JPH0579212A - 立体駐車場の操業方法と本方法を実施するための装置 - Google Patents

立体駐車場の操業方法と本方法を実施するための装置

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JPH0579212A
JPH0579212A JP4048766A JP4876692A JPH0579212A JP H0579212 A JPH0579212 A JP H0579212A JP 4048766 A JP4048766 A JP 4048766A JP 4876692 A JP4876692 A JP 4876692A JP H0579212 A JPH0579212 A JP H0579212A
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JP
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pallet
parking
floor
lift
lifting
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JP4048766A
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Paul Jonik
ジヨニク ポール
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    • E04HBUILDINGS OR LIKE STRUCTURES FOR PARTICULAR PURPOSES; SWIMMING OR SPLASH BATHS OR POOLS; MASTS; FENCING; TENTS OR CANOPIES, IN GENERAL
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    • E04H6/18Garages for many vehicles with mechanical means for shifting or lifting vehicles with means for transport in vertical direction only or independently in vertical and horizontal directions
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】少なくとも1個の駐車用吹抜きBと1個の昇降
用吹抜きLとを備えた立体駐車場に於いて、循環操業a
1、a2、33が維持されており、即ち車Cを載せるパ
レットPが駐車用吹抜きBの入口から個々の駐車区画B
1−B7に高く運ばれ、引き取りの際には昇降用吹抜き
Lに移され、これはパレットPを降下して出口まで運
ぶ。その後にパレットPは、最後に通過した区間を再度
逆方向に移動することなく、再び入口まで戻される。 【効果】パレットを循環して移動する様にしたので、操
業を自動化することができ、安全性も向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、請求項1の上位概念に
記載の、それぞれ各階に上下に配置した複数の駐車区画
を備え、その駐車区画にパレット(P)に載せた車
(C)を上昇し得るように、又そこから再び出庫するた
めに1個の昇降用吹抜きより降下し得るように形成した
立体駐車場を操業する方法及びその方法を実施するため
の装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の立体駐車場とその操業方法に就
いては、原理的にはこれを地下に建設することも可能で
あるが、多くは地上駐車場として既に種々の提案がなさ
れている。例えば、DE−B−1684789又はDE
−A−1423545、2825767、362196
4、3740586に記載がある。これらの提案の全て
に共通しているのは少なくとも1個の駐車用吹抜きの配
置で、ここに車を載せた複数のパレットがある。これら
のパレットは、それらの上昇用の昇降用吹抜きから個々
の駐車区画に行けるように、又出庫の際に前記昇降用吹
抜きを下がるために駐車区画から吹抜き迄動けるよう
に、走行可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらの提案には多く
の欠点がある。第一に車を載せたパレットは同じ吹抜き
を上下するので、必然的にお互いに輸送を妨げることに
なり、煩わしい待ち時間を生ずる。その場合空のパレッ
トの供給やそれぞれの車が走り去った後に残ったパレッ
トの問題は解決されていない。最後にこの種の立体駐車
場は少なからざる労働力や、又往々にして車の所有者に
よる乗り入れや協力を必要とするので面倒であり、更に
車をそのように狭く積み重ねるのは危険を伴う。
【0004】本発明の目的は簡単な構造の場所を取らな
い立体駐車場を、運転者にとっても操作員にとっても少
ない待ち時間で安全に問題なく迅速に操業することがで
きるような、立体駐車場の操業方法を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段及びその作用】この課題は
本発明によれば、パレットをそれぞれの駐車区画まで運
び上げ、ここから前に通過した区間を戻ることなく昇降
用吹抜きから出口まで運び、再びこれを駐車区画に送る
と言う方法で解決される(請求項1)。このパレットを
循環して輸送することにより、次のような多くの利点が
得られる。
【0006】− ただ1個の輸送路を種々の方向に何回
も走行するために生ずる待ち時間がなくなる。 − 操業過程の自動化が可能であり、そのため安全度が
向上し、操作員や車の運転者の協力が最低限に抑えら
れ、或いは全く不要とすることもできる。 − その場合立体駐車場方式の利点は完全に保持され、
大都会の中での狭い立地条件にもそれぞれ全く柔軟に対
応できる。
【0007】この最後に挙げた所要の敷地は、駐車区画
への第一の移動を駐車用吹抜きの中で実施すれば更に小
さくできる(請求項2)。即ち、駐車用吹抜きの外側に
配置する昇降用吹抜きが不要になる。本方法の実施に
は、駐車用吹抜きにパレットを1方向にのみ移動するた
めの別のリフト装置を備えた立体駐車場が特に適してい
る(請求項3)。
【0008】ここで昇降装置と言うのは、それによりパ
レットを強制的に上方に運ぶものではなく、寧ろ本発明
の範囲には、普通ホイスト、巻上機などと呼ばれている
例えばリフト又は建物にブラケットで取り付けた高い所
を横行可能のクラブなどの装置が含まれる。地上の駐車
場か地下駐車場かによって、昇降装置も最初の場合には
パレットを上方に運び、後の場合にはパレットを下方に
運ぶことになる。同じことが『リフト装置』に就いても
当てはまる。
【0009】後述する実施例の説明から明らかなよう
に、本発明の立体駐車場は、原理的には地下駐車場とし
ても形成可能であるが、地上に設ける方が好ましい。そ
の場合更に前述の利点に加えて、立体駐車場の建屋を、
簡単に積み重ね得る構造ユニットで構成することが可能
で、それにより工場大量生産により最適の品質を有利な
価格で入手できると言う利点がある。更に建設期間を大
幅に削減でき、又建設後の駐車場の規模の変更も比較的
容易に実施可能である。解体、再組立は問題なく行える
ので、他の場所に移転することさえ容易に損傷なしに実
行できるものと思われる。
【0010】
【実施例】次に本発明の詳細を図面をもとにして記載し
た実施例により説明する。図1に示した本発明の立体地
上駐車場は、駐車用吹抜きBに上下に重なった複数の駐
車ボックスB1〜B7から成り、その横にL1〜L7階
の昇降用吹抜きがある。ここで両方の同じ階をそれぞれ
一つの構造的ダブルモジュールBiM1〜BiM7にま
とめるのが好ましい。勿論階の数はそれ自体任意であ
り、図示した7階建に限定されるものではない。この図
のモジュール構造は場所を取らない経済的な構造である
ことは明らかである。
【0011】本発明の立体地上駐車場BLには、普通の
