JPH0578735U - 機能性床材 - Google Patents

機能性床材

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JPH0578735U
JPH0578735U JP1762992U JP1762992U JPH0578735U JP H0578735 U JPH0578735 U JP H0578735U JP 1762992 U JP1762992 U JP 1762992U JP 1762992 U JP1762992 U JP 1762992U JP H0578735 U JPH0578735 U JP H0578735U
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JP
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light
floor
hydraulic inorganic
cured
extrusion
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Application number
JP1762992U
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English (en)
Inventor
隆志 二宮
政一郎 仲本
博美 迫田
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 夜間において照明がない場合でも、床面が見
やすくなされ、つまずきや転倒等の危険をなくした機能
性床材を提供することにある。 【構成】 水硬性無機質硬化体からなる床材であって、
該床材には、発光体5がその先端を床表面より突出する
ように設けられている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、表面に発光体が設けられた、建物の外廊下やベランダ等に使用され る機能性床材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、外廊下やベランダの建設には、例えば、建物外に延設した鉄骨製梁の上 に、デッキプレートを敷設し、その上に軽量コンクリート層及び防水層を設け、 更にその上に保護モルタル層を設ける工法が採用されている。
【0003】 ここでいう外廊下とは、例えば、アパート等の建物において、建物の外部から 各戸の玄関口に通ずる廊下のことである。 しかしながら、このような工法では、多くの工事が伴うので、工程管理が煩雑 なものとなる上に、現場作業の部分が多くなるので、品質がばらついたり、コン クリート打設後硬化に一定の期間を必要とするので、工期が長くなるという欠点 がある。
【0004】 近年、これらの欠点を改良するために、建物外の床材の建設にプレハブ工法が 広く用いられるようになってきた。即ち、建物外に延設した梁の上に、予め押出 成形等の方法により工場生産されたプレハブ床材を、建設現場で施工する工法で ある。
【0005】 上記プレハブ床材は、強度、量産性の点から、石綿セメント組成物の押出成形 体が広く用いられており、プレハブ床材の端部には、互いに嵌合するように、あ いじゃくり加工が施されているので、現場で容易に施工することができるという 利点がある。
【0006】 また、これらのプレハブ床材は、軽量化のために中空成形体が一般的であり、 強度向上のため鉄筋や金網の連続補強筋により補強することにより、軽量で高強 度のものが得られる。
【0007】 さらに、上記プレハブ床材に、高機能性を付与するために、種々の提案がなさ れている。 例えば、実公昭57−2603号公報には、床材の長手方向に沿った一縁に防 水用の立ち上がり部と、排水用の溝部を設けたプレハブ床材が開示されている。
【0008】 また、実開平1−92406号公報には、意匠性を高めるために、凹溝を表面 に設け、該凹溝に化粧板を貼付けたプレハブ床材が開示されている。 しかしながら、上記床材上を、歩行者が夜間でしかも照明がない時に歩行する 場合、床面が見にくいために、床材の溝部、凹溝や床材同士の接合部の段差に足 を取られて、つまずいたり、転倒の危険があるばかりでなく、上記床材を、階段 、階段近傍、もしくは濡れ縁等の段差部分に使用した場合にも、歩行者が転倒す る等の危険が予想される。
【0009】 特に、歩行者が弱視者の場合は、床面が一層見にくくなるため、転倒等の危険 性が増大することが考えられる。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記欠点に鑑みてなされたものであり、その目的は、夜間において 照明がない場合でも、床面が見やすくなされ、つまずきや転倒等の危険をなくし た機能性床材を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本考案の機能性床材は、水硬性無機質硬化体からなる床材であって、該床材に は、発光体がその先端を床表面より突出するように設けられていることを特徴と し、そのことにより、上記目的が達成される。
【0012】 以下に本考案を詳細に説明する。 本考案における水硬性無機質硬化体は、水硬性無機材料を硬化させて得られた ものである。
