JPH05793U - 起毛針布用基布 - Google Patents

起毛針布用基布

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JPH05793U
JPH05793U JP4484291U JP4484291U JPH05793U JP H05793 U JPH05793 U JP H05793U JP 4484291 U JP4484291 U JP 4484291U JP 4484291 U JP4484291 U JP 4484291U JP H05793 U JPH05793 U JP H05793U
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JP
Japan
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cloth
needle
base
layer
brushed
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Pending
Application number
JP4484291U
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English (en)
Inventor
博 飯島
Original Assignee
金井 宏之
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Publication date
Application filed by 金井 宏之 filed Critical 金井 宏之
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 起毛針布としての裏張りを失くし、針布ロー
ル表面での滑り止めと製造コストの低減をはかる。 【構成】 表層と基層とからなる針布用基布のワイヤー
が植針される裏面を、針のクラウン部が埋没する柔軟性
の素材として厚み1.0〜10.0mmの不織布、ニードルパ
ンチフエルト,羊毛フエルト,ソフトスポンジ,柔軟性
樹脂シート等から選択される防滑層で形成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は起毛工場における起毛機の針布ローラに巻き付け使用する起毛針布用 基布に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、起毛針布は図2に示す様に表層8にゴムシート又はスポンジシート、基 層9に綿布,麻布等を使用してなる基布にU字状針10を植針して構成されている 。この起毛針布は使用に当り、針布ローラに巻き付けるが、針布裏面の針のクラ ウン部と針布ロールの金属面同士の接触によりすべりが生じ、針布の伸びが巻き 終わりに伝播され、針布が浮き上がって切断、折針等の事故が発生する原因とな る。
【0003】 従ってこれらの事故発生防止の為、通常植針後、針布の裏面即ち針布ロールと 接するクラウン部を覆うべく、ゴム糊引き布による裏張り11が貼着されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記裏張りは一般に光明丹を塗布した朱色裏張りが一般に用いられ、基布との 貼り合わせ面にゴム糊にイオウ,加硫促進剤を添加し、保温庫で加硫を完了させ たものを使用しているが、加硫の完了までに時間がかかり、ゴム糊塗布面と接着 面にタックが残り、仕上げ工程での裏張り時にスムーズに貼り合わすことができ ない。また、植針後に裏張りが施される為加圧できず、操作がやりにくく、手数 がかかる等の問題点がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、起毛機の針布ロールに巻 き付けられる起毛針布の基布裏面(最下層)を、針のクラウン部が埋没する不織 布,ソフトスポンジ等の柔軟性の素材を防滑層として用いて針布用基布を構成す ることにより、裏張りを施さなくとも、クラウン底部と針布ロールが接触するこ となく巻き付けることを可能にした起毛針布用基布を得ることにより問題点を解 消した。
【0006】
【作用】
本考案の起毛針布用基布は図面に示す如く織布層よりなる基層の裏面に針のク ラウン部が埋没する柔軟性の素材で防滑層を構成することによって、基布に植針 された針のクラウン部は上記柔軟性素材よりなる防滑層の内部に食い込んで固定 されるため、針布ロールに巻き付けてもクラウン部と接触せず、すべりによる針 布の伸びが防止される。
【0007】
【実施例】
図1は、本考案の実施の一例を示す側面断面図である。図面に示す様に本考案 の起毛針布用基布は、ゴム又はフエルト又はスポンジ層よりなる表層1と3〜5 枚の綿布,麻布,合成繊維布等から選択される、例えば綿布2,2枚と、麻布3 ,1枚との積層層間を天然ゴム糊又は合成ゴム糊等により一体に貼り合わてなる 基層4と、上記基層の裏面には針のクラウン部が埋没する柔軟性の素材よりなる 防滑層5として厚み1.0〜10.0mmの不織布,ニードルパンチフエルト,羊毛フ エルト,ソフトスポンジ,柔軟性樹脂シート等から選択される、例えば厚み3.0 mmのソフトスポンジを用いて天然ゴム糊,合成ゴム糊又は合成樹脂接着剤、例え ばクロロプレンゴム糊等により一体に貼り合わせて本考案の起毛針布用基布を構 成している。
【0008】 尚、上記基層を構成する合成繊維布には、ポリエステル,ポリアミド,高強力 ポリエチレン,アラミド等のフィラメント糸や紡績糸を少なくとも縦糸として織 成した布を用いることができる。また、防滑層のフエルトには比較的密度の低い 0.35g/cm3 以下の羊毛フエルトやポリエステル,ポリアミド,アクリル,ポリ エチレン,ポリプロピレン,ポリ塩化ビニリデン,ポリウレタン,モダクリル, レーヨン等の繊維やこれらの複合繊維,低融点繊維等の合成繊維より選択される 例えばポリエステル/低融点ポリエステル繊維よりなる不織布やニードルパンチ フエルト又はソフトスポンジ、例えばポリウレタンやネオプレン,塩化ビニル, ポリプロピレン等が用いられ、その厚みを1.0〜10.0mmに限定したのは1.0mm 以下では植針したU字状針の投錨(くいこみ)効果が小さく、摩擦効果が十分に 発揮されず、又10mmをこえると埋没したクラウン部の低下や起毛針布の設計に 支障を来すことになる。この様にして構成された起毛針布用基布はU字状針6が 植針され、起毛針布となるが、植針されたU字状針のクラウン部7は防滑層の内 部にしっかりと食い込んで固定される為、針布ローラに巻き付けた時も金属同士 が接触することなく、巻き付けることができ、すべり止め目的が達成される。 また、防滑層の表面に、研磨粒子を含む樹脂(例えばポリウレタン)を付着させ ると更に摩擦効果を高めることができる。
【0009】
【考案の効果】
本考案は上記の如く構成したことにより、植針後に裏張り布貼り合わせの要が なくなり、使用途中に於ける裏張り布の剥離も解消され、また針布ロール表面に 於けるすべりも略完全に防止できる。また製造原価及び製造工数の低減が可能と なった等の実用的効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の起毛針布用基布の側面断面図である。
【図2】従来の起毛針布の側面断面図である。
【符号の説明】
1,8 表層 2 綿布 3 麻布 4,9 基層 5 防滑層 6,10 U字状針 7 クラウン部 11 裏張り

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 針布用基布のワイヤーが植針される裏面
    を、針のクラウン部が埋没する柔軟性の素材よりなる防
    滑層で構成してなる起毛針布用基布。
  2. 【請求項2】 防滑層の厚みが1.0〜10mmである請求
    項1記載の起毛針布用基布。
JP4484291U 1991-06-14 1991-06-14 起毛針布用基布 Pending JPH05793U (ja)

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