ように1個の進入口があり、ここに少なくとも1台の公
知の駐車券交付機56を設けるのが好ましい。この交付
機から駐車券を取ることにより、後に図22により説明
するプログラムの流れをスタートさせるのが有利であ
る。ランプウエイRから入ってきた車は準備されたパレ
ットP1の上に載る。このパレットP1をどのように準
備するかは、一つの実施例と図1とは別の一つの実施態
様、即ち図2により説明する。但し、これにはその他種
々の方法が可能である。更に、パレットP1が駐車用吹
抜きBの入口の図1に示した位置から一番下の駐車ボッ
クスB1に入る方法を図2を用いて説明する。原理的に
はそれぞれのパレットが専用の駆動装置を備え、これを
例えば自動的に、例えば誘導ループにより制御すること
も考えられる。或いは又DE−A−3621974から
公知のように、車の車輪の動きをパレットのホイールに
伝えて、車の運転手が自分でパレットP1を駐車用吹抜
きBまで運ぶようにすることも可能ではあろうが、この
方法は狭い位置関係への適合と優れた運転技術を運転手
に要求するので好ましくはない。むしろ、車を駐車用吹
抜きBの前まで運んだら運転手は車から降りてその後は
機械にまかせるようにして、運転技術の上手下手とは関
係がないようにするのが好ましい。このためには、進入
口又は駐車用吹抜きBの入口の前に、図1には示してい
ないが後に図2により説明する水平移動装置を設けるの
が有利で、これによりパレットP1は矢印a1の方向に
下のボックスB1まで引かれるか押される。
【0012】この水平移動装置に就いては、ここでは、
実用上あらゆる方式が可能で、例えば洗車装置に使用さ
れるような移動装置がレールの間を走る方式や、ボック
スB1の内部に取り付けた油圧シリンダによりパレット
P1を引き込む方法なども考えられると言うだけに止め
る。ボックスB1の上のボックスB2〜B7が空くま
で、車はパレットに載ったままボックスB1に止まって
いる。ボックスB5で示すように、パレットP5とその
上に載った車が昇降用吹抜きLにたった今移ったとする
と、空き情報が信号発生器から後述するプログラム装置
に伝えられ、リフトプログラムが開始する。この信号発
生器に就いては図4により、又プログラムに就いては図
22により後に詳しく説明する。
【0013】いずれにせよこのプログラムでボックスB
5より下にあるパレットは車と一緒に、ボックスB1の
上を順々に詰めるように持ち上げられる。このために、
図1では各階に1個のリフト装置が設けられ、これは4
個のピストン・シリンダユニット7で構成される。この
ユニットの機能は図12〜15により後述する。こうし
てパレットが駐車用吹抜きBの中を矢印a2の方向にだ
け上昇し、一方昇降キャビン4付きの昇降機が巻上ロー
プ5により(6の位置にはそのための駆動装置を配置す
ればよい)パレット及びその上に載せた車を下向きにの
み移動する。車の運転手は、駐車券受取機57の駐車券
用スリットにその駐車券を挿入するだけでよく、通常の
ように記入された時間と現在の時間から駐車料金が計算
される。
【0014】更に各駐車券にはそれぞれのパレットに付
けられたコード記号が記載してあり、これは図1の場合
にはパレットB5に相当する。このコードを基にしてプ
ログラム装置が各階にわたって目的のパレットの捜査を
始める。この走査サブルーチンは図5と図23により後
に説明する。走査サブルーチンが目的のパレットを見つ
けると、昇降キャビン4付きの昇降機が該当する階まで
動き、次にパレット又は車をBからLに動かすサブルー
チンが始まる。このためには、図1ではパレットP5を
ボックスB5から昇降ボックス4に移す、前述のような
水平移動装置を各階に設けるのが有利である。昇降キャ
ビン4にはセンサーを設け、これで車が完全に昇降キャ
ビン4に入ったことを確認してから次の段階に移るよう
にする。
【0015】次の段階として、パレットを昇降キャビン
4の中で動かないようにロックする段階を設けてもよい
が、これは必ずしも必要ではない。このロックには、パ
レットのホイールをブロックするか、昇降キャビン4の
中で押し出せるブレーキブロックを備えるか、ホイール
用の例えば電磁的に働く1個のブレーキをパレットに取
り付けるなどの方法がある。特に簡単なロック方法を後
に図16により説明するが、こうすればこの目的のため
の特別の制御対策は不要となる。
【0016】昇降キャビン4の中で車がロックされる
と、ダブルモジュールBiM1の一番下の昇降ボックス
L1までの下降が始まる。この一番下の昇降ボックスL
1にも1個の水平移動装置を設けてもよく、これはP
5’の位置にあるパレットP5を押して少なくとも昇降
用吹抜きの外側にある1個の水平移動装置まで動かす
か、或いは直接昇降用吹抜きの出口のすぐ前の位置まで
運ぶ。ここで車に乗り込んでパレットP5から走り出す
ことができる。次にパレットは操作員の手で、しかし好
ましくは図2に示したような移動ユニットにより駐車用
吹抜きBの入口まで運ばれる。
【0017】ここで、1個の記憶・処理装置を設けて、
これにパレットP5からの走り出しを記録して、このパ
レットが現在吹抜きBの入口の前にあると言う情報を与
えるのがよい。そうすれば、この記憶装置に接続した駐
車券交付機56が次の駐車券にパレットP5のコードを
記すことができ、これによりこのパレットを走査サブル
ーチンを用いて駐車用吹抜きBの中で見つけることがで
きる。
【0018】図1の実施例では吹抜きBとLがその狭い
側面で連結するように、ボックスモジュールが配置して
ある。後に示すように両方の吹抜きは、L字形、或いは
お互いに斜めにずらすなどの種々の配置がとれる。従っ
て、大都市の限られた広さでしかも図1の形状には必ず
しも相当しない敷地でも利用することが可能になる。そ
の場合ただ、パレットが所要の方向に移動し得ることだ
けに注意すればよい。この目的に特に適したパレットに
就いては、図6〜9により後述する。
【0019】図2の実施態様は長い方の側面で連結した
駐車用吹抜きB’と昇降用吹抜きL’とを示す。ここで
もパレットP1は駐車用吹抜きB’の入口の所にある
が、その横に他のパレット、例えばP15とP8とが待
ち位置に並んでいるので、何人かの運転手が同時に駐車
場に入ってきた場合、その車を待ち位置のパレットP
1、P15、P8の上に置いて後は自動装置にまかせる
ことができる。この図示の待ち位置の数は任意に選定で
き、従って実情に合わせればよいが、この待ち位置へは
1個の中央駐車券交付装置56(図1)を通るようにす
るか或いは待ち時間を避けるためにそれぞれのWP1〜
WP3の待ち位置に複数の駐車券交付装置56’、5
6”、56'"を設ければよい。
【0020】駐車用吹抜きBの入口の直前の待ち位置W
P1にはチェーンコンベヤ58の形の水平移動装置が設
置してある。この水平移動装置のチェーンは垂直面上に
あり、図示のチェーンホイール59で駆動される。その
チェーンリンクには間隔を置いてキャリヤ(図示せず)
が設けてあり、これがパレットの側面をつかんで、駐車
用吹抜きBの一番下のボックスB1(図1参照)に引き
入れる。勿論これは利用し得る水平移動装置の1例に過
ぎず、他の例をこの図2により説明する。チェーンコン
ベヤの利点は、それぞれのパレットが待ち位置WP1に
入る動きによって、追加手段なしにパレットとの連結が
容易に行える点にある。この種の水平移動装置は、後に
図10により説明するように駐車ボックスB1〜B7
(図1)にもそれぞれ設けることができる。
【0021】その都度のパレットが駐車用吹抜きB’に
引き込まれると、前述のように空いた駐車区画に応じて
上昇が始まる。一方車を駐車券受取装置57により呼び
出すと、この車は昇降用吹抜きL’に移り、そこから前
述のように昇降用吹抜きL’の出口ALから発車位置A
Pまで運ばれる。図示の例ではここにパレットP7があ
る。ここで車に乗ってパレットP7から走り出すことが
でき、後に空のパレットが残る。
【0022】パレットP7の待ち位置の一つへの返送
は、車に乗って発車し走り去る迄に充分時間がとれるよ
うに調節されたインタバルタイマにより始動することも
可能であるが、簡単には光源Ls、反射板Lr、光電変
