力性は作動力より大きい値に保持できる。そ
の結果、本発明により構成した無端軌道14はク
ローラタイプ車両の作動中事実上何ら軸方向の遊
びを有さないジヨイント12を有することにな
る。
前述のように、リテイナ64の材料の弾性係数
は大きい。このため第7図に示すような力/移動
量曲線98をつくり出すが、この曲線は、前記材
料の弾性範囲である鋭く傾斜した直線部分100
とその塑性範囲である急激に曲がる部分102と
を有する。リテイナ64に前述の好ましい機械特
性を付与することにより、弾性限界104を上昇
させることができる。その結果、リテイナ64は
塑性変形を起すことなく、かつ撓みも極めて小さ
くて高度の力に耐えることができる。また、材料
の弾性限界104と極限強度106との間の力の
差が減少する。極限強度106は弾性限界104
の25%以下であることが望ましい。リテイナ64
はその分解に対して該リテイナ64の剪断に余り
にも大きい付加力を要することなく弾性限界10
4に近い作動力に耐える設計であれば有利であ
る。このように、ピン20を取り外し、かつリテ
イナ64を同時に剪断するに要する力は現在採用
されている軌条用プレスの能力内に抑えられてい
る。このため、より高能力の軌道用プレスを入手
する無駄と費用とを排除する。
保持装置10は、例えばリンク16,18また
はブツシユ22のような摩耗要素を修理、あるい
は交換のため取り外し、次いで再組立てするよう
軌道14を分解することができる。第8図に示す
ように、前記作業は、ピン20をリンクの外端部
分26,27から押し出し、同時に押し込みリテ
イナ64,66をそれらの境面81に沿つて剪断
するプレス108により達成される。その後、リ
テイナ64,66の剪断された部分は対応する溝
70とソケツト72から取り外される。溝70か
らのリテイナの取り外しは第2図および第3図に
示すスロツト96により促進されるが、該スロツ
トは境面81を通して延びる深さであることが好
ましい。その結果、溝70へ挿入された予備成形
品90の部分は剪断されると複数の断片となる。
通常、前記断片はジヨイント12からピン20を
取り外すと溝から簡単に落下する。軌道14を組
み立て直すには、軌道要素はその初期状態と同じ
ように再組み立てされ、新しい予備成形品90が
空洞60,62の開口の各々に隣接して位置され
る。プラツトフオーム90の各々に力が加えら
れ、それぞれの空洞60,62へ挿入し、変形さ
せ新しい押し込みリテイナ64,66にする。
軌道14が長期にわたり作動した後、ジヨイン
ト12の軸線方向に当接した要素の間の内部摩耗
によりジヨイント12にある量の軸方向の遊びが
発生しうる。もし軸方向の遊びが発生すると、リ
テイナ64,66はこの軸方向の遊びを再び除去
するよう押し込み直せて有利である。
本発明のその他の局面、目的および利点は本明
細書、図面および請求の範囲を検討すれば明らか
となる。
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