【0013】 本考案に用いられる水硬性無機材料は、水と混練した状態で硬化性を示す材料 であれば、特に限定されるものではなく、例えば、普通ポルトランドセント、特 殊ポルトランドセント、アルミナセメント等の単味セメント;耐酸セメント、耐 火セメント、水ガラスセメント等の特殊セメント;石膏;石灰等が挙げられるが 、特に、強度、耐水性の点から、普通ポルトランドセントが好適である。
【0014】 本考案では、上記水硬性無機材料に、必要に応じて、水溶性高分子物質、繊維 材料、骨材等を添加するのが好ましい。 上記水溶性高分子物質は、押出成形工程で、水硬性無機材料に流動性を付与し て、賦形性を向上させる効果があり、例えば、メチルセルロース、ヒドロキシメ チルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセル ロース等のセルロースエーテル;ポリビニルアルコール;ポリアクリル酸等が挙 げられる。
【0015】 水溶性高分子物質の添加量は、少なくなると水硬性無機材料の粘度が低くなっ て押出成形性が低下し、多くなると水硬性無機材料の粘度が上昇して押出成形性 が低下するので、例えば、セメント100重量部に対して、0.1〜10重量部 添加するのが好ましく、より好ましくは0.1〜10重量部である。
【0016】 上記繊維材料は、水硬性無機質硬化体の曲げ強度や耐衝撃強度を向上させる効 果があり、例えば、ビニロン、ポリプロピレン、ポリエチレン、アラミド等の有 機繊維の他、パルプ、炭素繊維、金属繊維等が挙げられる。
【0017】 繊維材料の直径は、小さくなると硬化体の曲げ強度及び耐衝撃強度を向上させ る効果がなく、大きくなると水硬性無機材料の押出成形性が低下するので、1〜 100μmが好ましい。
【0018】 また、繊維材料の長さは、短くなると硬化体の曲げ強度や耐衝撃強度を向上さ せる効果がなく、長くなると水硬性無機材料の押出成形性が低下するので、3〜 20mmが好ましい。
【0019】 繊維材料の添加量は、少なくなると硬化体の曲げ強度や耐衝撃強度を向上させ る効果がなく、多くなると水硬性無機材料中での分散性が悪くなって、硬化体の 強度が低下するので、例えば、セメント100重量部に対して、0.2〜10重 量部が好ましい。
【0020】 上記骨材は、成形性を向上させるために添加され、形状として球状のものが好 ましく、例えば、フライアッシュ(火力発電所の微粉炭燃焼灰)、マイクロシリ カ、シリカヒューム、ケイ酸カルシウム(いずれもシリコンメタル、フェロシリ コンなどの製造時に副生する)等が挙げられる。
【0021】 骨材の平均粒径は、小さくなると水硬性無機材料の流動性が低下し、多くなる と硬化体の表面の平滑性が失われるので、0.1〜500μmが好ましい。 また、骨材の添加量は、少なくなると成形性を向上させる効果がなく、多くな ると硬化体の曲げ強度や耐衝撃強度が低下するので、例えば、セメント100重 量部に対して、10〜100重量部が好ましい。
【0022】 上記水硬性無機材料に、例えば、水、水溶性高分子物質、繊維材料、骨材等を 添加した組成物を、混練装置等で混練することにより、成形材料を調製する。 この成形材料を、真空式押出装置等により押出成形して、所定の断面形状を有 する成形体とした後、蒸気養生等で硬化させて水硬性無機質硬化体を得る。
【0023】 本考案の機能性床材の上面には、発光体が設けられる。 上記発光体としては、例えば、電球;LED;光ファイバー;亜鉛又はアルカ リ土類金属の硫化物等からなる発光塗料等が挙げられ、これらの発光体は、必要 に応じて、直接床面へ露出させることなく、例えば、透光性のケーシング又はカ バー等によって保護されていてもよい。
【0024】 上記発光体は、例えば、通電によって発光させることにより、夜間に床材上を 歩行する際の目印となり、歩行者が安全に歩行することができる。 これらの発光体は、その先端が機能性床材の表面より突出するように設けられ 、発光体の突出部の高さは、用途等に応じて適宜決定される。
【0025】 特に、歩行者が弱視者の場合は、発光体を床材の表面から、2〜50mm程度 突出させて、例えば、点字ブロック状となるように配設することにより、歩行者 がより安全に歩行することができるようになる。
【0026】
【作用】
本考案によれば、水硬性無機硬化体からなる床材の表面に、発光体がその先端 を突出するように設けられているので、発光体を発光させることにより、夜間に 安全に歩行することができる。
【0027】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照しながら説明する。 〔成形材料の調製〕 普通ポルトランドセメント100重量部、フライアッシュ(プレーン値:3, 000)50重量部、ワラストナイト(粒径:250μm以下、アスペクト比: 35)50重量部、ポリプロピレン繊維(平均直径12μm、長さ10mm)6 重量部、パルプ(25メッシュ残留:5重量%以上、150メッシュ通過:10 重量%以下)2重量部、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(粘度:33,0 00CPS)2重量部、及び水45重量部を、混練装置により混合して成形材料 を調製した。 〔成形材料の押出成形〕 上記成形材料を、図1に示すように、真空押出装置20の先端に取付けられた 金型21から、所定の断面形状を有する押出成形体1を押出成形した後、受け皿 2に載置してローラコンベヤー23上を搬送しながら、蒸気養生室に搬入して養 生させ、図2に示すような、互いに嵌合できるように凹凸の断面を有する上部硬 化体11及び下部硬化体12を得た。