換器Ltを備えた光電スイッチを用いて、通過する車の
光線の遮断による1回目の信号と通過後の光線の回復に
よる2回目の信号とにより、移動サブルーチンを始める
こともできる。
【0023】ここには流体圧式のピストン・シリンダユ
ニット型60の水平移動装置が用いられ、パレットP7
を横から押して1個のベルトコンベヤ61に載せる。勿
論このような水平移動装置61は例えばパレットを駐車
用吹抜きB’から昇降用吹抜きL’に移動するために、
ボックスの中に設けることも可能であるが、この方法は
図1の配置では、多少問題があるように思われる。図1
の場合には、同じ方向に2段階の運動が行われる。即
ち、入口の待ち位置からボックスB1と場合によっては
そこから(上に空きのない場合には)昇降ボックスL1
への移動である。従ってそのような油圧式又は空気圧式
の移動装置を取り付ける場所は(休止位置から使用位置
に持ち出し得るようにしない限り)殆ど見当たらない。
図2の場合には、パレットを駐車用吹抜きB’に引き込
むのにボックスの狭い方の側面を使用しているので、前
述の移動装置はその長い方の側面を押すことになる。こ
の場合には図6〜9に示すように、パレットを縦にも横
にも動けるようにすればよい。
【0024】勿論出口ALは必ずしも狭い側面に設ける
必要はなく、又これを入口側に設けることも可能であ
る。例えば図2の吹抜きの配置に於いて出口を昇降用吹
抜きL’の長い方の側面に置くこともできるが、その場
合には勿論移動装置60、61と後述する移動装置6
2、63との配置を変える必要がある。又図1から判る
ように、本発明は駐車用吹抜きと昇降用吹抜きとの単な
る配置に限定されるものではなく、更に保守用吹抜き6
4を追加し、ここに階段又は昇降装置、好ましくはその
両方を設けて、吹抜きBとLの両方に入れるようにする
こともできる。 パレットP7の全体を受け入れるベル
トコンベヤとして、又は洗車装置に用いられるような種
類のチェーンコンベヤとして形成された水平移動装置6
1の後に同じようなコンベヤ62があり、これがもう一
つの水平移動装置63に移すための送り装置60’の作
用範囲までそれぞれのパレットを運ぶ。この最後のコン
ベヤ63は既に待ち位置WP2、WP3を包含し、最終
的にパレットP15又はP8をチェーンコンベヤ58を
備えた待ち位置WP1まで運ぶ。こうしてパレットの循
環が完結する。
【0025】図1、図2に図示した両方の実施例の操業
方法から、図3の方法のブロック図が得られる。両方の
吹抜きB又はB’とL又はL’とをどのように組み合わ
せたとしても、パレットは常に閉じたループを循環す
る。即ち、駐車用吹抜きB又はB’の入口の所の待ち位
置WP1から、駐車券交付機56によるスタートに基づ
いてパレットはボックスB1に引き込まれて、その上の
ボックスBXの一つに入り、そこからパレットを車と一
緒に呼び出すことができる。この呼び出しは駐車券受取
機57により開始され、昇降キャビン4が該当するダブ
ルモジュールBiMの昇降ボックスLXまで動き、車を
取り出し、一番下の階の昇降ボックスL1まで降下す
る。そこからパレットは発車位置APに達し、例えば光
電スイッチLrst又は他の方法で返送路62’からの
パレットの返送を開始する。従って、どの区間でもパレ
ットが色々な方向に動かされることはなく、どの区間も
1方向に通過する。こうして本システムは流れがよく、
待ち時間が少なく、そのため一般の受けが良くなる。
【0026】図1の吹抜きの配置を基にして、図4の拡
大断面図が得られる。発明の考え方からすれば、一方で
はパレットを各階に確実に保持する必要があり、又一方
では駐車用吹抜きBから昇降用吹抜きLにパレットを移
動させなければならないと言う問題が生ずる。この問題
の解決には多くの可能性が考えられる。図1でリフトユ
ニット7による方法は確かに好ましい方法であるが、こ
れが唯一の方法ではない。例えばDE−A−36219
74のピンホイールギヤ(ランタン又はマングルギヤと
も言う)付きの個別のリフトシステムも同様に使用する
ことができ、或いは最上階の各側に各階用の複数のチェ
ーンの対を垂らしてそれぞれのパレットと連結し、その
際パレットには好ましくはチェーンキャッチ装置(漏斗
状の面など)を設け、各チェーンの対は個別に駆動し得
るようにした、各階に設けたリフトシステムもある。一
方では水平移動装置に対してはDE−B−168478
9がピンホイール方式を提案しており、これも本発明の
目的に使用することができる。
【0027】図4の設備には、休止位置から使用位置に
動かすことのできるレール8a、8a’並びに8b、8
b’が各階に設けてある。ここでパレットは昇降キャビ
ン4に運び入れさえすればよいので、この内レール8
b、8b’は省略することもできるが、このレール8
b、8b’を配置することにより昇降キャビンの内部で
のパレットをロックする問題が容易に解決される。但
し、それにはキャビンのプラットホームを、図示した使
用位置のレール8b、8b’の間を通過できるような寸
法にする必要がある。この場合昇降キャビンが相当する
高さに達すると、パレットは直ちに駐車用吹抜きBのそ
の時のボックスからレール8b、8b’の上に移動す
る。次にレール8b、8b’をその休止位置に動かすと
パレットの下面が直接キャビンのプラットホームの上に
載り、図4でレール8a、8a’の上に破線で示したホ
イールはプラットホームには触れない。昇降ボックスL
1まで降りた時に初めてホイール11はこのボックスの
床の上に載り、パレットが走れるようになる。
【0028】レールを使用位置から休止位置にもたらす
には種々の方法が可能である。例えばレール8a〜8
b’をその面内でそれぞれのボックスの壁面から水平に
移動する方法も可能であろうが、これは少なくとも昇降
用吹抜きLの場合には、レールに昇降用吹抜きの中央に
向けて傾斜が設けてあって、これでパレットのホイール
11をレールからゆっくり滑らせるようになっていなけ
れば、好ましい方法とは言えない。或いは昇降キャビン
4の中に緩衝装置を配置して、レールから外れる際のパ
レットと車の急激な落下を防ぐことも考えられよう。こ
の点に関してはレール8a、8a’は問題がないので、
レール8a、8a’とレール8b、8b’とを異なった
方式でその休止位置から使用位置に動かし、又元に戻す
ようにすることも当然考えられる。
【0029】駐車用吹抜きBに於ける問題は多少異なっ
ている。それぞれのパレットが所要の高さにもたらされ
ると、レール8a、8a’は直ちに図4に示した使用位
置に来て、そこでパレットPのホイール11を支える。
これでリフト装置の作用は必要がなくなる。リフトユニ
ット7(図1)を備えたこのリフト装置をそれぞれのパ
レットPに連結するために、パレットに連結用スリット
65、66を設けて、ここにそれぞれのリフトユニット
7が嵌合するように形成することができる。詳細に就い
ては図12〜15により後で説明するが、ここではた
だ、図4に示したスリット65、66はパレットの中央
に対して比較的内側にあるが、好ましくはもっと外側に
設けた方が好ましい。
【0030】パレットを駐車用吹抜きBから昇降用吹抜
きLへ問題なく移すことができるように、横梁2、3を
含むボックス構造の支柱1a、1a’又は1b、1b’
の所にそれぞれの支柱の全幅に固定レール9a、9a’
が設けてある。しかしもし相当する横梁3a、3b又は
3cが相当する高さに配置されていて、パレットPが両
方のレール8と同じ高さの横梁の上を走行できるなら
ば、勿論上記の固定レール9は省略できる。
【0031】立体駐車場を自動的に制御するのが好まし
いが、それには駐車用吹抜きBのボックスの中に空き報
知器を設置するのが有利である。この報知器は種々の方
法で形成できるが、図4には − 図2の光電スイッチ
Lrstに類似の− 光源Ls’、反射板Lr’、光電
変換器Lt’から成る光電スイッチLrst’による報
知器を示した。この光電スイッチを車又はパレットの前
部の範囲に配置して、例えば車の前輪で光線を遮断する
ようにするのが有利であり、これで該当するボックスが
塞がっていることが示される。車を載せたパレットPが
昇降用吹抜きに移ると、車の後輪が通過して光線の遮断
がなくなり、それによって − 相当する遅れの後で
− 一方では相当するパレットが移ってボックスが空に
なったことを前述のプロセッサに報告し、又一方ではレ
ール8、少なくともレール8a、8a’を移動するサブ
ルーチンを開始することができ、こうして空いたボック
スの下にあるパレットを押し上げて空きを詰めるリフト
装置が始動する。
【0032】この空きを詰めるには下側の全てのパレッ
トが同時に動かすか、又は順々にすぐ下のパレットを持
ち上げてそのボックスを空にし、この動きを一番下のボ
ックスまで繰り返すようにする。詳しい操作方法はそれ
ぞれの構造、特にその寸法に左右される。前記の空き報
知器は勿論種々の方法で形成し配置することができる。
例えば、光電スイッチをレール8a、8a’の下側に配
置し、光線をその下にある車に反射させて光電変換器L
t’に届くようにすることも勿論可能である。少なくと
も上の方のボックスでは距離センサを例えば横梁3aに
固定した壁に配置して、走査光線が車で反射した時は短
い距離を示し、ボックスが空になった時は長い距離を示
すようにすることもできる。しかし一般には、光電スイ
ッチLrst’で説明したように、パレットの移動方向
を横切る方向に走査するのが好ましい。
【0033】図4の操作方法を図5を用いて更に詳しく
説明する。この図から明らかなように、車C2は昇降用
吹抜きの中の位置C2’に移った後で、始めはパレット
P2のホイール11でP2’の位置に支えられるが、レ
ール8b、8b’(図4)が休止位置に移動するとホイ
ール11’は位置11’に下がって自由になり、一方パ
レットP2は昇降キャビン4の床に直接載るようになる
ので、昇降キャビン4の中での車C2の不測の動きが他
の手段なしに防止できる。
【0034】各パレットとその上の車C2又はC3を確
実に識別するには、各パレットの予め決められた箇所に
識別用コード、例えば反射型のバーコードを取り付ける
のが有利である。勿論コードとしては任意の形態、例え
ば色分けも用いられるが、バーコードを読み取る電流回
路は商品的に完成した形として比較的安価に市販されて
おり、殆ど誤動作がない。図5にその対称的配置を示し
たように、このようなコード67に向かい合って各階に
読取機付きのコード読取装置68と1個又は2個の光源
を設け、ある所定の階にある所定のパレットがあること
を定期的な走査か或いは駐車券受取機57による起動後
に前述の記憶・処理装置に知らせるようにするのがよ
い。定期的走査の場合には、記憶装置に各パレットのあ
る場所が常時呼び出せるように格納してあるので車の呼
び出しが迅速に行われる。後の場合には車を載せた目的
のパレットを先ず探さなければならないが、これも同じ
ように速く行うことができる。
【0035】各階に1個の読取装置68を設けることは
必ずしも必要ではない。理論的には各階を垂直に移動す
る1個の読取装置68を設けて、これで駐車用吹抜きB
の中のパレット又は車のコードを次々に読み取るように
することも可能であるが、これは好ましい方法ではな
い。読取装置68を空き報知器として用い、対向するパ
レットコードがない時に空き信号を出すようにすること
は容易に考えられる。
【0036】図6〜9に本発明の立体駐車場に用いられ
るパレットPの好ましい実施態様の1例を示す。これ
は、好ましくは横リブ13で補強したパレット底PBを
有する。底PBのホイールの取付け面wbの範囲で両側
を下げて垂直のウェブ10、10’を形成すれば、これ
も補強に役立つ。この図では図4に倣ってスリット6
5、66をパレット底PBの中央の部分に記載したが、
この保持スリット65、66を補強ウェブ10、10’
又はその間に、即ち一方は低くなった面wsの範囲に、
もう一方は補強ウェブ10’ともう一つの補強ウェブ1
0”の間のホイールケースの範囲に設けるのが好まし
い。そうすれば図15に示すように、お互いにずらして
配置した2個のリフトユニットの内の面wsの範囲にあ
るユニットがここに配置したスリットに嵌まり、一方ホ
イールケース面wbの範囲のユニットがこの面に配置し
たスリット65又は66に嵌まるので好都合である。
【0037】このホイールケース面wbに、好ましくは
1個の回転軸12を、特に拡大図9に示すように溶接す
る。この回転軸12に転がり軸受bを介してホイール1
1用の回転環DKが取り付けてあり、これによりこれと
連結したパレットホイール11が種々の方向を取ること
ができる。吹抜きの配置を図1のように選定した場合に
は、少なくとも吹抜きBとLとの範囲でパレットが1方
向にしか移動しないので、このような転がり軸受bは必
要がないかもしれないが、しかしパレットを返送する場
合,又は特に図2による吹抜きの配置やもっと複雑な配
置の場合には、これがあればパレットの操作が容易にな
る。
【0038】転がり軸受bに設けた回転環DKは、ホイ
ール軸waを支えるためのフォーク状に配置した支持側
板69を有する。ホイールケースの面wbは回転環DK
の回転ができるように充分大きくしてある。外側のウェ
ブ10”は、各階に配置した水平移動装置のキャリヤ用
のキャッチ面にもなり得る。図7に破線で示したキャリ
ヤMは、コンベヤ58と同じ種類の、図10に詳しく示
したコンベヤのチェーンリンク(図示せず)から突き出
ている。そのようなコンベヤがパレットの前側を掴める
ようにするには、面f(図7)で示すように張り出した
キャッチ面を少なくともパレットPの前端と後端に設け
ればよい。そのようなチェーンコンベヤを使用し、それ
以外の水平移動装置を使用しない場合には、補強リブ1
3をウェブ10”から幾らか突き出るようにすることも
考えられる。
【0039】図8から明らかなように、スリット65と
66の長さが異なっているが、これは必ずしも必要では
ない。しかし、各スリットの一つの端部に窪みのあるロ
ック面70を取り付け、これにリフトユニット7(図1
参照)のピストンロッドprの横桟71が嵌まって固定
し得るようにするのが好ましい。面70が横桟71のず
れを防いでいる。
【0040】図10と図11にレール8の構造の詳細を
示す。このレールはリフトシリンダ16により、実質的
に垂直の位置(図11参照)にある休止位置から図示し
た使用位置にもたらされ、その際レールはブラケットで
支持した旋回軸受19を中心に旋回する。ブラケット2
1とリフトシリンダ用のブラケット17とは共にボック
ス構造の支柱1a、1bに固定してあり、リフトシリン
ダ16は軸20を中心に旋回する。ピストンロッド16
aはレール8の横げた14にジャーナル18で連結して
いる。横げた14と支柱1aに支えられた垂直の壁(図
11)との間の空間には図10に示したチェーンコンベ
ヤ58’の一部を収めることもできる。これは図11で
は省略した。図2のチエーンコンベヤ58のように、こ
のチェーンコンベヤ58’にもチェーンホイール59’
と個々のチェーンリンクに固定した突き出したキャリヤ
Mが設けてある(図7参照)。
【0041】図11から判るように、レール8が空にな
ると、リフトユニット7により新たにもたらされるパレ
ットPが通れるように、レール8は矢印22の方向に畳
むことができる。レール8をそれぞれの位置に確実に固
定するには、それ自体は公知のブロッキング装置(図示
せず)をリフトシリンダ16に配置するのが有効であ
る。更に1個のスイッチを設けて、これをレール8でこ
れが畳む際に作動し、レール8が休止位置になったこと
を示す信号(正又は負の信号)を制御用のプロセッサ又
はプログラム装置に送るようにするのが好ましく、その
後で初めてリフトユニット7(図1)を作動するように
する。同様にセンサSeにより図示の使用位置に来たこ
とを知らせることもできる。このセンサも種々の方法で
実現できるが、ここではシリンダ16の中を移動可能の
ピストン16bの位置に応答するリード接点によるセン
サが用いてある。
【0042】図10には一方では、パレットP(破線で
示す)と接触する可能性のある、コンベヤ58’の下側
のたるみ58”の高さ関係が示してあり、又この図から
可動レール8が、支柱1a、1bの上に設けた固定レー
ル9a、9bと一列に並んでいることが判る。図12、
図13は、図1では存在だけを示したリフトユニット7