【0028】 尚、上部硬化体11については、裏側が上向きとなるように押出成形し、押出 成形体1を蒸気養生する前工程で、図1に示すような穿孔装置3を使用して、回 転するローラ部31の周囲に設けた突起部32により、押出成形体1に発光体を 挿着するための貫通孔6を穿孔する。
【0029】 押出成形の速度と、受け皿2の搬送速度が同調するように、金型21に速度検 出装置22が取付けられていてもよい。 貫通孔6の位置、数や大きさは、用途等に応じて、適宜決定される。 〔押出成形体への発光体挿着〕 次いで、押出成形体1の貫通孔6に、図1に示す取付装置4により発光体5を 挿着する。
【0030】 上記取付装置4には、回転するローラ部41を有し、該ローラー部41の周囲 には一定間隔となるように、コイル状のスプリング42を介して発光体5が取付 けられており、前の工程で、押出成形体1に穿孔した貫通孔6に、スプリング4 2の圧力により発光体5を押出して挿着する。
【0031】 発光体5は、押出成形体1に長手方向に形成された3本の凸部11aに、一 定間隔となるように装着する。 発光体5は、図2に詳細を示すように、電球5bが挿着される金属製のケーシ ング5aと、ケーシング5aの上部に取着された透明なアクリル樹脂製のレンズ 部5cから構成されており、レンズ部5cの先端が、上部硬化体11に穿設され た貫通孔6から突出するように挿着される。 〔機能性床材の作製〕 各発光体5に設けられた端子5dは、電源に通じる配線(図示しない)に、そ れぞれ接続される。
【0032】 次いで、上部硬化体11を、図3に示すように、下部硬化体12の上に組合わ せて固定する。 その固定は、上部硬化体11の両端部に設けられた段部11a及び11cと、 下部硬化体12の両端部に設けられた立上がり部12a及び12cとが接触する ように載置し、その接触部を、エポキシ系の接着剤により接着し、さらに、下部 硬化体12に設けられ凸部12bを、上部硬化体11に設けられた凹部11bに 嵌合させ、その嵌合部をエポキシ系の接着剤により接着する方法により行われる 。かくすることにより、本考案の機能性床材1が得られる。
【0033】 上記実施例では、上部硬化体と下部硬化体の組合わせた2層構造による機能性 床材について述べたが、本考案はこのような2層構造に限定されず、単板構造の ものであってもよい。
【0034】 また、上記実施例では、硬化させる前の押出成形体に貫通孔を穿設しているが 、必ずしも、この方法に限定されるものではなく、押出成形体を硬化させた硬化 体に貫通孔を穿設して、発光体を挿着してもよい。
【0035】
【考案の効果】
本考案の機能性床材は、以上説明したように、表面に発光体が設けられている ので、発光体を点灯させることにより、夜間でも安全に歩行することができ、歩 行者が転倒することがない。
【0036】 また、発光体の上端が、機能性床材の表面から突出するように挿着して、発光 体を点字ブロック状に配置することにより、弱視者が安心して歩行することがで きる。
【0037】 また、中空構造の押出成形体を構成材料とすることにより、軽量な機能性床材 が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案において、押出成形体の製造方法と穿孔
方法の一実施例を示す概要図である。
【図2】本考案において使用される発光体の一例を示す
概要図である。
【図3】本考案の機能性床材の一実施例を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 押出成形体 2 受け皿 3 穿孔装置 4 取付装置 5 発光体 6 貫通孔 11 上部硬化体 12 下部硬化体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】水硬性無機質硬化体からなる床材であっ
    て、該床材には、発光体がその先端を床表面より突出す
    るように設けられていることを特徴とする機能性床材。
JP1762992U 1992-03-30 1992-03-30 機能性床材 Pending JPH0578735U (ja)

Priority Applications (1)

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JP1762992U JPH0578735U (ja) 1992-03-30 1992-03-30 機能性床材

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JP1762992U JPH0578735U (ja) 1992-03-30 1992-03-30 機能性床材

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JPH0578735U true JPH0578735U (ja) 1993-10-26

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JP (1) JPH0578735U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011149168A1 (ko) * 2010-05-26 2011-12-01 인영피오에프스톤(유) 광섬유가 설치된 장식용 블록
CN113530146A (zh) * 2021-07-16 2021-10-22 上海市建筑装饰工程集团有限公司 一种发光地板及其施工方法

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