の側面図と正面図である。ここには全てのユニットは示
していない。図から判るように、各リフトユニットは延
長式のシリンダ構造を使用しない限り、かなり長いもの
になる。従って、充分長いピストンロッドprを利用で
きるように、使用するボックスB1より2〜3階上で、
このようなピストン・シリンダユニット7を旋回軸23
に連結するようにする。このピストンロッドprの端部
には図8に示したような横桟71があり、ピストンロッ
ドprが相当するスリット65又は66に嵌合した後
で、これがパレットの床PBの下に嵌まり込む。
【0043】この結合を実施するには、ユニット7を矢
印25の方向に旋回する駆動装置が必要である。それに
はピニオン又はウォームを介してこの運動を伝えるよう
に、歯付きセグメントをシリンダ7とかみ合わせてもよ
いが、或いは1個のシリンダユニット24を用い、プロ
グラム装置により、先ず横桟71(図8)がパレットの
底PBの下に来るまでピストンロッドprを押し出し、
次にシリンダ24が旋回運動25をもたらすようにす
る。その際横桟71は一番窪んだ面70に入り込む。こ
こでピストンロッドprを引き込む。この時シリンダ2
4の側方の動きが妨げられないように媒体容器(図示せ
ず)を設けるのが好ましく、そうすれば圧力媒体が必要
に応じて自由に流れることができる。その代案として
は、パレットPをボックスB1からボックスB2の高さ
までを持ち上げる際のシリンダ7の幾らかの旋回運動に
シリンダ24が追随するように、シリンダ24をこれに
供給した圧力媒体により強制的に制御することも考えら
れる。
【0044】パレットPが必要な高さに達したならば、
レール8をリフトシリンダ16により使用位置まで上げ
る。この高さは例えばリード接点Se1(図13)によ
りピストンの位置で確認することができる。こうしてパ
レットPはピストンロッドprをわずか緩めただけでレ
ール8の上に載る。次にリフトユニットの結合を外す、
即ちシリンダユニット7がそれぞれのスリット65又は
66から外れて垂直の位置に戻るようにシリンダ24を
操作する。これは1個のパレットをボックスB1からボ
ックスB2まで上げる必要がある時にシリンダユニット
7を再度押し出せるようにするためであるが、これは勿
論ボックスB2のパレットが上に送られるか昇降用吹抜
きLに移った時でないと起こり得ない。
【0045】図13から明らかなように、パレットPの
ホイールケースの範囲には補強ウェブ10’、10”が
あるので、ピストンロッドprの端部はパレットPのこ
の範囲に作用を及ぼす。これは図6〜9に於いて好まし
いと述べた通りである。従って、結合スリット65又は
66を面wbに配置する必要がある。リフトユニット7
が比較的長いので、最上階にパレットを確実に運べるよ
うにこの階の対策を講ずる必要がある。一つの可能性と
しては図14に示すように、パレットを引き上げるピス
トン・シリンダユニット(図12、図13)の代わりに
パレットを押し上げるユニット7aを使用する。この場
合旋回運動25は図12の場合と同じように制御され
る。場合によっては押し上げ式シリンダ7aのリフトユ
ニットを立体駐車場の全階にわたって形成し得ることは
明らかであるが、その場合、一番下のシリンダユニット
7aを地下室に設けるか、下のボックスB1、B2には
図12に示したような種類の引き上げ式リフトシリンダ
7を使用する。押し上げ式シリンダ7aを使用する場合
には、ただパレットとレール8の寸法に関して、ピスト
ンロッドpr’がレール8の旋回を妨げないように注意
する必要があり、これはパレットPのそれぞれの端部か
らホイール11とその連結面までの間隔を充分大きくと
ることにより簡単に可能になる。
【0046】押し上げ式リフトユニット7aを使用する
場合、結合用スリット65又は66は明らかに不要であ
る。しかし、この場合もピストンロッドpr’の作用面
を補強ウェブ10、10’又は10”の範囲に来るよう
にするのが好ましい。この作用面はこの場合一種の窪ん
だ面70(図8)で形成してもよい。もう一つの可能性
を図15に示す。この図から2個の結合用スリットをず
らして配置する理由も明らかになる。この例では立体駐
車場の最上階の上に、即ちボックスB7の上に、支柱
1’と横梁3’で補強した一種のやぐら構造を設け、こ
こに最上階用のリフトユニット7’、7”を収容する。
ここでユニット7’はパレットのホイールケースの範囲
の面wb(図6〜9)の所で連結するが、一方ユニット
7”の方は場所をとらないようにずらして配置してあっ
て、面ws(図7)の範囲で連結するので、それぞれに
結合用スリットを設ける必要がある。
【0047】この構造1’、3’は、両方のリフトユニ
ット7’、7”を下にある車を風雨にさらすことなしに
自由に下の方に通すことができるようにこれに屋根を付
けるか、或いは最上階のボックスB7を覆う屋根にスリ
ットを設け、ここを両方のリフトユニット7’、7”を
通すようにし、このスリットを、リフトユニット7’の
ピストンロッドの旋回と一緒に移動するスライダsl又
はリフトユニット7”のシリンダと一緒に移動するスラ
イダsl’によって覆うようにする。
【0048】図16、図17は、図2に相当する吹抜き
配置の状況を図4、図5の場合と同じように示した説明
図である。ここで昇降キャビン4は例えば昇降用吹抜き
L’の全断面積を占めているので、レール8b、8b’
(図4参照)は抜かしてはあるが、パレットの昇降キャ
ビン4の中での不測の移動を前述とは別の手段で防止す
ることが好ましい。例えば昇降キャビン4の床に磁場を
作り、これでパレットに設けたブレーキ装置を働かせる
ようにすることも可能である。
【0049】図2に示したように、パレットPは矢印2
6の方向に駐車用吹抜きB’に入るが、図9のようなホ
イール支持の構造の場合には全ての方向に自由に動くこ
とができるので、必要ならば矢印27の方向に昇降用吹
抜きL’に移ることができるだけでなく、昇降用キャビ
ンが使用中の時、パレットPを矢印30の方に動かして
もう一つの昇降用吹抜き(図示せず)に移せるように、
更に幾つかの吹抜きを追加することも可能である。
【0050】同様に昇降用キャビン4からも、図2に示
した矢印26の方向の入庫に相当して矢印29の方向に
出られるばかりでなく、矢印28の方向にも出庫が可能
である。この場合出口と入口が建物の同じ側に来るの
で、パレットを最初の待ち位置WP1(図2)に戻すの
が容易になるが、一方では立体駐車場への進入路とそこ
からの退出路の組織的配慮が必要になる。更に場合によ
っては矢印28又は29の方向にもう一つの駐車用吹抜
きを増設して、昇降用吹抜きL’を二つの駐車用吹抜き
からの出口に利用し得ることも同様に明らかである。
【0051】図17に2個の吹抜きB’、L’だけの場
合の移動方向を示す。ここで方向a2は駐車用吹抜き
B’の中の上昇、方向33は昇降用吹抜きL’の中の下
降の動きである。図2により、待ち位置WP1〜WP3
付きの一種の『ターミナル』をベルトコンベヤ又はチェ
ーンコンベヤ(線形コンベヤ)63を用いて構成する方
法を説明した。これを保管と駆動に関してもっと簡単に
実施する方法として、図18に示した回転移動装置があ
る。この種の回転移動装置63’では回転軸72の回り
に待ち位置WP4〜WP7を配置する。その大きさによ
っては、待ち位置WP4〜WP7を放射状に配置するこ
とも考えられるが、中心に近づくにつれて必然的に狭く
なるので移動装置63’が非常に大きくなる。従って、
待ち位置WP4〜WP7の図示した円周方向の配置の方
が好ましい。
【0052】回転板で構成された回転移動装置63’
を、ホイール(図示せず)により案内軌道73に沿って
支えることも可能である。その都度一つの待ち位置が、
ここでは待ち位置WP5が駐車用吹抜きBの入口に向い
ていて、ここからそのパレットを吹抜きに引き込むこと
ができる。それには例えば一番下のボックスB1の中の
入口の反対側の後ろの壁に図2のユニット60に類似の
伸縮シリンダ装置を配置し、これで押すのではなく、そ
れぞれのパレットの先端をつかんでボックスの中に引き
込むようにする。しかし、回転移動装置63’の外接円
のために、駐車用吹抜きBとの間にある間隔をおく必要
があるので引き込みは困難になる。場合によっては回転
移動装置63’の床に洗車装置に見られるようなチェ−
ンコンベヤを設置するのが良い方法である。
【0053】パレットに図9に相当する回転環構造を設
ければ全ての方向に移動し得ることは既に説明した。適
当なトレール(回転軸12の後ろのホイール11の接地
点)があれば、ホイール11は与えられた移動のパルス
により自分から所要の方向に動くので、この効果がこの
場合にも利用できる。一方、所要の方向にホイール11
を強制的に回すための回転構造が使用できればさらに確
実になる。そのような強制的回転装置は、パレットの所
に駆動可能の回転環を設ければ実現し得る。しかし、パ
レットには駆動装置を設けない方が好ましい。
【0054】この場合には図19、図20の強制的回転
装置が適している。このような強制的回転装置を、矢印
26の方向に移動したパレットを方向27に向けるため
に、レール8(図16)に取り付けるのが好ましく、そ
うすればパレットは固定レール9d、9d’の上を移動
する。このために、レールの横げた14(図11参照)
に案内軌道45、46を設け、これがパレットのホイー
ル11を一つの溝の中に導く。両方の案内軌道45、4
6の交点に、ホイール11を収容する溝31付きの回転
板34を配置する。溝31はその両方の側面でホイール
11を確実に保持するので、回転板34がまわればホイ
ールは強制的に回される。
【0055】このために、回転板34には短い軸37が
例えば溶接で取り付けてあり、これを転がり軸受36が
支えている。この転がり軸受36は場合によっては取付
板43の上に置かれている。回転軸37にはアーム39
がピン38で固定してある。このアーム39に、ピスト
ン・シリンダユニット35、41の一部であるピストン
ロッド35の端部40が1個のフォークを介して連結し
いる。ここでシリンダはその中心軸が図19に示した位
置44より旋回位置44’まで移動できるように、図示
していない方法でピストンロッド35に対向した端部で
支持されている。
【0056】この回転駆動により、それぞれのパレット
ホイール11を、方向26(図16)から方向27に向
きを変えられるように、強制的に90°回すことができ
る。このホイールの位置を90°以外の角度で変えたい
場合にこのような回転板34を大きく又は小さく回転す
るように調節できることは言うまでもない。図21に、
1個の昇降用吹抜きL’に2個の駐車用吹抜きB’、
B”を配置したもう一つの実施態様を示す。この場合に
も図3により説明した原理、即ち上昇は駐車用吹抜き
B’、B”の中で、下降は昇降用吹抜きL’の中だけで
行われると言う原理が守られている。長い方の側面でつ
ながった吹抜きの配置のために、ここには図19、20
の強制的回転装置が有利に使用される。但し、入庫を矢
印48の方向に、出庫を矢印49の方向に実施すること
も可能なので、その場合は必要がない。
【0057】種々の移動の進行とその同期化をプログラ
ム装置により、例えばマイクロプロセッサにより制御す
るのが好ましいことは既に述べた通りであるが、自動化
の程度は勿論その土地の状況に左右される。例えば労働
力が安く資金の乏しい所では当然自動装置の代わりに人
力が使用されることになる。しかし多くの場合には、車
の運転手による操作をできるだけ簡単にし、一方で作業
員をできるだけ節減するために、全自動化の方式が求め
られる。図22の場合にはそのプログラムはスタートS
tにより進行する。このスタートは、駐車券交付機56
(図1)の前の敷板を車が通過するか、或いは交付機の
押ボタンSt’を押すことによって開始する。ここでこ
のような交付機による例の駐車券の交付が交付ルーチン
Tioにより行われ、交付機のスリットから運転手が取
れるように駐車券が押し出される。
【0058】続いて決定菱形枠に移る。駐車券がスリッ
トから引き出されなければ、出口nを経由して比較的短
い待ち時間W1のスイッチが入り、再度走査outが行
われる。駐車券が取られた時は、プログラムは菱形枠の
出口yに繋がったもう一つの待ち時間W2に進む。待ち
時間W2には、車の運転手が、遮断機があればこれが開
かれてから待ち位置WP1のパレットの上まで行ける時
間が見込んである。勿論この場合、待ち位置WP1の所
の駐車用吹抜きの入口のすぐ前に1個の光電スイッチ又
は類似の使用報知器(或いはディジタル表示付きの距離
センサ)を設けて、車が待ち位置WP1のパレットの上
に載ったことを通知するように変えてもよい。
【0059】ここまでが駐車券サブルーチンTiSの範
囲で、これに調整装置Adjによる外からの時間調節の
可能性を含ませることもできる。待ち時間W2の経過
後、又は前記の使用報知器からの信号受信後に引込みサ
ブルーチンESが始まる。その内容は主としてコンベヤ
58(図2)の起動で、引込みに2個のコンベヤが使用
される場合はもう一つのコンベヤも動かされる。この引
込みサブルーチンESは移動ルーチンFsの一部で、こ
れはパレットのボックスB1への到着を監視する。この
進行の監視のために例えば図4に示した光電スイッチL
rst’をボックスB1にも取り付けることができ、こ
の光電スイッチは移動した車による光線遮断後に信号t
を発信し、これが決定菱形枠B1?に送られる。この信
号tが送られなければ、出口nを経由して引込みサブル
ーチンの作動状態が続く。信号tを受信すると、すぐに
サブルーチンESは作動をやめ、出口yを経由して走査
サブルーチンSSのスイッチが入り、ボックスB1の上
に空いた場所があるかどうか、空き報知器(各階の光電
スイッチLrst’又は読取装置68)が次々に又は
(好ましくは)同時に走査する。
【0060】空いた駐車場所が見つかると、その場所の
空き報知器が空き信号vを決定菱形枠Sp?に送る。全
ての空き報知器の走査後にボックスB1の上に空いた駐
車場所が見つからなければ、1個の信号が出口nを経由
してプログラム終了(『End』)に送られる。もし上
の階の何処かに空いた場所が見つかった時は、決定菱形
枠Sp?の出口yを経由して上昇サブルーチンHSのス
イッチが入り、該当するリフトユニットを次々に又は同
時に動かして空いた場所の下にあるパレットを持ち上げ
る。その後で終了のスイッチが入る。
【0061】このようにして駐車用吹抜きBの中の車は
順序よく詰められ、その上にあるボックスが空になった
時は何時でも図22に示したプログラムにより車は常に
上方に移動する。次に運転手が戻って車を出庫したい場
合には、その駐車券を駐車券受取機57の所定のスリッ
トに挿入するだけでよい。それにより始動信号Tii
(図23)がスタートし、そこから二つの進行が始ま
る。
【0062】一方では、駐車券に記入された入庫の時間
と引き取りの時間とを比較ルーチンTimeが通常の方
法で比較し、ルーチンPriceが料金を計算し、その
結果を該当する表示器Indに送る。他方では、読取装
置68を介して走査プログラムPNoが駐車券に記入さ
れたパレットを立体駐車場の各階の中で探す。パレット
が見つかると、先ず記憶装置MEMがその見つかった階
を記憶する。
【0063】ここで、運転手がIndに表示された金額
を支払ったかどうかが問題になる。これをルーチンPa
yが監視する。金額の一部を投入すると,通常のように
表示器Indの修正だけが行われる。全額が支払われる
と、信号が記憶プログラムMEMの次に接続した決定菱
形枠paidに送られる。信号payが受信されない間
は、記憶プログラムMEMは出口nを経由して作動を続
ける。即ち記憶された場所は記憶されたままでいる。全
額が支払われると、菱形枠paidの出口yを経由して
中間プログラムQがあればここに進み、確認された階数
を昇降制御装置に送る。続いて昇降プログラムcLが始
まる。このプログラムcLは決定菱形枠BX?と接続し
ていて、ここで昇降キャビン4の現在位置を常時指定位
置と比較している。所要の位置にまだ来なければ、プロ
グラムcLは出口nを経由して作動を続ける。到着すれ
ば、出口yを経由してパレット引取りプログラムdPを
開始する。
【0064】このプログラムdPにより例えば駐車ボッ
クスの中の水平移動装置(コンベヤ58’)を起動し
て、そこのパレットを吹抜きBから吹抜きLに移動す
る。勿論昇降キャビン4にそのような移動装置を設けて
もよいが、これは一般には好ましくない。パレットが正
しく昇降用吹抜きLに移されたことを監視するのは望ま
しく、それには、昇降キャビン4の吹抜きBの反対側の
端部に、光電スイッチLrst’(図4)に相当する使
用報知器を配置するか、又は単に駐車ボックスに設けら
れた光電スイッチ或いは空き報知器の空き信号を利用す
る。但し後者の場合には不確実であることは避けられな
い。何れの場合にも、パレットを完全に昇降キャビン4
の中に移すまでの充分な時間が必要である。
【0065】従って、パレット引取りプログラムdPに
は決定菱形L?が接続していて、信号i(昇降キャビン
4に設けたセンサからの信号、或いは駐車ボックスの空
き報知器の空き信号)が出口yを開くまで、プログラム
dPの作動を続ける。信号iが到着すると、必要ならば
パレットの昇降キャビン4内の移動をロックするための
安全プログラムSecを起動する。例えば前述のように
パレットのブレーキ装置を作動する電磁石に電流を通
す。しかし、図4で説明したように畳めるレール8b:
8b’を用いた好ましい配置の場合には、このプログラ
ムSecを省略できる。
【0066】こうして昇降装置の下降(プログラムDo
wn)のスイッチが入り、その時の昇降キャビン4の現
在位置を決定菱形L?が昇降ボックスL1の指定位置と
比較する。決定菱形枠BX?とL1?には普通公知のよ
うに昇降装置の位置信号が供給される。何れにせよ下降
プログラムDownはボックスL1に到着するまで作動
を続け、次に出口yを経由して引出しプログラムOut
にスイッチを入れる。
【0067】プログラムOutにより、昇降用吹抜きの
出口又は昇降キャビン4に設けた前述の水平移動装置を
起動して、パレットを昇降キャビン4から引き出して発
車位置AP(図2)に送る。このプログラムも、発車位
置APの端部に配置した光電スイッチ、誘導ループなど
のようなセンサで監視することができ、その場合にはプ
ログラムOutの後に、これらのセンサの一つからの信
号を受ける決定菱形枠を接続し、車が完全に発車位置A
Pに入るまでプログラムOutの作動を続けるようにす
る。
【0068】ここで車に乗ってこれを発車させるように
充分な予め設定した時間の待ちプログラムW3を起動す
るのがよい。しかし、予め設定した時間は必ずしも必要
ではなく、むしろ待ちプログラムW3の時間を光電スイ
ッチLrst(図1〜3)により制御し、その信号を決
定菱形枠offに送って、光電スイッチの信号を受け取
るまで待ちプログラムW3の作動を続けるようにするの
が好ましい。一方ではこのプログラムをコンベヤプログ
ラムCSに切り換え、コンベヤ60〜63を1度に又は
順々に起動する。起動するコンベヤの数とその構成は当
然その時の実情に左右される。
【0069】本発明の範囲で数多くの変化が可能であ
る。例えば駐車用吹抜き、昇降用吹抜きのモジュールを
単独又はダブルモジュールとして鉄鋼、コンクリートそ
の他の材料でユニット或いは組立可能の構造要素として
製造することができる。ここで重要な点は、隣接するモ
ジュール用に接続面又は接続設備が存在することであ
る。又リフトユニットの連結に、図14に示したような
スリット65、66は必ずしも必要がなく、目的に応じ
て形成された連結面、例えば鉤などの形状の面を勿論好
ましくは縦方向に設けた縁部の補強ウェブ10、1
0’:10”の間に設ければ、モジュール構造であるか
ら実際にはただ組み立てればよいので、本発明の立体駐
車場は迅速に、又比較的狭い場所にも建設できる。一旦
昇降用吹抜きが簡単に建てられたならば、勿論これに通
常のようにガイド類や好ましくは昇降キャビン4用のカ
ウンタウエイトなどを設けたことになる。種々のシリン
ダユニットの少なくとも一部は空気圧シリンダでもよい
が、油圧式の方が好ましい。尚、レール8は一方では横
げた14、他方では補強リブ15により強固に連結する
必要があることは勿論であり、これはパレットPにも当
然適用される。全ての流体圧シリンダユニットにはホー
ス破損安全装置、圧力制御可能の逆止め弁或いは停止位
置緩衝装置などを設けるのが好ましい。
【0070】パレットPの識別信号発信器(図5)は、
読取装置の光源で読み取れるためには必ずしも受動型で
なくともよい。好ましくはないにしても、能動型の発光
性発信器も同様に使用可能である。図2と図18に2個
の水平移動装置63、63’を到着した車の待ち用コン
ベヤとして記載した。或いは、到着した車を垂直に格納
することも考えられ、例えば車をランプウエイから垂直
に移動する移動装置に導くことにより、ターミナルの場
所が節減できる。
【0071】図5に各階に配置される識別信号発信器6
7とその読取装置68の好ましい実施態様を示した。こ
れを各階の間に配置して、通過の際にコード67を読み
取るようにすることも考えられるが、この場合読み取り
が1回しか行われないので中間記憶装置の設置が必要に
なる。本発明の立体駐車場の自動化が如何に容易である
かは、図22、図23の比較的簡単な直線形のプログラ
ムから明らかである。勿論例えば昇降サブルーチンHS
(図22)には当然シリンダ16をシリンダ7と同期化
して時間的に正しく制御する装置が含まれており、或い
はプログラムdP(図23)に図19、20の強制的回
転装置の操作も接続することもあるなどを考慮すれば、
個々のサブルーチンは必要に応じて更に細かくなる。し
かしこれはプログラミングにとって問題ではない。
【0072】尚、付言する必要があるが、本発明は立体
地上駐車場に限定するものではなく、地下に建設するこ
とも可能である。この場合の循環経路は、矢印a2が上
向きではなく下向きで始まり、移動方向33は下向きで
はなく上向きとなる。本発明の範囲内で数多くの変形が
考えられる。例えば図19、図20に記載した強制的回
転装置を、公知の駐車場でホイール付きのパレットの走
行方向を直線から変える必要が有る場合には何時でも応
用できることは明らかである。その場合それぞれのホイ
ール11を保持ために移動可能のつかみ(例えばロボッ
トのつかみ)を考えた場合に比べて、溝31の形成は特
に簡単で有効である。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように本発明の立体駐車場
の操業方法及びその実施装置は、パレットを循環して輸
送することにより、1個の輸送路を種々の方向に往復す
るために生ずる待ち時間がなくなり、操業を自動化でき
るので、安全度が向上し、操作員や運転手の労力が最低
限に抑えられ、或いは全く不要となり、且つ大都市の中
の狭い立地条件にも全く柔軟に適用できるなどの効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による立体地上駐車場の実施態様の1例
の斜視図。
【図2】パレットの全循環経路を示した他の実施態様の
平面図。
【図3】図1と図2による操業方法のブロック図。
【図4】図1のII-II 矢視断面図。
【図5】図1のIII 矢斜図。
【図6】本発明に使用されるパレットの好ましい実施態
様の1例を示す側面図
【図7】図6の正面図。
【図8】図4のC−C断面図。
【図9】パレットのホイールの好ましい実施態様の1例
の説明図。
【図10】本発明の駐車用吹抜きに有利に利用されるパ
レット用ガイドレールの側面図。
【図11】図10のガイドレールの正面図。
【図12】駐車区画内の好ましいリフト装置の配置図。
【図13】図12の正面図。
【図14】別の実施態様の説明図。
【図15】立体駐車場の屋上に設け得る配置とその下の
リフトニットの好ましい相互配置を示す図。
【図16】図2による吹抜き配置の平面図。
【図17】図2のIX−IX矢斜図。
【図18】駐車用吹抜きの入口に設置する図2に示した
待ち用移動装置の別の実施態様を示す図。
【図19】例えば図2、図16、図17の立体駐車場に
使用可能の、パレットのホイールの方向転換用に特に適
した装置の平面図。
【図20】図19のB−B矢視断面図。
【図21】本発明によるもう一つの可能な吹抜き配置
図。
【図22】本発明の立体駐車場に車が到着した場合の自
動化に適したプログラム装置の操業説明図。
【図23】車が立体駐車場から出る時のプログラム装置
の操作説明図。
【符号の説明】
4 昇降キャビン 7 リフト装置 8 ガイドレール 11 パレットのホイール 13、14 プログラム装置 16 レール駆動装置 31〜43 強制的回転装置 56 駐車券交付装置 58 駐車券受取装置 58 水平移動装置 60〜63 返送装置 67 識別信号 68 読取り装置 B 駐車用吹抜き B1−B7 駐車区画、駐車ボックス C 車 L 昇降用吹抜き Lrst 光電スイッチ P パレット S センサ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ各階に上下に配置した複数の駐
    車区画を備え、その駐車区画にパレット(P)に乗せた
    車(C)を上昇し得るように、又そこから再び出庫する
    ために1基の昇降用吹抜きより降下し得るように形成し
    た立体駐車場を操業する方法に於いて、前記パレット
    (P)が一つの循環経路の中での第1の移動でそれぞれ
    の駐車区画(B1〜B7)まで運ばれ、第2の移動で、
    最後に通過した区間を逆に戻ることなく前記昇降用吹抜
    き(L)より出口まで運ばれ、更に再び駐車区画(B1
    〜B7)まで送られることを特徴とする、前記操業方
    法。
  2. 【請求項2】 前記第1の移動が、前記昇降用吹抜き
    (L)とは別に設けられた、前記駐車区画(B1〜B
    7)を収容する駐車用吹抜き(B)の中で行われること
    を特徴とする、請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 少なくとも1個の入口より進入し得る少
    なくとも1個の駐車用吹抜き(B)と、少なくとも1個
    の出口に導く1個の昇降装置(4、5)とを備えた、請
    求項1又は2の方法を実施するための立体駐車場に於い
    て、前記駐車用吹抜き(B)に、専らパレット(P)を
    1方向にのみ移動するための、前記昇降装置(4、5)
    とは別のリフト装置(7)が設けてあることを特徴とす
    る、前記立体駐車場。
  4. 【請求項4】 パレット(P)を前記駐車用吹抜き
    (B)に、或いは前記駐車用吹抜き(B)から前記昇降
    装置(4、5)に運び、或いはそこから運び出すための
    1個の水平移動装置(58、58’)が各階に設けてあ
    ることを特徴とする、請求項3の立体駐車場。
  5. 【請求項5】 前記各パレット(P)に識別信号(6
    7)が、好ましくはこード記号として、特にバーコード
    として設けてあり、且つこれらの信号に対して少なくと
    も1個の読取り装置を備え、好ましくは各階に少なくと
    も1個の読取り装置(68)を割り当てるか、場合によ
    っては各階に配置してあることを特徴とする、請求項3
    又は4の立体駐車場。
  6. 【請求項6】 前記昇降装置(4、5)の出口と前記駐
    車用吹抜き(B)の入口との間の経路にあるパレット
    (P)用に1個の返送装置(60〜63)を備えている
    ことを特徴とする、請求項3乃至5の何れか1項の立体
    駐車場。
  7. 【請求項7】 前記駐車用吹抜き(B)の入口の前に、
    車を載せた複数のパレット(P)を収容し得る、特に水
    平に移動し得る1個の待ち用移動装置(63、6
    3’)、特に線形移動装置を備えていることを特徴とす
    る、請求項3乃至6の何れか1項の立体駐車場。
  8. 【請求項8】 少なくとも2個の可動装置(58、60
    〜63;4;16;7;7a;7’;7”;41)を連
    続して操作するための、少なくとも1個の検出装置(L
    rst;Lrst’;67、68;S、Se、Se1)
    を介して制御される1個のプログラム装置(図22、2
    3)を備えていることを特徴とする、請求項3乃至7の
    何れか1項の立体駐車場。
  9. 【請求項9】 前記リフト装置が、1個の駐車区画(B
    1〜B7)が空いた時にその下に配置したパレット
    (P)がそれぞれその空きを詰めることができるよう
    に、それぞれ各階に設けた、場合によっては個別に操作
    し得るリフトユニット(7)を有し、且つ前記リフトユ
    ニット(7)が好ましくはピストン・シリンダユニット
    (7)で形成されており、及び/又はパレット(P)の
    搬入、搬出のための、特に旋回により静止位置から使用
    位置にもたらすことができるガイドレール(8)を、該
    ガイドレール(8)に付属する操作駆動装置(16)と
    共に各駐車区画(B1〜B7)に設けてあることを特徴
    とする、請求項3乃至8の何れか1項の立体駐車場。
  10. 【請求項10】 少なくとも一つの階(B1〜B7)に
    1個の強制的回転装置(31〜43)を設け、好ましく
    はホイール(11)を備えたパレット(P)用のレール
    (8)に組み込んであり、この装置がパレット(P)の
    少なくとも1個のホイール(11)を特に嵌合的に保持
    するつかみ装置(31)を有し、これに回転駆動装置
    (35〜41)が連結しており、その際前記強制的回転
    装置(31〜43)が好ましくは少なくとも次の特徴の
    1個を備えていることを特徴とする、請求項3乃至9の
    何れか1項の立体駐車場、 a)前記つかみ装置(31)が、その都度のホイール
    (11)の少なくともその一部を受入れ或いは把握する
    溝(31)を有する、 b)前記つかみ装置(31)が前記回転駆動装置(35
    〜41)により駆動可能の回転ディスク(34)を有す
    る、 c)前記回転駆動装置(35〜41)が1個の回転軸
    (37)と連結した1個の旋回アーム(39)を含む、 d)前記回転駆動装置(35〜41)が流体圧式、特に
    油圧式ピストン・シリンダユニット(35、41)を含
    む(図19、図20)。
JP4048766A 1991-03-06 1992-03-05 立体駐車場の操業方法と本方法を実施するための装置 Pending JPH0579212A (ja)

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CH00685/91-6 1991-03-06
CH685/91A CH684017A5 (de) 1991-03-06 1991-03-06 Verfahren zum Betreiben einer Stockwerkgarage und Vorrichtung zur Durchführung des Verfahrens.

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Publication Number Publication Date
JPH0579212A true JPH0579212A (ja) 1993-03-30

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4048766A Pending JPH0579212A (ja) 1991-03-06 1992-03-05 立体駐車場の操業方法と本方法を実施するための装置

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EP (1) EP0502453B1 (ja)
JP (1) JPH0579212A (ja)
AT (1) ATE154663T1 (ja)
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ATE154663T1 (de) 1997-07-15
CH684017A5 (de) 1994-06-30

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